専業主婦から個人事業主へ!40代x3児の母が選んだ在宅フリーランスとしての道

専業主婦から個人事業主へ!40代x3児の母が選んだ在宅フリーランスとしての道

HELP YOUにジョインしてから約1年半が過ぎた頃、私はイタリアで開業届を出し、個人事業主としての新たな道を歩み始めました。
5年以上の就業ブランクがあった専業主婦の私が、在宅フリーランスとして開業を決意。もちろん不安はありましたが、実際に始めてみると、私にとって開業はプラスに作用したと実感しています。
本記事では、私が個人事業主になることを選んだ理由と、開業したことで得られた仕事面での変化をご紹介します。

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ライター

中村紘美
2009年結婚を機にイタリアへ移住。イタリア人の夫と3人の子ども、そして2匹のウサギと暮らす40代。およそ5年の専業主婦期間を経て、2022年末にHELP YOUにジョインし在宅ワークデビューを果たす。主にデータ入力やリサーチを担当しながら、WEBライターとしても活動中。→執筆記事一覧

個人事業主になるってどういうこと?

そもそも「個人事業主」というのは、税務上の区分で、個人で独立して事業を行う人のことを指します。在宅ワークを始めたからといって、自動的に個人事業主になるわけではありません。個人事業主になるには、税務署に開業届の提出が必要です

個人事業主になると、日本国内では、青色申告を選択できるメリットがあります。私が住むイタリアでは、開業から5年間は低税率が適用されるという優遇措置が取られています(※1)

手続きや納税などに対し、複雑で難しいイメージを持っていましたが、いろいろと調べていくうちに、今の自分に必要なステップだとわかりました。納税や年金の支払いなどを考慮したうえで、私は開業を決めました。(※2)

※1 2024年12月現在の税制度(出典:Agenzia delle Entrate
※2 居住している国により開業や納税の条件・義務は異なるため、本記事では具体的な手続きや納税方法については触れていません。必ず居住国の制度を確認してください

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3児の母が在宅フリーランスを選んだ理由

私がオンラインアウトソーシング(※3)「HELP YOU」にジョインし、在宅ワークを始めたきっかけは、子どもの送り迎えが中心の生活リズムでも、隙間時間を利用して働きたいと思ったからです。ジョインした当初は、3人の子どもたちが保育園、幼稚園、小学校とそれぞれ別の場所に通っていて、送迎や帰宅の時間がバラバラでした。そのため、フルタイムで会社勤めをするには、夫や義理の両親の手助けに加え、時間外保育に頼らなければならず、すぐに働き始めるのはとても難しい状況でした。

そんな中でたどり着いたのが、在宅フリーランスという働き方です。現在、HELP YOUにジョインして2年が経ちます。自分で子どもの送迎ができるうえ、夏休みなどの長期休暇も家族の予定に合わせて仕事を調整できるので、この働き方を選んで本当に良かったと思っています。

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私は今も専業主婦?

800社以上の業務コンサルティング・業務サポートを行うHELP YOUでは、案件ごとに実務担当スタッフの募集がかかり、挙手した人の中から適性により担当者が選ばれます。少しずつ担当案件が増え、毎月の稼働時間が安定し始めた頃、「私は今も専業主婦なのだろうか?」とふと考えるようになりました。

在宅とはいえ、HELP YOUを介して、日本のさまざまな企業から仕事を請け負っています。そして報酬を得ているのだから、私は確かに働いているわけです。

しかし、夫の扶養の中で働く私の肩書きは、自分の中では専業主婦のまま。もちろん家庭ごとにそれぞれの事情があり、主婦のまま扶養内で働くことを選ぶ人もいるでしょう。ただ私自身は、働いているのに自分の肩書きが専業主婦であることに、次第に違和感を抱き始めたのです。

現地で再就職を目指すも、就業ブランクが壁に

実は個人事業主になることを決意する前に、イタリア国内で正規雇用を目指して求職活動をしました。HELP YOUでの稼働時間が安定し始めたとはいえ、月によってバラつきがあるため、やはり毎月安定した収入やボーナス、退職金が見込める正規雇用は魅力的です。

どんな仕事があるのか何気なく求人情報を見てみると、日本語が話せる社員の募集がいくつか目に留まりました。日本語ネイティブで日常会話以上のイタリア語を話せる私は、胸を躍らせながら応募してみることに。

ところが、1週間を過ぎても返信はなく、電話で問い合わせをしてみても、全く相手にしてもらえませんでした。かつてイタリア企業で正社員として働いていた私は、それなりの自信をもって応募したのですが、5年以上の就業ブランクがマイナスの印象を与えたのかもしれません。

外に出てフルタイムで働く覚悟はある?

その後も自分に合った求人情報を探し続けました。しかし同時に、心の奥底では、「本当に外に出てフルタイムで働けるの?」と自問自答を繰り返す日々。もし在宅以外で働くことになったら、子どもの送り迎えはできなくなり、義理の両親にお願いするほかありません。あるいは、有料の時間外保育を利用することになるでしょう。

そこまでして、本当にフルタイムの正規雇用にこだわる必要はあるのか? モヤモヤとした思いが膨らみ続け、ついに、「やはり今の私には在宅ワークがベストである」という答えを出したのです。

開業を後押ししてくれたのは、HELP YOUでの成功体験

「在宅フリーランスとしてやっていこう」と決心した後は、もう迷いはありませんでした。一時は、経済的な安定を求めて再就職を目指したけれど、本音では、家でしっかり働ける環境を整えていきたいと思い続けていたことに気付いたからです。

もちろん、さまざまな不安や葛藤がありました。それでも個人事業主として開業を決めたのは、今の自分にとってベストな働き方だという確信があったからこそ。

就業ブランクを乗り越えジョインしたHELP YOUで、ライター業をはじめとする未経験の分野へ挑戦したことが自信につながり、さらに、在宅でも収入を得られる事実が達成感を与えてくれました。そうした成功体験が開業へ向けて背中を押してくれたのです。

在宅フリーランス1年経過!40代主婦がHELP YOUで取り戻した「私」という存在

せっかく個人事業主になったのだから複業に挑戦!

開業することは、「これからは在宅フリーランスとしてやっていくんだ!」と自分自身に、そして家族に宣言する意味もあったと思います。そうして自分自身を奮い立たせた私は、実際に肩書きが専業主婦から個人事業主になったのをきっかけに、活動の幅を広げました。それまでは、HELP YOUだけで稼働時間を増やしたいと考えていましたが、せっかくフリーランスとして開業したのだからHELP YOU以外でも在宅ワークに挑戦したい、特に自分が得意としているイタリア語を活かした仕事をしたいと思うようになったのです。

そして、ちょうどそのタイミングでイタリア語スキルが必須の求人を見つけ、ご縁があり2社との契約が決まりました。HELP YOUでも外国語を活かした業務はありますが、英語と比較してイタリア語を使う機会は現状あまり多くはありません。そうした背景もあり、自分の特技を活かせる業務を見つけられたこと、そして在宅フリーランスとしての自分の可能性を広げられたことに、大きな喜びを感じています。

新たな挑戦は新しい自分に出会えるきっかけ

私はどんなことにも、「とにかく挑戦してみよう!」という考えを持っています。今回、個人事業主として開業したことも、「まずは数年やってみよう!」という一つの挑戦です。思い描いた通りにうまく進まないかもしれません。しかし、思い切って開業したことで、仕事に対する意識がより一層高まったと実感しています。

新しいことに挑戦するのは、やはり不安があるでしょう。でも、その不安のせいで立ち止まってしまうのはもったいないと思います。一歩を踏み出すことで好循環を作り出せると、私は自身の経験を通して学んだのです。

まとめ

私はHELP YOUにジョインしたのをきっかけに、専業主婦から個人事業主になりました。この先、子どもが成長するにつれ生活リズムが変わり、再就職を考えるようになるかもしれませんが、今はこの選択に満足しています。子育て中心の生活で思うように働けないと悩んでいる母親にこそ、在宅フリーランスという選択を検討してみてほしいと思っています。

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