飲み会って必要? テレワーク社会におけるオンライン忘年会のメリットとは
日本国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されてから約2年半。徐々に日常を取り戻しつつあるものの、まだまだ大人数での飲み会はしづらい状況です。
もともと、飲み会が苦手な人にとっては、大した問題ではないかもしれません。しかし、「孤独」が問題化しているテレワーク社会において、飲み会の重要性に注目が集まっています。
コロナ禍以前よりフルリモートでの組織運営を実践している株式会社ニットでは、メンバーの孤立を避け、人と人とのつながりを生むために、オンラインでの飲み会を開催しています。
忘年会シーズンが近づくいま、改めてその価値について考えてみましょう。
目次
ライター
テレワークの普及で増す孤独感
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、テレワークを導入する企業が増えています。通勤がなくなることでストレスが減ったり、時間を有効活用できたりと、メリットも多くある反面、働く人の孤独感が増しているというデータもあるようです。
2020年6月に株式会社パーソル総合研究所が公開した「テレワークにおける不安感・孤独感に関する定量調査(※1)」によると、調査に参加したテレワーカーのうち28.8パーセントは「私は、孤立しているように思う」と回答。さらに、孤独感はテレワークの頻度と相関関係があり、頻度が高いほど孤独感が増すことがわかっています。
また、チームの連携において「相手の気持ちが察しにくい」「仕事をさぼっていると思われないか」などの不安を抱くテレワーカーも多いようです。一方で、出社をしているメンバーが、テレワークをしているメンバーに対して疑念や不満を抱くケースもあり、「さぼっていると思うことがある」「相談しにくい」などの声があがりました。
こうした孤独感や疑念、不満が生じる背景には、コミュニケーションの不足や信頼感の欠如が挙げられます。これらを補う手段の一つとして飲み会は有効なのではないでしょうか。
いまオンライン忘年会をやるメリット
オフィス勤務が当たり前の時代においては、飲み会はプラスアルファの存在でした。親睦を深めたり、職場では言いづらい話をしたり、あくまでもオフィスで築いた関係ありきで交流する場だったのではないでしょうか。
一方で、今日のテレワーク社会における飲み会は、孤独感や疑念、不満などのマイナスを埋める役割を大きく担っているといえます。
オフィス勤務と比較して、テレワークの場合は「雑談」が減る傾向にあります。オフィスなら近くの席にいる人に話しかけたり、誰かと一緒にコーヒー休憩をとったりできますが、テレワークだと、なかなかそうはいきません。だからこそ、意識的にコミュニケーションの場をつくる必要があります。
そこで、おすすめしたいのがオンライン飲み会です。何かきっかけがないと「開催しよう」と言い出しづらいかもしれませんが、幸いなことに、もうすぐ忘年会シーズン。年末に向けて、オンライン忘年会の開催を検討しても良い時期ではないでしょうか。
苦手な人もオンラインだから参加しやすい
オンライン忘年会を開催するにあたって、参加者が集まるか不安に思うこともあるでしょう。確かに、大勢での飲み会を苦手とする人が一定数いるのは事実です。
しかし、オンラインでの開催により、苦手な人も参加しやすい場合があるのではないでしょうか。
大勢での飲み会が苦手な理由として、以下が考えられます。
- 帰りづらい
- お酒が苦手
- 気を遣う
- お財布に余裕がない
帰りづらい
周囲が盛り上がっているなか、会話を中断させてまで「帰ります」と言い出すのは気まずいと感じる人もいるでしょう。オンラインなら、先に抜ける旨のメッセージを送って(※2)そっと退席できるので「帰る」ハードルはぐっと下がるはずです。
お酒が苦手
そもそも、お酒が飲めないから参加したくない人もいます。お酒を飲まなくても場の雰囲気を楽しむことはできますが、飲む人が多数派だと気後れする場合もあるでしょう。各自で食べ物や飲み物を用意できるオンライン飲み会なら、周りを気にせず自由に楽しめます。
会食と異なり、自分の好きなおつまみを選べるのも嬉しいポイントですね。
気を遣う
飲み会自体は嫌いではないけれど、職場の飲み会だと気を遣ってしまい疲れる。そんな理由で飲み会を避けている人もいるでしょう。気を遣うのはオンラインでも変わらないかもしれませんが、少なくとも、お酒を注いだり、食事をとり分けたりといった気遣いは不要です。他人のグラスの残量を気にせず、純粋に飲食を楽しむことができます。
お財布に余裕がない
一回の飲み会でも、お財布状況によっては意外と痛い出費です。オンライン飲み会では、自炊でおつまみを用意する選択肢もあるので、それぞれの懐事情に合わせて参加できます。
オンライン忘年会なら安心して楽しめる
せっかく忘年会をするのなら、リアルで集まった方が盛り上がるのでは? と思う方もいるかもしれません。確かに、世の中の情勢を見ながら、しっかり感染対策をしつつリアルな飲み会を開くのも一つの選択肢です。
一方で、感染対策をしたとしても、大勢での飲み会は避けたいと考える人も一定数います。2021年11月に株式会社クロス・マーケティングが実施したアンケートで「忘年会に対する気持ち」を尋ねたところ、参加に積極的な人は17.1パーセントであったのに対し、「行きたいけれど、今年はまだ参加しないでおくと思う」「人数や場所によるので、どちらともいえない」と回答した人は34.7パーセントでした(※3)。
2022年現在、当時と状況が変わっているとはいえ、やはり避けられるリスクは避けたいと考える人は少なくありません。
オンライン忘年会であれば、感染リスクに対する不安を捨て、存分に楽しむことができます。
オンラインでも楽しめる忘年会のコンテンツ
2015年の創業以来、メンバー全員がフルリモートを実践するニットでは、オンラインイベントを積極開催しており、オンライン忘年会を実施するのは今年で4回目。これまでに、さまざまなコンテンツを考案してきました。
メンバーから人気のあったコンテンツを一部ご紹介します。
絵しりとり
Web会議システム「Zoom」の「ホワイトボード機能」を活用したゲームです。
少人数のチームに分かれ、Zoom上のホワイトボードに一人ずつ順番に絵を描いていきます。順番が回ってきた人は、前の人が描いた絵が何を指しているのか推察したうえで、しりとりの要領で絵をつなげていくのがルールです。
より短いタイムで絵しりとりを一巡させられたチームが勝利します。メンバーの絵心と推察力によってタイムが左右されるこのゲームは、チームの団結力を高めること間違いありません。
利き酒
ニットには、仕事とは関係のない趣味のコミュニティが多数あります。その一つが「呑兵衛の集い」です。メンバーのご家族に酒蔵を経営されている方がおり、その方のご協力のもと利き酒イベントを実施しました。違う場所にいても、同じお酒を飲んで感想を言い合うことで、互いの距離がぐっと縮まるのが利き酒イベントの魅力です。
マジックショー
2021年の夏、プロのマジシャンを招待し、メンバーのお子さん向けにマジックショーを行いました。プロのテクニックを見て楽しむだけではなく、観客も簡単なマジックを教わりながら実践してみる参加型のマジックショーは、親御さんにもお子さんにも大人気。オンライン忘年会に取り入れたら、きっと盛り上がることでしょう。
まとめ
ニットが運営するオンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」では、企業がオンラインイベントを開催する際の企画・運営サポートを行っています。イベント当日のスムーズな進行を助けるプロの司会者もいるので、ぜひ一度ご相談ください。
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