会社員でありフリーランスでもある黒木氏 くらしと仕事

副業で人生は変わる!
フリーランス収入が本業の2倍になった秘密

「仕事で納得のいく評価・収入が得られていない」、「今の仕事は本当にやりたかったものじゃない」……多かれ少なかれ、キャリアのモヤモヤを抱えている方は多いのではないでしょうか。

今回インタビューを実施したのは、「株式会社ニットの社員」と「フリーランス」という2つの顔を持つ黒木さんです。黒木さんはこれまで、印刷会社でのウェブサイト企画職、求人広告のコピーライター、福祉関連会社での秘書兼人事リーダーとして、いずれも正社員として働いてきました。そして、ライターとして副業をスタートしたのは4年前。今では副業収入が本業の2倍だそうです。なぜ、黒木さんは副業を始めたのか?どうしてこの4年間で飛躍的に成果を出し続けられたのか?成功の秘密を探ります。

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ライター

勝村彩子
大阪府出身、ドイツ在住11年目。同志社大学文学部卒業。新卒でANAに客室乗務員として入社。その後、欧州系航空会社に転職。現在は会社員の傍ら、フリーライターとして活動中。企業や個人を対象としたインタビュー記事を主に、イベントレポート、メルマガやSNS執筆など幅広く手掛ける。

会社に頼らず、自分の力で稼ぐことにした

仕事をしているイメージ くらしと仕事

パソコンひとつと自分のスキルで、勝負!

副業をはじめたきっかけは何だったのですか?

福祉関連会社で働いていた時、給与改定時の評価に納得できなかったことがきっかけです。入社後、前任者や先輩の退職が続き、1年半ほど4人分の仕事をひとりで受け持っていました。にも関わらず、出された評価は全く納得できないものだったのです。社長に直談判したのですが、相手にしてもらえませんでした。その時、悔しくて、2度とこんなことは言いたくないと思いました。そこで、会社が変わらないのであれば、自分で副業して稼ごうと決めたのです。

選択肢に「転職」はなかったのですか?

自分がどんなに頑張って仕事をしても、最終的に給料は会社が決めることですよね。だから、会社のせいにしても状況は良くなりません。それに、転職して会社を変えたところで、また同じことが起きるかもしれません。私は自分でコントロールできるものをつくりたいと思い、副業を選びました

新しいことを始めるには勇気が必要だったと思います。背中を押したものは何だったのですか?

ひとつの会社に依存してはいけないという強い思いですね。実は、私は新卒で入社した会社が倒産するという経験をしています。その時から、正社員の仕事は安定を約束してくれるものではないという思いがずっと心の中にありました。ですが、3社目で「こんなにがんばっているのだから給料をあげてほしい」という自分は、会社に依存しているのではないかと気づいてしまったのです。

そして、私は社会人1年目の時から、500万円の奨学金返済を抱えていました。奨学金の返済にネガティブな気持ちはなかったのですが、今後の返済のためにも、他の人と同じように仕事をしていてはいけなかったのです。また、これだけの額を自分に投資した分、自らの価値は高められたはずなので、それに見合う報酬を得られるはずだとも考えました。

副業すると決めてから、どれくらいの期間でスタートしましたか?

10月末に副業をすると決めて、12月半ばにはHELP YOUでトライアルの仕事を始めていました。

1ヶ月半で行動開始とはかなり速い展開ですね!

そうですね(笑)。30歳の誕生日が迫っていて、現状のモヤモヤを抱えたままは嫌だ!と思っていたので、焦りが良い形で作用したのかなと。

副業を始めるにあたって、具体的にまず何をしましたか?

ネットで「副業 在宅勤務 ライティング」と検索しました。そこで見つけた、シナリオライティングの仕事とHELP YOUに同時に登録しました。

なぜ、ライティングを選んだのですか?

大学生の時にはコピーライター講座に通うほど、元々、ライティングの仕事をやりたかったのです。また、2社目のコピーライター時代にはとても厳しい環境でやってきたので、自分はライターとして通用するという自信もありました。それに、ライティングを続けることで、これまで鍛えた力を衰えさせないようにしようとも思っていました。

初めて、副業で報酬を得た時はどんな気持ちでしたか?

最初の報酬は月額8000円位でした。それでも「副業ってできるんだ!」と思ったのを覚えています。当時、「ネットで探した在宅勤務の副業」というと、ちょっと怪しい感じがしたんですよ(笑)。周りの人に話しても、「本当に大丈夫なの?」と言われていましたし、私自身も、正直半信半疑でした。でも、実際の振込を見て、これは今後頑張る価値があると思えましたね。

毎年収入が右肩上がりに伸びた理由

外出先でもノートPCは手放さない くらしと仕事

六甲山にある”馬の背”という景勝地にて。忙しすぎていつどんな場所でも仕事している(ウソ)

副業の収入面での成果を教えてください。

1年目で100万円を超え、2年目、3年目も順調に延びて、今年4年目は会社員の給料の2倍になる予定です。

すごいですね!どうしてそんなに順調にいったのですか?

とてもラッキーだったんです(笑)。厳しい方も優しい方も様々ですが、色々なクライアントに出会えたことが大きかったと思います。

クライアントはどのように見つけたのですか?

HELP YOUの仕事では、募集があれば挙手したり、ディレクターさんから声をかけていただいたりして、仕事をもらっていました。それ以外では、コピーライター時代の知り合いからの紹介や、既存のクライアントから新規の方を紹介していただくこともあります。

私は営業職をやったことがないので、売り込みはしていません。

売り込みなしで、どのようにしてクライアントを増やしたのですか?

1年目は、「黒木が担当でラッキー」と思ってもらえる仕事をしようと意識していました。そのおかげで、再度、別案件でも声をかけてもらえることが多かったです。

2年目は、1年目に私にチャンスをくれた人やサービスに恩返しをすることを意識していました。もし、1年目に上手くいったことに天狗になっていたら、2年目以降の発展はなかったと思いますね。

「良い仕事をすること」と「恩返し」がクライアントを増やし続けられた秘訣なのですね。

そうだと思います。私はPay Forward(恩送り)という考えを大切にしています。仕事を受けることは、まさにPay Forwardされていることだと思うのです。最初クライアントは、私がどんな人物で、どんな仕事をするのかわからない中、任せてくださるわけです。なので、仕事で期待に応えるのはもちろん、仕事をくれたこと自体にも恩返しをしていきたい。この姿勢は今後も変わらず、持ち続けたいです。

例えば、どんなPay Forwardを実践されていますか?

HELP YOU内で主催している「ライタースタータールーム」というコミュニティもそのひとつです。私はHELP YOUというサービスの中で、フリーランスとして、大きく成長させてもらいました。だから、HELP YOU自体に恩返しがしたい。そこで、私のライティングスキルを、ライター初心者に伝えることで、お役に立てるのではと思い、活動しています。

では、Pay Forward以外で成功した理由は何だと思いますか?

1~2年目は、私の強みである人事の領域に特化して、難易度も単価も高い案件を受けていたからだと思います。ライティング案件の多くは、単価が低く、1文字1円ということもよくあります。でも、そのような仕事ばかりしていたら、なかなか月額報酬を上げていくことはできません。なので、私は初めから単価を意識して仕事を引き受けていました。単価が低い案件を受ける際は、執筆時間を予想し、時給換算をして、単価として納得のできる金額になる場合にのみ受けていました。

3年目は、単発案件をこなすのではなく、月々の固定収入をつくることに注力したのが良かったと思います。一旦ライティングを止めて、Wantedly運用(注1)など、採用全体のサポートを手がけるようにしました。採用に関わる業務は基本的に単発ではなく、継続的に関わるからです。自分が得意とする「ライティング」と「採用支援」の希少価値を比べ、現在は「採用支援」の方が市場ニーズが高いと判断し、こちらを広げていきました。これが独自のポジションとなり、3年目のさらなる収入アップにつながったのかなと思いますね。
注1-求人情報ウェブサイト

仕事になる部分のイメージ くらしと仕事

仕事は「好きなこと」×「市場ニーズの高いもの」の掛け合わせだと黒木さんは言う。ひとつを好きなことで設定したのなら、もう片方は市場ニーズの高いものを組み合わせることで、成果につながる。

市場ニーズのある得意領域を設定することが大事なのですね。

これは絶対にそうだと思います。ここは既にライターとして活動している方も、これから始めようという方も、考えて欲しいところです。何でも屋ではなくて、自分の得意領域を明確にして仕事をすると、単価は上がります。また、得意領域の内容であれば、執筆も速くなるはずなので、時給が上がることになります。

得意領域の設定は過去のキャリアを活かして行うべきですか?

それも有効だと思います。ただ、得意領域が見当たらないという方は自分で決めてしまえば良いのです。どのように決めるかというと、周りを見て、得意としている人がいない領域を狙えばいいのです。例えば、HELP YOUのスタッフであれば、スタッフプロフィール一覧を見て、誰も得意だと書いていない領域を探してみてください。あとは、よく募集がある案件の領域を押さえるのも良いですね。私がHELP YOUに入った時は、他に人事系のライティングを得意とする方がいなかったので、幸運にも、自分の強みを活かして仕事をすることができました。

選択する、決断する、行動する

自宅近くで散歩する一枚 くらしと仕事

自宅近くの須磨の海。リフレッシュのために、浜辺をたまに散歩するそう。

現在、キャリアにモヤモヤしている読者の方へメッセージをお願いします。

4年前、私も「自分はもっと稼げるはずなのに」とモヤモヤしていました。もし、あの時の自分に声をかけるとしたら、「さっさと動きなさい!」と言うでしょう。一歩踏み出すことで、モヤモヤが晴れ、人生の展開が変わっていったからです。

これまで私は、選択し、決断し、行動してきました

まず「お金を使いたいのか?お金を稼ぎたいのか?」と自問自答しました。そして私は「お金を稼ぐ」ことを選んだのです。その分、お金を使うことになる遊ぶ時間や休日は減りましたが、大変だとは感じていません。むしろ、自分が選んだ時間の使い方をしている分、自己矛盾がなくなって、気持ちはとても楽になりました。

副業をしたくても、時間がないと思う方がいるかもしれません。でも、本当にそうでしょうか?もし、本当に副業して稼ぎたいと思ったなら、遊ぶ時間をなくせばいいのです。逆に、やっぱり遊びたいと思うのなら、稼ぎたいと思うのをやめればいいのです。まずは、やるのかやらないのか、選択することから全ては始まります。

そして、やると決めたのなら、次に自分の好きなことと市場ニーズの高いものを考え、具体的に何を仕事にするかを決めます。その後、すぐに行動開始です!動いてから考えても、決して遅くはありません。そしてもし、途中で方向性が間違っていると思ったら、変えれば良いのです。嫌になったらいつでも辞めれば良いのです。とにかく動き始めましょう!そうすれば、今のモヤモヤが、これからのワクワクに変わりますよ

まとめ

黒木さんが副業を考えたきっかけは、人事評価に納得できなかったというネガティブなものでした。しかし、そこから一歩踏み出したことでHELP YOUと出会います。そして、踏み出した先でも、さらなる成果を求めて次の一歩を模索し、行動し続けたことで、黒木さんの人生は変わっていきました。まさに、副業をきっかけとして、キャリアの可能性を広げたロールモデルといえるでしょう。そして、今ではHELP YOUを展開する株式会社ニットの社長からヘッドハンティングされ、ニットの社員とフリーランスの二足の草鞋で活躍しています。

インタビューを通して、黒木さんのキャリアは全て繋がっていると強く感じました。一見、ネガティブに見える出来事も、そのおかげで今があると思えることばかりです。きっと、私たちの人生に無駄なことなど、何ひとつないのでしょう。今、キャリアにモヤモヤしているあなた。現状を嘆いても、何も始まりません。大事なのは、ここからどうする。いつか振り返った時に、今のモヤモヤを笑って肯定したい。そんなあなたは、今こそ、一歩踏み出しませんか?

➡副業をきっかけに自分のキャリアの可能性を広げたい方はこちら

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