「働く」を通じて未来をつくる!株式会社ニットのキックオフとは?【レポート】
くらしと仕事を運営している株式会社ニットは、2021年8月21日に創業5年目を迎えました。前身の合同会社レインボー時代から、オンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)サービス「HELP YOU」を通じ、約500ものクライアント業務をサポートしています。そんな同社のビジョンは「未来を自分で選択できる社会をつくる」。さまざまな選択を迫られる現代社会を幸せに生きていくために、必要とされるマインドセットが詰め込まれた全社イベント「knitキックオフ」の様子をレポートします。
目次
ライター
フルリモートで33カ国400人。HELP YOUを運営する株式会社ニット
「『わたし』らしい働きかたを、さがそう。」このくらしと仕事のキャッチコピーです。運営するのは、2017年創業のニット。世界33カ国に住む400人のメンバーたちがフルリモートで働くオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)サービス「HELP YOU」の運営と、本メディアの運営をメインの事業です。創業当初から「未来を自分で選択できる社会をつくる」というビジョンを掲げ走り抜けてきましたが、環境は日々変化してきています。5期目に突入するのをきっかけに、ビジョンを達成するためのミッション等を刷新。新たな目標、価値観で走り出すため、7月9日に全社キックオフを開催し、約100人が参加しました。
自由参加なのに参加者100人!フルリモート「全社キックオフ」のプログラム
普段フルリモートでバックオフィス業務等を進めている分、オンラインイベントは盛んなニットですが、キックオフ、と銘打って全社イベントを行うのは初めて。楽しいイベントなわけではなく、業務に直接関係するわけでもなく…にもかかわらず、当日は約100人が参加。まずは少人数に分かれ、アイスブレーキングがわりに1年間を振り返りました。
世界中の働き方が変わった年。フルリモート企業・ニットの成長
世界中の働き方がコロナ禍により大きな影響を受けた2020年以降、リモートワークやテレワークの普及が大幅に進みました。そんな中、創業当初からフルリモートで働いていたニットは自社への影響が少なかったことはもちろん、お客様のリモート化についてご相談に乗ることも。また、各クライアント様も自社でテレワークを導入したことにより「この仕事はHELP YOUさんに(リモートで)お願いしても大丈夫かも!」と思っていただけた部分もあったようで、よりご利用いただける機会が増えたようです。
ありがたいことに順調に売り上げを伸ばし、お客様にも継続的にご愛顧いただいています。また、総務省の「テレワーク先駆者百選」認定企業にも選出されました。さらに、最近の外出・旅行を気軽にしにくい情勢を考え、オンラインで複数のイベントを開催。 世界33カ国で働くメンバーがいる、という強みを活かし、オンラインで世界一周旅行を5回開催。毎回違う参加国・地域から中継を行い、大変好評を得ました。また、教育機関と連携した国際交流授業も行い、子ども達にも遠く離れた国の様子をお伝えできました。
初の試み、HELP YOUアワード表彰式!表彰されたのは?
今回、初めてのキックオフでしたが、自社の状況を説明するだけでは一方的ですよね。随所に少人数に分かれてのセッションを取り入れているのはもちろんですが、新しい企画もありました。それが「FY2021 HELP YOU Award」です。
今まで、日々お互いの良いところを伝え合う仕組みは複数あったのですが、会社として表彰、というのは今回が初めて。
表彰は
・Goodポイント部門(獲得賞/投票賞)
※Goodポイントというのは職責に関わらず、仕事上での良い行動を褒め称え合うことで稼働時間や売り上げだけではなく、仕事の質を評価し合う制度です。
・コミュニティ部門賞
※HELP YOU内で任意で運営されている、同じ目的や趣味のメンバーで集うサークル。生まれた年代や「母」等の生活カテゴリのほか、キャンプや読書などの趣味、エクストリームワーケーション等の事例共有、今回表彰された「ライタースタータールーム」のような学びの場など、現在41個のコミュニティが稼働しています。
・売上げ部門賞(年間売上UP額/率)
の6部門。
「働き手の幸せ」を通して社会貢献を。変わらないニットのビジョン達成のために
今回のキックオフが行われた大きな目的として、ニットの目的やビジョン、どのような世界を目指しているのかをあらためて共有する、という側面がありました。この項目は全て、代表取締役社長である秋沢崇夫から全員に説明。部分的に変更もあったため、どのような変更があったのか解説します。
「働く」を通じて、みんなを幸せにするためには
まず、ビジョンは「未来を自分で選択できる社会をつくる」。これは創業当初から変わらず、ニットはもちろん「HELP YOU」に入会するメンバーにもしっかりと説明・共有されている部分です。テレワーク・リモートワークで、時間や場所にとらわれず、よりクオリティの高い仕事を目指していくというのは前身である合同会社レインボーが「HELP YOU」を運営していた当初から変わっていません。今回変更があったのは、「どこにポイントを置いて達成していくか」というバリュー・ミッションの部分です。
以前は、
株式会社ニットのバリュー・ミッション
◆ミッション
あなたがいて良かったをすべての人へ
◆バリュー
・価値あることをやろう
・ボーダレス
・仕事は自分でつくる
オンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」のミッション・アシスタントの心得
◆ミッション
仕事をより楽しく、暮らしをもっと豊かに
◆アシスタントの心得
1)ライフワークシナジー
2)変化を楽しむ
3)自律性
4)生産性拡大化
5)課題発見 提案力
6)一歩先を読んだ行動
7)やりぬく
8)品質へのこだわり
と、運営母体のニット、サービスである「HELP YOU」でバラバラでした。そのため、運営母体と運営サービスは別物なんだな、と思った覚えがあります。そしてちょっとふわっとしてると思いませんか…?どうやって実現すればいいのかなぁ…と頭を捻った結果、個人的には「まあとりあえず日々のことをがんばればいっか!」と思っていました。
今回の改定では、ニット・HELP YOUのミッション&バリューが統一されたうえで「5つのバリュー」と変更されました。
・当事者意識で行動しよう
・多様性を受け入れ、活かそう
・いいやつであろう
・現象を数字で語り、前向きな価値を生み出そう
・継続的に成果を出そう
前より具体的になったと思いませんか?これなら1つ1つ考えながら実践できそう。(個人の感想です。)また、企業理念も「『働く』を通じて、みんなを幸せに」であることが明示されました。
私は、2015年にHELP YOUに入会し、考え方や仕組みの変遷を乗り越えて今に至っているのですが、当初と比べると断然働きやすくなっているのを実感しています。新たなバリューの制定で、より「何を目標にすればよいか」がわかりやすくなりました。
ニット・HELP YOUで統一されたことで、より「一緒に創り上げていこう」という想いが強まったように感じます。
ビジョンムービーも公開!今後ニット&HELP YOUが目指していく世界
また、キックオフの最後には、子育て世代であるニット営業の岡本真理を主役とし、同じく営業でフォトグラファーの山口 正太が制作したビジョンムービーも初お披露目されました。
テレワークが普及しつつあるといいながら、まだまだ時間や場所に縛られた働き方をしている人が多いのも事実。「生活」「仕事」「趣味」など全てをゆるやかにリンクさせ、グラデーションのように生きていく「ライフワークシナジー」という新たな働き方を受け入れることで、生きやすく、幸せになれる人が社会にはたくさんいると信じています。3分ちょっとのムービーで、社長 秋沢が創業当時の想いを語るシーンも。ちょっとした隙間時間などにぜひご覧いただければ幸いです。
また、参加者にはこんなグッズが配布されました…!
ビジョンブックや社長メッセージ入りで、「離れていても一緒なんだよ」というメッセージを強く感じることができました。
まとめ
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