【weekly 働き方改革ニュース】男性も5人に1人が経験、就活中のセクハラが与える影響とは

連合が5月28日に発表した「仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2019」(連合調べ)について解説いたします。

ライター

佐々木康弘
札幌市出身、函館市在住。大手旅行情報誌やニュースサイト、就活サイトなど多数の媒体と契約するフリーランスライター。店舗・商品・人物の取材記事やニュース・芸能記事作成、広告ライティングや企業紹介など幅広いジャンルで年間100万字以上を執筆するほか、校閲も行う。「HELP YOU」ではプロフェッショナルライターとして活動。

男性も5人に1人が経験、就活中のセクハラが与える影響とは

連合は5月28日、「仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2019」(連合調べ)を発表しました。全国の20歳~59歳の有職男女1000名を対象としたもので、各メディアはこれをもとに「男性もセクハラ被害」などの見出しで内容を伝えました。

調査によると、就活中に人事担当者やOBなどからセクハラを受けたことがある人の割合は20代男性が最も多く、21.1%と5人に1人が経験。以下、30代女性(15.5%)、20代女性(12.5%)と続きました。この数字には、女性へのセクハラ防止の意識はある程度浸透したものの、「男性ならいいだろう」との考えが表れていると思われます。セクハラの具体的な内容は、「性的な冗談やからかい」(39.8%)が最も高く、次いで、「性的な事実関係(性体験など)の質問」(23.9%)、「食事やデートへの執拗な誘い」(20.5%)となりました。

就活中にセクハラを受けた人は、就活のやる気を失ったり、就活を一定期間休んだりするなどの影響を受けていたこともわかりました。なかには、「人と会うのが怖くなった」と答えた人もいました。

セクハラをする人事担当者やOBには、自分がセクハラしていると微塵も思っていない人と、多少なりともセクハラの自覚がありながら、「この程度でセクハラと騒ぐようなら社会で生きていけないよ(だから慣れておきなさい)」といった誤った親切心を持っている人の2つのタイプがあるように思われます。

前者は問題外ですが、後者も危険です。なぜなら、「私たちの会社はこの程度のセクハラなら許されます」と公言しているようなものだからです。また、そのような人が社内で問題なく働けているという事実は、その企業がセクハラ対策に消極的であり、むしろ容認する傾向にあることを示しているともいえます。「たまたま相手が悪かった」という話ではないのです。

まとめ

就職活動でのセクハラ自体は不愉快なできごとですが、「向こうから会社の暗部を示してくれたおかげで入社せずにすんだ」と前向きに気持ちを切り替えたほうが精神衛生上良いのかもしれません