【weekly 働き方改革ニュース】夫の育児休業は「うれしくない」と感じるが13% 

1週間のうちに起こった出来事やニュースの中から、仕事や働き方に関する話題をピックアップして紹介する「weekly 働き方改革ニュース」。今回は、6月25日から7月1日までの間に発表された調査結果などから、働き方改革の未来につながるかもしれない話題を3つご紹介しましょう。

ライター

佐々木康弘
札幌市出身、函館市在住。大手旅行情報誌やニュースサイト、就活サイトなど多数の媒体と契約するフリーランスライター。店舗・商品・人物の取材記事やニュース・芸能記事作成、広告ライティングや企業紹介など幅広いジャンルで年間100万字以上を執筆するほか、校閲も行う。「HELP YOU」ではプロフェッショナルライターとして活動。

国家公務員総合職の女性合格者、初の3割超え

人事院は6月25日、国家公務員総合職の2019年度採用試験の合格者1798人のうち、女性の合格者が567人だったと発表しました。女性の合格者割合は31.5%(昨年度27.2%)で、過去最高となりました。

共同通信の記事によれば、人事院は「中央省庁で活躍する女性が増え、入省後のイメージを描きやすくなったことが一因」と分析しているとのこと。中央省庁には政策を立案するという大きな役割があるので、そこで働く女性がどんどん増えていけば、今よりももっと女性が暮らしやすい・働きやすい社会の実現が近付いくはず……と期待がふくらみます。

がむしゃらに働きたくない新入社員が社会を変える?

公益財団法人日本生産性本部は6月27日、2019年度の新入社員1792人を対象にした「働くことの意識」調査結果を公表しました。それによると、「人並みに働けば十分」と答えた人が63.5%、「好んで苦労することはない」が34.1%で、いずれも過去最高となりました。反対に「人並み以上に働きたい」と答えた人は過去最低の29.0%でした。

日本人は長年「休まず会社のために尽くすのが美徳」との価値観にとらわれ、それが薄れた今も同調圧力によって定時で帰りにくかったり、有給休暇を取りにくかったりするのが現状です。「それなりに働けばいい」とする新卒世代は、上の世代からは「向上心がない」「愛社精神に欠けている」「身勝手だ」などと批判されるかもしれませんが、もしかしたらこうした世代こそが働き方改革を日本に定着させていくのかもしれません。

夫の育休取得、「うれしくない」と答えた妻の理由とは

Insight Techが6月25日に発表した「男性育休義務化」に関する意識調査の結果も興味深いものでした。それによると、男女共に75%が「男性育休義務化に賛成」と回答しましたが、男性の約4割が「もし育休が義務化されても今の職場で育休取得は難しい」と回答したとのこと。世帯年収の低い男性ほど取得に難色を示しました。女性は7割が夫の育休取得を歓迎する意向を示しましたが、「うれしくない」と答えた人も13%いました。収入減や夫の家事負担への心配などを理由として、挙げる人が多かったとのことです。

育休を取得した男性社員が不利益を被った例が世間を騒がせたばかりですが、男性の育休取得拡大には、収入面での不安解消が大きなカギとなりそうです。政府による制度整備が待たれます。