海外で農業にチャレンジ! 小さな「きっかけ」を積み重ねてやりたいことを実現
「いつか海外で生活してみたい」と思ったことはありませんか? しかし実際に海外生活を実現するには、計画と準備が必要でしょう。
オンラインアウトソーシング(※1)HELP YOUには、世界35か国から海外在住のメンバーが所属していますが、海外移住を見据えてジョインした人もいます。その一人、石沢翔平さんは、海外でも農業に挑戦したいという目標を持ち、ブドウ農園で働きながら2022年11月にジョインしました。現在はニュージーランドでのブドウ作り実現に向けて準備を進めています。
そんな彼にHELP YOUを選んだ理由、そしてライフワークとする農業への想いについてお話を伺いました。
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目次
インタビュイー
ライター
小さな容器の中で育つサクランボの生命力に感動し農業の道へ
──HELP YOUにジョインする前はどんなお仕事をしていましたか?──どうして品種改良に興味を持ったのですか?
中学校2年生の時に、職場体験で地元の農業試験場(※2)に行ったのがきっかけです。そこで、大きめのペットボトルのような培養容器の中で、小さなサクランボの木が立派に育っているのを見て衝撃を受けました!
サクランボは本来、5〜6メートルの高さまで育ちます。ところが、農業試験場の研究室で見たサクランボは、小さな培養容器の中でも、ちゃんと木の形をして成長しているのです。多くの木は、切り取った枝を土に植えると、同じ品種・遺伝子を持つ木として再生します。これは、私たち人間にはできないことです。動物とは異なる植物の生命力に深く感動しました。
──職場体験での感動が、自分のやりたいことを見つけるきっかけになったのですね。
──いろいろな農作物があるなかでも、特にブドウに深い思い入れがあるようですが。
複数の農家で研修をさせていただき、さまざまな果物作りを経験しました。その中でも特に、古くから積極的に品種改良がおこなわれてきたブドウ作りに興味を持ち、「これはおもしろい。ブドウを専門的に作っていきたい」と思いました。
それぞれの長所をかけ合わせて収穫量を安定させたり、味を向上させたりするのが品種改良の目的です。例えば、美味しくないけれど病気には強い品種に、病気に弱いけれど美味しい品種の枝をつなげることで、病気に強く美味しい品種を生み出します。
海外でもブドウ作りを続けていくには?
──やりたいと思っていた農業に従事しながら、なぜリモートワークを始めようと思ったのですか?
感染症の流行や国際紛争など、世界情勢が大きく変わって行く中で、日本でこれまで通り農業を続けられる保証はないと感じるようになりました。特に農業は土地に縛られる仕事です。この先、日本以外の国で暮らしても、農業を続けていくにはどういった方法があるかを考え始めました。
──数あるオンラインアウトソーシングサービスの中から、なぜHELP YOUを選んだのですか?
──HELP YOUを見つけて、運命的なものを感じたのですね。
はい! でも、実はHELP YOUのことを知ってから実際に応募したのは、半年くらい経ってからでした。事務経験がない自分が応募しても不採用になってしまうと思い、事務スキルをしっかり身につけてから採用課題にチャレンジしたかったのです。
「農業×リモートワーク」で新たなキャリアに挑戦
──HELP YOUにジョインした今は、どのように農業と両立しているのですか?──農業では、あまり事務系のお仕事に関わることは少なかったと思いますが、HELP YOUではどんなお仕事を担当していますか?
データ入力やリサーチ、SNS投稿業務などを経験し、現在は、給与振り込みや出勤簿のまとめなど、労務系の業務を担当しています。
パソコン上で設計図を描くCADを使った業務を、未経験から担当したこともあります。CADにはもともと興味があり、インターネットで動画を見ながら独学でスキルを身につけたいと思っていましたが、実際に仕事で使用する機会はありませんでした。しかしHELP YOUでチャレンジできて、実務経験を得ることができました。
今は契約終了していますが、ほぼ未経験でも採用されたのは、HELP YOUでのCAD経験があったからこそだと思っています。
ワーキングホリデーを知るきっかけは意外な所に
──HELP YOUにジョインした時の自己紹介で、ワーキングホリデーでニュージーランドに行きたいとお話していましたね。ワーキングホリデーに興味を持ったきっかけをおしえてください。
何年も定期健診に通っている歯科医院の歯科衛生士さんから、ワーキングホリデーでオーストラリアに行ったという話を聞いたのがきっかけです。
──ニュージーランドを滞在先に選んだのはなぜですか?
ニュージーランドでブドウ栽培をしている人のインタビュー記事を見たのがきっかけです。一年中おいしいブドウを消費者へ届けたいとの想いから、日本とは季節が真逆のニュージーランドにブドウ農園を開拓した方の記事でした。
海外在住メンバーとの交流で不安が軽減
──出発に向けてどんな準備をしていますか?──HELP YOUのコミュニティ(※3)「時差ワーク組のぼそぼそ部屋」で毎月行われている座談会でも、海外生活経験があるメンバーからアドバイスをもらっていましたね。
はい。海外のリアルな情報を得られたので、とても役に立ちました! これまでは手探り状態で不安でしたが、実際に経験した人の話を聞けて、余計な心配がなくなりました。海外生活に関する知識はもちろん、精神的にも大きな安心感を得られたので、こうしたコミュニティがあるHELP YOUにジョインできて本当に良かったと思っています。
まとめ
石沢さんは小さな「きっかけ」を見逃さず、自分の中に湧き上がった情熱と行動力でやりたいことを実現させてきました。
私たちの日常にはたくさんの「きっかけ」がありますが、掴むかどうかは自分次第です。石沢さんが経験したように、この記事が誰かにとっての「きっかけ」になればと思います。
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