子どもとの時間を大切に。リモートワークで叶える理想の生活

社会人になってからずっと大都市で働いていた山口さやかさん。現在は大学時代を過ごした自然豊かな土地・愛媛県に移住し、HELP YOUのメンバーとしてフルリモートで働いています。シングルマザーになったのを機に、お子さんとの時間と自分自身の時間が確保できるリモートワークを始めたとのこと。HELP YOUで働くディレクターとして、また在宅フリーランスとして感じていることや、日々仕事で工夫している点についてお話ししていただきました。

ライター

セピア尚美
マドリード(スペイン)在住。スペインのワインとシーフードに魅了され、何度も訪れた結果住みつくことに。「HELP YOU」ではライティングのほか、採用の日程調整や留学サポートに従事。夢はスペイン中のワイナリーを巡って魅力と造り手の想いを世界に広めること。

時間軸で追うリモートワーカーの1日

自宅の作業スペース

山口さんが担当しているお仕事について簡単に教えてください。

現在はHELP YOUのディレクター業務を中心にフリーランスとしてフルリモートで働いています。ディレクターとしての主な仕事はお客様とスタッフさんの間での調整業務です。

子どもの預かり先が見つかった2019年2月から本格的にディレクターとして稼働し、現在は7社を担当しています。最初から7社を担当していたのではなく、初めの1年間で1社ずつ担当を増やしていきました。初めの数か月は慣れなくて、とにかくバタバタでした(笑)。

それとは別に、HELP YOUを始める前からお付き合いのある商社で少しだけ事務作業を請け負っています。

HELP YOU以外でもお仕事をされているのですね!コアタイムは決まっているのでしょうか?

いえ、納品物に対して報酬が支払われる契約なので、働く時間は決まっていません。HELP YOUのお仕事が忙しくて平日に対応できない時には、土日に作業をして納期に間に合わせるようにしています。

平日お忙しいのが伝わってきます! 山口さんの平日のスケジュールを簡単に教えていただけないでしょうか?

平日は朝6時から6時半くらいに起床して、朝ごはんと身支度を済ませ、9時頃に娘を幼稚園に送ります。その後、家に戻ってから、大体いつも10時には仕事に取り掛かっています。16時半から17時頃に幼稚園へお迎えに行くので、それまでにできる限り業務を片づけています。お迎えに行ってからの数時間が1日の中で一番忙しいですね。娘と家に帰ってきてからも、緊急の仕事が残っている時には「母さんちょっとお仕事するから、少しの間一人で遊んでくれるかな?」と話して、パソコンの前に戻ることもあります。

その時、娘さんはどんな反応ですか?

「うん、わかった」と、お気に入りの「すみっコぐらし」のキャラクターの人形やパズルなどで遊んでくれています。もっと小さい頃は「母さんはお仕事」と言うと寂しい表情をされて心苦しかったのですが、今は5歳なので一人遊びにも慣れてきて、黙々と楽しそうに遊んでくれています。HELP YOUで働き始めた頃に比べると少し楽になりました。

娘さんのお迎えに、お仕事に……本当に忙しい時間帯ですね。ご飯の準備なども同時進行でされているのでしょうか?

そうなんです……もうバタバタで(笑)。平日はこんな感じで時間に余裕がないのがわかっているので、料理は前もって土日に作り置きをしています。
「つくおき」というサイトが便利です。レシピを参考にしてお肉・お魚のメインは焼くだけの状態まで調理しておいたり、切干大根やヒジキを中心とした煮物を作ったりしていますね。

他にも「冷凍できるおかず」のキーワードでインターネットで検索したり、実家に帰省した際に母にアイデアをもらったりしています。

非常に参考になります! 娘さんが幼稚園から帰宅した後のお時間は二人でどのように過ごしていますか?

娘が大体20時くらいに就寝するので、それまでの時間はできるだけ一緒に過ごせるように時間を確保しています。緊急でない限りは、お仕事をしないのが自分の中での決めごとです。特別なことは何もしていないのですが、一緒にご飯を作って食べたり、お風呂に入ったり、会話したりと、二人で日常を楽しんでいます。

20時以降は自分のために時間を使えるので、23時頃に就寝するまで残っている仕事を片づけたり、勉強したり、友人と連絡を取ったりしています。また、体調管理も仕事をするうえで大切なことと捉えているので、心身共にリラックスできるように読書やヨガを日課にしています。

好きな場所で働ける「リモートワーク」の魅力

松山市内の「坊ちゃん列車」

愛媛県でリモートワークをする中で、感じている魅力を教えてください。

松山市内からすぐ海へも山へも温泉へも行けて、自然を感じながらリラックスできる点に魅力を感じています。出身が高知の山の中(笑)というのもあり、やっぱり自然に囲まれた暮らしっていいなと。もともと大学時代を松山で過ごし、卒業してからは営業職や販売職で大都市を転々としていたのですが、離婚を機に大好きな土地に戻ってきました。以前住んでいた場所ですし、土地勘があって安心感がありました。愛媛は都会とは違う、のんびりした雰囲気です。リモートワークだと好きな所で暮らすことができるのでいいですね。

休日はどのように過ごしていますか?

ほとんど外出しています。平日は家で過ごす時間が長いので、体を動かす目的もあり、外に行くようにしています。街中には「坊っちゃん列車」というレトロな電車が走っていて、娘が乗り物好きなのでお散歩をしながら見に行きます。

道後温泉も近くて、車で10分くらい離れた所には、スーパー銭湯もたくさんあって。休日に1か所ずつ順番に訪れています。私が温泉大好きなので、種類が豊富でうれしいです。

道の駅にもよく訪れます。旬の食材の販売や伝統工芸品などを見るだけでも楽しめます。これからの季節はピクニックもいいですね。今はコロナウイルス感染予防で行ける所が限られてしまいますが、収束後はもっと選択肢が広がりそうで、今から楽しみです。

フリーランスとして感じていること

桜の名所「道後公園」

会社員からフリーランスになる時に周りの反応はどうでしたか?

周りからは少し心配されました。日本ではまだまだフリーランスが一般的ではなく、収入面や福利厚生面で不安定なイメージが強いようです。
友人からは「やっぱり正社員のお仕事の方がいいんじゃない?」と言われることもあります。
家を借りる時も、不動産屋の方にHELP YOUで私がどのように働いているのかを細かく説明する必要がありました。
普通の会社員だったら仕事内容の説明はしなくていいので、やはりフリーランスという働き方に不安を持たれているのでしょう。実際、フリーランスで働くことにはメリットも多い反面、デメリットもあると思います。

フリーランスになってから、山口さん自身が不安に思っていることなどはありますか?

私はシングルマザーなので、大きな病気や怪我などで長期間働けなくなることが、今の働き方の中で一番不安です。フリーランスをサポートする保険があるそうで、自分に何か起こってもある程度の期間は収入保障のサポートがある保険に加入したいと考えています。

現在の収入とフリーランスで働く生活には満足されていますか?

はい、満足です!働く時間と収入とプライベートの時間のバランスがとれていると思っています。私は子どもとの時間を大切にしたいので、今の仕事量と収入を維持していく予定です。

HELP YOUでの働き方・画面越しでも感じる「人とのつながり」

波音が心地よい「ふたみシーサイド公園」

山口さんのメールは読みやすいなと思っています。何か工夫されていることはありますか?

そう言っていただけると嬉しいです! お知らせしなければいけない項目をベースにフォーマットを用意していて、伝え忘れがないようにしています。テキストで保存して、すぐに引き出せるようにしていますね。それをそのまま使うのではなく、相手に合わせて絵文字を加えたり、マイルドな表現を選んだりと工夫しています。一緒に働くイメージを持ってほしいので、できるだけ自分の「人となり」が伝わればいいなぁと思っています。

ある程度のフォーマットを作成しておいたら効率的ですし、何より伝え漏れを防げるのは良いですね。

そうですね、お伝えする内容もできるだけ箇条書きで書いて見やすくすることを心がけています。もともと学生時代にはノートにまとめることやレポートを書くのが好きでした。今でも頭に浮かんだことを書き出す「ジャーナリング」を習慣にしていて、これが普段する仕事にも役立っているかなと思っています。

ディレクターとして働く中で大変なことはありますか?

おそらくこれは私だけでなく、ディレクターさんの多くが感じていることだと思うのですが、スタッフさんのアサインが大変です。
特に「特急で仕上げてほしい」とお客様から依頼が入った時には、対応してくれるスタッフさんの確保に苦労しています。

いつもどのように対処していますか?

特急案件の時は片っ端からご連絡しています。もう必死です(笑)。過去に一緒にお仕事をしたスタッフさんのお名前を業務分野でリスト化しているので、それを見ながらどうにかお時間確保していただけないかなと祈りながら連絡しています。自分でできることなら対応する場合もあるのですが、対応する時間がない時もありますし、そもそも自分のスキルでは及ばない依頼もたくさんあるので。毎回どうにか対応してくださるスタッフさんを見つけるたびに、ホッとしています。自分の力だけではどうにもならないことは、身を持って実感しているので、周りの人に助けていただき、日々感謝の気持ちでいっぱいです。

ディレクターさんはHELP YOUの中で相談できる場所はあるのでしょうか?

ディレクター同士が気軽に意見交換ができるコミュニティがあります。それから、ディレクターのサポートをしてくれるヒューマンサクセスの阿久津春菜さんも強い味方です。特別なスキルを必要とするお仕事が入った時は、阿久津さんに相談し、対応できるスタッフさんを紹介いただくこともあります。私は判断に困った際に以前の体制で自分のマネージャーだった髙橋隆司さんに相談することが多いです。ただ、髙橋さんも忙しいので、本当に困った時だけ連絡しています。アドバイスを求めて申し訳ないなと思いつつも、困った時に相談できる人がいるのはとても心強いです。こういったサポート体制や相談できる環境はHELP YOUのいいところだなと思っています。

山口さんのお話を聞いているとリモートワークでも人とつながって働いているのが伝わってきます。

親切な方が多く、働きやすい環境です。
自分から積極的にお客様のことを考えて提案してくださったり、チームの中の誰かが困っている時には声を掛けて助け合ったりと、良い連携が生まれていて毎日感謝しています。一人でも欠けたら私の仕事は回らない「人ありきのお仕事」だと、しみじみと感じています。始める前は在宅で働くって孤独だと思っていたのですが、今HELP YOUで働いていて人とのつながりが強いので全然そんなことはありません。

今後、築いていきたいキャリアなどはありますか?

私は調整業務が好きなので、このままHELP YOUでディレクター業を続けていきたいと思っています。ただ、以前から自分自身に何か得意とする分野があったらいいなと思っていたので、昨秋からWebデザインの勉強を始めました。ひと区切りついたら、今後はWeb関係のお仕事の割合を増やしていくつもりです。

まとめ

仕事が忙しい中で、家族との時間も自分の時間も大切にしている山口さん。多忙なスケジュールをこなすために日々工夫をしていて、お話を聞く中で見習いたい部分がたくさんありました。また、山口さんの笑顔と声のトーンからリモートワークで充実した日常を過ごしているのが伝わってきました。明るく何事にも一生懸命に取り組む山口さんがWebデザインで更に仕事の幅を広げる日はそんなに遠くないでしょう。