自分らしい働き方で仕事に熱中。都内在住の正社員が在宅フリーランスへ転身した理由

「好きな時間に、好きな場所で働きたい」コロナ禍で浸透したリモートワークから一転、徐々に出社勤務に戻りつつあるなかで、改めてそう思う働き手は多いのではないでしょうか。

ホテル開業のプロジェクトマネージャーとして活躍していた服部さんは、自由に働きたいという思いを胸に転職を決意し、2023年2月にHELP YOUへジョイン。現在は在宅フリーランスとして、AIで作成されたSEO記事のファクトチェック・校正・画像生成などを手がけています。

前職とは全く異なる業務でフルリモートのお仕事を選択した服部さんに、決断の経緯や今の心境を伺いました。

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ライター

清水由美子
神奈川県出身。NPO団体で2年半活動。損保で8年勤務の間、主に人事業務・労働組合に携わる。退職後、専業主婦歴8年の内、夫の転勤帯同で5年間大阪へ。神奈川へ帰り在宅ワークを知りHELP YOUへジョイン。小学生の娘と幼稚園生の息子のお世話の傍ら、好きな仕事にチャレンジしつつ修行中。→執筆記事一覧

東京オリンピックバブルを経験。やりきった新規ホテル開業

前職で携わったホテルのバスルーム

 

前職は、新規ホテルの開業に関わるプロジェクトマネージャーと伺いました。どのようなお仕事だったのでしょう。

ホテルの新規開業案件の中でも私が担当していたのは、客室のパース(完成予想図)や内装のイメージ、デザイン資料をみて、客室に合うアイテムの提案をする仕事でした。

例えば、客室で手に取るような小物周りや、ホテル運営全般に必要なアイテムをご提案する仕事です。

ホテルならではの高級感やオシャレな雰囲気をつくる素敵なお仕事ですね。

「非日常の空間をつくる」のがとても魅力的で、ワクワクする仕事でした。一つ一つがとても大きなプロジェクトですし、客室のデザインに影響する部分に携わるので、デザインが好きな私にとってはとてもやりがいがありました。

ただ、一見キラキラしているように思えますが、体力勝負な側面もあります。全国にホテルが建つので出張も多いし、建築現場にも行きます。

客室品を提案するのに、建築現場へも行くんですか!

関係者全員が現場に立ち会って、実際にセッティングしてコーディネートをしながら仕事を進行していました。エアコンも何もついていない真夏の現場で、ヘルメットを被って……なんてこともありましたね。

体力的には大変でしたが、全国出張でいろいろな土地に行けるので、その土地の美味しい物を食べられることは楽しみの一つでした。「試泊」というのがあり、新しく建ったホテルには関係者として試しに泊まることもできますよ。

なんてスケールが大きくて、ステキなお仕事なんでしょう。ただ、全国出張や建築現場へ行くとなると体力的には大変かもしれませんね。

そうですね。実際、業界は男性ばかりです。
私が勤めていた会社は業界では珍しく社長が女性ということもあり、女性社員が多くいました。とは言え「強くないと出来ない」仕事だと認識していましたし、やはり体力的にはつらかったです。

特に、ここ数年は業界がオリンピックバブルだったので、次から次に止まらない案件にいつまでも追われている状態で、精神的にも気が休まることはありませんでした。

自由な働き方を求めてHELP YOUへジョイン

前職で携わったホテル内、現場写真撮影の様子

 

なぜ退職を決意されたのでしょうか。

前職の退職については、本当に悩みました。退職を決めた理由はいくつかありますが、ホテルの開業は絶対にスケジュール遅延が出来ないので、そのプレッシャーから解放されたかったという気持ちが大きいです。

8年の勤務の間、納期厳守で仕事をし続け、ほとんどプライベートがありませんでした。オリンピックバブルでは全力で仕事に打ち込み達成感を得たので、一息ついたときに、そろそろ違うことにも挑戦してみたいな、と思ったのです。

都内にお住まいとのことなので、仕事は色々な形態で沢山あると思うのですが、フリーランスとしてHELP YOUに登録しようと思ったきっかけはなんでしょう。

実は私は就職活動をしたことがないんです(笑)。
大学生のときにも一切していません。前職はアルバイトの面接に行ったら、正社員になって欲しいと言われてそのまま正社員になりました。

今回は「8年も働いたし、転職活動をしてみよう!」と一度は思いました。けれど、明確にやりたい仕事があったわけではなかったので、なかなかうまくいきません。そこで仕事内容よりも働き方を見直して、仕事を探すことにしたのです。

あらためて「自分らしい働き方ってなんだろう」と思って、探していたらHELP YOUを見つけました。

服部さんが考える「自分らしい働き方」とはなんでしょうか。

物事に縛られることが苦手なので、好きな時間に好きな場所で働きたいと思っていました。自分のペースを保てて、そのうえで仕事にもやりがいを持って熱中できる状態が、自分らしい働き方かなと思います。

服部さんの新しい働き方について、パートナーはどう思っていますか。

自分のペースで仕事をしている私の様子を見て、「うらやましい」と言っています。同じ業界で働いていたので、夫の仕事状況もよく分かりますが、建設現場に行って「大変だ大変だ」と言っているのを、今はちょっと離れた場所で見ています。

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前職の経験を総動員して、専属スタッフの仕事に熱中

前職で携わった歴史ある建物にて

 

HELP YOUでは、AIに関する仕事を専門で担当されていると伺いました。どのような業務でしょうか?

クライアント様がAIを使用して作成した記事のファクトチェックや、全体の構成を正したり、画像データを作成する業務をしています。

さまざまなAIツールが出てきて、ビジネスでの活用シーンが広がっていますよね。服部さんはAIの記事をチェックするなかで、まだ人の手が必要だと思われますか。

確かにAIが作る記事はクオリティが高いです。しかし、人間が書く文章と比べるとどうしても表現にナチュラルさが足りません。例えば、一つの段落にある三つの文章が全く同じ始まり方をすることもあります。「ChatGPTは〇〇です」と、これが同じ段落で3回も繰り返されると違和感がありますよね。人の介入があってやっと100%の仕上がりになるなとは感じています。

現在の業務で前職の経験は生かされていますか?

プロジェクトマネージャーの仕事だけでなく、前職では広報的な業務も担当していました。具体的には、会社ホームページの作成や、SNS運用などです。他にも、デザインの提案書や仕様書をIllustrator(※1)で作成していたので、画像加工についても不慣れではなかったです。
自分のこれまでの経験を総動員して、現在の業務を担当しています。

※1:Illustrator:Adobeが提供するロゴやイラストのデザインなどを作成できるグラフィックツール。

AI記事の仕事は専属スタッフ(※2)として服部さん一人で担当しているそうですね。案件を担当することになった背景を聞いてもよろしいですか。

はい。現在同じクライアント様で二つの案件を担当しています。前任の方が1案件(月に60時間)を担当されていて、もう1案件追加でスタッフを募集されたところに運良く採用いただきました。前任の方が辞められたので、そのまま2案件を担当することになり、月に120時間稼働しています。

※2:専属スタッフ:HELP YOUメンバー向けプランのひとつ。クライアントに対して1名の専属スタッフが業務対応をする。

そのまま2案件目にアサインされたのは、クライアント様からの信頼があったからこそですね。専属スタッフの仕事はディレクター(※3)を介さずにクライアントと直接やりとりをしますが、その点に苦労はありませんか?

私の場合はご連絡する機会がさほど多くないので、クライアント様とのコミュニケーション面での苦労は感じていません。それよりもとにかく納品物を完璧にすること。記事の体裁を整え、読んでいる人にとって分かりやすい記事に仕上げることを一番に意識しています。

クライアント様はコミュニケーション能力よりも納品物のクオリティを大事にされていると思うので、納得いただける仕上がりになるように心がけています。

※3:ディレクター:クライアントの業務をどのようにアウトソーシングするか仕組みを整備し、適任のメンバーをアサインしながらチーム体制を構築する役割を担う。チームが出来上がった後も、クライアントとコミュニケーションをとり業務を継続してサポートする。

専属スタッフの仕事は合っていると感じますか?

そうですね。専属スタッフの業務は月間の稼動時間が定まっているので、安定した収入が見込めますし、クライアント様が一社に絞られるため、業務整理がしやすいと感じています。ただ、チーム制であればディレクターがマニュアルなどを用意し、指示を出してくれることもあるので困りませんが、専属スタッフは全て自分で判断して業務を行います。人によっては大変に思う部分はあるかもしれません。

私にとっては、自身に裁量権がある方が、自分のペースで仕事を進めていくことができるのでやりやすいです。自分の判断で業務を進められるので、クライアント様の事だけを考えて業務に没頭できます。

加えて特に、現在は稼動時間帯に制約がないので、本当に好きな時間にお仕事をしています。仕事に熱中したい私にはぴったりかもしれません。

最後に、今後の仕事についてビジョンなどありますか。

どんな仕事が向いているのかは、ずっと探し続けるかもしれません。私にとっては新しい仕事に関わること自体が今は楽しいと感じています。だからといって、その仕事が自分に向いているかとは別なので、これからもいろいろな業務にチャレンジしながら、自分に合う仕事を見つけていきたいです。

自分のペースを保ちながら、今の仕事を続けていければいいかなと思います。

まとめ

8年間勤めた会社を退職し、自由な働き方を求めてHELP YOUへジョインした服部さん。前職のやりがいを語りながらも、新しい環境にチャレンジし、現在のお仕事に熱中している姿に、ご自身で人生を切り拓いていく強さとバイタリティを感じました。

服部さんの「ホテル開業」という専門的な経験は、HELP YOUで直接生かせるスキルではないかもしれません。しかし、前職で培った幅広い経験を、現在の業務でも応用し専属スタッフとして活躍しています。
ご自身の人生を主体的に選択し、ポジティブに行動する姿に、共にお仕事をするメンバーとして誇らしさを感じました。

自分のペースを大切にしたい、もっと自由に働きたいと思ったら、HELP YOUで理想の働き方を実現してみませんか。

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