就労ビザがなくても大丈夫!海外在住者でも働ける在宅ワークとは
「海外で暮らしながら仕事をしたい」もしくは「海外に住んでいるけど、今までの経験やスキルを活かした仕事が見つからない」といった方は多いのではないでしょうか。海外でのお仕事といえば、日本食レストラン、観光ガイドなどの就労ビザがないとできない仕事が中心になっているように感じます。この記事では、今までの経験やスキルを活かし、就労ビザなしでも働けるお仕事を紹介していきます。
目次
ライター
移住する前に確認しておこう!海外で働く際に潜む罠
海外に移住して働くには、様々な”トラップ”が存在することを把握しておかなければなりません。移住先で働きはじめる際に問題が発生しても遅いので、しっかりとどんな問題が想定できるのか、予め把握しておきましょう。
就労ビザが必要
就職の内定先が決まり次第、就労ビザを取得する必要があります。また、就労ビザを取得するには移住する国や州ごとによって条件が異なるため、移住先の就労ビザの取得条件は予め確認しておく必要があります。しかし、そもそも就職活動において現地人よりも秀でたスキルや経験をもっていないとなかなか内定先が決まらないといったことはよくあることなので、就労ビザの取得も諦めてしまうといった方も多いのが現状です。
納税手続きが煩雑
移住先で働くとなると、移住する国や州ごとに決められた法律に従い、確定申告や年末調整などの納税手続きをする必要があります。また、場合によっては海外移住をする前に国内で確定申告の手続きをする必要があることも忘れずに。
言語の壁がある
移住先で多くの人が悩む言語の壁に関しては、語学力を身につけておかないと仕事もうまくいかないといったケースに陥ってしまうでしょう。ビジネス会話程度の語学力を身につけずに海外移住するのであれば、語学学校に通いながら仕事をする、もしくは日本語を使った仕事に就くなど工夫する必要があります。
現地で働くのと何が違う?海外移住先での在宅ワークのメリット
ここまで海外移住先で働く際の様々なトラップについて紹介してきました。なかなか海外移住への憧れだけでは生活することは難しいといった現状がある中、海外移住先での在宅ワークであれば先ほどのトラップを回避することが可能な場合が多いです。1つ1つ見ていきましょう。
就労ビザが不要(国や州によって異なる場合があるため要確認)
日本のクライアントから仕事の依頼を受けて収入を得る場合は就労ビザが不要である国が存在します。しかし、国や州の規定によって在宅ワークでも就労ビザが必要なケースもあるので、確認しておく必要があります。
納税手続きが煩雑になりにくい
日本に住民票がなければ基本的に確定申告などの税制手続きをする必要はありません。しかし、移住先の国や州によっては税制にしたがって納税をする必要があるため、こちらも移住先の税制を確認しておく必要があります。また、日本に住民票がある場合は、日本で居住している場合と同様の税制にしたがって税制手続きをする必要があります。
言語の壁がない
日本のクライアントと仕事をするので、日本に住んでいるときと同様に言語の壁がなく安心して仕事をすることができます。
今までの経験やスキルを活かせる
今までの経験やスキルを活かしながら仕事を続けることができる場合が多いです。今まではエンジニアやデザイナーなど限られた専門スキルをもった人しか在宅ワークの仕事はありませんでしたが、最近ではオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)やwebマーケティング、コンサルタントなど幅広い職種の在宅ワークがあります。海外移住先で現地の仕事を探してみると敷居が高いため、なかなか今までの経験やスキルを活かした仕事を続けることが難しくなってしまいます。後ほど紹介する在宅ワークの仕事内容を参考に自分に適した仕事を見つけてみてください。
通勤がない
在宅ワークはインターネット環境があるところであればどこでも作業できるため、通勤する必要がありません。国や州によっては通勤時間が日本にいるときより長いのが当たり前であるところもあるため、時間を有効活用するという意味でも大きなメリットになります。
やりたい仕事を見つけよう!海外在住でも働ける在宅ワーク
在宅ワークの仕事内容と探し方
こちらの記事では、海外駐在勤務になった夫についていき、現地で生活をする「駐在妻」や「転勤妻」に共通した悩みを解決する仕事として在宅ワークが紹介されています。「リモートワークが探せるクラウドソーシング登録サイト一覧」では、クラウドソーシング登録サイトのリンクから在宅ワークの仕事内容を見ることができます。「総合型クラウドソーシングプラットフォーム」「業種特化型クラウドソーシングプラットフォーム」「プロジェクト参加型クラウドソーシングプラットフォーム」「初心者向けクラウドソーシングプラットフォーム」とそれぞれ自分に合ったクラウドソーシングプラットフォームの中から探して仕事内容を決めることができます。参考にしてみてください。
在宅ワークの探し方についてもこちらの記事で触れられており、まずは勤務している会社でリモートワークができるかどうか打診してみる必要があると述べられています。また、リモートワークが認められた場合、どのように働くかを事前に会社側と打ち合わせておく必要があります。
やむを得ず退職した場合は、クラウドソーシング登録サイトから仕事内容を決めていくとよさそうです。
参照)「駐在妻・転勤妻に共通する「キャリア問題」 解決する仕事とは?」
海外在住しながら在宅ワークをしている方をご紹介
甲斐田礼華さん
もともと保育士として働き、ご主人の海外赴任でマレーシアに移住した甲斐田さん。なれない海外生活が続き孤独に苛まれた日々の中でオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)を仕事としてスタートし始めると、海外暮らしを楽しめるようになったと語っています。現在はオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)サービス「HELP YOU」で、主にクライアントからいただくデータの整理やリサーチをしており、徐々に仕事への意識も変わっていったようです。「家族を支えられるまで成長したい」という思いをもって熱心に在宅ワークに取り組んでいます。海外移住して働くことに躊躇していた方にとっては、自分の夢を1歩後押ししてくれるような記事になっています。
参照)「夫の赴任先マレーシアで在宅ワーク中。「夫をリタイアさせるのが私の夢」」
宇治川紗由里さん
ご主人の海外赴任のためスーダンからはじまり、今は世界各地で場所に捉われない働き方をしている宇治川さん。スーダンに移住してから現地で仕事を探すもなかなか見つからず、ご主人の仕事の都合上は定住することはないと分かっていたため、場所に捉われない在宅ワークを仕事にし始めたそうです。また、時差や気候、宗教の関係で仕事を午前中に済ませるといったように、会社側の時間に左右されない働き方を実現しています。海外移住先でも場所や時間を問わずに働くことができることを実現されている宇治川さんの記事で、より在宅ワークの可能性を理解できるのではないでしょうか。
参照)「灼熱の国スーダンに夫とくらし、オンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)として輝く毎日」
石田陽香さん
フラメンコを習いにスペインで修行をしながら在宅ワークをしている石田さん。スペインでも地元に帰省したときでも場所を問わず働けることから、在宅ワークであるオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)「HELP YOU」で仕事をし始めたそうです。在宅ワークをはじめて感じたことは、オンオフの切り替えをできるように自己管理能力をもっておくことが必要とのことです。また、「自分はこういう風に働きたい」と目標をもっておくことが大切だと語っています。場所を問わずに働き、好きなことを追及していく姿は学べる点も多くありそうです。
参照)「スペインでフラメンコ修行中!イラストの夢も叶えたリモートワーカーの道」
ニイクラ佳代さん
ご主人との結婚を機に渡米してアメリカに移住したニイクラさん。アメリカではVISAが取得できるまでの1年間、入国をすることができないので別居生活からスタートと、少し苦労があったとのこと。また、アメリカのテネシー州に移住することになり、自分の探している仕事を現地では見つけることができない中、在宅ワークでリサーチや事務職などのオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)「HELP YOU」をみつけ働くことになりました。自分が働くことができる時間とクライアントとの時間を調整して働くことで時差を活用した働き方もされています。在宅ワークでもしっかり働くことができ安定した収入を得られる仕事は増えているため、海外移住先でもライフワークバランスを実現した生活を送りたい方にとって参考になる記事だと思います。
参照)「国際結婚でアメリカへ。 新生活を楽しみながら、在宅ワークで支える海外生活」
田口桂さん
前に勤めていた旅行代理店での勤め先がクロアチアだったことから縁もあって定住を決意した田口さん。3年前は海外在住で在宅ワークができる仕事は「HELP YOU」しかなく、そこから在宅ワークを始めたようです。今では在宅ワークで、今までの知識や経験を活かしたwebの仕事に精力的に取り組んでいます。自分の好きなこと・得意なことを在宅ワークでも活かせる仕事は増えてきました。海外移住先でも今まで取り組んできたような仕事を継続していきたいのであれば、田口さんのような生活もかなり参考になるのではないでしょうか。
参照)「パートナーに出会い、定住を決意。クロアチアにいながら日本の仕事をする田口さんの日常」
久野明日香さん
語学留学からの日系企業へ就職という流れでチェコに住み、永住権も取得した久野さん。転職を考えていた時に偶然みつけた「HELP YOU」の在宅ワークを知り、仕事をするようになったそうです。また、オンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)という仕事をしながら、自分のやりたいことを世界中を巡りながらかなえています。もし、海外移住したいけど憧れだけで目的ややりたいことがないといった方は、移住先で自然とやりたいことやそれに向かって頑張るようになるかもしれません。久野さんのライフスタイルから参考になる部分は多そうです。
参照)「100のやりたいことリストで、「わたし」を取り戻す! チェコから世界を駆け巡るリモートワーカー」
栗本梓さん
ご主人の海外赴任を機にクウェートへ一緒についていくことを決めた栗本さん。「次はいつ夫と過ごせるか分からない」といった悩みから一緒についていくことを決め、その過程で海外移住先でも仕事ができる在宅ワークのオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)「HELP YOU」で仕事を始めたそうです。もともと栗本さんは総合商社で働いており、海外へ移住してもキャリアを断絶させないためにも在宅ワークといったかたちで仕事をするようになったと語っています。国の規定によりビザを取得できても現地で働くことができないこともあるため、自分が移住しようと思っている国の規定を予め確認しておく必要があります。また、キャリアを継続していくためにも在宅ワークという選択肢がとれるのではないかと思われます。
参照)「キャリアを断絶させない選択 クウェートより自分なりの「働き方改革」を考える駐在妻」
まとめ
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