子どもの預け先、保育園と幼稚園どちらにする?在宅ワーカー母が幼稚園を選んだ理由とポイント

子どもの預け先、保育園と幼稚園どちらにする? 在宅ワーカー母が幼稚園を選んだ理由とポイント

出産後に母親が働く際、子どもの預け先は保育園と幼稚園のどちらを選んだらよいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
我が家は産休後すぐに子どもを預けず、自宅保育をしていました。在宅ワーカーだったため、保育園と幼稚園とで迷いましたが、最終的には幼稚園に入園を決めました。
そこで今回は、幼稚園を選ぶ際に重視したポイントや、私の働き方について振り返ってみたいと思います。

ライター

M
大学卒業後、営業事務、総務・庶務・秘書、広報、人事などを経て、結婚後退職。
在宅でライター業を開始し、2016年にHELP YOUにスタッフとしてジョイン。その後、産休を経て復帰し、現在も子育てを優先しながら、主にライターとして活動中。→執筆記事一覧

保育園と幼稚園の違いとは?

未就学児の預け先として、保育園と幼稚園を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
保育園と幼稚園のほかに「子ども園」などもありますが、ここではまず、大きく保育園と幼稚園に分けて、両者の違いについてみてみましょう。

保育園 幼稚園
入園できる年齢 0歳~小学校就学前 満3歳~小学校就学前
保育料 自治体が保護者の所得状況に応じて設定 私立は設置者が設定
公立は自治体が設定
給食の有無 給食 お弁当のところも
お昼寝・
おやつの有無
あり
※年長児はお昼寝なしの場合も
なし
延長保育 あり ある場合とない場合がある
習い事 なし あり
※園によって実施する内容に違いがある
このように、保育園は
・0歳から預けられる
・延長保育が可能
・給食が出る
など、長時間預けられる体制がとられていることがわかります。

一方、幼稚園は園によって特徴が異なりますが、給食が出たり、延長保育があるなど、幼稚園であっても長時間預けることが可能な場合があります

夫婦で相談し、幼稚園を選択


我が家の場合は、

  1. 私ができるだけ子どもと過ごす時間を多くとりたいと思っていた
  2. 夫婦ともに幼稚園に入園した経験がある
  3. 小学校就学までに集団生活のマナーやルールをしっかり身につけてほしい

との思いから、幼稚園入園を検討することにしました。

そして、まずは市から配布されていたパンフレットを元に、候補となる幼稚園を絞り込み、見学に行きました。
実際に見学してみると、私たち夫婦が幼稚園に通っていた頃は2年保育が主流でしたが、最近は3年保育が多いことを知りました。

幼稚園選びのポイント8つ


いくつかの園を見学し、プレ保育(月に数回、親子で体験入園するもの)を経て、入園した我が子。私も、入園当時は自分の子どもと園との相性がどうか、不安でいっぱいでした。
結果的に、子どもはすっかり幼稚園が大好きになり、早いもので4月から年長さんになります。

今、幼稚園選びを改めて振り返り、幼稚園を決める際に重視したポイントをお伝えします。
8つと多めですが、気になるものからご覧ください。

① 給食の有無

保育園は基本的に毎日給食が出ますが、幼稚園は園によって異なります。
それも、全日給食 / 週に数回給食(それ以外の日はお弁当持参) / 全日お弁当 と園によって状況がまったく違います

手作りのお弁当を子どもに食べさせてあげたいという気持ちはありましたが、お弁当持参となると、材料の買い出しやお弁当を作る時間の確保など、ワーキングママにとっては負担が増えてしまうなと考えていました。
候補の幼稚園は全日給食でしたので、ありがたく給食をお願いしようと思いました。

全日給食の園であっても、年に数回、遠足のときなどはお弁当持参となります。手作りのお弁当は、そういうときに心を込めて作っています。

② 園バスの有無

遠方から通園する子どもがいたり、大規模な幼稚園の場合には、園バスが利用できる場合があります。自宅が園バスの範囲に該当するか、乗り降りの場所などは、見学の際に先生に尋ねてみるとよいと思います。

候補の園も、園バスがありましたが、自宅と幼稚園が数駅離れており、距離があると体調不良のときなどにすぐにお迎えに行けないと不安に思っていた私。しかし、うちの子は乗り物が好きで、プレ保育で幼稚園に行ったときに園バスを見てデザインを気に入り、乗りたそうにしていました。幸い、うちの子は車酔いがなかったので、バス通園できるかもと思い、この園を候補に残しました。

実際に入園してみると、自宅の前にバスを停めてくださることになりました。送り迎えに時間を取られないので、お迎え時間ギリギリまで自宅で仕事をすることができています。
子どもも入園当時から「ようちえんバス、しゃいこう(最高)!」と喜んで乗車しており、バス通園にしてよかったと思いました。

③ 延長保育・預かり保育の有無

幼稚園は通常、14時頃に退園となります。
しかし、現在では、14時以降の時間帯も幼稚園に預けられる「延長保育」を導入している園もあります。また、延長保育を導入している園は、平日だけでなく、春休み・夏休み・冬休みなどの長期休みも「預かり保育」を実施している場合が多いです。

ですので、延長保育を導入している幼稚園がお住まいの市町村区にあるかどうか、また制度を利用する際の手続きなどについて、一度調べてみることをおすすめします。

現在、我が家は、延長保育を利用していませんが、入園前は私の業務時間を長くする可能性も踏まえた上で、預かり保育を実施している園を選びました。

④ 園が注力している教育内容や課外活動を確認

特に私立幼稚園は、それぞれ注力している教育内容があり、園によって特色が異なります。

また、課外活動として、スポーツや、英語などの学習活動が受講できる場合もあります。
課外活動は、幼稚園での保育時間終了後に、習い事の要領で行います。幼稚園で行いますので、子どもを習い事の会場に送る手間が不要です。

⑤ 園庭の広さ

うちの子は、外で走り回るのが好きなため、園庭の広さも重視しました。
「十分に走り回れるスペースがある園庭かどうか」、「遊具はどんなものがあるか」を各園でチェックしました。現在通っている園の遊具がかわいいと、子どもも気に入っていました。

⑥ 制服が好みのデザインかどうか

保育園は私服で過ごしますが、幼稚園は制服と体操服を入園前に購入します。
行事で写真に写ることも多いので、できれば気に入ったデザインや色の制服や体操服だと、親も子どもも愛着をもって着られます。

制服や体操服の金額が気になるところですが、これも園によって差がありますので、見学の際に確認するとよいでしょう。

入園前の制服・体操服代はかかりますが、

  • 着替えのための私服をたくさん購入しなくて済む(行き帰りの荷物も少なくて済む)
  • 毎朝、何を着せるか考えなくて済む

という点で、保育園に比べるとメリットもあると感じています。

⑦ 行事の準備に親が関わるかどうか

運動会やお遊戯会などで使用する小物や衣装を、親が制作する場合と、すべて園の先生方が準備してくださる場合があります。また、園によっては、役員を選出するところもあるようですので、これらの点も確認しておきましょう。

⑧ 入園準備の手間

入園してから使う手提げ袋や上履き入れ、コップなどを入れる巾着袋などを入園前に準備する必要があります。
これらの用品も、既製品を購入するのでも手作りでも構わないという園と、必ず手縫いで作ってくださいという園がありました

手芸が不得意な方や、準備に時間がかけられないという方は、既製品購入可の幼稚園かどうかも確認しておくとよいと思います。

家事・育児における在宅ワーカーのメリット


子どもが生まれる前から在宅ワーカーを経験してきた私ですが、ここからは、子どもが幼稚園に通うようになってから感じた、家事・育児における在宅ワーカーのメリットをご紹介します。

すぐに幼稚園にお迎えに行ける

子どもの体調不良などで幼稚園にお迎えに行かなければいけない場合、在宅ワーカーであればすぐに駆けつけることができます

また、納期に余裕をもってお仕事を引き受けることができるため、急な通院などがあっても、お仕事を調整しやすいと感じています。

子どもが体調を崩すと、親もうつる場合がしばしばあります。家族の看病の合間に、自分が身体を休める時間を取ったり、仕事を進めたりと、会社勤めより柔軟にスケジュールが調整できるのではないかと思います。

仕事と並行して家事を進められる

これは、子どもがいる・いないに関わらず、在宅ワーカーとしてのメリットですが、家にいるため、天気がいい日は布団や洗濯物を干したり、反対に天気が急変しても洗濯物をすぐに取り込むことができます。

日中、野菜を蒸しておいたり、ゆで卵を作っておくなど、電気調理器も積極的に活用して、食事の下ごしらえもしています。
仕事と並行して家事も進められるのは、嬉しいポイントです。

仕事中に宅急便やネットスーパーの対応ができる

会社勤めをしていると、日中届いた宅急便があった場合、再配達手配をする手間が生じます。しかし、在宅ワーカーであれば、宅急便の受け取り時間の幅が広がります。
また、平日はできるだけスーパーに行かないようにしているため、ネットスーパーを利用しています。これも平日の日中に受け取れるため、在宅でお仕事できる環境に感謝しています。

平日休みの夫と過ごす時間が作れる

夫は平日休みの仕事のため、私も夫に合わせてお休みをいただいています。

オンラインアウトソーシング(※)のHELP YOUではチーム制で業務を行っていますが、「この日は、〇〇さんはお休みね!」とチームメンバーが受け入れてお仕事をしてくれるので、安心してお休みがいただけます。
お仕事を受ける際にも、平日のお休みと納期が重ならない案件かどうかチェックしています。

子どもがいると夫婦2人の時間を作るのはなかなか難しくなりますが、在宅ワーカーとして働くことで、夫のお休みに合わせて夫婦の時間が持てています

(※)オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス

HELP YOUでの在宅ワークなら、こんなメリットも!

HELP YOUは在宅ワーカーばかりの組織ですが、さまざまなコミュニティが用意されています。
コミュニティ毎にチャットグループが作られており、自分が興味のあるコミュニティがあれば参加することができます。(コミュニティにまったく参加しないというのもOKです)

私が参加しているコミュニティのひとつに、「母の会」というグループがあります。
そこでは、子育てしているなかで生じる質問や不安事項に、先輩ママさんたちがたくさんのアドバイスをくださいます。

特に、初めての子育てでは、経験することも初めてのことばかりで不安もありますが、先輩ママさんたちが的確なアドバイスをくださり、相談する度に感激しています

在宅ワーカーとして、子どもの時間に合わせて柔軟に働きたいということを叶えるだけであれば、他社のクラウドソーシングサービスに登録したり、フリーランスとして働くなどの選択肢もあります。

しかし、一緒に働いている方たちとゆるく繋がることで孤独を感じることなく、仕事に対するモチベーションも上げていけるという環境は、HELP YOUならではの働き方だと実感しています。そしてこのバランスのよさが、私が長くHELP YOUに在籍している理由でもあります。

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まとめ

幼稚園だからといって、保育時間が短い園ばかりではないことをおかわりいただけたでしょうか。現在、私は延長保育は利用していませんが、必要になったら利用できるという環境を作っておくことは、働く上で安心材料になっています。

小学生になると、帰宅時間が早い、学童に預けられないといった、いわゆる「小1の壁」があるといわれます。それまで、できるだけ母親が働くという選択をするのもよいと思いますし、小1の壁で困らない環境を、未就学児の段階から作っておくのもよいと思います。

どのようなバランスが自分の家族にとってベストなのかをこれからも探りながら、子どもとの時間や自分の働き方について、考えていきたいと思います。
この記事が、幼稚園を検討される方の一助になれば幸いです。

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