スキマ時間でサクッとスキルUP!未経験でも始めやすいCanva×SNS画像作成のコツ
家事・育児の合間や休日のちょっとしたスキマ時間…。
ぼんやりとスマホで動画などを観ている時に「将来のために何かやった方がいいのかなぁ」と思ったことのある人は多いはず。
そんな時にサクッとSNS画像作成を通してデザインの初歩的なスキルを身につけてみませんか?
インスタグラムやX(旧Twitter)での企業発信が当たり前となった今、仕事の幅を広げるうえでSNS画像作成スキルを持っていて損はありません。
今回はデザイナーになって7か月の私が、より初心者に近い目線からCanvaを使ったSNS画像作成のコツをお伝えします!まずは個人のSNSアカウントでぜひ実践してみてください。
目次
ライター
そもそもCanvaとは?
「Canva(キャンバ)」とは、パソコンやスマートフォンで使えるグラフィックデザインツールで、SNS画像だけではなくWeb記事のアイキャッチ、ポスターなどのデザイン制作全般に役立ちます。
使い勝手が良く、無料で使えるイラストや写真などの素材も多いため、趣味での使用はもちろん、ビジネスにおいても非常に重宝するツールです。
ディテールにこだわりたい人には有料版もオススメ!
Canvaは無料で使うこともできますが、より効率よく素敵なデザインを作りたい場合は有料版を選択するのもオススメです。
有料版だと、例えば以下のような機能(※1)を使用できます。
①有料のイラスト・写真・動画・フォントなどの使用。
②アップロードした画像の背景除去。
③作成した画像のリサイズ。
他にもたくさんの便利な拡張機能が使えるようになるため、気になる場合は1か月のお試し有料版を利用してからアップグレードを検討することもできます。
SNS画像作成の3つのポイント
今回は、特にビジュアルが重視されるSNS「Instagram(インスタグラム)」の投稿画像を作成するうえでの大事なポイントを3つ紹介します。
この3つのポイントは、どんなジャンルの投稿を作るときにも使えるため、ぜひ意識してみてください。
①色の性質を踏まえ、テーマカラーを決めよう!
つい自分の好きな色をテーマカラーに選んでしまいたくなりますが、「見る人が色から受けるイメージ」も考えながら決めていきましょう。
例えば、同じ赤色でも濃淡によってイメージは異なり、デザインの趣旨によって使い分けるのがポイントです。
■濃い赤色……重厚感があり、高級なイメージ。
クラシックな大人向けのデザインに適しています。また、質の良い衣服や敷物を思わせる色でもあるため、クリスマス用の投稿にも良さそうです。
□薄い赤色……軽やかで、優しいイメージ。
見る人に安心感を与えるデザインや、フェミニンなデザインを作りたいときにぴったり。同じく薄めのグリーンと合わせると、桜のような色合いになって「春」「成長」「子ども」といったテーマにも合わせやすくなります。
例えば、濃い色を選ぶ際、重厚感と共に届けたいテーマに応じて赤・青を使い分けると良いでしょう。
■濃い赤色……華やかで情熱的な印象。
→イベント、パーティーなどの賑やかなデザインで重宝します。また、赤色そのものが正月や春節、クリスマスなどの年間行事に使われるため、季節の色として使うこともあります。
□濃い青色……清廉で厳かな印象。
→法律やIT系など、高度な知識を要する分野のデザインによく使います。また、白色・金色と組み合わせることで高級感が出るため、ハイクラスなテーマを持つデザインに使うこともあります。
②フォントサイズは大きく!
文字の大きさは、SNS画像作成時に最も気を付けるべきポイントだといっても過言ではありません。
たとえ、どんなに良い文を考えても、文字が小さすぎると相手には読んでもらえないためです。
投稿を作る際は、文字の大きさを必ずチェックしながら作ってみましょう。特にパソコンで画像を作成する場合は、スマートフォンでの確認も忘れないように注意してください。
デザインにもよりますが、最低でも30ptを下回らないように意識してみましょう!
③フォントの種類を使い分けよう
ゴシック体や明朝体の他にも、さまざまな種類のフォントがCanvaには登録されています。
どのフォントを使っても良いのですが、やはりここでも「読みやすさ」のあるフォントを選ぶように意識してみてください。
手書き風と呼ばれるユニークなフォントの種類もありますが、中には残念ながら読みにくいものもあります。
もし手書き風フォントを使いたい場合は、アクセント程度に入れるなどの工夫をし、基本はゴシック体や明朝体などの読みやすいものを選ぶようにしましょう。
まずは1投稿を作ってみよう!
インスタグラムのフィード投稿(ホーム画面に出てくる投稿)では、複数の画像を同時にアップロードすることができます。2024年8月、その最大枚数は20枚(※2)になりました。
何枚投稿するかは場合によりますが、10枚程度の構成で投稿するケースが多い印象です。
今回は投稿を作るうえで最低限覚えておきたいこととして、①表紙、②説明・解説ページ、③サンクスページのポイントをそれぞれ紹介します。
表紙:視認性を高め、クリック率アップ!
表紙は最も大切なページであり、いかに相手に「読みたい」と思ってもらえるかがカギです。
表紙のデザインがおろそかになると、どんなに頑張って中身を作っても、そもそも次のページを見てもらえないという悲しい事態になりかねません。
表紙作成のときは、特に以下の点について意識しながら作ってみるのがオススメです。
①文字が小さすぎないか?
②フォントのデザインは読みやすいものか?
③タイトルに読者を引き付けるキーワードは入っているか?
初めはなかなか難しいと思いますが、自分がつい読んでしまった投稿などを参考に、少しずつ「読みたい」と思ってもらえるようなデザインにしていきましょう!
上記の表紙については、以下の点についても意識してみました。(1)背景カラーのベージュについて
ベージュは生活にあふれた馴染みのある色であり、色々なテーマに使える万能カラーでもあります。今回はしっかりとしたビジネスに関する投稿というよりも、日々のお役立ち投稿のように気軽に読んでもらいたかったため、こちらのカラーを選択しました。
(2)透過した黒い背景と白い文字について
キーワードが「見てもらえません」という否定的な言葉のため、より緊張感を持たせるために透過した黒い背景を付けました。透過した理由は、背景全体のベージュと色の濃さを合わせるためです。
(3)全体的なイメージ
「アマチュア〜セミプロフェッショナル」くらいまでの幅広い層に見てもらえるように、強いイメージを持たせるような赤や青などは避け、否定的なタイトルが目を引くように文字の大きさやカラーを調整しました。
説明・解説ページ:情報量を調整し、離脱回避
投稿のテーマに沿った説明や解説をするページは、「読みやすさ」はもちろん、左上から右下に向かって読者の視線が動くため、その視線の流れを意識しながら作成することも大切です。
また、1ページの中にあまり文字を詰め込みすぎないこともポイント。
自分の伝えたいことを分かりやすく箇条書きにしたり、シンプルなフレーズに落とし込んだりすると、途中で読者に投稿から離脱されてしまうことも少なくなります。
サンクスページ:自己紹介でアカウントの認知拡大
このページは必須ではありませんが、読者へのお礼を入れつつ、自分のアカウントについて紹介するのがオススメです。
特にインスタグラムには多くのアカウントがあるため、自分がどのような発信をしているのかをアピールしてみましょう。
文字でアピールすることはもちろん、アカウントの顔を覚えてもらうためにアイコンを挿入するのもオススメです。
実は私自身、デザインについては美術学校などで習ったわけではなく、独学で勉強しながらスキルアップしてきました。現在は、ネット記事のアイキャッチ画像作成の仕事などをしています。以下は、私がデザイナーになるまでの道のりをつづった記事です。デザインやイラストの仕事に興味があるものの、一歩踏み出せず悩んでいる方はぜひ見てみてください。
まとめ
日々のスキマ時間の中でCanvaを使ったSNS画像作成に挑戦してスキルアップし、自分のキャリアの幅を広げていきましょう!
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