毎日がバカンス気分?海外&離島へ移住したフリーランスの夏【ワーケーション体験記③】

いつか、海外旅行をしたい。いつか、離島でのんびり休暇を過ごしたい。そんな思いを抱きつつ、まとまった休みをとれず「いつか」と実行を先送りにしている人もいるかもしれません。

それならいっそのこと、現地に住んでしまえば観光し放題。「ちょっとそこまで」の気分で海外旅行や離島観光を楽しめます。

HELP YOU(※1)メンバーのワーケーション体験記を紹介する特集の第3回では、海外移住&離島移住をした2人が登場。フルリモートワークをしながら、現地での日常やバカンスを満喫する様子をレポートしました。

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※1 オンラインアウトソーシング「HELP YOU」は在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。

フルリモートワークの合間に島観光──奄美大島

豊田真紀さんは、半年ほど前から奄美大島で暮らすメンバーです。フルリモートで働きながら、普段から島観光を楽しんでいるそう。ワーケーションというより、日常の一部を切り取ったようなレポートです。島暮らしにご興味のある方はぜひご覧ください。

書き手:豊田真紀さん
HELP YOUでの雇用形態:業務委託
HELP YOUでの役割:ライター、データ分析
居住地:奄美大島
旅行先:奄美大島

ふらっとイベントに参加できるのは現地住民ならでは

毎日変わる海の色。思わず車を停めて写真をパシャリ。

 

青い海、青い空、青々とした木々が広がる山。ここは、九州の最南端、鹿児島県と沖縄県の間にある島、奄美大島です。年間降水量3,000mm、年間平均気温20度以上のこの島は、亜熱帯海洋性気候。1年を通して温暖で降水量が多いので、たくさんの珍しい動植物がいます。聞いたことのない鳥の声が耳に入り、外を眺めれば見たことのない植物がたくさん目に留まります。

海なし県といわれる埼玉県から、3月末この地に降り立った私にとって、奄美大島でフルリモートワークをする生活は、移住から半年ほど経った今でも年中ワーケーションのような気分です。

島内ではたくさんのイベントがあり、予定が合えば足を運ぶ。

 

2021年7月26日は、奄美大島、徳之島、沖縄県北部、西表島が、世界自然遺産に登録された日(※2)。この日は、奄美大島世界遺産センターのイベントに参加しました。仕事の合間に、観光に行く。それも、ワーケーションの醍醐味ですね。

私は今、HELP YOUで時間を問わず仕事ができているので、島内でイベントがあれば、気軽に遊びに行けるのも嬉しいです。

※2 出典:一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー「新着情報──奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界自然遺産に登録されました!」2024年9月19日閲覧

人混みに入らず花火大会を楽しめる、島暮らしの特権

奄美の花火は距離が近い!

 

そして、奄美大島に来て驚いたことの一つに、打ち上げ花火との距離があります。周りは海なので、花火との距離が近い! 地域ごとのお祭りでも花火が打ち上がることもあるそうです。

埼玉では、1歳の子どもを連れての花火鑑賞は結構勇気がいりましたが、奄美大島では移動手段が基本的には車なのと、お祭りでも関東ほど混雑はしていなかったので、芝生で寝っ転がって花火を見る、というぜい沢な時間を過ごしました。

大河ドラマ『西郷どん』のオープニングロケ地で夕日を眺める。

 

奄美大島に移住する以前は、東京西新宿の高層ビルで仕事をしていました。仕事中は目の前に集中するので、どこで仕事をしようともあまり関係がないのかもしれません。

ただ、少し疲れたときなど気晴らしに外を眺めれば、すぐ近くで鳥の声や山の緑、海の青など自然を感じることができます。簡単にリフレッシュできる島の環境はおすすめです。

仕事は、少しだけ。海辺のワーケーション──イタリア

中村紘美さんは、イタリア人のパートナーと結婚し、15年前にイタリアへ移住。現在は、HELP YOUでフリーランス&フルリモートワークの働き方を実践中です。

HELP YOUでは、フリーランスらしく時間にとらわれない働き方ができる一方で、シフト業務で安定収入を得るスタイルも選べます。今回のワーケーションでは、中村さんはシフト業務はお休みして、すき間時間でできる業務のみを旅行先で行いました。

バカンスを楽しむため、どのように仕事を調整したのでしょうか。

書き手:中村紘美さん
HELP YOUでの雇用形態:業務委託
HELP YOUでの役割:ライター、カスタマーサポート、リサーチャー、データ入力事務
居住地:イタリア
旅行先:イタリア トスカーナ州

イタリアの長い夏休み、仕事はどうする?

バケーションのために働いているといえるほど、休暇を大切にするイタリア人。個人差はありますが、一般的に1〜2週間の夏休みを取ります。イタリア在住15年の私も、毎年夏休みを心待ちにしているうちの一人です。

遠浅で穏やかな海は子ども連れにもピッタリ。

 

HELP YOUにジョインしてから2度目の夏。1年前と比べて担当する業務量が安定し、もう少し稼働時間を増やしたいと思いつつ、夏休み期間の仕事をどうするのかが課題でもあります。そこで、本格的なワーケーションへの足がかりとして、「プチ」ワーケーションに挑戦してみました。

我が家の夏休みは、海の近くで2週間過ごすのが定番です。今年も自宅から400km以上離れた、トスカーナ州の海に行ってきました。滞在先は緑に囲まれたのんびりとした所。時間や曜日の感覚を忘れてしまうほどリラックスできます。

腰が浸かる深さでも、つま先がハッキリ見えるほどの透明度。

 

シフトはお休み、時間に縛られないリサーチ業務のみ対応

ここ数年は同じアパートを借りていますが、オンラインで仕事をするうえで重大な問題が。それは、インターネット環境が不安定なこと……。建物内にWi-Fiがなく、スマートフォンもほぼ圏外になってしまうため、モバイル経由の接続もスムーズにいきません。安定したインターネット環境を得られるのは、木々に囲まれた裏庭だけ。

大自然に囲まれながらの作業は開放感たっぷり。

 

こうした不安要素を抱えていたので、実は、夏休み開始前に仕事の調整をしています。メインで担当しているシフト業務については、インターネット環境と作業時間の確保が難しそうだったため、チーム内で相談し、他のメンバーに代わりをお願いすることに。そのおかげで、仕事のことを考えながらも、しっかり休暇を楽しめました。

今回は「プチ」ワーケーションということで、作業量が少なめのリサーチ業務だけでお仕事は終了。喧騒から離れ、見渡す限りの大自然の中で仕事をする。こんな非日常的な働き方ができるのは、フルリモートワークができるHELP YOUならではだと実感しました。

日中とは違った表情を見せるサンセットビーチ。

 

来年の夏は、3人の子どもと一緒に一時帰国を計画しています。「日本でもワーケーションできそう!」と今からとても楽しみです。


▼ 次回の記事

親孝行旅行も実現しやすい、フルリモート&フリーランスの働き方【ワーケーション体験記④】

▼ 前々回・前回の記事
「どこにいても働ける」は本当?旅行先でフルリモートワークを実践【ワーケーション体験記①】
フルリモートワークをしながら子連れ旅に挑戦!意外とハードな現実【ワーケーション体験記②】

まとめ

イタリアでのワーケーションについては「ちょっとそこまで」の移動距離ではありませんでしたが、日本から渡航することを考えたら近いものですね。ヨーロッパの海や離島で優雅に夏を過ごす様子を見て、少し羨ましくなった方もいるのではないでしょうか。

HELP YOUには、世界各国・全国各地にメンバーがいて、それぞれが距離の壁時差の壁を越えて協力し合いながらフルリモートで働いています。

海外在住・地方在住の方や、今後移住を考えている方は、ぜひフルリモートで働くことも選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょう。

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編集/三代知香

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