山形発【旅館・渓流・日帰り温泉】ワーケーションレポート!

夫のUターンに合わせて神奈川県から山形県に移住して2年半。株式会社ニット(以下、「ニット」という)でリモートワーカーになったことを活かし3つのロケーションでワーケーションを試してみました!温泉や自然溢れる山形でのワーケーションの特徴や感じたこと、そしてワーケーション実行前のチェックポイントをまとめてみました。

ライター

東海林希美
千葉県千葉市出身。2018年12月、神奈川県から山形県へ移住。大学卒業後、人事や総務として長く経験を積み、移住をきっかけにフリーランスの道へ。現在は「HELP YOU」のライターのほか、山形での暮らしの情報発信や、自治体のイベントで移住体験談の講演を行うなど幅広く活躍する。

ワーケーションとは?

ワーケーションとは、Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語で、旅先などで過ごしながら仕事と休暇の両立させる働き方のことです。

今回はコロナ禍の制限の中ではありますが、田舎暮らしを活かして【旅館・渓谷・日帰り温泉】という3つのスポットでワーケーションを体験してみて感じたこと、注意点などをまとめてみました。

ロケーション別体験レポート

プラン①温泉旅館で宿泊ワーケーション

まず最初は、山形県鶴岡市にあるあつみ温泉でのワーケーションを紹介します。

今回はちょうどあつみ温泉の観光事業の一環として募集していたワーケーションモニターとして訪問してきました。
あつみ温泉は千年以上の歴史ある温泉で、芭蕉も訪れ歌を詠んでいる名湯。日本海が広がる温海地区は新鮮な魚介類も豊富で、一年を通して山の幸、海の幸が楽しめるところです。

【スケジュール】
金曜日から2泊3日で利用し、夫が土曜日から合流するスケジュールにしました。

<1日目>
08:00 自宅を出発(車で約2時間半の移動)
10:30 温泉街に到着
11:00 温泉街の足湯カフェで仕事開始
15:00 旅館へ移動しチェックイン、部屋で引き続き仕事

温泉前に浴衣に着替え。くつろぎながらひと仕事終わらずぞー!

 

17:00 ワークタイム終了、温泉で疲れを流す
18:30 旅館のコース料理を堪能

<2日目>
8:00   朝食バイキングでお腹いっぱい
10:00 温泉街の足湯カフェに移動して仕事開始

快適なワークタイムを過ごせる足湯カフェ「チットモッシェ」

 

12:00 カフェの美味しいランチ
14:30 夫と合流、仕事は終了してバケーションに切替え
18:30 旅館のお料理に舌鼓。二人でお酒も進みます!

どれも美味しい~!この後もたくさん料理が運ばれてきました!

 

<3日目>
10:00 チェックアウト

チェックアウト後は寺社巡りや鶴岡公園を散策するなど観光を楽しみ帰路につきました。

ロケーション:あつみ温泉
日程:2泊3日
宿泊先:高見屋別邸 久遠(山形県鶴岡市温海)
参考費用:平日1泊2食 12,000円程度~/1名
取材協力:あつみ観光協会

 

【感想】
旅館では日頃の家事から解放され、緑あふれる景色を堪能できました。また、仕事の後に美味しい御飯や温泉が待っていると思うと、とても楽しい気持ちで過ごせました。

あと、思いのほか感動したのが夕飯の時間が決まっていることです。リモートワークでは仕事を終わらせるタイミングが掴めず、ズルズルと仕事をしてしまうという悩みもよく耳にします。ですが、夕飯の開始時間が決まっていることでオンとオフのスイッチの役割になっているのはとても良いところだと感じました。

プラン②渓流を眺めてワーケーション

渓流が目の前!自然に溶け込んだワーケーションスペース

 

続いては自然を大満喫できるワーケーションの紹介です。

皆さんは「エクストリームワーケーション」と呼ばれているワーケーションをご存知でしょうか?

「エクストリームワーケーション」とは、一般的な仕事をする環境や、旅館でのワーケーションなどと比べ、さらに「絶景を眺めながら」「屋外でのびのびと」など”極端”で”過激”な非日常体験を楽しみながら仕事をすることを呼んでいます。

ちなみに、ニットでは互いにスキルアップを目指したり、同じ趣味を持ったメンバーが集まったコミュニティが充実しているのですが、この度ついに【エクストリームワーケーション部】が発足しました。

【名誉部長!西出さんのエクストリームワーケーション】

ジップラインで風を感じるワーケーション

 

自然に囲まれ足湯に入りながら…

 

「これはおもしろそう!」とすぐにエクストリームワーケーション部に入部。しかも、何ともちょうど良いタイミングで夫が近場に釣りに行くと言うので、早速渓流でのエクストリームワーケーションを体験してみることにしました。

【スケジュール】

12:30 家から車で20分程のとある釣りスポットに到着、夫は釣り支度、私はワーケーション支度を開始

13:00 良い感じの平らな岩場にイスを置いて仕事開始

釣りを楽しむ夫を遠目にマイナスイオンを全身に浴びながら仕事に取り組む

 

16:00 エクストリームワーケーション終了

ロケーション:山形県東根市某所
費用:0円 
持ち物:水筒(自宅で入れたコーヒー)、折りたたみのイス、ノートPC、スマートフォン

 

【感想】
渓流の川のせせらぎはリラックス効果が絶大!そして持参したコーヒーがとても美味しく感じました。
今回のような自然を近くに感じる空間では、できれば画面の中のデータに集中する作業よりも、景色を眺めながらイメージを膨らませたり、アイデアを生む時間にするのがオススメです。

ほんの数時間でありながら、様々なインスピレーションを感じる充実した時間になりました。

プラン③日帰り温泉でお手軽ワーケーション

大休憩室の前で

写真提供:天童市移住者インタビューより 撮影協力:天童最上川温泉ゆぴあ

最後に、行きつけの日帰り温泉でのワーケーションのご紹介です。

家から車で10分程のところにある日帰り温泉は、夫婦で頻繁に利用している大好きな場所です。しかも入浴料と休憩所利用料を払えば、フリーパスのように何度でも入浴できるチケットを窓口で発行してもらえます。

気軽に利用できるので、仕事の調整が取れる日には平日にお風呂セットを持ってワーケーションに利用しています。

このチケットを発行してもらえば休憩所を利用しながら何度でも入浴が可能!

 

【スケジュール】
8:30   温泉へ入浴
9:00   休憩所に移動し仕事モード
12:00 ランチタイム
13:00 仕事に集中
夕方  目標時間までに仕事を終え、もう一度温泉へ!!

ロケーション:山形県天童市 天童最上川温泉 ゆぴあ

費用:入浴(大人)350円+休憩所利用(大人)200円~

 

【感想】
休憩所は落ち着いた空間で仕事も集中してできます。また、こちらの施設では館内に食堂があり、売店にはパンが日替わりで並んでいるなど、食事も困らず一日いられるのが嬉しいです。
私はいつも帰る前にもう一度温泉に入れるようにアラームをセットし、モチベーションを上げて仕事に取り組むようにしています。頑張ったご褒美として仕事終わりにゆったり温泉を楽しめるのが最高です。

現地で困らないためのチェックのポイント

もし「自分もワーケーションをやってみたい」と思われた方は、チェックポイントまとめてみたので参考にしてみてくださいね。

①ネットワーク環境

業務上、オンライン環境での作業が必要な場合はインターネット環境が必須となります。ご自身で持参するか、Wi-Fiの有無を確認しておきましょう。
特にエクストリームワーケーションについては、気合を入れて秘境に足を運んでみたら電話やネットが全くつながらない、という可能性もあるので注意してください。

②電源の有無

長時間の作業の場合、パソコンやスマートフォンの充電が無くなって困る可能性も。施設によって館内の電源の無断利用が認められていない場所もあります。利用可能な電源があるかどうかも大切なポイントなので確認しておきましょう。

③スケジュールの調整

ワーケーションの環境によってはミーティングなどには向かないスペースという可能性もあります。ワーケーションを計画する際は当日の業務に影響の無いようにスケジュールを調整しておきましょう。

ワーケーションを働き方の「選択肢」のひとつに

3つのワーケーションレポートはいかがでしたか?

実際にワーケーションをしてみて、家やカフェで仕事をするのと比べ仕事の効率が落ちると感じるようなことはありませんでした。逆に気持ちがリラックスしたり、楽しみが待っているワクワク感があることが大きかったです。

少し話が逸れるかもしれませんが、例えば老舗旅館について「有名な文豪、〇〇先生もよく訪れて執筆していた」なんて話を聞いたことはありませんか?これもれっきとしたワーケーションだと思います。きっと時代は違ってもワーケーションの魅力は多くの人が実感していたのでしょうね。

ちなみに、ニットでは国内外合わせて約400名がフルリモートワークという環境で働いており、海外にも33か国にメンバーがいます。元々オフィスがないという環境も大きいと思いますが、ワーケーションを実践しているメンバーも徐々に増えてきています。

参考:ワーケーションで気づいたこと。仕事と休暇を分けない暮らしのアイデア

さらに、国としても2020年に環境省では「国立・国定公園、温泉地でのワーケーションの推進事業」として推進事業費補助金の予算を設けました。国内観光の新しい形として取り組みを始めたことで、さらに各地でワーケーションの環境や体制が整って行くことが考えられます。

場所を問わず働ける環境や人が増えつつある今、これからもどんどん働き方は変わっていくでしょう。ぜひみなさんもワーケーションをひとつの働き方の選択肢として取り入れてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回はコロナ禍という事で県外への移動は自粛し、全て山形県内でワーケーションを行っています。

ロケーションは様々で、皆さんの近くにも探せばたくさんありますから、まずは身近で気軽に取り入れられそうなものを考えてチャレンジしてみてくださいね。
この先、自由に旅ができる日々を取り戻した時には、観光地をめぐるワーケーションで各地を元気にできたら素敵だなと考えています。