女子就活生必見!女性が「働きやすい」「活躍しやすい」会社選びのポイント教えます。

就活中または、就活を目の前にして「どんな基準で企業選びをしたらいいんだろう……。」「女性が働きやすい会社ってどうやったら分かるの?」と悩んでいる方も多いと思います。そんな女子学生の方に向けて、私の経験も踏まえポイントをご紹介します。

アベノミクスの成長戦略の一つに掲げられた「女性活躍推進」。ここ数年、女性を取り巻く社会の風潮が大きく変わってきていることは学生の皆さんも感じられていることと思います。企業もどうやったら女性を会社に定着させられるか、活用させられるかを模索しています。私も現在企業で働いていますが、この1・2年そのような会社の思いを強く感じるようになってきました。男女平等とはいえ、まだまだ女性のキャリアは結婚や出産といったライフイベントによって大きく影響を受けやすいのは変わらぬ事実。では女性はどんな基準で企業選びをしたらいいのでしょうか?

ライター

lecielbleue
4歳のやんちゃ盛りの男の子を育てるワーキングマザー。仕事と家事育児の両立に日々奮闘中です!自分の経験を踏まえ、読んで頂く方に少しでも役に立つ情報を発信できればと思っています!

まずは自分の将来のビジョンを描いてみよう!

まずは、「自分がどうありたいか?」と将来のビジョンを考えることが必要。どんな社会人になりたいか? 5年10年後どんなふうに活躍したいか?結婚したい?子どもは欲しい?結婚・出産後はどんな働き方をしたい?等、漠然とでいいので一度ノートなどに書き出してみてください。この自分の思いが叶えられるどうかを軸に会社選びをするのです。

特に「結婚・出産後も復帰して子育てしながら働きたい」というビジョンがあるのなら、就職先の会社選びがとっても大切になってきます。業種や職種ももちろん大事ですが、「働きやすさ」「活躍しやすさ」の2つの観点も大変重要になってきます。しかしこの「働きやすさ」と「活躍しやすさ」。混同されがちですが、たとえ同じ業種であっても、その意味や捉え方が企業によって異なるので注意が必要です。

「働きやすさ」とは?

女性が働きやすい企業とは、結婚・出産しても安心して働き続けられる制度、つまり育児休業制度や短時間勤務制度などが整っている会社。また残業の量、育児休業からの復職率が高いかなどの実態も重要な要素です。私が働いている会社でも以前から育児休業等制度はありましたが、10年程前までは結婚したら辞める、子どもができたら辞めるというのが普通でした。それがここ5~6年くらいで状況は変化し、現在は出産しても産休育休を取り復職するというのがスタンダードになりました。

昨年社会に議論を巻き起こした「資生堂ショック」にみられるように、企業側も女性の「働きやすさ」という点に関しては、まだ試行錯誤・発展途上の段階にあると思います。状況は現在進行形で刻々と変化していますので、OB・OG訪問などで最新の情報を入手することをお勧めします。

「活躍しやすさ」とは?

女性の「活躍しやすさ」と聞くと、総合職で男性と対等にバリバリ働く姿をイメージしやすいのではないでしょうか?役員や管理職への女性の登用数などで測られることもありますが、総合職として採用された女性が増えてきたのもまだここ10数年前の話。まだまだ歴史は浅いので、現在の登用数だけでなく、その企業が女性の管理職登用に真剣かつ具体的に取り組んでいるか、指針を確認することが重要です。

例えば、「○年後女性管理職を全体の○%にします」等の具体的な数値目標や、女性管理職育成のためのプログラム・研修があること等がチェックポイントです。「女性活躍推進法」により、301人以上の労働者を抱える企業は2016年4月までには自社の「女性活躍推進計画」を公表することになっています。「会社名 女性活躍推進計画」などで検索してみると、公開されている情報をチェックすることができますよ。

就職活動を控える方にぜひ読んで欲しい本の一つに『女子のキャリア〈男社会〉のしくみ教えます』(海老原嗣生著・ちくまプリマー新書)があります。この本には、まだまだ男社会の日本でどのように女性が輝いて働くか、働きやすい会社の選び方等が座談会形式のインタビューも交えて書かれていますのでぜひ読んでみてください!

まとめ

働きやすさで会社選びをするのか、バリバリと仕事をしたいから活躍しやすさで企業を選ぶのか。どちらを選ぶかは人それぞれ。どちらが良い・良くないではなく、それが自分の将来のビジョンに合っているかどうかが重要です。しかもそのバランスが重要なのではないかと私は思います。また本当の意味での「働きやすさ」や「活躍しやすさ」は自分の仕事に対する意識次第じゃないかとも思います。例えば育休や時短制度が整っているいわゆる「女性が働きやすい」会社に入ったとしても、いざその制度を利用する時「権利だから当然」と考えていたら、その考えが態度に出て少なからず周りとの摩擦が起きてしまいます。出産・子育てなどで時間的制約がある場合でも、できる余裕のある時は進んで仕事を引き受ける等、感謝の気持ちを持って仕事に取り組んでいれば、周りの方も進んであなたに協力してくれることでしょう。つまり本当の意味での「働きやすさ」は自分の働く姿勢次第で左右されるということです。「活躍のしやすさ」も然り。例えば、女性の管理職の登用等が進んでいない会社に一般職で就職したとします。総合職の「活躍のしやすさ」とはまた違いますが、一般職であっても今の時代バリバリ頑張って認められることも可能になりました。「自分の仕事はここまで」とテリトリーを作らず、自分にできることはないかと探す。周りを見渡し気を配る。そのような深い働き方をしていれば、会社にとって必要不可欠な人材となり、いずれ総合職への抜擢があるかもしれません。また今の時代、昔のようにひとつの会社でずっと働き続けなくてはならないというわけではありません。望めば転職もできるし、自分で起業することだってできます。学生の皆さん。是非納得のいく就職活動をして、社会に羽ばたいてくださいね!

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