1歳のそばで在宅ワークはできる?無理なく働くコツ9選
子どもが小さいうちは自分たちの手で成長を支えたい、それでも自身のキャリアを大事にしたい、そう願う人は少なくありません。両方の希望を叶えられる「子どものそばで在宅ワーク」新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが身近になった今、この働き方を検討する方もいるのではないでしょうか。
今回は、実際に1歳の子どものそばで在宅ワークを始めた私の体験を基に無理なく働き続けられるポイントを9つにまとめました。
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目次
ライター
仕事復帰と同時に子育ての難易度は上がる
自分のキャリア、そして乳幼児の成長を見守りたいという想いの両方を叶えられる「子どものそばで在宅ワーク」という選択肢。
現在進行形で実行していますが、自分で納得できるように両立できるまでにはさまざまな困難がありました。
今回は、実際に1歳の子どものそばで在宅ワークを始めた私が、時間の使い方や案件の選び方、メンタルケアの方法など、自分も大切にしながら働き続けられるポイントを9つご紹介します。
今お子さんがいらっしゃって、仕事復帰を迷っている方の参考になると嬉しいです。
私の「くらしと仕事」
簡単に私の仕事と家族のことを紹介します。
私は新卒で不動産会社に入社、その後人材業界など3社を経験しました。事務や内勤営業を担当していましたが、HELP YOUに入ってからは、かねてより携わりたかったライティングや翻訳に挑戦しています。初めてのライティング経験として、当メディア「くらしと仕事」で記事を執筆しました。
夫とは2社目の転勤中に出会って結婚しました。数年の不妊治療を経て妊娠し、2022年4月に息子を出産。夫の仕事は長期出張も多いので、家事と育児は主に私が担当しています。
出産を機に退職後、子どもが0歳8ヶ月の時に自宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うオンラインアウトソーシング「HELP YOU」で在宅ワークを始めました。子どもはよく寝て、よく食べ、風邪も引かず元気いっぱい。私自身の産後の疲れも取れつつあり、子どもの睡眠時間は自分の自由時間でした。この時間を仕事に活用できそう、という思いが仕事復帰への後押しになったのです。しかし、それは甘い考えであったことに後で気付きました。
離乳食は1日3回。我が家のシェフに!?
私がHELP YOUに入った頃、離乳食の回数は大人と同じ3回食になりました。
離乳食は準備・食事・後片付け、すべてに時間がかかります。
離乳食初期のような裏ごしなどはしなくていいものの、細かく刻み、やわらかくなるまで茹でて、加熱して殺菌、人肌まで冷めてからようやく完成。食べさせる時も喉につまらせないか、アレルギーは大丈夫だろうか、など心配はつきません。食べ終わった後は、食べ物がこぼれた床やテーブル、服、そして手や顔まわりを綺麗にしてやっと1回の食事が完了します。
いつも時間が経つのが早く感じ「え!?もう次のごはん!?」と思ってばかり。私たち夫婦の食事の準備もあるので、まるで我が家のシェフ状態。気の休まる暇がありません。
危ないものほど魅力的!
生まれたばかりの時はくるまって寝ていた赤ちゃんが、寝返りしてお座りして、ハイハイしてつかまり立ち、次第に手を離して歩き始めるようになり…子どもの成長は感動的です。が、同時にあふれる好奇心に悩まされることも。
ティッシュを引っ張り出す(そして口に入れる)、小さいものをつまんで食べようとする、引き出しを開け閉めするなど、危ないものほど子どもには魅力的に映るようです。「乳幼児の事故の多くは家庭内で起こる」という言葉には不安が募るばかり。
だからといって、嬉しそうに持っている物を、無理に取り上げると泣いて暴れてしまい、かえって危険。近くにある興味を引きそうな、安全なもの(おもちゃとは限らない)と交換するなど平和的な交渉を図るほかありません。子どもが起きている間は仕事も家事も全然進まないという事態に陥ってしまいます。
このままでは責任が果たせない、という危機感
他にもオムツ替えやお風呂後の着替えが大変になるなど、子どもの成長に伴い徐々に育児の難易度が上がりました。一方、「HELP YOU」にはいつも魅力的な案件が溢れており、好奇心は子どもに負けない私、積極的に応募していました。いつもフル稼働状態で充実していましたが、足りない時間は睡眠時間削っていたため、日中は常にほんのりと眠い状態。
このままでは、育児と仕事、両方とも責任を果たせないと考え、生活や仕事の方法、時間の使い方を改めることを決意しました。
仕事と子育て 無理なく働くコツ9選
仕事と子育てを、自分が無理をしない形にするために、試行錯誤し続けました。今後も子どもの成長によって変動する可能性はありますが、1歳児を育てる今の私にとって最適解だと思われる、時間の作り方、仕事の選び方、そしてメンタルを健全に保つ方法を9つお伝えします。
時間の作り方編
在宅で子育て中は、仕事の時間を作るのは難しいもの。子どもの睡眠中こそが仕事のチャンスです。以下、私が時間を作るために実践していることです。
1.朝は子どもより早く起きる(努力目標)
朝は静かな時間。子どもより少しでも早く起きることを目標にしています。5分早く起きることができれば、洗濯機のスイッチが押せます。10分あれば、離乳食を温め、夜に来ていたメールを確認し、今日のやることリストを作る…ことができれば理想なのですが、実際は夜泣き対応で寝坊したり、私が起きる音で子どもも起きてしまったり、上手くいかないことも多いです。ただ、自分の理想の時間の使い方として朝時間を作り出せないか、今も工夫を続けています。
2.日中の仕事は最低限、早く寝かせることから逆算して過ごす
子どもが起きて動いている間は、大きな仕事はできないと割り切りました。
そこで、日中は仕事を最低限に抑え、子どもと全力で遊ぶようにしています。天気の良い日は散歩したり、児童館に連れて行ったり、とても楽しい時間です。その裏には、子どもとたくさん遊んで、疲れさせて、早く寝かせる狙いが隠れています。
寝かしつけに関してはさまざまな本で研究しました。多くの本に共通していたのは「寝かしつけルーティンを決めること」です。夕食、お風呂、歯磨き、寝室移動のルーティンを定め、およそ同じ時間に寝ることができるよう、逆算して計画を立てています。
その甲斐あって、以前は寝かしつけ開始から寝るまで1時間以上かかっていたのが、現在では15分程度で入眠。20時~21時には寝るようになったのです。
3.寝静まった後は、家事と仕事を交互に
子どもが寝た後は、自分のまとまった時間。この時間を利用して、家事と仕事を交互に行っています。夜遅くに長時間PCに向かうと眠くなってしまうので、家事を途中で挟むことで体を動かし、目を覚ましてから仕事に取り組んでいるのです。
また、PCの前でどうしても浮かばなかった仕事のアイデアを、皿洗いや掃除中に思いつく、といったこともしばしば。なので、ライティングなどひらめきが必要な仕事ほど、間に家事を挟むようにしています。
仕事の選び方編
「HELP YOU」にはさまざま種類の業務があります。基本的には、その時々に募集がかかっている案件へ応募をして採用されることで仕事を受けることができます。どの仕事に応募するかは自分次第。時間が限られている私が、どのような基準で仕事に応募しているかをお伝えします。
4.継続案件で安定的に稼働、単発案件で業務量調整
「HELP YOU」の案件は、一度きりの仕事である「単発案件」と定期的に業務が発生する「継続案件」があります。私自身は、子どもの成長や自身の体力の変動を考慮して、単発案件と継続案件のバランスを取っています。継続案件を自分が稼働できる時間の3割~4割ほどに設定し、残りを単発案件に割り当てることで、業務量を調整しているのです。
5.作業時間が柔軟な案件を選ぶ
子どもはお昼寝の時間や寝る時間が決まっておらず、成長に伴い変動する可能性もあります。特定の時間に必ず決められた作業をする約束ができません。「HELP YOU」の案件には、ライティングやリサーチなど納期があっても作業時間が柔軟なものも多いため、時間が決まったシフト制の業務ではなく、時間が柔軟な案件を選ぶようにしています。
6.「この仕事、私しかいないじゃん!」を大事にする
上記の条件を考慮しつつ、最後は直感です。時々「私しかいないじゃん!」と思える案件が募集されていることがあります。私しかいないなんてことは恐らくないのですが、ライティングや翻訳などこれから注力したい業務と、不動産や人材など過去に経験したことがある業種が組み合わさると、そう感じてすぐに応募します。
これまで担当した業務は、全て直感を大事にして応募しました。実務未経験の分野も任せていただいており、自分の好きなことを仕事にできているという実感があります。自分なりに働き方をデザインできている今、仕事をしていて幸せを感じます。
メンタルケア編
仕事と育児、今の私はやりがいや楽しさに溢れています。ですが、仕事はクライアントや一緒に働く方に対して、育児は我が子の命と未来に対して、それぞれ大きな責任があります。責任から来るプレッシャーがいつのまにか疲れにつながってしまうことも。持続して活動できるよう、私がメンタル面で気をつけていることを紹介します。
7.10分間趣味休憩を挟む
寝かしつけ後、すぐに家事や仕事に取りかからずに、10分ほど趣味の時間を作るようにしています。お茶と和菓子をいただきながら読書をするなど、自分だけの時間を持つことで心を回復することができます。
8.夜1時までに寝る
睡眠不足はマイナス思考のもと。自分の体調をよく観察した結果、夜の1時までに寝ないと次の日の心身に響くことがわかりました。なので、仕事が切羽詰まっていない限りは夜1時までに寝るようにしています。
9.ベビーフードを常備
子どもにはいろいろなものを食べてほしいので、離乳食は手作りすることが多いです。ですが、1日3回作っていると息切れしてしまうことも。そんな時、市販のベビーフードを常備しておくと、心の余裕が生まれます。白米だけは炊いて冷凍しておき、ベビーフードのおかず、牛乳と野菜フレークで作ったポタージュを合わせて定食風に。時間がない時の定番です。
なぜ「子どものそばで働く」のか
ここまで9つの方法をお伝えしましたが、子どものそばで働くことは決して楽ではありません。それでも私は、この働き方を選んでおり、これからも続けられそうだと思っています。その理由は以下の3つです。
好きなことを仕事にするための「助走期間」
数年後、子どもが幼稚園や小学校にあがると、仕事ができる時間は今よりも増えるでしょう。その時に、自分の好きな仕事で大きく活躍するため、今は「助走期間」として働いています。そのため、少ない稼働時間であっても数年後のために業務の幅を少しずつ広げようと努力しています。
景気変動に対抗する「攻めの節約」
最近の物価高で、普通に生活していてもお金がかかる今日この頃。スーパーで買い物後、レシートを見るのが憂鬱です。節約には限界がありますし、叶えたいことを我慢するばかりだとせっかくの人生がもったいない気がします。「攻撃は最大の防御」という言葉があるように、少しでも働いてお金を得ることは、節約すること以上に価値があると考えます。また、働くことでお金だけではなく「スキル」も貯金することができます。いつでも仕事になるスキルをこれからも磨き続けたいです。
子どもの笑顔と成長が楽しい
時々、もっと稼働を増やすために保育園に預けた方が良いのではないか、という思いが心をよぎります。ただ、今のところは子どものそばで働ける範囲で稼働したい考えです。子どもはいたずら盛りで大変なこともありますが、笑顔と成長を間近で見るのは楽しいです。また、スケジュール管理をしっかりできれば、動物園などのお出かけも自由、子どもの溢れる好奇心を見守ることもできます。幼い子どもにとって掛け替えのない時間を、一緒に過ごすことができるのは、とてもありがたいことです。
まとめ
今、子育てと仕事の間で揺れている方、どちらも納得できる形で両立したいという方は、「HELP YOU」への応募を検討されてはいかがでしょうか?もしかしたら、あなたにとっての最適解が見つかるかもしれません。
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