「好き・得意」を共有できるフリーランス集団の社内交流イベント「HELP YOU マルシェ 2023」レポート|前編

「好き」や「得意」を通して、メンバー同士の交流を活性化させるオンラインイベント「HELP YOU マルシェ」。現在500人以上のフリーランスが所属するHELP YOUには、複業でマルチに活躍するメンバーも多く、マルシェはそれぞれの活動を共有する場として始まりました。今年で3年目を迎え、今回は実に幅広いジャンルの16店が参加。多彩なメンバーの魅力があふれるマルシェの様子を、前編と後編に分けて余すことなくレポートします!

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ライター

中村紘美
2009年結婚を機にイタリアへ移住。イタリア人の夫と3人の子ども、そして2匹のウサギと暮らす40代。およそ5年の専業主婦期間を経て、2022年末にHELP YOUにジョインし在宅ワークデビューを果たす。主にデータ入力やリサーチを担当しながら、WEBライターとしても活動中。→執筆記事一覧

オンラインイベント「HELP YOU マルシェ」とは?


HELP YOU マルシェは、「誰かの『得意!』に出会える場」として始まった社内オンラインイベントです。多種多様なメンバーの「好き」や「得意」をシェアしながら、業務以外でもメンバー同士の交流を深める目的で開催されています。3年目を迎えた今年は、5月24日から6月16日までおよそ3週間にかけて開催されました。

2021年に第1回目が開催された当初は、テキストコミュニケーションが中心のオンラインイベントが果たして盛り上がるのか? という懸念から、3日間だけの開催予定でした。ところが、出店者や購入者のコメントがChatwork上で投稿され盛り上がる様子を目の当たりにし、翌月に7日間の追加オープンを決定。最終的に大盛況のうちに幕を閉じ、2022年、2023年へと続く人気イベントとなりました。

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多彩なメンバーによるバラエティ豊かな16店舗

3回目となる2023年度は、前回、前々回を大きく上回り、全部で16店舗が並びました。オンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」には、他に本業を持つメンバー複数の仕事を持つパラレルワーカー、そして多彩なスキルや趣味を持つさまざまなメンバーが在籍しています。一体どんな「好き」や「得意」に出会えるのか。バラエティ豊かな16店舗のうち、本記事では物販系の8店舗をご紹介します。

(※1)オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。

とっておきの美味しいものをお届け!-食品系店舗-

丁寧に育てられたお米から、カラフルなアメリカのお菓子まで! さまざまな食品系のお店を見ていきましょう。

農家が自分で食べるために作ったお米「たけなお商店」

たけなお商店のロゴhttps://www.takenao.shop/

一人でも多くの人に美味しいお米を届けたい」そんな想いのもと、田んぼ作りから田植え、そして収穫まで丁寧に育てられた「美味しいお米」は、HELP YOUメンバーにも大人気。出店者はディレクター(※2)として活躍する小田 寛之。初回から出店を続ける「たけなお商店」は、リピーターも多く、もはやマルシェ定番のお店です。

(※2) ディレクター:担当案件の最終責任者として、体制構築、顧客とのコミュニケーション(交渉、提案)、進捗管理、品質管理、納品を行い、担当案件の顧客満足度最大化をミッションとする。

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北海道のオススメ品詰め合わせ「撮ったり、書いたり。」

「撮ったり、書いたり。」のロゴと詰め合わせセット
函館在住のベテランディレクター伊藤 尚が出品したのは、ずばり「北海道のオススメ品詰め合わせ」。ライターやフォトグラファーとしてマルチに活躍する伊藤自身がスーパーへ買い物に出向き、北海道民が普段使いしている美味しいものを厳選。そんな想像しただけでもお腹が空くような「美味しい商品」は、マルシェ開催から数日で予定出品数が売り切れとなるほどの人気でした。

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「ヒトモノコト」をテーマにしたコーヒー「mimic」

「mimic」のロゴとコーヒー豆https://minne.com/@minim-chiyo/

2年連続の出店となる「mimic」は、出店者が自ら焙煎したコーヒーを出品。コーヒーをただの飲み物ではなく「ひとつの作品」としてとらえ、さまざまな物語をイメージしながらオリジナルのコーヒーを生み出します。昨年からのリピート購入者も多く、今後も人気のお店となりそうです。

身体に優しい米粉のお菓子「まるこ」

米粉のお菓子「まるこ」のロゴと商品https://saorinodaidokoro.stores.jp/

厳選された国内産米粉を使用したスノーボールクッキー「まるこ」は、優しい甘みとサクサクほろほろの食感が魅力です。フルリモートで働くHELP YOUメンバーの、仕事中のホッとひと息にもピッタリ。小麦粉、卵、乳製品、白砂糖、添加物をほとんど使わずに作られているため、身体に優しいのも嬉しいポイントです。

映画で見たあのお菓子をアメリカからお届け「Sweets America」

アメリカのお菓子を直送

テレビや映画で見て気になっていたアメリカのお菓子を食べてみたい! そんな願いを叶えてくれたのは、アメリカ在住のディレクターが出店した「Sweets America」。購入者のリクエストに合わせ、日本では売っていないお菓子をアメリカから直送。カラフルなパッケージを手にした時の、購入者の笑顔が目に浮かびます。

アクセサリーに子ども服、ペット用品も -ファッション・雑貨系店舗-

手作りアクセサリーや上質なベビー服、そして保護活動につながるペットアイテムまで。ファッション・雑貨系のお店の紹介です。

ハンドメイドアクセサリー「Chou Chou Ailes」

ハンドメイドアクセサリー「Chou Chou Ailes」https://www.creema.jp/c/chouchouailes

「可愛い」をテーマにした、キラキラと透明感にあふれるハンドメイドアクセサリーChou Chou Ailes」は、出店者である川下 尚美のオリジナル作品。身につける人を選ばないシンプルで上品なデザインは、HELP YOUメンバー自身はもちろん、母親や愛娘へのプレゼントとしても喜ばれました。

上質な子ども服とインドネシア雑貨「Cuarto de ivy」

インドネシア雑貨「Cuarto de ivy」のロゴと商品https://cuartodeivy.thebase.in/

やわらかく品質の良い子ども服や、温かみのある木のおもちゃを取り揃える「Cuarto de ivy」は、インドネシア在住のメンバーが運営。可愛さだけでなく着心地にもこだわった、淡く優しい色使いが印象的な子ども服は、贈り物としても、また、自宅用としてもオススメです。

犬猫の保護活動支援につながる雑貨店「森としっぽ。」

「森としっぽ。」のロゴと雑貨商品https://moritoshippo.shopselect.net/

犬猫との暮らしをより楽しく彩るアイテムを提案する「森としっぽ。」は、出店者である松本 温子のペット愛にあふれたお店。犬猫の殺処分ゼロを目指し、収益の一部を動物保護活動の支援へと充てています。動物好きのメンバーも多く在籍するHELP YOUでは、すっかりお馴染みのお店となりました。

世界中から500人が集まるHELP YOU マルシェ

HELP YOUには、現在世界中から500人以上のメンバーが所属しています。その中には、販売業を営むパラレルワーカーも多く、マルシェはその活動を広く知ってもらう絶好のチャンスです。

実際に出店者からは、「マルシェ開催期間中は、販売サイトのアクセス数や売上がアップした」という声が上がっています。3年連続で出店している「たけなお商店」のオーナー小田 寛之は、「毎回マルシェを楽しみにしています!」「次回も絶対出てくださいね!」などの購入者から届くメッセージが励みになると言います。
また、動物保護活動を支援する「森としっぽ。」を出店した松本 温子は、マルシェをきっかけに活動を知ってもらえること・応援してもらえることが、とても嬉しいと話してくれました。

このようにHELP YOU マルシェは、出店者と購入者の距離が近いのが特徴です。そしてメンバー同士でお互いの活動を応援し合い、フリーランスの集まりでありながら、温かみのある人とのつながりを大切にするのがHELP YOUの文化です。

マルシェを支える運営チームにも注目

HELP YOU マルシェ MAP 2023 Ver.

HELP YOU マルシェを盛り上げてくれるのは、出店者や購入者だけではありません。マルシェに彩りを添える手描きのマップは、デザイナーとして活躍する三輪 志信の作品。初回からマップイラストを手掛け、2023年バージョンは、遊び心たっぷりの「スゴロク風」に仕上げてくれました

(左)HELP YOU マルシェ MAP 2022 Ver.
(右)HELP YOU マルシェ MAP 2021 Ver.

また、店舗情報を魅力的に紹介してくれる資料の作成者も、マルシェには欠かせない存在です。HELP YOUには、バックオフィス全般の業務を得意とするメンバーも多く、資料作成のスキルを社内イベントでも発揮できます。

このように、HELP YOU マルシェは出店者と購入者だけで成り立つものではなく、企画・運営担当はもちろん、デザインや資料作成など、それぞれの得意なことを活かしながら作り上げています。多種多様なスキルや経歴を持つメンバーが集まるHELP YOUだからこそ、こうして100%オリジナルの社内イベントを成功させることができるのでしょう。

まとめ

世界中からさまざまなスキルや趣味、経歴を持つメンバーが集まるHELP YOU。
「そんな多彩なメンバーの『好きなこと・得意なこと』を共有してみたらどうだろう?」そんな想いから始まったHELP YOU マルシェは、回を重ねるごとに更なる盛り上がりを見せています。
普段とは違うメンバーの一面を知ることができ、それをきっかけに新たな交流が生まれるきっかけにもなっています。

本記事では物販系のお店をご紹介しましたが、海外からでも参加できる「コンテンツ系」のお店も充実していたHELP YOU マルシェ 2023。後編では、個性豊かなメンバーの「得意」に出会える8店舗をご紹介します。

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