パラレルキャリア くらしと仕事

資格を武器にパラレルキャリアに挑戦。理想の働き方を実現するまで

未来予測が困難な現代社会。正社員で働いていても、安泰とはいえない時代です。だからといって、スキルや資格を身につけ独立するのも、失敗したときのリスクを考えると不安になるでしょう。そこで、ご紹介したいのが「パラレルキャリア」という選択肢です。HELP YOUでディレクターとカスタマーサクセスを兼任する小林直登さんは、勤めていた会社を辞め、国家資格キャリアコンサルタントと産業カウンセラーの資格を取得。個人事業主として新たなスタートを切りました。現在は、HELP YOUを含む複数の企業と業務委託契約を結ぶパラレルワーカーです。今回は、パラレルキャリアを始めて1年の小林さんに、その魅力について語ってもらいました。

▶パラレルワーカーも多数在籍! HELP YOUへのエントリーはこちら

ライター

齊藤由佳
山口県出身。大学進学で上京後、食品メーカーで営業職として勤務。その後結婚を機に、機械専門商社の営業事務に転職。娘を0歳から保育園に入れて働き続けていたが、70歳まで働く時代。娘の小さい時くらいそばにいてあげたいと思いHELP YOUにジョイン。いろいろな仕事に挑戦できるHELP YOUで、70歳まで働けるスキルを身に着けるため修行中。

コロナ禍で感じた「会社員」としてのリスク

パソコンに向かう男性 くらしと仕事

小林直登さん 千葉県在住。2021年11月にディレクターとしてHELP YOUにジョイン。今年3月からディレクターとカスタマーサクセスを兼務している。国家資格キャリアコンサルタントと産業カウンセラーの資格を取得後、個人事業主として開業し、パラレルキャリアをスタートさせた。

パラレルキャリアをスタートする前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

大学で観光学を専攻していたこともあり、卒業後は旅行会社に就職しました。その後、人材会社、メーカーと転職し、正社員として勤めた会社は3社です。いろいろな業界を経験しましたが、どの会社でも営業の仕事がメインでしたね。

ずっと営業職だったのですね。国家資格キャリアコンサルタントと産業カウンセラーの資格を取得したそうですが、どういった経緯で?

3社目の会社で働いていた時、世界的なコロナ禍が始まりました。勤めていた会社も大きな影響を受け、一時帰休(※1)も経験し、それが自分のキャリアを真剣に考えるきっかけとなったのです。

それまでの私は、いわゆる”サラリーマン”として定年まで会社で働くのが当たり前だと思っていました。でも、このまま会社勤めを続けて、会社が存続するために下すさまざまな意思決定に、自分自身は身をゆだねることしかできないのは苦しいと感じるようになりました。そこで、資格を取得して独立することを考え始めたのです。人材会社で働いていた経験から、人と企業や、人の働き方に興味があった私は、国家資格キャリアコンサルタントと産業カウンセラーの資格を取りたいと思い、勉強を始めました。

前職を退職後に試験を受けて合格し、現在は、個人事業主として資格を軸に働いています。

(※1)一時帰休:企業の売上減少や経営難により、従業員を在籍させたまま一時的に休業させる措置。

HELP YOUで顧客満足を支える仕事にも挑戦

ビジネスホテルの1室

気分転換にときどきホテルでリモートワークをすることもあるそう。

キャリアコンサルタントとして活動する一方で、小林さんは昨年の11月にHELP YOUにジョインしましたよね。何でもHELP YOU運営会社で広報を担当している小澤美佳さんからの紹介だとか…!

そうなんです! 人材会社に勤めていた時、小澤さんは同じ部署の上司でした。よく相談に乗ってもらったり、壁打ち(話を誰かに聞いてもらって考えを整理すること)に付き合ってもらったり、当時もお世話になっていたんです。

私が個人事業主として開業した際に、「そういえば小澤さんも海外で起業など、いろいろな働き方をされているな」と思い、久しぶりに連絡をしてみました。小澤さんからHELP YOUのことを聞くなかで「未来を自分で選択できる社会をつくる」というビジョンに共感し、ディレクター職(※2)にジョインを決めたのです。

(※2)ディレクター:クライアントの業務(案件)をどのようにアウトソーシングするか仕組みを整備し、適任のメンバーをアサインしながらチーム体制を構築する。チームが出来上がった後も、クライアントとコミュニケーションを取りながら継続して案件をサポートをしていく。

今は、ディレクターだけでなくカスタマーサクセス(※3)も担当されているんですよね?

はい、今年の3月から、ディレクター職と並行して、カスタマーサクセスもやっています。今は、カスタマーサクセスの仕事の方が、比重としては大きいです。

(※3)カスタマーサクセス:クライアント情報をディレクターと共有しながら、クライアントに最適なプランや仕組みを提案していく仕事。クライアントの総合窓口。

ディレクターもカスタマーサクセスも、クライアントと関わるという点では、大きな違いがないようにも感じるのですが、どうしてカスタマーサクセスのポジションに興味を持ったのですか?

ディレクターはクライアントに一番近い立場で、クライアントの要望をメンバーに的確に伝えながらチームをつくり案件を進行・管理していく面白みがありますが、ディレクターの仕事をしていくうちに、もっと幅広いクライアントと接点を持ちたいという思いが強くなりました。カスタマーサクセスというポジションなら、自身の担当するクライアントに限定した関わり方ではなく、さまざまなお客様のニーズを把握し、お客様に寄り添いながら、HELP YOUのサービス全体がより良いものになるように提案できるのではないかと思ったのです。

実際にカスタマーサクセスを兼任してみていかがですか?

カスタマーサクセスでは、いろいろなお客様からお話が聞けるので、前より幅広い視点から提案ができようになりました。また、ディレクターもやっている私には、メンバー側の気持ちも分かるという強みがあると思っています。カスタマーサクセスとしても、お客様の要望を何でもかんでも丸のみするのではなく、メンバーの状況も考慮し、できること・できないことを整理してお客様にご提案するように心がけています。

メンバーに無理を強いることなく、クライアントの要望にも沿いながら、最適な状態でクライアントとの関係が続くように考えられているんですね。

はい。みんなが働きやすい環境で働き続けてほしいと思ってます。そういった気持ちは、産業カウンセラーの視点から生まれてくるのかもしれません。

パラレルキャリアで広がる選択肢

千葉から臨む景色

小林さんの地元から見える風景

キャリアコンサルタントや産業カウンセラーとしてのお仕事はいかがでしょうか?

今はHELP YOUでの仕事の方がウエイトが大きいですが、資格を生かした仕事としては、複数の企業と業務委託で就職支援・相談業に従事しています。

就職支援や相談業務もリモートワークで対応しているんですか?

以前はリモートがメインでしたが、最近は少しずつ対面での対応に切り替わってきましたね。

HELP YOUでの業務との両立は難しくありませんか?

基本的にHELP YOUではリモートで業務ができているので、自分でスケジュール管理さえすれば両立は困難ではありません。今後キャリアコンサルタントや産業カウンセラーの仕事の比重が大きくなったとしても、できる限り続けていくつもりです。

人事系の資格を生かすために個人事業主になった小林さんが、資格とは直接関係ないHELP YOUで働き続けたいと思う理由は何でしょう?

失礼な言い方になってしまうかもしれませんが、HELP YOUにジョインした当初は、キャリアコンサルタントや産業カウンセラーの仕事が軌道に乗るまでの「つなぎ」のつもりでした。しかし今は、自分の仕事の幅を広げるため、という意味合いが強くなっています。HELP YOUでいろいろな企業様と関わりを持ち、さまざまな課題を知ることは、キャリアコンサルタントの活動にも生きていると感じるからです。逆に、先ほども言ったように、カスタマーサクセスの仕事でも自分が取得した資格の視点が生かせるし、そういった相乗効果によって、自身の仕事のパフォーマンスが向上していると思います。

なるほど。パラレルキャリアを続けることが、それぞれの仕事で相乗効果を生んでいるのですね。会社員の頃と比べて、労働時間や収入面はどうなのでしょう。

労働時間は、1日8時間を超えるくらいで、会社員の頃と大きくは変わりません。でも自分で稼働する時間をコントロールできる分、ストレスは少ないですよ。収入面は、全ての仕事を合わせて、最近ようやく前より稼げるようになってきました。ここまでくるのに半年はかかりましたね。

軌道に乗るまでは、やはりそれなりに苦労がありますよね。一般的に、個人事業主だと、昇進して部下の育成をしたり、経営に携わるようなポジションになったり、会社組織で得られるような経験や評価が得づらいイメージがありますが、その点についてはどう感じますか?

私はHELP YOUでは、カスタマーサクセスとして運営の立場で組織と関わっていますが、確かに一般的に「個人事業主」は、組織との関わり方が限定的だったり、昇進といった形での評価は得づらかったりするのかもしれません。「課長」や「部長」といった分かりやすい肩書きがない分、自分で評価軸を持つことが大切ですよね。私は、3年後、5年後、10年後の目標を自分でつくり、その目標までの達成度がどれくらいか、という視点で考えるようにしています。

会社から評価されるのは喜ばしいことですが、会社勤めの頃は、昇進すればするほど、もっと上を目指すしかなくなって、自分の選択肢がどんどん少なくなっていくような息苦しさがありました。でも個人事業主の場合は、自分が成長すればするほど、選択肢が広がっていく楽しさがありますよね。

そう考えると、無限の可能性があるような気がしますね! これからのビジョンを教えてください。

私自身、熱しやすく冷めやすいタイプなので、資格一本でやっていくつもりはないんです。相手のニーズを汲み取り、相手に合わせた提案をするスキルは、長年の営業経験が生きていると思いますし、これまでの全ての経験が、強みになることを実感しています。だから、これからもパラレルワークを続け、資格を核としながらも、将来的には、営業からキャリアコンサルタントから心のケアまでできる個人事業主を目指していきたいです。

まとめ

当初は、小林さんにとって、HELP YOUはリスクヘッジのための手段でした。しかしそこでの経験は、キャリアコンサルタントや産業カウンセラーの仕事にも新たな視点や発想を与えてくれています。キャリアコンサルタントの仕事だけで生計を立てられるようになったとしても、HELP YOUでの仕事はできる限り続けていきたいと語る小林さん。過去から現在まで、仕事を通じて得たさまざまな経験を自分の強みにしながら、資格を軸に幅広い領域で活躍する小林さんの未来が想像できました。

▶理想の働き方を見つけたい方!HELP YOUへのエントリーはこちら

アイキャッチデザイン/今泉香織

Link

おすすめリンク