30代で教師を辞め、アメリカへ。移住で拓けたフリーランスの道 くらしと仕事

30代で教師を辞め、アメリカへ。移住で拓けたフリーランスの道

自由の国、アメリカ。私にとっては遠い遠い、ドラマや映画の中の世界でした。

大学を卒業して以来、地元で教師として働いて約7年。
このまま定年退職まで、この安定した生活が続くのかなあ、とぼんやり考えていました。

そんな私がなぜ、アメリカ移住・フリーランスという、まったくの未知の世界に飛び込んだのか?
32歳で決意に至ったストーリーと、教師の経験がフリーランスの今にどうつながっているのかを紹介します。新しい世界に飛び込んでみたい、でも勇気が出ない……そんな人の背中を押すきっかけになれたら幸いです。

▶︎海外在住のフリーランス多数在籍、フルリモートワークのHELP YOU

ライター

Chiaki
2024年結婚を機にアメリカへ移住。ボランティア活動と英語の勉強をしつつ、初めての海外生活を満喫中の30代。以前より憧れがあったフリーランスになるという目標を掲げ、2025年9月よりHELP YOUにジョイン。ライティングを中心に、さまざまな分野に挑戦中。→執筆記事一覧

変化より安定が大事だった教員時代の私

大学を卒業した私は、地元に戻り、中学校で教師として働き始めました。
教師の仕事は想像していたよりも忙しく、生徒が帰ってからも放課後の部活動や翌日の授業準備に追われ、残業が当たり前の日々。帰宅時間が夜の12時を回ることもざらにありました。

それでも「安定した職に就いているんだ!」という安心感は大きく、拘束時間への不満はあれど、なんだかんだ教師としての生活も楽しんでいた気がします。だから、まさか数年後にこの仕事を辞めるとは、夢にも思っていませんでした。

変化を求めて日本にやってきた彼との出会い

ある日、仕事を通じてある男性と知り合いました。彼はアメリカ人で、日本文化に興味を持ったことから「日本に住んでみたい!」と思い立ったのだとか。人生で初めて故郷を離れて暮らし始めた、と語る彼に、私は興味を持ちました。

「今までアメリカを離れて暮らしたことがないのに、よく来たね!すごく勇気が要ったんじゃない?」──そう聞くと、彼はこう答えました。

「うん、最初はすごく怖かったよ。けど、どうしてもアドベンチャーがしたかったんだ。自分で動いて、変化を起こさないとと思って。待ってるだけじゃアドベンチャーはやってこないからね

その言葉に、ハッと胸を打たれました。私が思い描いていたドラマや映画の中のアメリカは、誰にとっても刺激的で、キラキラと輝く場所でした。毎日がアドベンチャーに満ちているのだろうと思い込んでいたのです。

しかし、実際にそこで暮らす人にとっては、それもただの日常。そこから抜け出そうと変化を起こした彼の行動力に、私は強く心を動かされました。

どこにいても、変化を起こすのは自分自身

彼のその言葉は、私の今までとこれからの生き方について考えさせる、とても印象深いものでした。私はそれまで、自分は生まれ育った故郷でこれからも生きていくのだと、根拠もなく漠然と思い描いていました。だからこそ、彼のような「生きたい場所を自分で選ぶ」という発想は本当に目から鱗。

そうか、自分の可能性はここにしかないんじゃなくて、自分でつくっていけるんだ。その考えがふわっと頭に浮かんだ時に、自分の視野が少しずつ変化し始めていることに気が付き、そのことにまた驚きました。

安定の教職を手放し、見えてきた新しい可能性

彼との出会いが大きなきっかけとなり、悩んだ末、私は教師を退職する決意をしました。これまで続けてきた仕事を辞めることは、とても勇気が要るものでした。しかし、後悔よりも「私も自分で変化を起こすことができたんだ!」という晴れ晴れとした気持ちは、今でも忘れられないほど爽快なものでした。

32年間生きてきた場所を離れ、住んだことのないアメリカに住むという選択も、今までの自分だったらきっとしなかった決断だと思います。
大きな決心をしたことで少し自信がつき、以前よりも自分の可能性の広がりを信じられるようになりました。
アメリカ移住を果たした今「どんな新しいことにも挑戦できるかもしれない」という前向きな気持ちが、どんどん膨らんでいます。

分野をまたいでも築ける地続きのキャリア

その新しいことの一つに、オンラインアウトソーシング(※)「HELP YOU」があります。HELP YOUでは約600人のフリーランスがフルリモートワークを実践しており、その中には私のような海外在住者も多数います。

※ オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。

私が今までしていた教師の仕事は、学校に通い、生徒と向き合うことが大前提。場所に縛られない働き方は、私にとっては未知の世界です。
さらに、働き方だけでなく、仕事の内容も教育とはまったく別の分野──。

現在は、Webライティングや英語を使った仕事に就きたいと考え、勉強中です。未知の分野ではありますが、何を隠そう、私は元英語教師。これまでに培ってきた「言語を扱うスキル」が、分野をまたいでどのように広がっていくのか今から楽しみです。

幸い、900社以上の業務コンサルティング・サポートを行うHELP YOUには、ライティングや英訳・和訳のほか、資料作成やデータ集計など、さまざまな仕事があります。実践を通じて新たな分野でのスキルを習得し、自分の可能性を広げられる場所です。

働く場所を選ばないだけでなく、未経験のことにも挑戦できる今のフリーランスという働き方は、自分にぴったりだと感じています。
仕事に忙殺されていた教員時代には思いもつかなかったアイデアが次々と浮かび、自分自身の変化に驚くほど。知らなかったことを吸収しながら、心がイキイキと動き出しているのを感じます。

アドベンチャーを求めてアメリカに移住し、フリーランスとなった今、未知の世界に飛び込む勇気を持てて本当によかったと思います。
これからどんな冒険が待っているのか──ワクワクが止まりません。自分で道を切り拓くこの過程を、楽しみながら歩んでいこうと思います。

まとめ

アメリカ、そしてフリーランスという、新しい世界に飛び込んだ今、驚きと発見でいっぱいの日々を送っています。時には、上手くいかないことも起こり、落ち込む日もあります。それでも、あの時の選択は間違っていなかった、と自信を持って言えるのは「自分で選んだ道だから」だと思っています。
大事なのは、いつでも自分自身を信じてあげること。これからも、勇気をもって新しい世界を冒険し続けていきます。

▶︎人生の選択肢を広げられる、フルリモートワークのHELP YOU

Link

おすすめリンク