
リピーター続出!選ばれるライターが語る、執筆のコツと心構え
オンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」では、フルリモートでクライアントの各種業務をサポートしています。その中でも、需要の幅が広い領域の一つがライティングです。オウンドメディアの記事執筆からメルマガ作成、各種SNSの投稿文作成など、さまざまな業務で必要とされるスキルです。
そこで今回は、これからライティングスキルを磨いていきたいと考える新人スタッフが、クライアントや社内からも信頼の厚い、ライター歴5年の先輩から聞いた、コツや心構えを紹介します。
※1 オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービスを指します。
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目次
インタビュイー
ライター
経験ゼロからライターとして働き始めるまで

日々を過ごす、ロワール川沿いの街
本格的にライターを名乗って仕事をしたことはありません。時系列でお話しすると、アメリカの短大を卒業後、東京都にある英語スクールに受付担当として就職しました。1〜2年後、上司から「講師をやってみないか」と声をかけていただき、英語講師の資格を取得して、講師も兼任するようになります。
その会社に7年ほど勤めた後は、フランス人のパートナーと結婚をして、フランスに移住することを決めました。フランスでは、共働きの家庭が多く、私自身も働くことは好きなので、仕事を探すことにします。しかし、フランス語ができないとなかなか難しい、というのが現実でした。
──インターネットを使った仕事、というのがキーワードだったのですね。
はい、海外在住の場合、日本の企業と仕事をするにはインターネットを使わないと難しく、職種は決めていませんでしたが、インターネットで完結できる仕事を探していました。
それを叶える職種として、選択肢の一つに挙がったのが、ライティングです。
実はフランス移住前から「フランス在住の日本人コミュニティ」を運営する方とコンタクトを取っていて、移住当初からコミュニティで記事を書いていました。それが、ライティングを経験したことのない私にとって、初めて不特定多数の方に届ける文章を書く経験だったのです。
当時、そのコミュニティサイトは立ち上がったばかりだったので、私も運営スタッフとして参画しました。コミュニティの代表からの依頼内容をもとにコラムを書くのが主な役割です。右も左もわからないことだらけでしたが、テーマや文字数、トンマナ(※2)を教えていただき、「フランスにいながら日本人として頑張っている人」に向けて文章を書きました。また、同じ運営スタッフにWebライターとして活躍している方がいて、勉強会をしてもらったことも今のキャリアの助けになっています。
記事の方向性をすり合わせる「構成作り」がカギ

人から「ライティングが向いている」と言われたことも、後押しのきっかけになった
前述の通り、ライティングは少し学んでいたものの、なんでもできることはやってみようと思い、幅広い業務に挑戦して自分の可能性を探りました。例えば、アンケートに回答する業務、フランス語や英語を日本語に直す翻訳業務、その他リサーチ業務など、いわゆる“ライティング業務”以外の募集にも積極的に挙手したのです。
──ライティング業務において、構成作りは毎回行っているのですか?
毎回ではありません。ライティングをご依頼いただく際は、クライアントが作成した構成に沿ってライティングを進める場合と、構成から作成する場合があります。「構成からお願いします」という依頼の場合、クライアントの中で記事の内容が固まっていないこともあるので、書き始める前に私の方で構成を作り込んでからクライアントに確認して、記事の方向性をすり合わせます。
ライターにとって、構成作りは「要」です。そのため、毎回かなり細かく構成を作り込みます。読者が何を求めてこの記事を読むのかを常に意識しながら構成を考えているのです。
クライアント案件に数値目標はありませんが、たくさんの人に読んでもらえる記事を書く、という目標を持って取り組むことで、顧客満足度を高めることを意識しています。
仲間がいたからこそ得られた「経験」に基づくテクニック
──仲井さんの文章は「読ませる文章」だと聞きました。思わず引き込まれてしまうような文章を書くために意識していることは何ですか?
「文章のリズム」を意識しています。文章のリズムが途切れると人は読むのを止めてしまいます。そこで、一旦書いた文章を改めて見直すときに、脳内再生して(ときには部分的に音読をして)リズムが乱れる場合は修正します。また、学ぶことが好きなので、ライティングの勉強会に参加したり、SEO関連の書籍を読んだり、最近ではAIに興味があるのでAI活用法のセミナーに出席したりもしました。
また、これらと同じくらい「経験値」も大切だと思います。クライアント向けのメディア「HELP YOU BLOG」の記事執筆も担当していますが、校正担当の方から「こういうところに気を付けてください」とフィードバックを頂けることが、とてもありがたいです。
例えば、私は注釈を文章の中に「A(~ということ)」のような形で書いていたのですが、注釈が長くなるときは「A(※)」と記載して段落末にまとめて記載すると読みやすくなる、ということを教えていただきました。また、私のライティングの癖として、言い切ってしまうことがあるのですが、「記事を読んだ人が傷付くことがあるので、もう少しマイルドに言い換えましょう」と指摘を受けたこともあります。
このような点は、自分では気が付きにくいので、フィードバックはスキルアップには欠かせないと思います。
Web媒体の執筆で意識すべきポイント
──「HELP YOU BLOG」など、Web媒体で記事を書く上で、大切にされていることは何ですか?
特定のキーワードで検索されたときに、記事が検索結果の上位に表示されるよう執筆しています。これをSEOといいます。このように検索エンジンでヒットするような記事を書く場合は、キーワードを全体にちりばめつつ、ターゲットに響く文章を意識しながら書くことが大切です。クライアントから指定されたキーワードをもとに、タイトルも含めて読者が「そうそう、これが知りたかった!」と思える記事にすることを意識しています。
また、インターネット上に掲載されている他の記事と同じでは読んでもらえません。そこで、オリジナリティを出すことが重要です。そのために、クライアントが強みとしているところや他社より秀でているところなどを積極的に押し出すようにしています。
「初めまして」ではない信頼構築ができるチーム制

AIなど、興味を持った新しい技術を学ぶことが好きだという仲井さん
チームで仕事ができることだと思います。HELP YOUの案件は、クライアントと実務を担当するスタッフの間にディレクターが入ります。そのため、何か困ったことがあったときには、一人で抱え込まずとも、ディレクターやメンバーのサポートを得ることができます。また、日本と時差がある地域に住んでいる私にとっては、こうしたチーム体制のおかげでスムーズに案件を進めることができる点も助かっています。
さらに、単発案件ももちろんありますが、継続的なお仕事を頂ける機会が増える(※3)ことも嬉しいです。以前一緒にお仕事をさせていただいたディレクターや事業統括を担うメンバーから「こんな仕事があるんだけど、やらない?」と声をかけていただくこともあり、個人で仕事を請け負うよりも続けやすいと思っています。
※3 HELP YOUでの契約は、お仕事の継続依頼を約束するものではないことをご了承ください
──「読まれる記事」を書くことの次に目指している方向性はありますか?
ライティングは続けていこうと思っているのですが、少し前から新しいことにもチャレンジしたい気持ちが芽生えました。
具体的な方向性はまだ決まっていないのですが、しばらくは少しアウトプットの時間を減らしてでも、インプットの時間を設けられるといいかな、と考えています。このように、インプットとアウトプットを自分の興味関心に合わせて調整できるところも、フリーランスならではですね。
ただ、アウトプットをしなければ、自分の書いた記事がどのくらい反響があったのか、クライアントの声なども届いてこないので、今後もアウトプットはし続けていきたいと思います。
ライターを目指している後輩へのメッセージ

渡仏当初に訪れた、機械仕掛けの遊園地にて
これからライティングを始める方にとって、最初のチャレンジは勇気がいることだと思います。しかし、「まずはやってみる」ことが大事です。一歩踏み出せば、新たな発見や気付きが得られるかもしれません。
実際、私もクライアントから「仲井さんが書く文章はわかりやすいですよね」と言っていただいたことがありました。それまで、自分の強みは見えていませんでしたが、この言葉をはじめとして、今まで受けたフィードバックを集めることで、自分は何が得意なのか、どんな強みがあるのかに気が付くことができます。人によって、コラムなのか説明文なのか得意とする文章形式は異なるので、そういった得意を見つけるためにも、始めてみることが一番の近道です。まずはできることから少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
他者のフィードバックも得ながらライターとしてさらに成長したい、そんな方はHELP YOUにジョインしてみませんか?
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