【weekly 働き方改革ニュース】思わず欲しくなる「段ボール製ブース」に注目殺到

1週間のうちに起こった出来事やニュースの中から、仕事や働き方に関する話題をピックアップして紹介する「weekly 働き方改革ニュース」。強化段ボールで作ったテレワーク用のブースが発売され、大きな注目を集めています。

ライター

佐々木康弘
札幌市出身、函館市在住。大手旅行情報誌やニュースサイト、就活サイトなど多数の媒体と契約するフリーランスライター。店舗・商品・人物の取材記事やニュース・芸能記事作成、広告ライティングや企業紹介など幅広いジャンルで年間100万字以上を執筆するほか、校閲も行う。「HELP YOU」ではプロフェッショナルライターとして活動。

テレワーク用「段ボール製ブース」が話題に

テレワーク経験者の多くが好意的な反応であることは過去にも取り上げましたが、テレワークが抱える難点のひとつが「周囲が気になってしまうこと」。どちらかといえば日本の住宅事情の問題とも言えますが、家族がいるところで仕事をしなければならず、双方に気を遣うという話を多く見聞きします。

そんな課題を解決すべく登場した段ボール製ブース「マイブース」が注目を集めています。日刊工業新聞「新型コロナ/フジダン、家庭用段ボール間仕切り テレワーク向け組み立て容易」によると、この製品は強化段ボール製で、高さと幅が140cm、奥行き90cm。道具を使わず組み立てることができ、折り畳みも可能。ブースだけなら税込13,200円というお手頃価格。別売りで、ウェブ会議用のグリーンバックや段ボール製の机を付けることもできます。

テレワーク用のブースは様々なものが考案されていますが、家庭用としては取り扱いの手軽さや価格の安さ、女性でも持てる軽さや処分の簡単さなど、総合的に見てこの「マイブース」が群を抜いているように思えます。

FNNプライムオンライン「仕事部屋がない…テレワーク用“段ボール製ブース”は秘密基地感も味わえそう」では同社社長がインタビューに答え、「家庭でリモートワークをする場合、自分専用の個室を持っている人は多くなく、リビングで仕事をしています。お子さんが小さい場合は仕事中にも関わらず寄ってきて仕事の邪魔もします。また特に女性の場合はビデオ会議の時にプライベートな空間を極力映したくないので、このようなブースがあれば安心です」と話しています。

さらに、「子どもの勉強部屋・趣味を楽しむ空間・瞑想部屋・隠れ家・秘密基地等、多目的に使えると思います」とも。コロナ禍による強制的なテレワーク普及が生み出した、多くの人が求める製品と言えそうです。

社員の健康管理も企業の役目に?

法人向けの置き型社食サービス「オフィスおかん」。オフィスに設置した専用の冷蔵庫に総菜が届き、社員はそれを1品100円で食べられるというサービスです。この「オフィスおかん」を東京メトロが導入したことがPRESIDENT Onlineで『「朝は味噌汁、夜はカレー」駅での調理をやめた東京メトロが代わりに始めたこと』と題する記事になっています。

オフィスおかん公式サイトによれば同サービスは全国の2000社が導入しており、東京メトロもそのひとつに過ぎないはずですが、なぜわざわざ記事になったのでしょうか。その答えは記事の中にあります。多くの鉄道事業者はかつて駅の控室に炊事場を設け、長時間勤務する駅員たちのために駅員が交代で炊事当番を務めていたのだとか。東京メトロも昨年10月までは駅で調理していたのだそうです。

気になるのは、ではなぜ東京メトロは自炊をやめてオフィスおかんを導入したのかです。記事はその背景を「人材獲得」と「健康問題」の2点だと説明します。交通業界では担い手不足が顕在化しており、不規則な生活を余儀なくされる鉄道員の健康管理も鉄道会社の重要な経営課題になっているとのこと。実際にオフィスおかん導入後、「自然と健康に気を遣うようになった」といった声が聞かれるなど、駅員からの反応は良好だといいます。

企業にとって、不健康な生活や偏った食事などで体調を崩してしまう従業員が出ることは損失につながります。従業員の健康管理が人材確保、もしくは流出防止につながるとの認識は今後ますます企業に広まっていくと思われます。それとともに、オフィスおかんのような社食サービスもさらに浸透していくのではないでしょうか。