地方は事務職の仕事がほとんどない!?場所を問わない在宅ワークの事務職をみてみよう

「事務職として地方でも働き続けたいけど、なかなか事務職の仕事が見つからない」こういった悩みをもち、事務職以外の他業種での仕事を検討されている方は少なくないでしょう。しかし、働き方が多様化した現在では、事務職でも場所を問わないリモートワークで働くことが可能です。この記事では、地方の事務職の現状を紹介したあと、事務職のリモートワークの探し方、サービスについて紹介していきます。

ライター

末吉
現在大学4年。大学入学後、複数のラジオ局、エンタメ企業でインターン。その後、複数人のメンバーで音楽アプリ事業の立ち上げを行うがリモートワークの難しさを痛感し、リモートワークの仕組みを理解しつつ自由に働ける環境を探していたところニットを見つける。現在ニットでリモートインターン中!

地方の事務職は激戦区!地方の事務職の現状をみてみる

 

東京と地方では事務職に就ける倍率や給料が異なります。ここでは、地方と東京を比較し、有効求人倍率の違い、時給・年収格差があることによって地方の事務職ではどのようなことが問題となっているのか、その現状を紹介していきます。

 

有効求人倍率

有効求人倍率とは、ハローワークに登録している有効求人登録者数に対して、企業からの求人数の割合を示す経済指標のことです。この値は1倍より高ければ、人材不足のため求職者にとって有利となります。反対に1倍より低い数値であると、求職者にとって不利な状況となります。
これをふまえて、東京と地方の一般事務職の有効求人倍率を比較してみると地方の方が低いことがわかります。有効求人倍率0.37倍ということは、事務職を希望する約3人に1人しか地方で事務職に就くことができない計算になります。こうした状況をみると、事務職に絞った地方の求人状況は激戦であるといえます。

 

時給・年収格差

派遣社員とアルバイトの場合の平均時給、正社員の年収を東京と地方で比べてみると、東京よりも地方の方が時給・年収ともに低いことがわかります。実はこの時給・年収格差があることで、地方移住先での生活が苦しくなっているといった現状があります。

参照)「家賃相場から見る全国の住宅事情

 

上図のように、首都圏エリアと近畿圏や東海エリアの地域を比べると、家賃は安いですが給料に見合った相場とは言い難いです。また、そのほかにも地方では交通網が発達していないため車での移動も多く、車の維持費なども考えると生活費がかさみます。結果的に、給料格差がなくならないと地方移住先での暮らしが苦しくなってしまうといった現状があります。

 

地方に仕事がなくても大丈夫。場所を問わないリモート事務職をしよう

 

ここまでは地方の事務職の現状を東京の場合と比較しながらみてきました。地方の事務職は東京に比べて給料が下がる一方、求職者が多く企業の求人数が少ないため激戦区であるといったことがわかったかと思います。しかし、地方に事務職の仕事がないからといって諦める必要はありません。場所を問わないリモートワークで事務職の仕事ができることをご存じでしょうか。リモートワークは時間や場所を問わずに働くことができる仕事の形態です。今までは専門スキルが高いエンジニアやデザイナーの求人がほとんどでしたが、最近ではスキルや資格が不要な事務職のリモートワークも増えてきました。ここでは、そんなリモート事務職の探し方について紹介していきます。

 

リモートワーク可能な事務職の求人サイト

まずは、リモートワークが可能な事務職の求人サイトを2つ紹介していきます。

 

Reworker

参照)「Reworker

Reworkerは、株式会社キャスターによって運営されているリモートワークや副業・フリーランスのように新しい働き方と言われる求人に限定して紹介しているサイトです。リモートワーク可能な求人の中には、もちろん事務職の仕事も。それぞれの求人情報も、求人のポイント、業務内容、求める人物像などの詳細が記載されているため、自分にあったリモート事務職を探すことができます。

 

mama works

参照)「mama works

mama worksは、主婦のためのリモートワークができる求人サイトです。一般的なリモートワークの求人サイトとは異なり、主婦に特化したサイトであるため専門スキルがなくてもできる間口の広い仕事が多く掲載されています。メインターゲットは主婦の方ですが、独身女性でも応募できる求人があるので、リモート事務職を探すにはぴったりのサイトです。

 

スキルシェア系サービス

次に、自分のもっているスキルを他の人にシェアする、つまりスキルをお金に換えるサービスを紹介していきます。実際にスキルをもっている方にとっては最適なサービスになると思います。

 

Lancersエキスパート

参照)「Lancersエキスパート

Lancersエキスパートは、運営会社であるランサーズがスキルを認めた認定ランサーしか参加できないサービスです。時間報酬換算で最低2,000円以上の高単価かつ継続性のある案件のみを取り扱っているため、高いスキルをもった方しか仕事の受注ができませんが、リモートワークで自分のもつキャリア・スキルに自信のある方にとっては最適なスキルシェア系サービスです。

 

Workship

参照)「Workship

Workshipは、高水準レベルのプロフェッショナルをネットワークするスキルシェアサービスです。基本的に専門スキルの高いデザイナー、エンジニアなどの職種が中心ですが、事務系の仕事もあります。フリーランスとしてリモートワークをしながらスキルをつけていきたいと考えている方に向けては最適な仕事がみつかると思います。

 

事務系BPO登録プラットフォーム

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、企業が多岐にわたる業務の一部を外部の高い専門性をもつ会社へ委託することです。主に、事務、総務、経理、人事・採用などの間接部門業務が外部に委託されています。BPOにより、コア業務へ人材資源を集中させたり、コスト削減、業務の効率化を実現することができるため、近年では事務系を中心としたBPO登録プラットフォームも生まれています。そんな事務系BPO登録プラットフォームをここでは紹介していきます。

 

HELP YOU

参照)「HELP YOU

HELP YOUは、日々の雑務に追われて時間のゆとりがなくなってしまったビジネスマンと働きたいのに場所や時間という制限によって働くことが難しいワーカーを結びつける「仕事マッチングプラットフォーム」です。リモートワークなので、場所・時間を問わずに事務職として働くことができます。また、自分の特性を活かした仕事ができ、キャリア・スキルアップを目指すことができます。HELP YOUを通じて地方だけでなく、世界中で働いている人たちも。自由な働き方で事務職としてキャリア継続させたい方には、最適なBPOサービスです。

まとめ

地方の事務職は東京に比べて給料が低く仕事があまりないといった厳しい現状。そして、事務職は場所を問わないリモートワークで、継続して仕事ができるといったことを紹介してきました。地方でもweb系のサービスが増えてきて働き方も多様化した現代では、時間や場所にとらわれずに継続していきたい仕事を選ぶことが大切です。地方にお住まいの方も、ぜひこの機会にリモート事務職といったかたちで仕事を継続してみてはいかがでしょうか。

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