挫折を乗り越えて…フリーランスで叶える私なりのリスキリング

最近注目されている「リスキリング」をご存知ですか。デジタル化により求められる新たな知識やスキルを学び実践して、新たな業務を担うことを指しています。一般的には企業主導で行いますが、社会で求められるスキルや業務の変化はフリーランスにとっても同じこと。しかし、時代に合わせたスキルを個人的に身につけても、実践の場がなくては学んだスキルは生きません。

私はDX化に対応するスキルとして「Webデザイン」を学びましたが、業務に結びつけられないまま時は過ぎるばかり。ところが、多様なスキルを生かした仕事ができるHELP YOUにジョインしたことで、学んだスキルを生かすだけでなく、働き方も含めた私なりのリスキリングを叶えることができたのです。

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ライター

こまこ
福岡県在住。大学卒業後、接客業・経理事務を経て、2022年にHELP YOUにスタッフとしてジョイン。
転勤族の夫と4年半の遠距離生活を経て、現在は夫と娘の3人暮らし。フリーランスとして主に事務の代行に携わる。→執筆記事一覧

リスキリングとは?

リスキリング(Reskilling)とは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定義されています。(※1) 

技術革新やビジネスモデルの変化に伴い、業務上で必要な知識やスキルは、大きく変わりつつあります。こうした変化に対応するべく、岸田総理大臣は所信表明演説(2022年10月)の中で、デジタルなどの成長分野への労働移動を促すための支援策整備の一環として、個人のリスキリング支援に5年間で1兆円を投じる旨を表明し、話題になりました。(※2)


※1 リクルートワークス研究所 石原直子人事研究センター長/主幹研究員.「リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流―」.経済産業省.2021-2-26,https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/002_02_02.pdf,(参照 2023-01-17)
※2 「岸田首相が所信表明 学び直し支援 5年間で1兆円投入 [全文も]」.NHK NEWS Web.2022-10-3,https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221003/k10013846211000.html(参照2023-01-17)

個人の「リスキリング」は自分との闘い!?

リスキリングに対する社会的な注目度は高まっているものの、個人でリスキリングに取り組むのはなかなか難しいのが現実のようです。

※1ミドルの転職,「ミドル1700人に聞く『リスキリング』実態調査―『ミドルの転職』ユーザーアンケート―」.エン・ジャパン株式会社,2022-09-08,https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/30662.html(参照2023-01-17)

転職サイト「ミドルの転職」がサイトを利用している35歳以上のユーザーを対象に行ったユーザーアンケートによると、世代別でみても、30~50代まで偏りなく30%前後の人がリスキリングに関心を持ち、取り組んでいるようです。また、リスキリングに取り組む上での課題や難しい点としては、学習時間の確保やモチベーションの維持、集中力の低下などが多く挙げられています。(図1)

私の場合、昔から好奇心が旺盛だったこともあり、仕事に関連する・しないにかかわらず、いろいろなことを学ぼうとした(広義のリスキリングとします)ものの、やはり挫折したことがほとんどでした。学ぶモチベーションが続かないのも悩みの一つでしたが、その根底にあった原因は、どのように実践するかを自分でイメージできていなかったことだったのかもしれません。新たなスキルを生かして働く自分をイメージすることができれば、リスキリングへの取り組みはしやすくなるように思います。

リスキリングで「どこに住んでいても働ける人」を目指す

職業訓練でリスキリングにトライ

私の夫は転勤族です。夫の転勤のたびに退職しなくてはならないため、前職を退職したころから「どこに住んでいても働ける人になりたい」という思いが募るばかり。事務職の経験が長いものの、社会が大きく変化する中、今後身につけておくべきスキルは何なのかを考え続けていました。

そこで、DX化に対応するスキルとして目を付けたのが「Webデザイン」です。私は公共職業訓練として開講される講座に5か月間通い、リスキリングにトライすることにしました。

前職では、ハンコ文化のアナログな教育機関で経理事務を担当する一方で、Webの仕事に興味を抱いていました。ITスキルを高めようと一念発起して、オンラインプログラミングスクールの講座を受講し、両立を試みた経験もあります。

しかし、日常業務が繁忙期に入ると、時間も心も余裕を失いはじめます。そんなときに頻発する自らのプログラミングエラーに心が折れ、結局2~3カ月で挫折してしまいました。そのため、今回の職業訓練は私にとって学びのリベンジの場でもあったのです。

職業訓練は月曜日から金曜日まで毎日6時間。Webデザインに必要な基礎知識からはじまり、Webサイトを作るためのHTMLやCSS、javascriptやPHPといったプログラミング言語までみっちりと学習しました。質問しやすい環境であったことと、年齢や性別が異なる30人近い同期の存在が私の大きな支えとなり、無事に5カ月間の講座を修了できました。

訓練修了後は、ECサイト運営会社のWebデザイナー(アルバイト)として内定をいただきましたが、勤務条件が合わなかったため、やむなく辞退を選択しました。「リスキリング成功への一歩を踏み出せそうなのにできない」状態の私に襲いかかる、またしても挫折の危機感。私は、スキルを身につけた「今だからできる新たな働き方」を求め、仕事を探し続けました。当時の経緯については、以下の記事でご紹介しています。

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新たなスキル×フリーランスで叶えた私なりのリスキリング

私のリスキリングはうまくいかなかったのかというと、答えは「No」です。

現在は、フルリモートで仕事ができるHELP YOUと経理事務のパートでダブルワークをしています。一般的に定義されるリスキリングとは異なるかもしれませんが、Webデザインスキルを習得し、HELP YOUにジョインしたことで、いろいろな仕事に関わるチャンスを得て、Webデザインに限らず求められる新しいことにも挑戦したいと思うようになりました。

私がHELP YOUで最初に担当した業務は、Photoshopを使った画像編集です。学んだことを生かせる機会に初めて出会えた喜びは、今もはっきりと覚えています。HELP YOUではさまざまな業務を扱うため、Webデザインスキルが求められる業務も豊富にあり、積極的にチャレンジしたいと思っています。

また、パートをしているIT系企業の経理事務の業務でも、リスキリングの意外な効果を感じています。

まず、Webの勉強をしたことで、なじみがなかったIT業界の用語が頭に入りやすくなりました。そして、HELP YOUでのリモートワークのおかげで、クラウド上でのデータの扱いやチャットでのやりとりに対して、困ることなく業務ができていること。これらは、私なりのリスキリングの成果であり、嬉しい変化でした。

Webデザイナーとしての就職内定を辞退したころの私は、学習を続けるモチベーションだけではなく、働く自信も失いかけていました。しかし、学んだスキルを生かして仕事の幅が広がったことを実感し、自分のキャリアについても前向きに考えられるようになりました。

今の私は、働きながら新たなスキルや知識を積極的に学び、「どこに住んでいても働ける」自信をつけたいと思っています。自分のスキルの棚卸しをする上でも、仕事や働き方を選べるHELP YOUはありがたい存在です。フリーランスになることはチャレンジでしたが、新たなことを学び実践する環境を手に入れることができました。

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フリーランスでもリスキリングが叶う理由

私なりのリスキリング経験を通して伝えたいのは、「フリーランスであってもリスキリングは可能」ということです。そして、「新たなことを学び実践しながら、さらにステップアップしていきたい」と考える方へ、HELP YOUをおすすめしたいポイントをお伝えします。

スキルに応じた仕事を選べる

HELP YOUには多種多様な仕事があるため、自分のスキルに合わせて、安心して仕事に取り組むことができます。仕事を請けるときには、自分のスキルで対応可能かどうかを業務担当ディレクターに相談して判断することも可能です。

さらに実務経験を積みながら、パーソナル(※)への昇格を目指すなど、キャリアアップの仕組みも準備されています。

※:HELP YOUでは、卓越した専門性と担当分野における高水準の市場価値を有し、実績・経験が豊富であって業績に大きく貢献ができるハイレベルなスタッフは認定を受けてパーソナルに昇格します。

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デジタルリテラシーが向上する

HELP YOUでは500名全員がフルリモートで業務を行なっており、業務を通じてたくさんのツールやアプリを使用します。自分に不足する知識やスキルは、自ら調べて学ぶことが基本になっているため、デジタルリテラシーが向上しやすい環境にあるといえるでしょう。もちろん、調べても分からないことがあれば、ディレクターやスタッフ間で相談することもできます。

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仕事の幅を広げることができる

HELP YOUには、特定の業界や専門知識を必要とする仕事も多くあります。これまでの職では生かせなかったスキルや、特殊な経験こそ重宝されることもあるようです。さらに新しいスキルを身につけることができれば、これまでの経験と掛け合わせ、仕事の幅を広げることができます。

たとえば、

  • 特定の業界知識×ライティング
  • 語学スキル×海外リサーチ
  • 広報経験×SNS運用
  • 接客経験×カスタマーサポート
  • デザインスキル×資料作成  など

 
これまでの経験にプラスして、どのようなスキルを求められているのかを考えることで、次に身につけるべきスキルの方向性も具体的に見えるでしょう。

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人とつながり自分を高められる環境だから続けられる

フルリモートワークやフリーランスには、一人で黙々と機械的に仕事をこなしていくイメージはないでしょうか。私が数あるオンラインアウトソーシングサービスの中でもHELP YOUを選んだ最大の理由は、「実際に働くスタッフの姿が具体的にイメージできたから」。働くには、仕事内容だけではなく、「誰と、どのように働くか」をとても大切だと考えています。そしてスタッフの一員となった今、HELP YOUの最大のおすすめポイントを挙げるなら、「人とのつながり」です。

HELP YOUには、メンバーの生の声が聞ける「HYラジオ」やスタッフの得意を生かした「knitマルシェ」など、担当業務をはなれて仲間であるメンバーのことを知るオンラインイベントがたくさんあります。住んでいる場所、年齢、経歴もさまざまで、これまでの人生では出会えなかった人たちとの交流は、業務、メンタル、どちらの面でもとてもいい刺激になっています。

私はHELP YOUで働くことで、スキル面だけではなく、新しい環境と人との出会いを含めた私なりのリスキリングを叶えることができています。これからも「どこに住んでいても働ける人」を目指し、自分を高めていきたいと考えています。

まとめ

私たちは、仕事を通じて新しいことをたくさん学ぶことができます。実は私が「リスキリング」という言葉を知ったのは、本サイト「くらしと仕事」の企画会議での運営メンバーの言葉でした。当時のノートには「リスクリング」と大きくメモしてあります。頭の中にかわいいリスが思い浮かんだのは、お恥ずかしい限りです。

リスキリングは実践の場があってこそ輝くもの。HELP YOUは、アットホームな中にも成長できる要素がたくさんある環境です。新たなスキルを身につけ、HELP YOUで新しい仕事に挑戦してみませんか?

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