
【ワーケーション体験記】フルリモートだから実現できる一時帰国と仕事の両立
海外在住で3児の母が、3週間の一時帰国ワーケーションに挑戦!
オンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」にジョインしたからこそ叶えられた、実に6年ぶりの帰国です。仕事をストップさせることなく、3人の子どもたちと日本滞在を思いっきり楽しんできました。
一時帰国中の仕事はどう調整したのか? 収入に変化はあったのか? リアルな体験談をお届けします。
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目次
ライター
6年ぶりの帰国。子どもと一緒に遊び尽くす!
今回の一時帰国はなんと6年ぶり、期間は6月上旬から下旬にかけての3週間(※2)です。私には3人の子どもがいますが、上の子2人は日本滞在経験済み。5歳の末っ子は飛行機に乗るのも初めてです。3人ともそれぞれの想いを抱え、日本滞在をとても楽しみにしていました。
私自身はというと、久しぶりの帰国にワクワクを抑えきれず、事前に子どもたちを連れていきたいスポットをリサーチ。営業時間やチケット代、駐車場の有無、さらには口コミまで、あらゆることを調べて準備万端です!
毎日が小さな冒険! 子どもの笑顔が仕事へのエネルギーに

国立科学博物館。迫力ある恐竜の骨格標本に大興奮。数時間の滞在では足りないほど、恐竜以外の展示も盛りだくさんでした。
- よこはま動物園ズーラシア
- アニタッチみなとみらい
- 横浜・八景島シーパラダイス(水族館)
- 葛西臨海水族園
- 龍宮城スパホテル三日月
- 国立科学博物館
- レゴランド・ディスカバリー・センター東京
- 藤沢市湘南台文化センター
水生生物が大好きな子どもたちのために、水族館を2か所チョイス。息子がずっと憧れているレゴランドは愛知県にあり行けなかったので、東京お台場にある縮小版のレゴランド・ディスカバリー・センターでその雰囲気を味わってきました。
一年中入れる温水プールが併設された龍宮城スパホテル三日月には、実母も一緒に一泊。夕食バイキングが楽しかったようで子どもたちは大はしゃぎでした。翌日早朝には子どもたちが眠っている間に一人でこっそりと露天風呂へ。のんびりと充実した時間を過ごせて大満足です。

宿泊したホテルからの眺め。子どもたちは「もっと泊まりたい!」と大合唱。広いプールやバイキングスタイルの食事が楽しかったようです。
先に挙げた以外にも、着物姿の写真を撮りにフォトスタジオへ行ったり、家の近くにある室内遊具施設やゲームセンターで遊んだり……。ランチに出かけるだけでも、子どもたちにとっては大冒険です。焼肉店では初めて目にするグリル一体型のテーブルに驚き、回転寿司ではベルトコンベアに乗って運ばれてくるお寿司に大興奮。お土産を探しにショッピングモールを見て回ったのも含めると、ほぼ毎日出かけていました。
滞在期間の3週間、毎日のように外出していたわけですが、これではただのバケーション。では、肝心の仕事はどうしていたのか?
子連れ一時帰国ワーケーションのリアル
結論からいうと、普段と同じリズムでの働き方はできませんでした……。出発前は「実家に滞在するわけだし、日本との時差もなくなる。むしろ自分にとっては好都合」と一時帰国中も問題なく仕事できると思い込んでいましたが、甘い考えだったと思い知るのです。
まず、子ども3人帯同での長時間の飛行機移動による疲労、そこに時差ボケが加わります。さらに、日本滞在を一番楽しみにしていたはずの長女が初日からホームシックになり、眠れない彼女に付き合って寝不足に。初めの一週間、パソコンに向かう時間はほとんどありませんでした。
少しずつ身体の調子が整い始め「さて仕事をしよう」と思ったものの、今度は別の問題が立ちはだかります。それは、3人の子どもたちによる「ねぇ、今日は何するの?」攻撃です! 自分の家なら好きなように遊べるけれど、祖母の家は勝手が違います。時間を持て余した子どもたちは「今日はどこ行く? 何する?」を連呼……。やはり仕事どころではないのです。
ワーケーション成功の鍵は、信頼できるチームの存在
とはいえ、全く仕事をしないわけにもいきません。一時帰国中の3週間、全ての業務をお休みしてしまえば、収入にも影響します。
実は、子どもたちが飽きてしまうことは想定の範囲内だったので、日中はできる限り外に連れ出してあげられるよう、出発前に業務量を少し減らすための調整をしていました。
減らせるタスクは減らす。チーム制だからできるリソース調整
現在私が継続して担当している案件は6件。そのうち3件はシフト制で、曜日固定タイプと、1か月ごとにシフトを組むタイプに分かれます。
曜日固定シフトの方は、月曜から土曜をほぼ1人で作業していますが、一時帰国中に作業できない日が発生することを想定し、あらかじめチーム内のメンバーにヘルプに入ってもらえるようお願いをしていました。
実際には、ヘルプにとどまらず、平日シフトを全て巻き取ってもらえることに。おかげで「業務に入らなければ!」というプレッシャーを感じることなく、一時帰国を満喫できました。
シフト制ではない別の案件では、私ともう1人のメンバーで担当業務を隔週で入れ替えています。普段から気配りが上手で常に手助けしてくれるメンバーで「日本滞在中はいつも通りにはいかないだろう」と、自ら進んで業務を引き受けてくれました。
今回それぞれの案件で業務を代わってくれたメンバーは、実は2人とも海外在住者です。彼女たちも一時帰国の経験があり、自分のことのように親身になってくれました。「一時帰国中は仕事のことを考えずに、日本滞在を楽しんでほしい」という最高の心遣いです。
今後チームの誰かが長期休暇を取ることになった際には、今回自分がしてもらったように、休暇中のメンバーが全力で楽しめる環境を整えようと心に誓いました。
日中は遊びに専念。朝稼働と夜間シフトで収入確保
しかし、チームメンバーの厚意に甘えて全く仕事をしないと、収入が見込めません。シフト以外の作業時間に縛りがない業務や執筆作業は、子どもたちが比較的落ち着いている午前中の早い時間帯、8〜10時に集中して作業していました。
そして、稼働時間を極端に減らさないよう、夜間シフトで調節。1か月ごとにシフトを組む案件では、もともと時差を活かして夜間シフトを担当しているので、働く場所がイタリアから日本へ変わっただけです。どこでも働けるフルリモートのメリットを実感しました。
ただ強調しておきたいのは、私は実家に滞在していたので、洗濯や食事の支度、お風呂の準備などの家事をする必要がなかったという点。だからこそ夜間シフトも問題なく対応できたのです。もし母の助けがなければ、夕方から夜にかけての忙しい時間帯に仕事をするのは難しかったと思います。
そうした母の助けや、チームメンバーのフォローのおかげで、自身の1か月平均を少し下回る程度の稼働時間を確保できました。これで収入面も安心です。
▽私が一時帰国中に執筆した記事はこちら
騒音や虫問題、肩こりから熱中症まで。快適な在宅ワーク環境を整えるヒント
HELP YOUで見つけた、自分で稼げる喜びと自信

着物姿で撮影。母親の自己満足だと思っていましたが、本人達もノリノリで素敵な思い出になりました。
2009年にイタリアへ移住し、15年以上が経ちました。移住後しばらくは毎年日本へ一時帰国していましたが、2019年の夏を最後に、その後は一度も帰っていません。
主な要因は、離職して専業主婦になってから自分自身の収入がなくなったこと。さらに私には3人の子どもがいます。もし家族全員で日本へ行くとなると、飛行機代だけでもかなりの出費……。家族で帰国するための経済的な余裕がなかったわけです。
2022年の終わりにHELP YOUにジョイン。少しずつ稼働時間を増やしながら、いつかの帰国のために準備をしてきました。そして2025年の夏、ついに6年ぶりの帰国を実現! もちろん夫の協力もありますが、自分の収入で飛行機代を捻出できたことは、大きな喜びと今後への自信につながっています。
フルリモートフリーランスだから得られた「帰れる自由」と「働ける安心」
一方で「もし経済的な理由で帰国が難しいのであれば、やはり再就職を目指した方がよいのでは?」と思う瞬間があるのも本音です。
しかし、そんな考えはすぐに消え去ります。もし再就職して会社勤めを再開したとしたら、おそらく3週間もの休暇を取ることは難しいでしょう。リモートワークを認められたとしても、自由に稼働時間や業務量を調整できるとは限りません。
今回の一時帰国ワーケーションを実現できたのは、フルリモートのフリーランスだからこそだと思っています。そして何より、業務のフォローをしてくれたチームメンバーのおかげです。
もちろん業務をご依頼いただいているお客様にご迷惑をかけないことが前提ですが、自分自身で仕事を調整して好きなタイミングで「帰れる自由」と、一時帰国中でも「働ける安心」は、今の私にとって重要なポイントです。
フルリモートフリーランスで良かった! チームで働けるHELP YOUにジョインできて良かった! と心から実感しています。
まとめ
今回のワーケーションは、子どもたちにとっても、彼らのルーツである日本での暮らしを知る貴重な経験になったと思います。仕事を続けながら家族との時間も大切にできる今の働き方は、私にとって理想のかたちです。
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