
毎日多忙なママに朝活なんてムリ!?やってみたら「ゆとり」が生まれて充実した日々に!
毎朝子どもの準備をして送り出し、自分の準備は超特急で日中は仕事へ、帰ってひと息つく間もなく夕方は家事に育児。小学生のお子さんがいれば「宿題を見て~!」の声が飛んでくるのは日常茶飯事。ようやく自分の時間が手に入るのは子どもが寝静まった後──―そんな生活リズムからつい「リベンジ夜更かし」が習慣になっているママやパパも少なくないのではないでしょうか。
まさに私もその一人でした。しかし、一念発起して朝活を始めたところ日々の充実感がグッと向上。朝型の習慣をつくれた経緯や朝活のメリット、実際の過ごし方をご紹介します。
目次
ライター
疲れが取れない!辛い日々から抜け出そうと始めた朝活
小学生の子ども2人を育てる私は、以前まで完全に夜型で、日付を超えて寝ることもしばしば。しかし、夜更かしのツケは大きく、朝から疲労を感じる日々を送っていました。
そこで一念発起して朝活をスタート。遅くとも夜10時には寝る生活を意識したところ、朝4時には自然と目が覚めるように。この生活を続けるうちに、起床時には疲労感どころか爽快感を覚えるようになり、時間に追われていた日々にもゆとりが生まれました。
いやいや、夜型の人間がそう簡単に朝型にシフトできるはずがない──そんな声が聞こえてきそうです。実際、朝活を始めた当初は早起きがつらい日もありました。
けれど、習慣づくりのために特別なことをしたわけではありません。
意識したのは「子どもと一緒に早く寝る」という一点だけ。夜にやっていたタスクの優先度を下げ、翌朝に回すようにしたのです。(米の炊飯セットなど前日に済ませた方がいいものは除きます。)
こうしてタスクを朝に移すと、むしろ効率が上がることに気が付きました。
早起きは確かにつらい。でも、そのハードルを超えた先には、想像以上の充実感が待っていたのです。
「ゆとり」と「自信」を生む、朝活のメリット
なぜ私がこれほど朝活を勧めるのか。
「夜にやっていたことを朝に回すだけなら、結局一日の時間の総量は変わらないのでは?」──そう思う方もいるかもしれません。
けれど実際には、同じ1時間でも夜と朝では「質」が全く違います。
私自身、その違いを実感してきた具体的な経験を、ここからお伝えします。
朝は誰にも邪魔をされず作業に没頭できる
以前は夜にこなしていた作業を朝に回すようになり、驚くほど集中できることを実感しました。夜の作業では、机に向かって15分もしないうちにウトウト……。気が付けば机で何時間も寝てしまうこともありました。
一方で、朝に取り組むと睡眠で頭がスッキリしている分、集中力がぐんと高まります。その結果として作業効率が上がり、デスクワークも家事も、朝のうちに片付ける方がずっとスムーズに進むとわかりました。
こうした経験から「やっぱり朝活っていいな」と思うようになったのです。
朝活は日中にゆとりが生まれる
私は朝活で、その日の大事なタスクを先に済ませるようにしています。以前は「いつ時間を確保しようか。今日は子どもを早く寝かせて……あぁ、私が寝落ちしないようにしないと……」と、毎日が時間との勝負。多くのママにとって一度はぶつかったことがある悩みではないでしょうか。
しかし、重要度の高いタスクを朝のうちに片付けるようになってから、一日の中に「ゆとり」が生まれました。たとえ朝活の時間内に終わらなくても、すでに作業が進んでいる安心感があるので、その後も焦らずに過ごせるのです。
朝活を継続することで自己肯定感がUPする
朝活を続けるうちに、思わぬメリットにも気付くようになりました。それは、自己肯定感が上がったことです。
「目標を立てても三日坊主で終わってしまう」──そんな経験を持つ方も少なくないのではないでしょうか。私自身も同じで、立てた目標を三日も続けられずに終わることを何度も繰り返してきました。
特に子育て中は、子どもの体調不良などのイレギュラーがつきもの。予定が崩れることも多く、思うように学びや自己投資を続けられない現実がありました。そのたびに「誰のせいでもない」とわかっていても「私って何もできない」と落ち込む日々が続いていたのです。
そんな毎日から一転、朝活を継続できるようになったことで「今まで何もできないと思っていた私でも続けられるんだ!」と自信を持てるように。その小さな成功体験が気持ちを前向きにし、さらに朝活の時間を好きなことに使うことで心が満たされ、結果として自己肯定感が高まっていきました。
デメリットもあるのではないか?
メリットばかり挙げてきましたが、デメリットも考えてみました。強いていえば、お昼に少し眠くなる日があるくらいでしょうか。
また、朝起きても眠かったり体がしんどいと感じたりする日は、無理をせず休むようにしています。そうすることで、むしろメリハリをもって朝活を続けられるようになりました。
こうして振り返ると、私にとって朝活はやはりメリットの方が圧倒的に大きく「やってよかった」と思える習慣になっています。
朝活で何をしているの?実際の過ごし方
ここまで朝活のメリットをお伝えしてきましたが、活用の仕方は人それぞれ。そこで最後に、私自身が取り入れている朝活の過ごし方をいくつかご紹介します。
「何をしたらいいんだろう?」と迷ったときのヒントになれば嬉しいです。
勉強時間や仕事に充てている
朝活にぜひ取り入れてほしいことの一つが「勉強」です。夜に勉強しようとしても頭がぼんやりして集中できず、眠気に負けて続かない──私も何度もそんな経験をしてきました。
朝は睡眠でリフレッシュされている分、頭が冴えて学びに集中できます。今では朝活の時間を学習に充て、少しずつ知識を積み重ねられるようになりました。
私は疲れているときに本を読むと内容が頭に入ってこないため、朝活を読書の時間に充てています。また、仕事につながる勉強にも取り組んでおり、冴えた頭で問題集を解くのが日課です。この習慣のおかげで、着実に力がついてきているのを感じます。
自分の今の気持ちと向き合う時間に充てる
落ち込んだときや、これからどうしていきたいか悩んだとき。私は朝活の時間を使って、自分と向き合うようにしています。
必要なのは紙とペンだけ。誰かに見せるものではないので、今の気持ちをありのまま書きつづっていきます。夜はどうしてもネガティブに考えてしまいがちですが、朝なら一晩眠ったあとのスッキリした頭で冷静に自分を見つめ直すことができます。
そうすることで心が整理され、これからどうなっていきたいのかという目標や思いも少しずつ見えてくるのです。頭で考えている時には見えてこなかった「本音」に気が付くことができ、次に進むための大事なヒントになっています。
好きな飲み物を準備してゆっくり自分を目覚めさせる
朝活に毎日励んでいても、ときには「今日は何もしたくないな」と思う朝もあります。
そんなときは、好きな飲み物を準備してゆっくり過ごす──それだけでも気分転換になり、心がふっと軽くなるのです。
世の中のママ・パパは、心も体もフル稼働で毎日を過ごしているのではないでしょうか。ゆっくりと一人時間を取るのは難しいかもしれません。でも、朝活ならその時間を取り戻すことができます。
私は、時にはストレッチをして過ごす日もあります。ストレッチをする時は窓を開け、夜明け前のひんやりとした空気で季節の移ろいを感じることができ、朝の時間ならではのぜい沢です。
ぜひ、あなただけの「とっておきの朝活の過ごし方」を見つけてみてください。
まとめ
とはいえ、家族の帰宅が遅かったり、夜しか自分の時間が取れなかったりと、朝に時間をつくるのが難しいと感じる方も多いと思います。
大切なのは「心地いい時間をつくること」。毎日できなくても、寝坊してしまっても大丈夫。無理のない範囲で、そのときの状況に合わせて取り組むことこそ、長続きのヒケツです。
「明日はちょっと早起きしてみようかな」──そんな軽い気持ちで始めるのがおすすめ。朝活そのものが負担になってしまっては本末転倒なので、まずは小さな一歩からで十分です。
この記事が、皆さんの一日のスタートを少しでも輝かせ「私にもできる!」という自信につながれば嬉しいです。
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