エンタメ業界から官公庁まで。地方で活かす多彩なキャリア――「企業専属スタッフ」の働き方 くらしと仕事

エンタメ業界から官公庁まで。地方で活かす多彩なキャリア――「企業専属スタッフ」の働き方

東京のエンタメ業界から、長野の地方自治体へ。多彩なキャリアを歩んできた森下たえさんは、現在、オンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」の企業専属スタッフとして活躍しています。
地方では「スキルを活かせる仕事が少ない」という壁に直面しながらも、フルリモート×フリーランスという働き方を選び、これまでの経験を武器にクライアント支援を行う森下さん。

最先端AIの活用とさまざまな業界で培った実務力でクライアントからの信頼を得る、彼女の仕事術をご紹介します!

(※1) オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。

▶︎地方でもスキルや経験を活かして働きたい

インタビュイー

森下たえさん
東京都出身。音楽プロダクション、ラジオ放送局、広告代理店などエンタメ業界を中心にキャリアを積む。祖父母宅のある長野県へ移住後、道の駅のレストラン運営や地方自治体の観光課に勤務。多様な現場で培った実務力を武器に、現在は「HELP YOU」の企業専属スタッフとして、SNS運用代行やAI動画制作などを担当している。一児の母。

ライター

齊藤由佳
山口県出身。大学進学で上京後、食品メーカーで営業職として勤務。その後結婚を機に、機械専門商社の営業事務に転職。
娘を0歳から保育園に入れて働き続けていたが、70歳まで働く時代。娘の小さい時くらいそばにいてあげたいと思いHELP YOUにジョイン。
いろいろな仕事に挑戦できるHELP YOUでスキルアップを目指し修行中。→執筆記事一覧

地方でもキャリアを活かせる「HELP YOU」

──森下さんは、東京都出身とのことで、長野県に住む前は東京で働いていたのでしょうか?

はい。音楽が大好きで、東京で音楽プロダクションに就職しました。公式サイトや有料コンテンツの運営、ファンクラブ会報やグッズの企画販売、現場での売上集計、イベントの制作補佐、経理・総務、業務のデジタル化推進まで幅広く経験を積みました。

その後もラジオ放送局や広告代理店で勤務し、長く身を置いていたのはエンタメ業界です。

──どうして長野に移住されたのでしょうか。

東日本大震災をきっかけに、東京で暮らすことに不安を感じるようになりました。激務の業界で働き続けた結果、体調を崩してしまったことも重なって……。そんなとき、長野にある祖父母宅を建て替える話が持ち上がり、転がり込む形で移住を決意したのです。

その後長野で結婚し、現在は小学生の息子がいます。

──長野ではどのようなお仕事をされていたのですか。

道の駅で、レストランの立ち上げに携わり、メニュー設計・調理・シフト管理まで、実務を統括するレストラン運営責任者として働いていました。それから、地方自治体に転職し、観光施設の運営補助・維持管理、ふるさと納税のサイト運営や返礼品対応、広報誌制作補助なども経験しました。

──エンタメ業界から官公庁まで、さまざまな業界で経験を積まれてきたのですね! なぜHELP YOUにジョインしようと思ったのですか?

地方では「自分のスキルや経験を活かせ、子育てとも両立できる就職先」の選択肢が限られていると感じていました。

リモートワークを取り入れている企業だったら、地方にいながらこれまでの多角的な経験を活かした仕事ができるのではないかと思ったのです。

HELP YOUは、幅広い業界のクライアントから多種多様な業務の依頼を受けているため、「さまざまな現場で培ってきた実務力」という自身の強みを発揮できそうだと考え、ジョインを決めました。

──フリーランスになることへの不安はありましたか?

不安は少しありましたが、挑戦してみたい気持ちの方が大きかったです。

実は、趣味でずっとパン作りをやっていて、パン講師の資格も取得しています。いずれ、オンラインでパン教室を開くのが夢で、その準備を進めるためにも、時間の融通がきくフリーランスという働き方がベストだと思いました。

クライアントと1対1で向き合う「企業専属スタッフ」

森下さんが趣味で楽しんでいるAIイラストの作品

──企業専属スタッフ(※2)のポジションを選んだのはなぜですか?

クライアント様と1対1で向き合い、ご依頼内容の整理から実行までを自身で一貫して対応できる点に魅力を感じました。

実際、日々のやり取りの中で、クライアント様から、自分の提案や納品物に直接反応をいただけることがやりがいにつながっています。今までの経験や知見をもとにご提案することで、クライアント様の頭の中のイメージを形にし、より良いものを作れたときは、大きな達成感があります。

(※2) 企業専属スタッフとは、ディレクターを介さず、1人でクライアント企業からのご依頼業務を担当するポジション。

──現在ご担当されている業務内容を教えてください。

SNS運用代行、AIショートアニメ動画制作、営業事務サポートなどを担当しています。業務では積極的にAIを活用していて、Instagramのインサイト分析では「Gemini」、お客様向けのメール返信や案内文を作成するときは「ChatGPT」など、ツールの特長によって使い分けています。

──業務でAIを使用するときのポイントはありますか?

AIの回答をそのまま採用するのではなく、AIの案とこちらの意図とをすり合わせていく作業が大切だと考えています。

例えばInstagram投稿の分析では、インサイト数値をAIに分析させた後、過去の類似投稿と比較して「なぜ投稿Aは伸び、投稿Bは伸びなかったのか」といった仮説を整理します。そのうえで、クライアント様の意図や現場の状況を踏まえて、次のアクションを検討していきます。

AIによる客観的な分析と、実務担当者としての現場感覚を組み合わせることで、より質の高い分析をスピーディに行えるようになりました。

在宅フリーランスで手堅く稼ぎたい!安定収入が得られるHELP YOU 企業専属スタッフの働き方

AIを駆使したショートアニメ動画制作に挑戦

こちらも森下さんが作成したAIイラスト。「漫画やアニメがすごく好きなんですけど、自分で絵を描くのは苦手で……」と語る森下さん。初めてAIでイラストを作成したときは、そのクオリティの高さに感動したそう。

──AIを使ったショートアニメ動画制作の業務についても詳しく聞かせてください。

初めは、クライアント様から、「こんな感じの漫画があるので、パラパラ漫画風の動画にしたい」とご相談がありました。ただ、その時点では、どのような内容にするか具体的なことはまだ何も決まっていない状況でした。

そこで、SNSのトレンドや商用利用可能な漫画素材をリサーチし、動きや音を加えたデモ動画を制作したのです。それを見たクライアント様から「イメージが湧いた」と言っていただき、そこから詳細なご要望を伺いながら調整を重ねていきました。

試行錯誤を経て「パラパラ漫画風ショート動画」が完成したときは、クライアント様からも喜んでいただけて、とても嬉しかったです。

──すごいですね。クリエイター的なセンスも必要になってくるかと思うのですが、経験があるのですか?

音楽プロダクション時代に、ミュージックビデオの制作過程を見ていた経験が役立っているかもしれません。私は作る側ではありませんでしたが、どのような工程が必要なのか理解していました。

現在はさらに発展して、フルAIのショートアニメ動画を制作しています。キャラクター生成に使用するAI、背景生成に使用するAI、といったようにクライアント様から指定されたAIツールを使って、台本をもとに一からアニメ動画を作っています

──生成AIでアニメまで作れてしまうんですね!  森下さんは生成AIツールにも詳しいのですか?

生成AIはここ半年で大きく進化しており、できることが増えたタイミングでもありました。詳しいというより、AIを使ったイラストを趣味として楽しんでいたので、最新情報やトレンドを、自然とキャッチアップできていたのだと思います。

──クライアント様からの依頼内容で、「これは生成AIでは無理!」となることはありますか?

アニメ動画の制作に関しては、今のところありません。もしAIの出力がうまくいかない場合は、プロンプト自体をAIに作ってもらうこともあります。

「こういう動画を作りたいです。こういうキャラクターにしたいです。こういう設定で、このAIツールを使います。最適化するプロンプトを出してください」といった具合です。

クライアントに信頼されるスタッフに共通すること

──企業専属スタッフで活躍できる人はどんな人だと思いますか?

企業専属スタッフに大切なのは、クライアント様の気持ちや背景をくみ取る洞察力だと思います。依頼された内容だけに従うのではなく、「なぜそれが必要か」という背景情報や相手の困りごとを読み取ったうえで、対応や提案ができる人が活躍できると感じます。

同じ企業専属スタッフの立場で、SNS運用代行を一緒に担当している佐々木さんは、クライアント様に寄り添った丁寧な言葉選びや、先回りした確認・提案ができる方です。私もその姿勢を見習って、クライアント様に安心して業務を任せてもらえるようなコミュニケーションを心がけています。

──最後に今後の目標があれば教えてください。

課題の整理から提案・実行まで一貫して伴走するクライアント様の「右腕」のような存在になりたいです。

ご依頼の背景を理解したうえで、まずは仮案を作って共有し、フィードバックをもらいながら精度を上げていくのが私の得意とする業務スタイルです。クライアント様の要望に対して「待ち」の姿勢ではなく、提案と実行を同時に進める自走力を武器に、これからもクライアント様と一緒により良い成果を生み出していきたいと思っています。

まとめ

「依頼の言葉の裏側にある、クライアントの本当の困りごとは何か?」多彩な現場で磨き上げた洞察力で、HELP YOUの企業専属スタッフとして高い信頼を得ている森下さん。
AIの活用術にも、各業界で培った実務力と現場感覚が活かされています。

場所にとらわれず、自分の経験やスキルを活かして働きたい。
そんな方にとって、企業専属スタッフという選択肢は、新しいキャリアの可能性になるかもしれません。

HELP YOUでは企業専属スタッフとして活躍するメンバーを募集しています。
興味のある方は採用ページも、ぜひご覧ください。
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