お子さんとふれあうスタッフ くらしと仕事 

自宅保育をしながらスキルアップをめざす|山下さんの1日【リモートワークと子育て③】

子育て世代のメンバーがなんと50%以上のHELP YOUですが、実際にはどのようにリモートワークと子育てを両立しているのでしょうか? 子育てをしながらHELP YOUで働くママのリアルな1日に迫る連載企画! 第3弾では、2歳の娘さんを自宅で見ながら夫の交代制シフト勤務にあわせてフレキシブルに働く山下さんの1日をご紹介します。

▶リモートワークと子育て。連載第1回はこちら
▶リモートワークと子育て。連載第2回はこちら

ライター

齊藤由佳
山口県出身。大学進学で上京後、食品メーカーで営業職として勤務。その後結婚を機に、機械専門商社の営業事務に転職。
娘を0歳から保育園に入れて働き続けていたが、70歳まで働く時代。娘の小さい時くらいそばにいてあげたいと思いHELP YOUにジョイン。
いろいろな仕事に挑戦できるHELP YOUでスキルアップを目指し修行中。→執筆記事一覧

保健師のキャリアをかなぐり捨てた再就職

蛇と戯れるスタッフ くらしと仕事

保健師として入庁時、歓迎セレモニーで登場した蛇とたわむれる山下さん

これまでの経歴を教えてください。

看護学校で正看護師免許を取得後、大学に編入して保健師資格を取得しました。
資格を生かし地方公務員の保健師として母子保健関連の仕事に携わっていましたが1年で退職。その後、地域包括支援センターに4年勤務し、介護保険関連の業務と並行して所属長としての管理業務もおこなっていました。

でもオフィスワーク中心の業務がしたくて、専門職の経歴をかなぐり捨て通信系(回線デリバリー)の会社に転職しました。
その会社は妊娠を機に1年で退職し、しばらく育児に専念して、2021年8月にHELP YOUにジョインし現在に至ります。

保健師時代は現場へ赴くことが多かったのですか?

私の場合は、比率で言えば、6~7割は現場でしたね。問題がありそうなご家庭にアポなしで訪問して、不在の場合は、ご近所の方に聞き取り調査もしていました。

それは…気をつかうお仕事でしたね…

はい。それに、住宅街なので駐車場が無いことも多く、各ご家庭には自転車で向かうので体力的にもきつかったです。

どうしてHELP YOUに?

出産後再就職をしようと思ったときに、改めて自分と家族のあり方を考えました。
やりがいのある仕事をしたいという気持ちと、家族と過ごす時間も大切にしたいという気持ちの両方があって。そのバランスを取るのって難しいですよね。

もともと私は、残業も何のそので仕事をバリバリしてしまうタイプ。
前職は時短勤務が可能な職場だったのですが、職場の理解や制度があったとしても、私自身がフルタイムで働けない事を気にしてしまうな、と思いました。

また、夫が3交代制の不規則シフトで仕事をしているので、土日休みの企業で働くと休みが合わなくなるのもネックでした。

それで、どうしようかな、と求人サイトを見ていたら、HELP YOU含めオンラインアウトソーシング系の会社をいくつか見つけたんです。
事務職でも在宅でフリーランスってできるんだ!と思い応募しました。

その中でもHELP YOUを選んだのはなぜですか?

選んだというか、HELP YOUしか受からなかったんです。
私が見ていた求人サイトでは、採用課題がある企業は少なくて。経歴上事務経験がほとんどない私は、履歴書だけで応募した企業には全部落ちました。

HELP YOUの場合は選考フローに採用課題があったので、私の経歴より提出した課題を重視して採用してくれたのかな?と思います。
応募時には、課題と一緒に自己紹介動画を提出するのですが、自分のスキルをアピールするチャンスだと思い工夫しました。映像と字幕と音声再生ソフトを駆使して、私自身は全く登場していない自己紹介動画を制作したんです。

おもしろいアイデアですね! 一次面接をした方は当日まで山下さんのお顔がわからなかったんですね!

いったいどんな人が出てくるんだろう?!って思われたでしょうね(笑)。

HELP YOUでは今どんな業務をされていますか?

スタッフとして、秘書業務、Wordpress更新、ライティング、カスタマーサポート、議事録作成、メールチェック、Web記事をメルマガ用にコード変換する作業等、多岐にわたる業務をしています。
その中でも秘書業務は1ヶ月で30時間稼働しており、一番ウエイトが大きいです。
その次に大きいのはカスタマーサポートで、主にお客様からのコメントへの返信業務をしています。

HELP YOUで働く1日のスケジュール

お子さんをあやしながらお仕事 くらしと仕事

娘さんをあやしながらお仕事

1日のスケジュールを教えてください。

夫が日勤・準夜勤・夜勤の3交代制で勤務をしているので、そのシフトによって私のスケジュールも変わります。日勤と準夜勤のスケジュールは大きく変わらないので、日勤と夜勤のパターンをそれぞれお話しますね。

山下さんの1日/夫日勤ver.(お仕事時間約6時間)

07:00 夫・娘:起床、朝食
07:30 夫:出勤
08:00 起床~10時くらいまでまったり
10:00 夕食の準備
11:00 隙間でお仕事 30分
12:00 娘:昼食
13:00 娘:昼寝(一緒に昼寝)~14時
14:00 隙間でお仕事 ~17時までの間で1.5時間
17:00 夫:帰宅
18:30 夕食
19:00 お風呂
19:30 娘:就寝(夫が寝かしつけ)
20:00 お仕事開始(orプライベートタイム)~24時まで4時間
24:00 就寝

私は朝が苦手なので、夫が日勤の日は、夫が娘を起こして朝食まで食べさせてから出勤してくれます。
出勤前に、寝ている私に声をかけてくれて、私は8時くらいに起床します。
低血圧なので、起床後10時くらいまでは娘とのんびり過ごすことが多いですね。

娘は保育園に預けていないので、日中は家事・育児をしながら隙間時間に仕事をしています。
1時間くらいならひとりで遊んでくれるので、その間に仕事をして、一段落したら娘の相手をして…という感じですね。

夫は残業が無ければ17時には帰宅してくれるので、そこから早めに夕食とお風呂。
娘は19時半くらいに就寝します。日勤の日の寝かしつけは夫が担当してくれるので、娘が寝た後から24時くらいまでが本格的なお仕事タイムです。

山下さんの1日/夫夜勤ver.(お仕事時間約6~7時間)

07:30 娘と起床
08:00 朝食
08:30 夫:帰宅
10:00 就寝 ~14時まで(その間の育児は夫担当
15:00 夫:就寝
15:30 娘:お昼寝(一緒に昼寝)~17時迄
18:00 お風呂
18:30 夕食
19:00 隙間でお仕事 ~22時までの間で2時間
22:00 夫:起床、出勤
22:30 娘:就寝(寝かしつけ)
23:00 お仕事開始 ~翌朝3・4時まで4・5時間
04:00 就寝

夫が夜勤の日は、朝の8時半に帰ってくるので、それまでに娘と起床して朝食を準備。娘が我慢できれば、夫が帰ってきてから3人で朝食をとります。
それからぱぱっと家事をすませ、私は10時に就寝し14時くらいまで寝ています。

お子さんはその間どうしているんですか?

夫が面倒を見てくれます。昼食も食べさせてくれるし、遊んでくれるし、娘は本当にパパが大好きで!
夜勤の時の夫は22時半頃に出勤するので、15時から就寝します。
そこからは私がバトンタッチで娘の面倒をみる感じですね。

連携プレーが素晴らしいですね。

ありがとうございます。夫は基本的に、家にいて起きていれば、娘のお世話をしてくれます。ですのでそこが私の自由時間。自由時間は仕事をするか、好きなことをするかのどちらかですね。趣味がネットゲームなので、夫には仕事をしているのか遊んでいるのか判別がつかないかもしれません(笑)。

夫が夜勤に出かけた後は娘を寝かしつけ、23時から翌朝3、4時くらいまで私も夜勤でリモートワークをします。

日中に働かず、あえて夜に稼働するのには理由があるんですか?

日中、娘が起きている時に長時間集中して仕事をするのが難しいんですよね。夫に任せれば子守りをしてくれるので、日中は寝て、集中してがっつり仕事をするために夜に稼働しています。

大切なのは夫への感謝を忘れないこと

家族で回転寿司へ くらしと仕事

パパ大好きの娘さん。外食では必ずパパの隣!

今の働き方が軌道にのるまでに苦労したことはありますか?

HELP YOUにジョインした時は、娘はまだ1歳。パソコンの前で仕事をする私の姿に慣れず、デスクに乗ってきたり、キーボードを触ってきたりして大変でした。
今もまだ完全には理解できていないとは思いますが、少なくともパソコンの前にいる私の姿には慣れてくれたみたいで、前よりはお利口さんにしてくれています。

変則的なスケジュールの中、小さいお子さんを見ながら働くなんて、すごいと思います。コツはなんですか?

うまく手抜きをすることですかね(笑)。仕事にも波があるので、忙しいときに家事も育児も全てを完璧にはできません。その時の状況で優先順位を考えて、手を抜ける所は抜かせてもらう。忙しいときはしょうがないよねって。
あとは、もちろん夫の協力があってこそですね。

ご夫婦で協力して育児に向き合っているのは羨ましいです。

夫がもともと柔軟な考え方をしてくれる人だったということもありますが、娘が生まれる前からしっかりと話し合いをしてきました。実家は九州なのですが、里帰り出産はしないからその分子育ては協力してね、と。生まれた直後からがっつり育児に参加してもらい、できるだけ何でも夫に任せるようにしてきました。それを嫌がらない夫だったのも助かりました。

育児へ協力してもらえたからこそ、また働こうって思えたんですね。

それもありますね。夫もまた働いて欲しいと言っていたので、今の形が、現状では理想的な働き方なのかな。

今、夫が隣にいるので「どう思う?」って訊いてみました。「いんじゃない?」だそうです(笑)。
多分、私が満足してるならいいんじゃない?っていう意味で言ってくれているんだと思います。

子育てとリモートワークを両立する上で大切にしていることは?

一番は、理解して協力してくれている夫への感謝の気持ちですね。本当に夫がいなかったらこんな働き方はできないですから、いつもありがとうって思っています。

あとは適度に自分を甘やかし、誰かに頼れるときは頼ること。子どもの相手で仕事が進まない時は、実家の両親とテレビ電話で繋いで遊び相手になってもらっています。特に子育てに関しては、周りを巻き込んでだいぶ楽をさせてもらっていますよ。

経験分野を増やして可能性を広げたい

東武動物公園にて くらしと仕事

お子さんの成長によって働き方も変化すると思いますが、今後のビジョンはありますか?

いろんな選択肢を持っておきたいなと思っています。

子どもが幼稚園に入ったら、日中もっと仕事に集中できる時間が増えるので、他社でも業務委託を始めるかもしれません。よりクライアント様と深く関われるディレクター職へポジションチェンジしたくなるかもしれません。もっと子どもが大きくなったら、また外で働くこともあるかもしれません。

今、HELP YOUでかなり幅広い分野の業務を引き受けているのは、今後いろんな可能性がある中で、働き方の選択肢をたくさん持っておきたいという思いがあるからなんです。
HELP YOUに入るまで、専門職以外の実務経験がない事で再就職にとても苦労したので。

HELP YOUで武器になるような実務経験をたくさん積んでいきたいということですね。

そうですね。未経験の分野にチャレンジすることを楽しみながらやっています。今、報酬をいただける「稼働時間」でいうと1か月に80~100時間くらいですが、勉強時間も含めたら実際には120~130時間は仕事と向き合っていると思います。

でも、この勉強時間がスキルアップに繋がると思えば苦とは思わなくて。仕事と向き合っている130時間全てが報酬対象の稼働時間になったら、それだけスキルアップしたという証になりますし、今はそれを目標に頑張っています。

まとめ

将来的な働き方について「これだけの可能性を考えれるようになったのも、HELP YOUに入っていろんな方の働き方を見てからですね」と語ってくれた山下さん。子育てをしながらも新しいことに前向きにチャレンジし続け、スキルアップを目指している姿は可能性に溢れています。

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