これが私の転勤妻LIFE〜転勤が私の暮らしやキャリアを豊かにしてくれた〜

これが私の転勤妻LIFE〜転勤が私の暮らしやキャリアを豊かにしてくれた〜

初めまして、11月にジョインした星野直子です。結婚を機に転勤族の妻「転妻」となり、はや6年が経ちました。
世の中では転勤に対してネガティブな印象を持つ方も少なくないようですが、私は住む場所が頻繁に変わることは決して悪いことばかりではないと考えています。
自身の経験から、転妻ライフを楽しむ方法をお伝えします。

ライター

星野直子
関東出身 人材紹介会社に長く勤めてたのち、結婚を機に転勤族の妻となる。
転勤先で様々な仕事にチャレンジするも、育児とWebスクールにて勉学の時間を確保するために、フルリモートワークのできるHELP YOUにジョイン。現在はフリーランスとして活動中。→執筆記事一覧

転妻だから手に入れられた好きな仕事と仲間

もともと私は東京都内のベンチャー企業で会社員をしていましたが、福岡で働く夫との結婚を機に退職して引っ越しました。

仕事に疲れ、キャリア放棄

パートナーの転勤が理由で泣く泣く会社を退職、という話をよく聞きますが、私の場合は仕事から距離を置けることにホッとしたというのが正直なところです。

結婚前のキャリアですが、前職は2社目で、その前は人材紹介に長く勤めていました。半ばチャレンジと思いベンチャー企業へ転職しましたが、若い会社ならではのスピード感についていけず、疲れていたところに結婚の話があがったのです。

少し逃げたい気持ちもありつつ、キャリアは少しお休みという形で、正社員の仕事をいったん離れる決断をしました。

「好き」を軸としたアルバイト選び 

しかし福岡での結婚生活が落ち着いてきて、少し気持ちに余裕が出てくると、家にいるのもつまらなくなりました。

夫は多忙で週末にしか自宅に帰ってきません。いわゆる週末婚です。

ここで私は、あることに気が付きました。独身時代は生活のために安定収入を求めて働いていましたが、夫との二人三脚の今なら、そこまで安定にこだわる必要はないのではないかと。会社員の頃はできなかった、自分のやりたいことを追求できるのではないかと。

なんて最高なんだ!

私は、以前から自分磨きの一環として体を鍛えることが大好きです。都内にいた頃から通っていた全国チェーンの某スポーツジムについて調べたところ、福岡の店舗でスタッフ募集をしていることを知りました。

なんと、福利厚生で「従業員はジム使い放題」との記載が。会員費を節約しながらジムに通って健康維持ができるなんて、これは応募するしかありません。

朝8時からお昼まで勤務し、午後はジムで鍛えてから帰る。夕方からはゆっくり過ごし、夜は外食へ。

行きつけのレストランでよく頼んでいたメニュー。

福岡といえば「食」。近所のイタリアンレストランへ通うようになりました。

そこで第二のアルバイトに出会うのです。

レストランとの出会いは、転妻仲間からの紹介でした。たまたま、家の近所だったこともあり気が付けば常連に。

そのレストランは食材にとてもこだわっていて、野菜は農家さんから直接仕入れていました。新鮮な野菜で作ったサラダは私のお気に入りでした。

実は、私は大の料理好きで、食材探しには目がありません。旅行へ行くたびに地元で採れた野菜や特産品を購入していました。

趣味をきっかけにオーナーシェフと食材や農家さんの話をするようになり、それが楽しくて仕方ありませんでした。いつしか、そのレストランに行く目的が、食事をすること以上に「人に会う」ことへと変わりました。第二の居場所ができたのです。

ふらっと飲みに行くと、帰り際にオーナーシェフが「朝ごはんに食べてね!」と渡してくれたおにぎりの温かさを今でも覚えています。オーナーシェフはまるで福岡のお母さんのような存在でした。

思い出のおにぎり。こだわりのトマトカレーをかけて食べると最高です。
思い出のおにぎり。こだわりのトマトカレーをかけて食べると最高です。

そしてある日、いつものように食事をしに行くと、オーナーシェフからこんなことを言われました

「うちキッチンカーやるんだけど、手伝ってくれない?」と

私は、二つ返事でOK!と言いました

気心の知れた人と仕事ができ、しかも賄いつきという条件は、私の理想にぴったりでした。

そんなこんなで、結婚生活はさておき、アルバイト生活と一人暮らしを楽しんでいました。

孤独になりがちな転妻が新たな関係を築くには?

ほぼ一人暮らしを謳歌する日々がしばらく続きましたが、そろそろ子どもが欲しいということで、夫婦で週末婚の解決に乗り出しました。

実家を頼れない状況でワンオペ育児に奮闘

営業職の夫はかなり広い地域を担当しており、日帰りは難しい距離に担当先があったため平日はビジネスホテルに滞在していました。そこで、少しでも自宅に帰宅できるように、担当地域の中間地点に引っ越しさせてもらえないか?と会社へ交渉。結果、宮崎への転勤が決まり、さらに南下することになりました。

ちなみに、夫の出身地は埼玉県で私は栃木県です。

実家はさらに遠くなってしまい、夫がいない日中はワンオペ育児に追われ、福岡時代のようにアルバイトを探す余裕すらありません

頼れる存在や場所、社会との接点もなくなってしまい心も身体も疲弊してしまうのではないか?

そう思っていた矢先、近所にアットホームな少人数制の無認可保育園を発見。無認可保育園なら、働いていなくても互いに合意すれば、子どもを通わせることができます。

見知らぬ地で関係を築くコツは「小さなお願い」

時間に余裕ができたので、またアルバイト探しをゆっくり行うことができました。

せっかくなので、その地域ならではの仕事を見つけよう。ということで次に目をつけたのは、花。

南国のフルーツや野菜にも興味があったのですが、寒いのも暑いのも苦手なので、冷暖房完備のハウス栽培の胡蝶蘭へ行きつきました。優雅な胡蝶蘭と愉快な仲間たちに囲まれて楽しく過ごす日々。

愉快な仲間たちのメンバーには海外の方もいて、お昼休憩には、その方が作ってきた郷土料理や、先輩方が持ってきた自家製の漬物を食べました。

料理の作り方を教わったり、野菜を頂いたり、情報や物の交換を通して深まっていく関係。たわいもない会話で、グッと距離が近くなりました。

ここ宮崎でも私の居場所を作ることができたのです。

知人にこの話をすると「どうしてそんなにすぐ人と仲良くなれるの?」と驚かれます。そこで、これまでの自分自身の行動を振り返ったところ、「お願い」をしていたことに気が付きました。

お願いといっても大層なものではなく、ごく小さなお願いでいいんです。

「それ、教えてください!」「こういうのを探しているのですが、どこで売っていますか?「今度連れて行ってください」などなど。

私自身が、人に頼られると嬉しいので、相手に負担をかけない程度に頼るようにしています。そうすると相手も心を開いてくれて、逆にこちらを頼ってくれるようになるのです。頼り、頼られ、信頼関係を築いています。

オンラインでどこにいてもスキルアップ

残念ながら、手荒れが悪化したため胡蝶蘭栽培のお仕事ができなくなり、次なるステージへ。

これまで運動や料理などの趣味を起点に、行く先々で仕事を見つけてきましたが、ふとパソコンにかじりついていた会社員時代を思い出して「学び直したい」という気持ちが湧いてきました。

近所でビジネススクールを探すと選択肢が限られてしまいますが、オンラインならどこにいても選び放題。以前から興味のあったWebデザインのオンラインスクールへ通うことにしました。

その月謝を稼ぐためにも、並行して仕事を探しましたが、これまでのような現場仕事だと勉強の時間を確保するのは困難です。

フルリモートワークなら、自分で働く時間をコントロールしやすいのではないかと考え、オンラインアウトソーシング(※)HELP YOU」にたどり着きました。時間や場所にとらわれない理想の働き方ができる点に加え、さまざまな業種に触れられることも魅力に感じたポイントです。

※オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス

HELP YOUでは、600社以上の業務コンサルや業務サポートを行っており、仕事内容は多岐にわたります。私が長年経験した人材領域の業務から、現在挑戦中のライティング業務、今後挑戦したいと考えているWebデザインの業務まで実にさまざまです。ここなら、転妻生活を続けながら次のキャリアにつながる新たな知見が得られるのではないかと直感しました。

▶︎ どこにいてもキャリアアップを目指せる!HELP YOUの詳しいお仕事内容はこちら

スクールでの勉強とHELP YOUでの実務、どちらもオンラインなのでバランスよく時間をやりくりすることができています。2つを通して学べる環境には、地元の方と交流を深めたアルバイト時代とはまた違った楽しさがあり、ビジネスへの知識欲が高まっている今の私にはぴったりです。

まとめ

キャリアの悩みが尽きない転妻ですが、キャリアアップのチャンスは意外と身近にあるものなのかもしれません。

一番伝えたいのは、
「結果パワーアップできる」ということです。
終身雇用の時代が長く続いた日本では、何度も転職することに対してマイナスなイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、転妻ならパートナーの転勤を理由に気兼ねなく転職し、さまざまな仕事にチャレンジできます。さらに趣味を仕事にできたり、地域に溶け込んで新たな仲間をつくったりと良いこと尽くしです。

転妻にはお別れがつきものですが、そのぶん出会いも多く、煩わしい人間関係からはおさらばできるのも利点といえるでしょう。
新しい趣味に、新しい仕事。ひと所にとどまっていてはできない、たくさんの経験が、また新たな仕事につながるのではないでしょうか。

パートナーの転勤は何もかもが大きく変わってしまう転機ですが、目の前にきた波に乗ってエンジョイしようではありませんか。

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