フルリモートワークをしながら子連れ旅に挑戦!意外とハードな現実【ワーケーション体験記②】
どこにいても、旅行先でもフルリモートワークはできるのか?
この問いから始まった特集「ワーケーション体験記」の第2回では、子育てをしながらオンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」で働くお母さん2人がワーケーションの様子をレポート。
第1回では「旅行先でも意外とスムーズに仕事ができた」という感想を紹介しましたが、子連れのワーケーションはなかなか予定調和とはいきません。子どもがいつもと違う環境で寝付けなかったり、体調を崩したり。
楽しくもハードなワーケーション体験記をご紹介します。
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※1 オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。
目次
2歳児を連れて母子帰省。日中遊び、夜に働く生活
1人目の書き手は私、三代知香です。HELP YOUにはフリーランスとして関わっています。より時間に縛られない自由度の高い働き方ができるため休業日を設けませんでした。
そのせいか、私の旅は一般に想像される優雅なワーケーションとは程遠いものとなりました。
HELP YOUでの雇用形態:業務委託
HELP YOUでの役割:編集・ライター、Webメディア運用
居住地:岐阜県飛騨市
旅行先:北海道札幌市
夫不在の母子帰省はハードモード
私は、岐阜県飛騨市に住んでいます。実家は北海道札幌市で、今年の夏は2歳の息子と2人きりで帰省しました。
夫は自宅でお留守番。いつも荷物を持ってくれたり、息子を抱っこしてくれたりする夫がいないため、移動するだけで疲れてしまいました。
オンライン会議後すぐに子どもと科学館へ
移動の翌日は、13時からオンライン会議。私がフリーランスとして主に請け負っている編集業・ライター業は、期日さえ守れば勤務時間は自由なワークスタイルが基本ですが、取材や企画会議などの時間は外せません。
会議終了後、議事録をまとめ、実母と7歳の甥、息子と4人で科学館へ。
体験型の展示物が多いフロアでは、2歳の息子も大はしゃぎ。像が歪んで見える鏡の前でゲラゲラ笑ったり、人体の内部を模したコースを駆け回ったり。運動不足の在宅ワーカーである私は、息子を追いかけるだけで精一杯でした。
寝かしつけ後に仕事。子連れワーケーションの現実
実家に着く頃にはヘトヘトになり、いつもよりテンション高めな息子を何とか寝かしつけパソコンを開きます。
家を出る前に書いた議事録を推敲し、チームに共有。この日の仕事は以上でしたが、翌日以降、新人ライターが作成した構成案のチェックや、執筆した原稿の校正、自分自身の執筆業務、メディアのアクセス解析レポート作成など、継続的に仕事が入ってきました。
一方で、日中はプールや水族館、野球場に行ったり、親戚を訪問したりと、家族イベントが盛りだくさん。基本的に息子含む家族が寝静まった後に仕事をする生活で、水族館に行く日の朝には、一人だけ家に残って寝ようか本気で悩みました。
日中遊び、夜に仕事をするスタイルのワーケーションを検討している方には、寝る前に可能な限り疲れをとることをおすすめします。私の中で効果が高いのは、ヨガです。特に、鳩のポーズは私の肩こりに効果てきめん。ぜひ旅の習慣に取り入れてみませんか?
今回、私は車を運転しませんでしたが、運転手を担当する方は寝不足厳禁です。たっぷり睡眠をとり、安全な旅をお楽しみください。
子どもが体調不良に!看病しながらのワーケーション
大人でも体力を削られる旅行先では、子どもはなおのこと疲れから体調を崩しやすいもの。
HELP YOUのヒューマンサクセス(※2)を担当する山口さやかさんの場合、旅行先でお子さんが体調不良になりましたが、何とか乗り越え無事に観光を楽しめたそうです。
ハードな子連れ旅の先に得られたものは何だったのでしょうか。
HELP YOUでの雇用形態:業務委託
HELP YOUでの役割:ヒューマンサクセス
居住地:愛媛県
旅行先:河口湖〜越後湯沢〜那須
前倒しで仕事を片付け、旅行先での業務量を調整
HELP YOUにジョインし、フルリモートワーク生活を始めて6年目。
コロナ禍が落ち着いてきた2年前から、親子ワーケーションに挑戦しています。この夏も8歳の娘を連れて、1週間の長旅に出かけました。
今回は四国・愛媛県から、河口湖〜越後湯沢〜那須の避暑地めぐり。2ヶ所目の越後湯沢では、ゲストハウスが主催する親子ワーケーションプログラムにも参加しました。
期間中2日ほどバケーション重視の予定だったので、納期が近い仕事については、旅行前に前倒しで納品するなど事前に調整。
越後湯沢のプログラムでは、大人は日中ワークに集中できる環境が整えられていました。
ただ娘が片頭痛でダウン……看病しながらのワークに(涙)。
本来の私はできる限り荷物は少なく、身軽に旅したいミニマリストタイプですが、子どもが予期せず体調不良を起こしたときに備え持ち物は万全に。緊急時の対応について、あらかじめ考えておくと安心です。
ハードな子連れ旅で発見した、我が子の新たな一面
普段はつい我が子を周りと比較してしまったり、子どものマイペースすぎる振る舞いにイライラしては反省を繰り返したり……。しかし、日常から飛び出すとたくさんの発見があります。
娘は持病や発達の凸凹があり、学校生活では苦労する部分もあるのですが人と関わるのが大好き!
今回の旅でも他の宿泊者とすぐに仲良くなり、観光地で居合わせた外国人にも自ら話しかけていました。
(”Hello”と”Thank you”だけの英語力で突撃するツワモノ〈笑〉。)
子どもの新たな一面に触れたり、短所に見えていた特性が実は素敵な長所でもあると気付いたり。
今年は、今までで最も遠方かつ長期間のワーケーションに挑戦してみましたが、人や動物との出会いにも癒やされ、また行けるように頑張ろう! と前向きな気持ちになりました。
親子ワーケーションはハードルが高いイメージがあると思いますが、勇気を出して挑戦すれば、家族の時間がさらに濃く彩りのあるものになるかもしれません。
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まとめ
子どもと一緒に旅を満喫するには、前倒しで仕事を片付けておき、スケジュールに余裕を持たせることが重要です。予定通りにはいかないことを前提に予定を組むことが、子連れ旅を楽しむ鍵といえるでしょう。
HELP YOUには、子育てをしながらフルリモートで働いているメンバーがたくさんいます。私も、今回は旅先での様子をレポートしましたが、普段は自宅で息子を見ながら働いています。
HELP YOUでの働き方は、仕事と旅を両立したい人だけではなく、仕事と育児を両立したいと考えている人にもおすすめです。お母さん、お父さんの入会をお待ちしております!
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編集/三代知香
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