夫婦ともに子育てを最優先!父親って何してるの?
私は約2年前から妻とともに子育て最優先のライフスタイルを選択してきました。その生活を通じて、本当に子どものためにやるべきことは何かを学び、父親として果たすべき役割を考え続けています。とはいえ、以前の私もそうだったのですが、仕事が父親の役割だと考えている方からすると、そもそも「子育て最優先の父親って何してるの?」と素朴な疑問を感じませんか。本記事では、そんな疑問に対する私なりの答えとともに、私のライフスタイルの概要を紹介いたします。
目次
ライター
「子どものため」を徹底したライフスタイル
私たち夫婦が選択している「子育て最優先のライフスタイル」って、具体的にイメージできますか? 【専業主夫×専業主婦】の夫婦というと、少し想像がつくかもしれませんが、私の感覚でお答えすると、これは正確な表現ではありません。あえて言葉にするなら、【子育て研究家】の夫婦という感じです。
父親にできない子育ては授乳のみ
このライフスタイルにおいて、父親の私が実際に何をしているのか? 一言で言えば、子どものためになることは何でもやっています。例えば、子どもの活動中は常に子どもの様子が確認できる状態で見守りつつ、同時並行で家事全般やお出掛けの準備・片付けをこなしています。さすがに授乳だけは母親に一任ですが、授乳以外の子育ては全て私もやります。もちろん、いつも私が全部やるという意味ではなく、その時の状況やそれぞれの得意不得意などを踏まえて、夫婦のチームプレーとして最適な形で分担しています。その結果として、私も授乳以外は何でもできるようになりました。
単に夫婦で家事・育児を分担するだけであれば、普通のことかもしれませんね。私があえて【子育て研究家】と表現したのには、ちゃんと理由があります。それは何かというと、「子どものため」という目的意識をものすごく徹底しているということです。
1日のスケジュール例
具体的な1日のスケジュール例を円グラフにすると、次のようになります。
以下で少し詳しく補足説明しますね。
- キッズ(10時~16時):私が家族全員で参加しているフリースクール活動のこと。最も子育てに集中している時間帯であり、私のライフスタイルの肝の1つなのですが、詳細は長くなるので後述します。
- 仕事・家事(22時~2時):主にオンラインアウトソーシング※「HELP YOU」の仕事。日によって繁閑の違いはありますが、基本的に子どもが寝ている間に仕事をするスタイルを大切にしています。家事については、手を動かすのはスキマ時間でできる程度のもの(洗濯や発酵食品作りなど)がこの時間帯のメイン。それ以外の家事(掃除や食器洗いなど)は日中に子どもと一緒にやっています。
- 仮眠(20時~22時):子どもたちの寝かしつけで一緒に寝落ちしてしまうから(笑)という理由もありますが、体力面のやりくりを試行錯誤してみた結果、仮眠するスタイルが今は最適だと感じています。
- その他:大人のペースで進めるともっと早くできることだらけですが、できるだけ子どもが自力でやりきるのを待つようにしており、スケジュールに余裕を持つことも大切にしているポイントの1つです。
※オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス
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生活習慣の見直し例
徹底的な「子どものため」という目的意識をイメージしやすいように、私が実際に着手した生活習慣の見直し例について紹介いたします。
まず食生活においては、子どもの成長を妨げるリスクがあるものをできる限り排除しました。例えば、米や野菜を信頼できる農家の方から直接購入したり、お店で買う食品の表示をよく確認したり、自分でもできる工程は手作りに変えたりし始めました。その結果として、外食をしなくなり、市販のお菓子や惣菜も買わなくなり、こだわりレシピによる自炊生活が当たり前になりました。
食以外の活動においては、子どもの自立と親自身の自立を促すように意識することからスタート。例えば、子どもの要求に対して言いなりになることをやめ、転ばぬ先の杖をつくことをやめ、子どもを過剰に褒めることをやめるなど、細部にわたって丁寧に変えていきました。それから、親が子どもの模範になることも、注意深く意識し始めました。例えば、あいさつをすること、時間を守ること、片付けを徹底することなどです。
1つ1つはそんなに特別なことではなくて、むしろ誰にでもできそうなことばかり。ただ、この地道な見直しを淡々と積み重ねることが意外とできないんですよね。実は今でも完璧ではない部分もありますし、1つできるようになったらまた違う注意点が見えてくることもあるので、とにかくコツコツと改善活動を続けています。
フリースクール活動を通じた子育て意識の見直し
さて、ここからは私のライフスタイルの肝の1つであるフリースクール活動について紹介いたします。
そもそもフリースクールとは何かというと、一般的には不登校の小中高生の居場所を指すことが多いようですね。しかしここでは、いわゆる学校とは異なり法律などのルールに基づいていない教育機関のことを指しています。ですから、実際に様々なフリースクールが存在しており、目的も活動内容も作り手によって大きく違います。
私が参加しているフリースクールは、幼少期の脳の発達にとことんこだわっています。活動内容は、淡路島の海も山も近くにある豊かな自然環境の中で、子どもたちを自由に遊ばせる時間がほとんど。つまり、カリキュラムに沿って学習させる形ではなく、子どもたちが何をやるかを自分で選択するスタイルが基本です。
手出し・口出しをせずに「ただ見守る」
活動に参加している大人は何をするかといえば、子どもたちの安全を維持するために見守ります。その際、原則として、子どもたちがやることに対して手出し・口出しはしません。なぜなら、子どもは生まれながらにして自分の成長のために必要なことが分かるという前提に立っているからです。この前提に疑念を持つ人もいるかもしれませんが、実際にフリースクールの子どもたちを見続けてみて、確かに手出し・口出しせずとも順調に成長していることを私は実感しています。
しかし、この「ただ見守る」ことが意外と難しい。例えば、泣く子どもを泣き止ませたくなる、子どもが失敗しないように手助けしたくなる、子どもたちのケンカを仲裁したくなる。例を挙げればキリがないくらい、ついやってしまう手出し・口出しがたくさんあります。
その原因は何かというと、大抵は過去に刷り込まれた様々な価値観。実は、大人は本来であれば必要がない思い込みをたくさん持っています。それがクセとして行動に表れ、無意識のうちにやらかしてしまうんですよね。だからこそ、時間をかけてじっくりと見直す必要があり、私も少しずつですが「ただ見守る」ことができるようになってきました。
「子どものため」を追求し続けたら見え始めた面白さ
こうして「ただ見守る」ことを続けるうちに、私の内面に大きな変化が起きました。それは、子育てほど面白いことはないという感覚が生まれたこと。
手出し・口出しをせずによく観察しているうちに、子どもの素直さがよく見えるようになります。つまり、考えていることが言葉や仕草や表情にすぐに出るのです。それに気づくと、平凡な日常がものすごく面白くなってきたのです。
例えば、子どもたちが少しでも大きいおやつを選ぼうと必死になったり、いたずらをしてニヤついたり、何かに失敗して焦る・泣く・不機嫌になる。このように、子どもたちに色々なドラマが起きているのが見えます。それを自分の価値観でジャッジしているうちは、大人も感情が動いてつい手出し・口出ししたくなりがち。でも、「ただ見守る」となんだか笑えてくるのです。しかも、そのようなドラマが1日の中でたくさん展開されるので、家族で「今日はこんなことがあったよ」と振り返るだけで会話が尽きないし、毎日笑いが起きています。
決して面白さを追求してきたわけではありません。子育ては後回しにできないという危機感を感じて、「子育て最優先のライフスタイル」を選択してから、「子どものため」にできることを懸命にコツコツ積み重ねてきただけ。ですが、なぜか笑いが増えて人生の幸福度が上がったと実感しているのです。
とはいえ、私もまだまだ未熟で、「子どものため」の改善活動は継続中です。紹介した例以外にもたくさんの思い込みと向き合っていますし、次から次へと新しい思い込みも見つかるので、この改善活動に終わりがあるのかも分かりません。でも、この面白さに気づいてしまったので、活動をやめる気は起きないし、終わりはなくていいのかなとも思っています(笑)。
まとめ
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