子育てと在宅ワーク両立の壁! 私が見つけた継続するためのコツ
近年、子どものそばにいてあげたいという思いで、在宅ワークを始めた方も多いのではないでしょうか。しかし在宅ワークと子育ての両立が思った以上に大変で、挫折してしまう人も増えているように感じます。
そこで今回は、私が在宅ワークを始めてから子育てとの両立に悩んだ時期の葛藤や、試行錯誤しながら見つけた「子育てと在宅ワークをうまく両立するためのポイント」を紹介します。
子育てと仕事の両立に焦りを感じている方や、これから在宅ワークを始める方の参考になれば嬉しいです。
目次
ライター
ライターとしてさらにスキルアップし、子育てもキャリアもあきらめずに理想のワークライフバランスを叶えるため奮闘中です。→執筆記事一覧
人と接する仕事にやりがいを感じていた出産前
私は出産前は在宅ワークとまったく縁のない生活をしていました。主に医療事務の仕事をしており、患者様と顔を合わせることが第一の仕事でした。患者様が「今日もここに来たら元気になったよ、ありがとう」と、笑顔になって帰られる姿を見ることにやりがいを感じていました。
そして今後もずっと、実際に人と会うことができる仕事がしたいと思っていました。
しかし、2018年に入って妊娠が分かり、つわりが終わると言われている時期を過ぎても、ひどいつわりが続いていた私は、仕事を退職することにしました。妊娠期間中は、とにかく仕事のことをいったん忘れて、無事に出産を迎えることに専念したかったからです。
その後なんとか無事に出産を終えましたが、産後の体調も不安定だったため、子どもが1歳になったころ実家のある石川県へ家族で移住しました。
子育てで忙しく、あっという間の毎日に圧倒されながらも、「何も仕事をしていないと社会から取り残されるのではないか?」「こんなにブランクがあって、また働けるだろうか?」と、不安や焦りが頭の中に渦巻いていました。
しかし、何も行動しなければ現実は変わりません。そこで、息子が3歳になる年から、保育園へ預けて働こうと決意し、仕事探しを始めました。
産後に思い知った子育てママの仕事探しの大変さ
約3年ぶりに仕事を再開できることにワクワクして、「どんな仕事をしようかな?」と、意気揚々と仕事探しを始めました。しかし、実際は「子育てママが仕事を探すことの大変さ」を思い知らされたのです。。
息子がとても繊細な性格であったため、あまり保育時間を長くすると負担になると考え、働ける時間を約5時間と決めました。仕事内容や通勤時間などの条件から仕事を探してみるも、希望に合う求人はなかなか見つかりませんでした。
「働く場所がない…子育てを始めたとたん、こんなに現実は厳しいの?」と落ち込み、投げやりになったことも多々あります。
将来への不安から在宅ワークを始める
そんな中、ようやく仕事が見つかり、息子の入園も無事に決まりました。働けることにありがたさを感じたのもつかの間、今度は子育てをしながら外で働くことの大変さを実感しました。
特に、コロナ禍で保育園が急に休園になることが多々あり、勤務先に迷惑をかけてしまうことが増えて心苦しい気持ちでいっぱいでした。子どもの発熱なども重なり、月の半分以上出勤できないこともありました。
休みになるたびに勤務先へ連絡して謝罪し、子どもが元気な時でも毎朝「お願いだから今日は休みにならないで」と考えるばかりで、心が疲弊していく日々が続きました。
時には「もしかしたら体調が良くないのかな?」と心配になる時や、繊細な息子が保育園の刺激に疲れて「行きたくない」と言う日でも、仕事が休めないからという理由で無理やり保育園へ預けてしまい、罪悪感でいっぱいになることもありました。
子育て中だから仕方ないとは思いつつ、自由な選択肢が極端に少ない生活がつらいと感じた私は、人と会ったり話したりすることが疲れるという状態になってしまったのです。
「このままでは心の余裕がなくなり、一番優先したい息子へのサポートがおろそかになってしまう…」そんな不安が込み上げてきました。
さらに「子育てママが思うように働けない時期は、保育園時代だけではない」という「小1の壁問題」を知りました。働いて収入やスキルを得たいけれど、時間的な制約があるため仕事が見つからない、働きたくても働けないという状況がしばらく続くのだと感じました。
家族の時間は大切にしたいけれど、責任感のある仕事をして経験やキャリアを積みたいと考えていた私にとって、思い通りに働けないことで、いざ子どもが自分の手を離れた時に「スキルも経験もない人材になってしまうのでは?」と強烈な不安と焦りを感じたのです。
そこで在宅ワークなら、仕事に費やす時間は変えずに融通を利かせながらも、やりたい仕事に挑戦してスキルアップしていけるのではないか、という思いが強くなりました。子育てもキャリアも両立したい私にとって、在宅ワークが希望の光に見えたのです。
在宅ワークを始めてみて感じた子育てとの両立の壁
こうして在宅ワークを始めた私ですが、今度は「在宅ワークと子育ての両立の壁」にぶつかりました。主に感じた大変さは3つあります。
在宅ワークといえど時間の融通はきかない
在宅ワークというと「時間の融通がきいて自由な働き方ができる」というイメージがありますが、やはり子育てをしながらでは、仕事との時間配分がなかなかうまくいかない事も多いと実感しました。
まず、急な発熱や休園で子どもが家にいる時間には、在宅とはいえ仕事をするのは難しい。
子どもはママがいれば遊んでほしいし、パソコンを触っていれば横から邪魔をしてきます。子どもが小さい年齢なら、ご飯やおむつ替えなど、細かい世話も多く、仕事に集中できる時間はごくわずかです。
やはり在宅ワークであっても、子育てと両立するのは時間の制限があり、とても大変だと感じました。
家族時間にも仕事のことを考えてしまう
私はこれまでは「休みの日は仕事のことは考えずしっかり休む!」というタイプでした。しかし在宅ワークを始めてからは、ついつい隙間時間さえあればパソコンやスマホで仕事を進めようとしてしまい、子どもの相手がおろそかになってしまうこともありました。
「子どもとの時間を優先する!」と、決めているのになかなかうまくいかず、自己嫌悪に陥ってしまうことも多く、在宅ワークは自宅でできる仕事だからこそ、プライベートとの区別が難しいということを実感しました。
継続して仕事があるのだろうかという不安
在宅ワークは外へ働きに出るのと違い、自分から仕事を獲得していく必要があります。「この先もちゃんと仕事ができるのかな?」「仕事がなくなったらどうしよう…」という不安から、焦ってしまうことも多いです。
その焦りから、ついイライラしてしまうという悪循環にも悩んでいました。
このように、在宅ワークと子育ての両立の難しさを身をもって実感しました。でも、やはり在宅ワークにはメリットをたくさん感じています。
- 勤務時間の条件に縛られず、自分のやりたい仕事が選べる
- 在宅でも幅広い仕事ができるので、スキルやキャリアアップを目指せる
- 通勤時間がない
- 子どもの急な発熱や休園の際に勤務先へ謝罪するストレスが減る
子育てママにとって、このメリットは本当にありがたいのではないでしょうか?私自身も子育てとの両立で、その大変さを体験しながらも「やっぱり在宅ワークを続けていきたい!」という思いが再び強くなりました。
在宅ワークと子育てをうまく両立するためのポイント4つ
現在私は在宅ワークを始めて3ヶ月目ですが、自分なりに在宅ワークを続けていくための工夫をして、仕事と子育ての両立の壁を乗り越えています。そこで、私が身につけた「子育てママが在宅ワークを無理なく続けるためのポイント4つ」を紹介したいと思います。
目標はスモールステップで
「在宅ワークでバリバリ仕事をするぞ!」と意気込み、つい大きな目標を立ててしまいがちです。しかし子育てママは仕事以外にもやることがたくさんあります。大きな目標を立てても、なかなか作業が進まず焦りやイライラの原因になることが多かったので、私は目標をすごく小さなスモールステップで設定するようにしています。
「まずは月500円でもいいから稼いでみる」「5分でもいいからパソコンで毎日作業をする」など小さな目標を立てて、「できた!」という達成感を積み重ねることで、無理なく在宅ワークを続けることができると感じます。
優先順位を決めて完璧主義をやめる
在宅ワークだから「あれもこれもしっかりやらなきゃ!」と思ってしまいますが、まずは優先順位を決める。そして同時に「やらないこと」も選択する。
在宅ワークをしていると「家にいるのだから家事も子育てもしっかりやらなくちゃいけない」と思ってしまいがちです。しかし、完璧にやろうとしないで、人に頼れるところは頼るという潔さが大切だと思います。私も完璧主義の傾向が強かったのですが、完璧主義をやめる!と決めたら心がラクになりました。
周りと比べない
今は在宅ワークやフリーランスという働き方をしている人が増えて、周りを見ればすごく頑張っている人や稼いでいる人がたくさんいます。
しかし子育てママはなかなか思うように仕事が進まず、つい周りと比べてペースがゆっくりな自分に焦って挫折してしまうことも多いです。あまり周りと比べ過ぎず、目の前のことに一生懸命取り組みながら、ひとつずつ丁寧に積み重ねていくことが、無理なく在宅ワークを継続するコツだと感じています。
仲間とコミュニケーションを取る
在宅ワークをしているとコミュニケーションが減って孤独を感じがちです。子育てママにとっては職場でのおしゃべりが息抜きになることも多いので、一人で仕事をするのは寂しいと感じてしまうかもしれません。孤独を感じながら在宅ワークを続けていると挫折してしまう原因になることもあるため、在宅ワークであってもコミュニケーションを取ることは大切だと感じました。
同じ子育てママ同士のコミュニティに参加してみたり、コミュニケーションが取りやすいクライアントを選ぶことも大切だと思います。
私が2022年12月からジョインさせていただいたHELP YOUは、とてもコミュニケーションが取りやすいと感じています。仕事で分からないことがあれば通話で聞くことができたり、チャットですぐに返事をもらえたりするので、とても安心してお仕事に取り組めています。お仕事を始める際にも、動画で画面共有しながら操作説明をしてもらえたり、気軽に分からないことを聞ける会議が開催されていたりと、とてもあたたかい職場だと感じます。
HELP YOUでお仕事をさせていただくようになってから、在宅ワークでの孤独感が少なくなりました。やはり在宅ワークを継続していくうえで、孤独感や不安をどう解消していくかも大切なポイントだと思います。
▶ 在宅ワークでも孤独感を感じないHILP YOUについては、こちらから
まとめ
しかし、自分で環境や働き方を選べる在宅ワークだからこそ、理想の人生が叶えられるのではないかと感じています。
今後はライター業だけではなく、得意なデザイン制作や資料作成など幅広くチャレンジしながら、在宅ワークでキャリアを積んでいくことがとても楽しみです。
これからも試行錯誤をしながら、子育ても仕事もあきらめずに挑戦し続けていきたいです。
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