SNSを活用したい!「TwitterとInstagram入門」講座に参加【MEET UP2022レポート】
ここ20年で、いつの間にか身近になったSNS。mixiやfacebookのように友達とつながるツールとして広まったものが、今では企業の広報手段のひとつとしても使われるようになりました。
しかし流行に乗って使い始めたものの、「思うように見てもらえない」「もっと効果的に活用したい」「今さら誰に聞いたらいいかわからない」という声もあるかと思います。
HELP YOUでは、「1時間でわかる!TwitterとInstagram入門」の講座を開催しました。
SNSの明るく楽しい面と、使い方を誤ると少し危うい面の両方を、基礎からしっかり学べた1時間をレポートします!
目次
ライター
講師は、函館市公式観光インスタグラマーの伊藤尚さん
伊藤さんは、HELP YOUでディレクターをしながら、「地方紙の新聞記者」、「フリーライター」、そして「函館市公式観光インスタグラマー」など、様々な活躍をしています。ディレクターとして担当する案件もSNSに関するものが多く、私の中では「SNSといえば伊藤さん」というイメージがあり、どんな話が聞けるんだろう? と参加前からとても楽しみにしていました。
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私はTwitter歴が約10年、Instagram歴が約1年で、どちらもほとんど「見る専門」。在宅ワーカーとして、SNSをもっと活用したいと思いつつ、どう手を付けたらいいのかわからないのが悩みでしたが、「入門編」という事もあり安心して参加できました。
講座は「MEET UP 2022」のコンテンツのひとつ
この講座は、HELP YOUを運営する株式会社ニットの「MEET UP 2022」で開催されました。今回は「共育」がテーマで、相互に学び合いながらつながりを作り出すコンテンツを多数用意。すべてのコンテンツが無料で、しかも自宅からオンラインで参加できるという、在宅ワーカーにとって大変ありがたいイベントでした。他にも「パワーポイント資料作成講座」や「テキストコミュニケーション講座」があり、HELP YOU内で活躍するスペシャリストを講師に迎え、直接教わる事ができるため、仕事の幅を広げる手助けになりました。
「1時間でわかる!TwitterとInstagram入門」には、Zoomで15名が参加し、同時にYouTubeでもライブ配信されました。伊藤さんはなんとコミュニティFMでラジオ番組を持っていた経験もあるそう。その話術もあって、あっという間の1時間となりました。
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SNSは手段。大事なのは「目的」
講座で何度もポイントとして挙げられたのが、「SNSでかなえたい目的はなんなのか」ということ。企業アカウントなのか、個人アカウントなのかという違いもありますが、伊藤さんは「自分に合った、自分に必要なSNSを選ぶことが大切」と言います。
というのも、SNSによってそれぞれ違った特徴があるからです。
この特徴を聞くと、私がフォローしている企業アカウントも、個人が発信しているアカウントも、投稿の雰囲気とSNSの種類がしっかり合っている気がします。だからこそ「これからも投稿を見続けたい」と思い、フォローに至ったのでしょう。
また、どちらのSNSを選んだとしても継続して発信していく必要があるので、自分の感覚的に投稿が苦にならないように選ぶのもポイントです。
SNSによって必要なスキルも違う
続けて伊藤さんが「とても重要!」と仰っていたのが、SNSに対する心構えの違いです。
Twitterは、短文な上にリアルタイム性が高いので、気軽に投稿してしまいそうになりますが、送信ボタンを押す前に一旦冷静になる気持ちが大切です。会話のようにポンポン進んでしまいそうな時ほど、一度立ち止まって読み返す必要がありそうです。
Instagramは、写真がメインの投稿になるため、「きれい」「おしゃれ」と思わせるような写真を多く用意する必要があります。毎回家の中で撮影する訳にもいかないので、旅行や食べ歩きなどが好きな人に向いているかもしれません。
各SNSの特徴と必要なスキルを学び、「目的に合ったSNSを選ぶことが大切」という事がよくわかりました。
投稿を、誰に届けたいかを具体的に
目的が定まり、SNSの基本を学んだら、今度はアカウント設計を行います。
「投稿を誰に届けたいか」を明確にするために、人物像をイメージします。その方法として、悪い例で挙げられたのが「アラサーぐらいのママさん」というイメージ。「これが悪い例?十分イメージできそうなのに」と思いましたが、良い例は下記の通りです。
「えっ! こんなに細かくイメージするの?」と驚きましたが、まだ続きます。
- そろそろ2人目もほしいな~と思い、子育て情報や妊活情報を中心に知りたい
- 日中はバタバタしているので、SNSを見るのはお昼ご飯を食べながらか、夜に子どもが寝た後
- 購読している雑誌はオレンジページとGina
なんと雑誌の好みまで! なぜ、ここまで細かくイメージする必要があるのでしょうか。
伊藤さんはこう続けます。
「この佐藤さん、どのSNSでどんな投稿を見てそう?」
イメージした「佐藤 朋子さん(仮名)」が、SNSをどう使っているかを推理する作業に続きます。どんな投稿だと見てもらえそうかを考えると、トンマナ(ですます調にするか、友達口調で「○○だよね~」にするか)や、写真の雰囲気、そしてどの時間帯に投稿するかが決まってきます。
確かに、3歳の子どもがいる人に対して、毎回平日の午後6時頃に投稿をしても、家事で忙しい時間帯なので見てもらえなさそうです。特にTwitterだと、次から次へと投稿が流れるため、佐藤さんの目に留まる確率はぐんと減ります。
一方、「子どもとお出かけのおすすめスポット」「二人目育児のコツ」「時短調理のレシピ」など、佐藤さんの生活に役立ちそうな情報を織り交ぜつつ、予約更新の時間を昼12時頃や夜21時頃にすると、投稿をターゲットに見つけてもらえそうです。
私は、新しくアカウントをフォローした時に「自分好みのアカウントに出会えてラッキー」と思っていましたが、その裏には私がフォローしたくなるような緻密な計算があったのかもしれません。SNSは奥が深い! と目からうろこが落ちた瞬間でした。
大炎上を防ぐための3つのポイント
SNSを活用するにあたって、怖いと思ってしまうのが「炎上」です。
伊藤さんによると「炎上を完全に防ぐことは無理」とのこと。日本人の8割近くがSNSを使う時代です。思ってもみない方向から、マイナスなコメントをもらってしまうこともあるかもしれません。
ただ、出来る予防策として、大炎上を防ぐための3つのポイントが挙げられました。
①火種を投稿しない(「炎上さしすせそ ※1」は避ける)
②煽りに乗らない(ブロック・ミュートを使ってよい)
③法律を守る(著作権・薬機法には十分注意。侮辱・名誉毀損はしない。)
※1 引用:7人で総フォロワー数3万人超、スタートアップのSNS戦略
「①火種を投稿しない」ということに加えて、「友達の友達(初対面)に話せる内容くらいにしておくと無難です」と話していた伊藤さん。内容として、避けるべき「炎上さしすせそ」とは下記の通りです。
近年はジェンダー(男女の役割)の話やLGBTの話題は特にセンシティブになっているため、確固たるスタンスがないならば、徹底的に避けるようにします。講座の冒頭では、「『人通りの多い駅前で、大声で叫べるような内容』にしましょう」と仰っていました。とてもわかりやすい例えです。
また、「②煽りに乗らない」に関しては、SNSに必要なスキルにもあった「強い心」と「送信ボタンを押す前に一旦冷静になる」に繋がります。
「③法律を守る」に関しては、言うまでもありません。特に著作権や薬機法などには十分注意が必要です。また、匿名性に乗じて侮辱・名誉棄損を行ったが故に、投稿者が逮捕される例も珍しくなくなってきました。
炎上を100パーセント防ぐことはできなくても、この3つのポイントをしっかりと頭に入れておくことで、自分を守る盾になると思います。他のアカウントを眺めて学ぶだけではわからない、表に見えにくい部分をしっかりと教えていただきました。
まとめ
すぐにでも役立ちそうな情報が盛りだくさんで、Twitter事例では「記念日『○○の日』を使う」「困った時のテンプレ」「ネタ探しに役立つサイト」、Instagram事例では、「最初の1行で興味を持つかどうかがすべて」など、SNSライティングのコツまで紹介。入門編でスタートしましたが、すでに実践編に突入しているのでは…? と思うほど、充実した講座内容でした。
私は在宅フリーランスとして、SNSを通じて自分を知ってもらい、ゆくゆくは仕事につながるような使い方ができるよう活用していきたいと思います!
▶ 私がHELP YOUにジョインするまでの記事はこちら
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