香川 父母ヶ浜 くらしと仕事

8年間で5県6都市に居住――転勤妻×未就学児母が在宅ワークで描くキャリアプラン

転勤妻でワンオペ育児…このような状況で働き続けるのはなかなか難しいかもしれません。HELP YOUメンバーの船村亜友加さんは、結婚後、パートナーの転勤にともない、8年の間に5県6都市で暮らしてきました。その間に出産も経験。知らない土地でも育児に仕事にと奮闘してきましたが、長期的なキャリアを築けないことに一時は自信を喪失したことも。そんな時、HELP YOUに出会って前向きになれたと言います。船村さんに転勤妻として仕事を続ける難しさと、今思い描くキャリアプランを語ってもらいました。

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ライター

齊藤由佳
山口県出身。大学進学で上京後、食品メーカーで営業職として勤務。その後結婚を機に、機械専門商社の営業事務に転職。娘を0歳から保育園に入れて働き続けていたが、70歳まで働く時代。娘の小さい時くらいそばにいてあげたいと思いHELP YOUにジョイン。いろいろな仕事に挑戦できるHELP YOUで、70歳まで働けるスキルを身に着けるため修行中。

キャリアを築けない自分への諦め

ママさんバレー くらしと仕事

船村亜友加さん 大学卒業後、教育サービスの会社に就職。結婚を機に退職し、パートナーの転勤に同行。転勤先でも、パートや派遣社員として仕事を続けてきた。長期的なキャリアを築けないことに悩んでいるときに、HELP YOUに出会い、2020年12月にスタッフとしてジョイン。

結婚後8年間で、5県6都市に引っ越したと伺いました。今までの転居歴を教えて下さい。

大学卒業後は奈良県で就職して、結婚後、三重県の津市、四日市市、富山県、鹿児島県、静岡県、香川県と引っ越しました。

短いスパンで転勤のあるパートナーについていくことに葛藤はありませんでしたか?

夫とは同じ会社だったので、転勤が多いことは承知のうえで結婚を決めました。転勤についていくことに迷いはなく、むしろいろいろな土地に行けることにワクワクする気持ちが強かったです。

新しい人間関係を築くのは得意な方ですか?

そうですね。結構、積極的に行動していけるタイプかもしれません。学生時代からバレーボールをやっていたので、新しい土地でもインターネットでバレーサークルを探して参加したり。夫の転勤先には誰も知り合いがいないので、人間関係を築くのも自分から行動していくしかないですからね。

社交的な性格で羨ましいです! パートナーの転勤先でも仕事をしていたのですか?

はい。結婚を機に勤めていた会社は退職しましたが、アルバイトで個人塾の講師をしながら、保育士の資格を取りました。保育士なら比較的どこの地域でも求人があると思ったので。子どもが生まれるまでは、保育士のパートや派遣社員としてコールセンターでも働きました。

出産後しばらくは育児に専念していましたが、子どもが2歳半になったころ、子どもを預けながら働ける保育園で保育士のパートを再開。娘が3歳になり幼稚園に入園してからは、夫の仕事が休みの日曜・祝日に住宅展示場で呼び込みの仕事をしました。

仕事探しをする際は、何を条件にしていましたか?

子どもが生まれてからは、いつか転勤があることを了承してくれること、子どもを預けずに働けることが条件でした。転勤先で保育園に入るのは至難の業です。夫の帰宅は深夜で、夫婦とも実家が遠いため、子どもを気軽に預けられる場所はありませんでしたから。

平日に働くのは難しかったのですね。

はい。その代わり、住宅展示場の仕事をしていたときは、子どもが幼稚園に通う平日を利用して宅建士(宅地建物取引士)の資格をとりました。

保育士の資格、宅建士の資格…パートナーの転勤先でも目標を持って努力されていてすごいですね!

実はそんな前向きな気持ちではなくて…。転勤妻だと継続したキャリアを築くのが難しいので、だんだんと「どうせ私なんて…」という諦めの気持ちが湧いてきました。キャリアが無いことがコンプレックスで、せめて何か資格でも取らないと、どんどん自分に自信をなくしていく気がしたのです。宅建の資格も、住宅展示場の仕事をする中で宅建士の需要を感じたため、今後の職探しに役に立つかもしれないと思って勉強を始めました。

未就学のお子さんもいる中、どの土地でも仕事をしたいと思ったのはなぜでしょうか?

いずれ定住することがあれば、また正社員で働きたいと思っていたからです。職歴に空白があると、正社員で働くことがどんどん難しくなっていくのではないかと不安でした。とにかく何か働かないと! ってすごく焦っていたんです。

HELP YOUはどのようにして知ったのですか。

宅建の試験に合格して平日の時間に余裕ができたので、資格を活用できる仕事は無いかと探していたら「在宅OK」の求人が目に止まりました。当時は宅建士としての実務経験がなかったので実際に応募するまでには至りませんでしたが、「在宅でできる仕事なら、引越しても同じ仕事を続けられるかも!」と新たな希望が生まれました。そこからさまざまな在宅の求人を探しているうちにHELP YOUにたどり着いたのです。

キャリアを諦めてきた「転勤妻」の私が、自分らしさを取り戻すまで

仕事の安定が心の安定に

在宅ワークの女性 くらしと仕事

在宅の仕事はいろいろあると思いますが、その中でもHELP YOUを選んだ理由は何ですか?

HELP YOUのビジョンや、オウンドメディア「くらしと仕事」の記事を読んで、働いている方々にすごく魅力を感じたからです。一人ひとりが責任感を持って高いレベルで仕事をし、完全在宅のワークスタイルを楽しみながら生きている様子が伝わってきて、私もここで働きたい! と思いました。

在宅ワークは始めてですよね? 不安はありませんでしたか?

確かに、事務仕事にはブランクがあったので、自分にできるのだろうか…という不安はありました。それに、みなさんバリバリ仕事をされていて、自分とはレベルが違う存在だと思っていたので、すごく勇気を出して応募しました。ですので、採用が決まって実際にお仕事を貰えたときは本当に嬉しかったです。キャリアを諦めかけていた自分も、「やればできるんだ!」と自信につながりました。

現在はどのような業務を担当していますか?

総務人事サポート、給与計算サポート、メールチェック、勤怠管理業務、記事チェック、パワーポイント資料作成、オンラインイベントサポートなどを担当しています。子どもが幼稚園に通っている時間に働いて、月間の稼働時間は70~90時間くらいです。

HELP YOUに入って、転勤妻としての生活にはどのような変化がありましたか?

以前は、新しい環境に早く慣れるためにも自分から積極的に人間関係を作ろうと頑張っていましたが、今はもっと肩の力を抜いて転勤先での生活を楽しめるようになりました。

引っ越しがあっても、パソコンを開けばそれまでと変わらない日常があり、一緒に働くメンバー、クライアントと継続してお仕事ができる。「変わらない場所」があることは、私の心の大きな支えになっています。「私にはHELP YOUという居場所がある」という安心感から、新しい土地に行っても、焦らず自分のペースで生活していけるようになったと思います。

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「できる」仕事から「やりたい」仕事へ

香川 島旅 フェリーからの眺め くらしと仕事

転勤先では、できるだけいろいろな体験を楽しむようにしているという船村さん。香川県では、フェリーで離島をめぐり島旅を満喫。10か月の間に6島を訪れた。写真はフェリーから海を眺める娘さん。

HELP YOUにジョインして良かったことは何ですか?

特に良かったと思うことは3つあります。1つ目は、娘に「何事もやってみないとわからないから、挑戦してみよう」と実感をもって言えるようになったことです。ママも勇気を出してHELP YOUに応募したから、今楽しくお仕事ができるんだよって。

2つ目は、素敵なメンバーと一緒に働く中で、向上心を持って前向きに物事に取り組めるになったことです。みなさんの姿を見て、私も頑張ろう! といつも刺激を貰っています。

3つ目は、どこでも好きな場所で仕事を続けられることです。私の実家は山梨県なのですが、普段帰れない分、娘の幼稚園が長期休みのときは実家に帰省してリフレッシュしています。長期間実家に帰っているときでも、仕事を休む必要がないのは嬉しいですね。

HELP YOUにジョインして、仕事も生活もより充実したものになったのですね。この春からはパートナーの転職を機に、福岡に定住する予定だとか。

はい。夫も娘も私も、みんな今までの転勤生活をそれなりに楽しんでいたのですが、今後の娘の進学を考えたら、定住したほうが良いかな、という結論になりました。それで、夫の実家が近い、福岡に拠点を定めることにしたんです。ちなみに、娘はこの春から年長になりますが、幼稚園の制服を購入するのは4着目です(笑)

4着とはすごい! 福岡に定住したら、どのように働きたいですか?

HELP YOUに出会う以前は、定住できればまた正社員で働きたいと思っていましたが、今はHELP YOUで働き続けたい気持ちが強いです。

それはどうしてですか?

一番の理由は、メンバーみんなが温かくて居心地がいいからですね。あと、在宅ワークは、一緒に仕事をする人と、いい意味で距離感を保てるので、自分に合っていると思います。振り返ると、対面で働いていたときは、必要以上に相手の感情や顔色をうかがって、業務以外のところで勝手に気疲れしていた気がします。HELP YOUはテキストコミュニケーションがメインなので、文字にすることで、お互いに考えを整理しながら冷静なやりとりができて良いですよね。

HELP YOUで今後チャレンジしたい業務はありますか?

採用の仕事に携わってみたいです。新卒で入社した教育サービスの会社では、営業職だったのですが、生徒に合わせて適任の講師を探すような仕事もしていて、それにすごく奥深さを感じていました。でも、採用の実務経験はないので、HELP YOUでもっとスキルを磨き、勉強しつつ、チャンスがあれば…ですね。

HELP YOUで経験を積んで、ダブルワークとして、在宅で採用に特化したお仕事をすることもできますよね。そのような働き方をしているメンバーにインタビューしたことがありますよ!

本当ですか! 何だか希望が持てました。私もいろいろな可能性を探りながら頑張ってみます!

在宅ワークでキャリアアップ| 荒巻さんの1日【リモートワークと子育て②】

まとめ

新しい土地や、そこでの生活を楽しんでいた転勤妻の船村さんですが、仕事面では長期的なキャリアを築けないことに悩み、自信を喪失していました。在宅ワークという働き方を見つけ、HELP YOUにたどり着いたことで、自信を取り戻しただけでなく、転勤先での生活がより充実したと言います。「私はHELP YOUに救われたので、同じように悩む転勤妻の方がいたら心からおすすめしたいです!」と笑顔で語ってくれました。

限られた選択肢の中で「できる仕事」を続けてきた船村さんが、HELP YOUに出会い、今は「やりたい仕事」に挑戦しようと前向きに努力をされている姿がとても印象的でした。パートナーの転勤に同行し今後の働き方に悩んでいる方も、HELP YOUにジョインすれば新たなキャリアが見えてくるかもしれません。

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アイキャッチデザイン/今泉 香織

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