2017年4月5日 更新

保育園ではなく幼稚園という選択肢 前編~幼稚園に預けて働くための基礎知識

通常保育後に預かり保育を実施し、子どもの預け先に困っている働くママたちの受け皿となる幼稚園が増えています。実際に子どもを幼稚園に通わせながらフルタイムで働く筆者が「幼稚園に預けて働く」ことについて、2回にわたりご紹介します。

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幼稚園も預け先の有力候補に

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小さい子どものママが働きに出る場合、子どもの預け先は保育園が一般的ですが、最近では通常保育以外の時間(早朝や夕方~夜間まで)に預かり保育を実施する幼稚園が増えており、かなり保育園に近い存在になってきました。
幼稚園は3歳からの入園が一般的なため、1歳の誕生日で育休が終了する企業にお勤めのママには難しいですが、以下に挙げるママたちにとって、幼稚園は大きな助け舟となってくれるかもしれません。

・育休が「3歳まで」など期間が長い企業に勤めている

・下の子が生まれ、下の子の育休期間と上の子の幼稚園入園のタイミングが重なる

・出産のため退職したけれど、幼稚園入園を機に働きたい

そもそも保育園と幼稚園の違いとは?

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保育園と幼稚園、どちらも小学校就学前の子どもたちが通う施設であることは同じですが、それ以外の違いは一体なんでしょう。

一番の違いは、保育園は厚生労働省が管轄する児童福祉施設であるのに対し、幼稚園は文部科学省が管轄する学校教育施設であることです。
両親の仕事などの理由により保育に欠ける状態の子どもを預かり、保育する施設が保育園である一方、幼稚園は厳密には学校教育法に基づく「学校」です。

幼稚園は3歳からの入園が一般的なのは、保護者に頼りきりの状態から周囲への興味やつながりが広がり、集団生活の中で教育を受けやすい年齢だからなのです。

幼稚園に預けて働くメリット、デメリット

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子どもを幼稚園に預けながら働きに出る場合、メリットやデメリットはどんなことがあるでしょうか。
まだ子どもが幼稚園に通い始めて4か月目ではありますが、私が実際に感じたことをもとにお伝えします。

メリット

・小学校を見据えた教育を受けさせることができる

大多数の幼稚園は、小学校を見据えた保育・教育を前提としています。椅子に座って先生のお話しをきちんと聞く、指示にしたがって作業する、体操の前は体操着に着替える、お昼寝がないなど、一日の流れの延長線上に小学校を感じます。 大きな園舎に園庭、プールや体操のできる大きなホールなど、園によって規模は異なりますが、施設面でもやはり小学校と似た印象を受けます。
子どもが小学校にあがった時、スムーズになじみやすそうだなぁ、というのが私の感想です。

・習い事を幼稚園で受けさせることができる

園にもよりますが、通常保育(朝~14時くらいまで)後の「課外」として、英語やサッカー、スイミングなどの習い事を受けさせることができます。
(習い事の先生は学習塾やスポーツクラブなどからの委託、費用は通常の保育料とは別です。)
子どもが通いなれた幼稚園で習い事ができるうえ、園によっては通常保育のあと習い事の時間まで子どもを預かってくれるので、保護者の送迎の負担が減るメリットもあります。
私の子どもの通う園では、預かり保育の子どもも、習い事の時間になるとその教室へ行かせてくれるので、働きながらでも習い事を受けさせることができます。

デメリット

・保育園に比べて平日の行事が多い

幼稚園は両親ともに働いていることを前提にしているわけではないので、平日も保護者が園に来れる前提で行事や保護者会などの日程が組まれます。園によってそういった行事の数も異なるので、事前の確認が大切です。

・預かり保育なしで帰る子を子どもが目の当たりにしてしまう

全員が夕方まで活動する保育園と違い、幼稚園は14時頃に帰る子どもが大多数です。自分の子どもが、ママと先に帰っていくお友だちを見て寂しい思いを少なからず抱くことは、覚悟しなくてはなりません。

・ママが働くことについて、様々な価値観を持つママがいる

働くママが大多数の保育園と違い、幼稚園は働いていないママがたくさんいます。 たとえ相手に悪気がなくても、他のママさんに「子どもを遅くまで預けるのはかわいそうよね」と面と向かって言われたり、ママが働くことについて価値観の違いを目の当たりにすることが多々あります。様々な価値観を持つ保護者ともうまくお付き合いする覚悟が必要です。

気になる料金…どっちがお得?

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子どもの預け先を考えるとき、料金も重要な検討項目のひとつ。
保育園と幼稚園どちらがお得か、気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から先に言いますと、保育園は認可か認可外か、幼稚園も地域や園によってばらつきがあるので、残念ながらはっきりと断言はできません。
ですが、あくまで一例として私が利用した認可外の保育園と今通っている幼稚園の比較をご紹介しますと、保育園が少し高いくらいでした。どちらも、

・基本の保育料
・水光熱費などの施設費
・給食費
・預かり保育代(幼稚園のみ)
を合計して比較した場合です。

個人的には、子どもを広い園庭でのびのびと遊ばせたいという思いがあったため、以前利用していたビルの一角にある小さな施設で園庭やホールなどがない保育園よりは、施設の充実している今の幼稚園の方がコスパは良いと感じています。
しかし、「平日の行事が少ない、お友だちがみんな夕方まで活動していて子どもが寂しくない」ということを重視するのであれば、保育園の方がお得に感じる方もいるでしょう。
また、幼稚園によっては預かり保育代が高めに設定されていたり、曜日によって値段が変わる場合もあり、本当に比較が難しいのが現実です。
最終的な判断は「子どもと自分にとって払う価値があるか」を基準に選ぶしかないように思います。

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今回は、幼稚園と保育園の違い、幼稚園のメリット・デメリット、料金についてをご紹介しました。
後編では、働きながら通わせやすい幼稚園の見つけ方や、働くママとして幼稚園の先生やママたちと上手にお付き合いするコツ、実際に預けて働いてみてわかったことなどをご紹介します。どうぞお楽しみに!

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