もやもやしたときは「気持ちグラフ」が効果的!自分の「こころ」を可視化してみよう
高橋サチが送る「わたし」らしい働きかた講座。「仕事」で磨かれたスキルを「くらし」にも活かす。ライフワークシナジーを体現するためのヒントをご紹介いたします。
目次
ライター
「こころ」のバランスが取れていない!と思ったら
業務上だけではなく、日常生活においても、私はいつもニュートラルでいようと心がけています。しかし、これが意外にも難しい……。だれしも気持ちが盛り上がらない時やイライラしてしまう時がありますよね。それが周りの人間に伝搬してしまうと、思いもよらない悪影響につながることも。モヤモヤやイライラがこころのなかで尾を引いてしまう時、私は「気持ち円グラフ」というものを書いています。
自分の「こころ」を可視化!負の感情をプラスの行動に!
先日の出来事です。
ママ友のひとりがご主人の転勤でオーストラリアへ引っ越すことになりました。最初は「いいな~、うらやましい!」という純粋に羨む気持ちでした。でも、それだけではない、モヤモヤ、サワサワした気持ちが後から湧いてきました。自分自身も理由は分からないけど、なんだか心穏やかではない私。早く気持ちを切り替えてスッキリさせたくて、「気持ち円グラフ」を書くことにしました。
最初に、起こった「事実」をノートに
【事実】
ママ友が海外赴任妻になる
次にそれに対して「思ったこと」を正直に全て文字で吐きだす
【思ったこと】
・私もオーストラリアに行きたい
・異文化交流いいな
・日常的な英会話環境うらやましい
・(私は学生時代を海外で過ごしたので)そういえば、ずいぶん英語話してないな
・このままだと英語忘れちゃうかも
・ヤバい、英語話せなくなっちゃったらどうしよう
・あっ、引っ越すってことはもうママ友に会えないのか
・いつだったか一緒にBBQしたの楽しかったな
・でも、まあ、SNSでいつでも連絡とれるか
こんな感じで思ったことをどんどん吐きだして掘り下げていくと、そこにはシンプルな感情があることに気がつきます。その感情の割合を「気持ち円グラフ」を使って考えます。私の「気持ち円グラフ」はこんな感じ。
私は、海外生活をうらやむよりも、「このままだと英語を忘れていってしまう」という不安や焦りの方が大きいことに気がつきました。ここで、「じゃあ、どうしたい?」と自分に聞いてみます。私のなかには「海外の人と交流して英語を話したい」という希望が現れました。そこで、とっさに思いついたのが…、東京2020!「そうだ!オリンピックボランティアに応募しよう!」と思い立ち、早速インターネットで検索。
すると……
「応募期間:2018年9月26日~12月21日17時」
あっ!応募期間過ぎてる~!遅かった……。残念……!
ん……?あれ?なんだか、残念でもないな……。
実は……全然残念だとは思っていなかった…(笑)
あなたも自分の気持ちを誤解しているかも?!
感情や気持ちは突発的に起こるもの。しかも、一度に湧きあがる感情には様々なものが入り交ざっています。自分自身でも「それはどんな感情なのか?」「その感情の割合はどれくらいなのか?」というのを誤解してしまっていることがしばしばあります。
まずは、感情の整理と割合を分析して可視化してみましょう。それを客観的に見ることで、自分の感情を認めてあげることができます。そこから「次に何をしたいのか」が見えてくれば、もうモヤモヤはなくなるはず。
私もまずはできることから。近所の英会話スクールでも探してみます!
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