お金だけが目的じゃない。私がリモートワークを選んだ理由
話し相手はもっぱら猫の引きこもり主婦が求人探しから始め、在宅ワークを始めるまでの物語。ぐうたらで平凡な主婦が、なぜ一念発起して働くことになったのか。しかもパートや派遣社員ではなく、リモートという方法を選んだのか。今回はそんな私の話をご紹介します。
目次
ライター
求人を探し始めるまでの日々。社会と繋がっていない何となくの孤独感
私は44歳、夫と子ども二人の四人家族。結婚前は事務の仕事を転々としていましたが、出産を機に退職。以後14年間は自宅で妻、母として生きてきました。数年前に夫が会社を立ち上げ、今は簡単な事務仕事を自宅でやっています。というと何だかカッコイイけど、仕事量は月5日ほど、ほぼ無職の状態です。
昼間はもっぱら猫を話し相手に映画をみたり、本を読んだりと、ダラダラとした日々を過ごしていました。特にストレスもないけど、刺激もない日々。
子育てもやたらと手のかかる時期を終え、ぽっかりと空いた時間。他に居場所も自分の役割もない。(私、このままぼーっと歳をとって死んでいいのかな)というもやもやと、社会との繋がりを感じられない、ぼやっとした孤独感がずっと心にありました。
子どもと夫から「ママ働いて」。
そんな時、塾に通い始めた長女から「ママ、働いて」と衝撃の一言。塾の月謝の金額を見た彼女は「うちは破産する」と心配になったのだそうです。次いで夫からも「ママ、働いたら?」と提案が。夫が提案した理由は、私にも家庭以外の世界を作って欲しいというものでした。家族以外の大人と会話する時間がゼロの妻を見て、不憫に思ってくれたのでしょうか。もしくは動かない妻を見て、(どんどん筋力が衰えていくぞ。このままでは痴呆になるのも時間の問題か)と危機感があったのでしょうか。
二人に背中を押された雰囲気で、いよいよ求職活動に乗り出します。
探してわかった「私が働く意味」
職種は今までの経験を活かして事務一択。一応本業もあるので「週3・事務」で求人情報を検索してみたものの、応募する気にはなれませんでした。なぜか。「どれも面白そうじゃないから」です。「ただお金をもらうだけなら、楽しさを求める必要なんてないじゃないか!」と思いはするのですが、今までと同じ仕事をする自分の姿を想像してもワクワクしなかったのです。今の年齢を考えると、これから始める仕事は、死ぬまでにする最後の仕事かもしれないのに。だったら、「仕事が面白い!」って思いたい!そう思いました。
それからは、パートの他に未経験でも仕事をやりながら経験を積める「フリーランス」「副業」も視野に入れて検索を開始。すると、やってみたいと思えるような仕事がたくさんヒットしました。「よしよし、これで雇われなくても自分一人で好きな仕事ができるぞ!」と思ったのですが…。「あれ?結局また一人で仕事をするのか?今ある孤独は、解消されないんじゃないか?」と気づいたのです。
「社会と誰かと繋がりながら、ワクワクする仕事を死ぬまでしたい。」これが、今まで感じていたモヤモヤと、ぼやっとした孤独感を解決する方法でした。「だから私は働きたいんだ!」と、なんだか頭がスッキリした瞬間でした。
HYで見つけた在宅でも孤独にならずにチャレンジし続ける働き方
そんな時に出会ったのが「HELP YOU」の求人でした。チームを編成してさまざまな案件を引き受ける。スタッフ一人ひとりが「やりたい」という気持ちのもとに行動し、その先に「ありがとう」というフィードバックが周りの人からもらえる。そしてその総和が社会に広がっていく。まさに、私が理想としていた働き方にドンピシャな会社だったのです!奇跡!今まで知らなかったけど、こんな働き方が本当にできるのだと心底驚きました。
それから2日間ほどは興奮しつつも熟考し、久々の求人応募に大緊張しつつ、応募ボタンをクリックしました。
その後、奇跡的に「HELP YOU」の一員となれた私。Zoomやチャットワークなどという現代的なツールに恐る恐る触りながら、ようやく人と、社会と繋がり始めました。久しぶりにチームで仕事をするという感覚。仲間がいるという安心感。未経験でもチャレンジさせてくれる雰囲気。本当に良い環境に恵まれているなと、実感する毎日です。
まとめ
以前の私のように、「買い物中、店員さんが眩しく見える」「同じ状況の専業主婦に新しいバッグを買ったと聞くより、パートを始めたと聞く方が羨ましいと思ってしまう」「暇って意外とつらい」などの心情に陥っている方は、思い切って何かの求人に応募してみると、何かが変わるかもしれませんよ。
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