パブロフの犬でダイエット!?悪習慣をプラス思考でポジティブ習慣に改善

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ライター

高橋サチ
東京都在住。『わたし』らしい働き方カウンセラー。コーチングで誰もが持っている得意を発揮できる社会に貢献したい!に挑戦中。プライベートでは育ち盛り2男1女の母。

ダイエットは継続が難しい

焼けるような日差しがまぶしい季節ですね!夏がくるまえにダイエットをしようと思っていた皆さん!経過は順調でしょうか?ダイエットは継続させることが大切!ですが、気合と根性だけではなかなか難しい…と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?今回はそんな方へ心理学を利用したダイエット法をご紹介します。

 

実はジャンクフード大好き女子でした

私は学生時代、今の自分からは想像できないくらいのぽっちゃり女子でした。「ダイエットをしなくちゃ!」と思っていてもなかなか食べ物の誘惑を断ち切れない毎日。なかでも、ダイエッターの大敵であるジャンクフードが大好きでした。ファーストフード・チェーンの赤や黄色のロゴを見ると、食べたい衝動が湧き上がり気付けば注文、食べた後で後悔ということを何度も繰り返していました。

 

ロゴの色にも戦略が…

ところで、ファーストフード・チェーンのロゴの色には赤や黄色が多いと思いませんか?あるカラーコンサルタントによると、赤は食欲や空腹感を引き起こし、黄色は幸福や親愛を感じさせる色なのだそうです。

なるほど、まさにその通り!ファーストフード・チェーンのロゴを見るたびに私の脳裏に浮かんでいたのは、幸せそうな顔でジャンクフードをほお張る自分の姿。そこから沸き起こる「食べたい!」という衝動。どうしたらこれを抑えられるのかと考え、思いついたのが「パブロフの犬ダイエット法」です。

 

パブロフの犬ダイエット法

ご存知の方も多いと思いますが、「パブロフの犬」とは条件反射の例えです。犬に餌を与える際にベルを鳴らしてから与えるという事を繰り返したところ、ベルを鳴らすだけで犬がよだれを垂らすようになったというもの。

 

これをうまくダイエットに利用します。

 

まずはイメージをリフレーミング

最初に、ファーストフード・チェーンのロゴを見るたびに思い浮かべていたイメージをリフレーミングします。リフレーミングというのは、NLP(神経言語プログラミング)のスキルのひとつで、想像や認識の仕方を変えることで、マインドや行動を変化させるという手法です。例えば、「失敗を失敗と捉えるかチャンスと捉えるかはあなた次第」なんていうフレーズもリフレーミング手法のひとつ。

ファーストフード・チェーンのロゴを目にするたびにイメージしていた「幸せそうにジャンクフードを食べる自分」を「ジャンクフードを食べてあと20キロ太った自分」というイメージにリフレーミングします。そして、ロゴを目にするたびに「太った自分」を瞬時に想像できるように訓練します。

イメージが変われば次にとるアクションも変わってきます。私は自分の欲望を抑えることに成功し、頻繁にジャンクフードを食べることもなくなりました。

 

行動条件を追加しよう

欲望をうまくコントロールできるようになってきたころ、もう一つ、行動の条件付けを追加しました。ダイエットに必要なものは「食事制限」と「運動」です。ファーストフード・チェーン店のロゴを目にしたら、周囲に気づかれないようにこっそり腹筋ウォーキングをしようと考えました。腹筋ウォーキングというのは、お腹を思いっきり凹ませて姿勢正しく歩くエクササイズです。空から垂らされている糸で頭のてっぺんをつるされているイメージを意識すると体幹を鍛えることができます。

それからというもの、私にとってファーストフード・チェーンのロゴは、行動を起こすための起爆剤(「パブロフの犬」でいう「ベル」の役目)となり、ロゴを目にすると条件反射で腹筋ウォーキングをするというようにまでなりました。

 

ネガティブをポジティブに

やめたいけれどやめられない悪習慣は、最初に見方や認識のイメージを変えることが重要です。イメージが変われば、そこから引き起る行動もポジティブに転換させることができます。ポジティブな行動は、起爆剤(きっかけ)を設定し条件付けすることで習慣化、継続できればより充実感を得ることができるはずです。

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