つわりで退職し、在宅ワーカーへ。未経験から切り開く、フリーランスのキャリアパス

現在、フリーランス広報として活躍する今西幸希さんは、長期にわたる重いつわりで前職を辞め、約500人のメンバー全員がフルリモートで働くHELP YOUに産後8か月でジョインしました。それまでのキャリアは人事・総務がメインでしたが、未経験で広報の仕事をスタートし、今では事業統括メンバーとしてチームをけん引しています。

プログラマーやクリエイターなど、多くの人がイメージするであろう”フリーランス”とは少し異なる道を歩んでいる今西さん。どのように自身のキャリアに向き合ってきたのかを聞きました。

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ライター

三代知香
飛騨在住のライター/編集。91年に苫小牧に生まれ、父の転勤で岩国→ワシントン州→東京と渡り歩く。結婚を機に飛騨へ。会社員時代はIT企業でマーケティングとPMを経験。メディアの立ち上げ経験を生かし、アクセス解析や企画を行う。在宅ワークで育児中。▶︎ 執筆歴

妊娠・出産を経て、在宅ワークをスタート

今西幸希さん 新卒で教育関係の会社に入社し、3年ほど勤めた後、化粧品メーカーで人事・総務のキャリアを積む。妊娠・出産を通じて自身の働き方を見直し、2019年に在宅フリーランスとしてHELP YOUにジョイン。クライアント企業での秘書業務を経て、従来より関心のあった広報の仕事に就く。2022年3月、HELP YOU運営会社の事業統括メンバーとなり、チームをけん引する役割を担う。▶︎Twitternote

HELP YOUに入る以前はどんな仕事をしていたのですか?

大学卒業後、教育関係の会社に3年ほど勤めた後、化粧品メーカーに転職し、未経験で人事・総務の仕事に就きました

HELP YOUに入ったきっかけは何でしょう?

化粧品メーカー時代に妊娠し、つわりが重くて退職した経緯があります。産後の仕事復帰に向けて、妊娠中から「在宅ワーク 仕事」で検索していたところ見つけたのがHELP YOUです。出産後、しばらくは育児に専念し、子どもの月齢が8か月に差しかかった頃にジョインしました。

HELP YOUでの働き方はフルリモートが前提ですが、首都圏にお住まいの今西さんなら、オフィス勤務という選択肢もあったかと思います。あえて在宅フリーランスの道を選んだのはなぜでしょう?

一人の時間や、家族と過ごす時間を大切にしたかったからです。

在宅ワークなら、子育てをしながらでも心の余裕をなくすことなく、家庭での時間を大切にできると考えました。

Twitterで子育て中の方のアカウントを多くフォローしているのですが、オフィス勤務だと、子どもが急に熱を出して休むときに周囲に迷惑をかけるのが辛い、という声をよく聞きます。在宅フリーランスであれば、そのような辛さを感じることなく、家庭と仕事を両立できるのではないかと考え、HELP YOUへのジョインを決めました。

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在宅ワークの求人は他にもありますが、HELP YOUを選んだ理由は何ですか?

働く人の「顔」が見えたことが大きいですね。他社の求人サイトを見ても、どんな人が働いているのか、いまいちピンときませんでした。

HELP YOUの場合は、オウンドメディア「くらしと仕事」に、そこで働く人々のインタビュー記事が多く掲載されています。人の温かさに惹かれ、「HELP YOUで働いてみたい」と思いました。

HELP YOUなら在宅ワークでも孤独じゃない

天真らんまんな笑顔がそっくり。

前職ではオフィス勤務だったそうですが、HELP YOUに入って初めて在宅ワークを経験し、大変なこともあったのではないでしょうか?

はい、最初のうちはテキストコミュニケーションに慣れなくて大変でした(笑)。

案件の進行管理を行うディレクターさんと二人三脚で仕事をするなかで、相手の感情がわからず不安になることもありました。仕事ができると評判のディレクターさんなので、私が勝手に緊張してしまい……。

新人育成担当(※)の方に相談し、一緒に働く仲間の人となりを教えてもらうことで、ようやく安心して働けるようになりました。在宅ワークでも、悩みを一人で抱え込まずに相談できる相手がいるのはHELP YOUの良いところですね。

※ 実務を担うスタッフの相談役や、ディレクターとの橋渡し役を務める。

先輩の言葉に背中を押され、広報の道へ

今ではテキストコミュニケーションの勉強会で講師を務める今西さんに、そんな過去があったなんて意外です。現在は、HELP YOUの運営会社で広報のお仕事をされていますが、未経験で始めようと思ったのはなぜでしょう?

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もともと、前職時代から広報の仕事に興味を持っていたのが理由として挙げられます。

化粧品メーカーに勤めていた頃、担当部署は人事・総務でしたが、社内報の制作イベント運営に関わる機会があったんです。

社内報については、私は編集長のようなポジションで制作に携わっていたのですが、部署をまたいで、さまざまな人と接点を持つことにやりがいを感じていました。

イベント運営では、受付で案内をしたり、来場者の記念撮影を手伝ったり、社外の人と触れ合えるのが楽しかったですね。

当時、広報部の責任者を務めていた方がその様子を見てくださっていたようで、「(今西さんは)広報に向いているかもね」と声をかけてくれたのを今でも覚えています。

そのような背景もあり、HELP YOUで広報の応募を見つけたときは「チャンスだ!」と迷わず飛び込みました。

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やりたいことに向き合い、選んだ第三の道

五反田オフィスにて。普段は家で仕事をしている。

現在は、広報としてどんなお仕事をしていますか?

プレスリリースの作成や、メディアリレーション、SNS運用などを担当しています。事業統括メンバーになってからは「くらしと仕事」の運営にも携わるようになりました。

当初は、いちスタッフとして広報の仕事をしていましたが、2022年3月にHELP YOU運営会社の事業統括メンバーになられたんですよね。

はい。HELP YOUスタッフのキャリアパスとして、プロフェッショナルとジェネラリスト、2つの選択肢がありますよね。

どちらの道に進むか考えたときに、いずれも私の目指す方向性とはマッチしないと感じました。

ライティングやデザインなど、特定の分野におけるスキルを武器に活躍する自分のイメージが湧かなかったし、いつもお世話になっているディレクターさんのように、顧客・スタッフ双方と信頼関係を築きながらプロジェクトを回す自分も想像がつきませんでした。

何より、広報の仕事に携わるうちに、この道を究めたいという思いが大きくなっていきました。今後のキャリアについて悩んでいたときに、ちょうど広報チームで事業統括メンバーの募集があり、リーダーである小澤美佳さんが挑戦してみないかと声をかけてくれたんです。

ありがたいことに採用面接に合格し、契約形態はフリーランスのまま、事業統括メンバーとして裁量の大きい仕事を任せてもらえるようになりました。

正社員になる選択肢もあったかと思いますが、フリーランスを続ける理由は何でしょう?

時間に縛られない働き方が、今の私には一番合っていると常々感じているからです。仕事の合間に家事をしたり、ピラティスに通ったり。就業時間が決まっている正社員だと、そのような生活はできませんよね。

それに私の性格上、働きすぎてしまうところがあるので、子どもとの時間を大切にするためにもフリーランスの立場を選びました。

フリーランスの組織への関わり方は一つじゃない

確かに、今西さんは当事者意識が強く、必要とあらばハードな働き方をされる印象です。

当事者意識は、HELP YOUの運営会社が掲げるバリューの一つですよね。だからというわけではありませんが、私自身も仕事をするうえで、そうした意識を大切にしています。

時に自分を追いつめるような働き方をしてしまうこともあるのですが、そのたびにリーダーの小澤さんに相談し、業務量を調整したり人員を増やしたりしてきました。

相談するのが申し訳ないという気持ちもあったのですが、小澤さんは「相談してもらえない方が辛い」と言ってくれたんです。小澤さんがいなかったら、当事者意識を持って仕事に向き合い続けるのは難しかったでしょう。

私も、一緒に働くメンバーにとって小澤さんのような存在でありたいと思います。

私自身が仕事への向き合い方に悩んだからこそ、チームメンバーが組織の成長を自分ごととして捉え、共に歩んでくれることに感謝しかありません。

同時に、約500人いるメンバーのうち大半はフリーランスで、各々が理想とする組織との関わり方は異なることも理解しています。組織にコミットしたいと思う人もいれば、あくまでもビジネスライクな関係でいたい人もいるでしょう。

それぞれのスタイルを尊重しながら、共に一つの目標を目指していけると良いですね。

「尊敬」と「感謝」がチームを動かす鍵

新婚旅行で訪れたスイスの町並み。

当事者意識に加え、今西さんが思うご自身の強みは何ですか?

3つあります。1つ目は、先回りして動く力。2つ目は、目標達成に向けてやり抜く力です。例えば、広報チームでは月に配信するプレスリリースの本数が決まっています。あらゆる手段を尽くし、ゴールへ向かう気持ちの強さが武器です。

今西さんはTwitterの個人アカウントでも、運用開始から約2年でフォロワー1万人を達成しており、結果にこだわって日々お仕事をされているのだと感じます。3つ目の強みは何でしょう?

チームを一からつくり上げる力です。これは、今後強みにしていきたい、といった方が正しいかもしれません。

事業統括メンバーになってから、「くらしと仕事」の広報専属ライターチームを立ち上げました。所属しているライターさんやデザイナーさんのお力あってのことですが、チームとして良い結果を出せているのは大きいと思います。

より大きな成果を出すためには、チーム内で相乗効果を生むことが大切です。私がチームに伴走することで良い流れを作っていきたいですね。

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チームメンバーと接するうえで大切にしていることは何ですか?

1つは、知ったかぶりをしないこと。もう1つは、感謝を忘れないことです。

HELP YOUには、専門スキルを持ったメンバーが多くいます。チームメンバーと一緒に仕事をするなかで、私の知識が及ばないケースも多々あるでしょう。そんなときに知ったかぶりをしてしまうと信頼を失うことになりかねません。「こんなことも知らないのか」と思われるのを恐れず、素直に尋ねたり、自分自身で調べたりする姿勢が大切です。

そして、何より大切にしているのは感謝です。私が一人でできることって本当に少なくて。多彩なスキルを持つメンバーがいてくれるからこそ、チームが成り立っている部分が大きいんですよね。「ありがとう」という言葉をかけることはもちろん、一つの仕事を終えるごとに良いところを伝えるようにしています。

相手の良いところを見つけるコツは何ですか?

コツですか(笑)。一緒に働くメンバーは心から「すごい!」と思える方ばかりなので、自然と良いところが目に留まるんですよね。

教育関係の仕事をしていた頃、生徒さんが宿題を提出するたびに必ず一つは褒める、というルールがありました。そのような経験もあり、ポジティブなフィードバックをすることが自分の中で習慣化しているのかもしれません。

「新しい働き方」の先駆けであり続けたい

自然豊かなスイス。将来的にくらしてみたい国ナンバーワンだそう。

素敵な習慣ですね。最後に、今後広報としてやりたいことをお聞かせください。

私たちは、2015年の創業以来、フルリモートでの組織運営に取り組んでいます。2021年には「テレワーク先駆者百選」で「総務大臣賞」を受賞しました。

社外の方とお話をすると、「新しい組織のあり方ですね」「先進的ですね」と言っていただける機会が多く、私自身そのことを誇りに思っています。

しかし、現状にとどまっていては、そのような評価を受け続けることは難しいでしょう。コロナ禍で世の中の働き方は変わり、リモートワーク自体は以前より珍しいものではなくなりました。

そのような時代において、時間や場所に縛られない働き方を実践し続けてきた私たちだから生み出せる新たな価値があると思うのです。

例えば、2020年に実施したバーチャル世界一周旅行。HELP YOUで活躍する海外在住メンバーが地元を案内して回る企画です。35の国や地域にメンバーがいるフルリモートの会社だからできたことですよね。

広報として会社の取り組みを世の中に伝えるだけではなく、自ら企画を立てて、新たな価値を生み出していきたいですね。私たちが、働き方改革に乗り出す社会をリードする存在であり続けたいと思います。

まとめ

持ち前の根気強さで着実に広報としての実績を重ね、自身の「やりたい」という気持ちに従って道を切り開いてきた今西さん。「キャリアに悩む読者に向けて、何かアドバイスはありますか?」と聞いたところ、「目の前にきたチャンスをつかむこと」と答えてくれました。

専門スキルがない自分にはチャンスがない、と思い込んでいるそこのあなた。HELP YOUには、未経験からチャレンジできる機会がたくさんあります。まずは副業からでも挑戦し、小さなチャンスを見つけてみませんか?

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アイキャッチデザイン/今泉香織

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