50代から始めるリモートワーク くらしと仕事

50代から始めるリモートワーク。自由な働き方に年齢制限はない!

ここ数年で、コロナ禍をきっかけにテレワークが一気に広がりました。通勤から解放され、在宅で自分のペースで働くのもいいなと、自由な働き方について考えた方も多いのでは。

かくいう私もその一人です。新たな価値観が目の前に現れたようで、ワクワクした高揚した気持ちにもなりました。しかし「自由な働き方」という言葉の裏には「ただし、〇〇歳以下に限る」という暗黙の年齢制限があるように感じ、52歳の自分の前には大して自由な選択肢はないようにも思っていました。

年齢を気にして弱気になっていた私が、フルリモートワークを実践する「HELP YOU」にエントリーしてから採用に至るまで、どんな準備をして採用を勝ち取ったのか、そして、望んでいた通りの自由な働き方を手に入れることはできたのかをお伝えします。

ライター

fumico
会計事務所を退職後HELP YOUにジョイン。経理とライティングのエキスパートになりたいと日々勉強中。一人娘はすでに独立しており、夫婦二人暮らし。社会にもまれながら頑張る娘の姿に刺激を受け、「お母さんも負けてられへん!」と意気込むアラフィフ。→執筆記事一覧

通勤がつらい…!コロナ禍での退職

出産後、子どもの成長に合わせていくつかの職場を経験した後、9年の間カルチャーセンターを運営していた私は、仕事を通して手に職をつけたいと未経験で会計事務所に転職しました。転職先の人間関係はとても良く、慣れない用語やシステムに悪戦苦闘しながらも半年後には決算も組めるように。

仕事と並行しながら、簿記2級も取得。猛勉強のかいもあって、難しい決算も組めるようにもなり、お客様に提案をしたりご相談に乗ったり、会計事務の醍醐味がわかるようになってきたころ、新型コロナの流行が始まりました。

急に始まったテレワーク。あっという間に環境が整えられ、週のほとんどはパソコンを持ち帰って家で仕事をするようになりました。クラウドを活用すれば、質を落とさず仕事ができることにびっくり。自分で時間をコントロールでき、体力的にもずいぶん楽になり、家では理想的な状態で仕事をすることができました。

しかし、だんだん社会活動が戻り始め、テレワークは週1回に。通勤するって、こんなにしんどかったっけ。元の生活に戻っただけなのに、負担が大きくなったように感じ、私はうまく生活のペースを戻せませんでした。次第に働き方に悩むようになり、そして、ついに退職を決意。

リモートワーク集団の一員になりたい!

退職はしたけれど、働くことはあきらめたくない。漠然と完全在宅で働くことをイメージして、まずは自分のスキルを棚卸し。高校英語の添削指導、カルチャーセンターの運営、会計事務所での税理士補助、とそれまでずっと仕事をしてきた積み重ねはあるものの、どれも中途半端に感じて人に誇れるほどの自信はありません。私はリモートワークの世界で通用するのか?

何か具体的にアピールできる形が欲しい。形にするなら資格だ!とエクセルや給与計算の資格検定試験を目指して勉強することにしました。そのかたわら、フルリモートワークの求人をインターネットで検索。すぐにいくつかヒットして詳しくリサーチするうちに、HELP YOUにたどりついたのです。

「くらしと仕事」やその運営会社のHPには、オンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」に所属して働くメンバーたちの記事がたくさん載っていました。そして、その内容は「本当の話なの?」と、疑ってしまうほどバラエティに富んでいて、楽しそうに働いているお話のオンパレードだったのです。

ケニアに渡ってリモートワークをしている人、パートナーの転勤に同行して紆余曲折しながら前向きにキャリアアップしている人、未経験の業務にチャレンジしてバッチリお金を稼いでいる人、年齢も性別も関係なく、多彩なストーリーを持つ人々が、自分なりの生き方を満喫している様子に、読んでいるだけで胸が躍りました。

「私も仲間になって働きたい!」
記事を読みふけるうちに、いつしか目標は「リモートワークで働きたい」から「HELP YOUのメンバーになって働きたい」に変わっていきました。

※1 オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。

年齢コンプレックスを埋めるため勉強の日々

資格検定試験にも合格し、受けたい会社も決まった。リモートワークには欠かせないらしいGoogleのサービスについても一通り勉強した。簿記の復習もしたし、パワーポイントの試作品もたくさん作ってみた。でも…私はエントリーをしませんでした。

もともと慎重な性格。エントリー前にHELP YOUの採用情報について調べられるだけ調べておきたかったのです。
50代で採用された人はいるの? リモートワークって、今時なイメージだけど、特殊なスキルがないとだめなの?

何か安心できる情報が欲しい、50代で採用された人の話はないかと「くらしと仕事」を読み進めていると、あった、50代で採用された人のお話が!

会社生活をやめた52歳の私が出会ったフルリモートワークという働き方

安心するとともに、たくさんの記事を読んであらためて思ったのは、働くメンバーそれぞれが、自分で自分の生き方を選んでいるということ。

なんて自由で、なんてかっこいいんだろう!HELP YOUに入りたい気持ちは強くなるばかりでした。

オンラインで採用課題に挑戦!つかんだ合格

もうこれ以上時間をかけていても、きりがない。やれることは全てやったはず。もうエントリーしよう!

そこからまた履歴書と職務経歴書の作成に1か月ほどかけ、意を決して私はHELP YOUのエントリーボタンをクリックしました。

課題は指定された6つのお題から1つ以上を提出するというもの。とりあえずワードはできそうだ。他の課題は、なんだか難しそう。いや、待てよ、パワーポイントもできそうだ。難しく見えたエクセルも、よく見たらできるかも。結局、パワーポイントやエクセルも含め4つの課題を完成させることができました。

課題を無事に提出できたものの、忘れてはいけないのが私は52歳だということ。課題の手ごたえはあったし、ここまで勉強したかいはあった。ここで年齢がネックになってくるのか? そもそも、課題は基準に達しているのか…?

もんもんとする私に、書類審査の合格と面接の連絡が届いたのです!

そして迎えた面接の日。高まる緊張。こんなに頑張ったのに落ちるなんて悔しい(まだ落ちてないけど)、採用されますように!

リモート面接では緊張しすぎて画面のこちら側で汗びっしょりになっていたのですが、HELP YOUでのお仕事の仕方などを丁寧に教えていただき、なんとなくいい感じで無事に面接も終了。そして、念願の採用のお知らせを頂いたのです。

問われていたのは年齢ではなく…

そこからは、ばたばたと手続きをして(全部リモートです)、あっという間にジョイン完了。600社以上のクライアントと取引があるHELP YOUでは多数の案件を扱っており、スタッフは自ら挙手する形でお仕事に応募できます。

どの案件に手を挙げよう……。募集を眺めながら悩んでいると、ありがたいことにディレクター(※2) から経理案件でお声がけいただいて、すぐに担当するお仕事も決まりました。

※2 クライアントと実務を担当するスタッフとの間に立って、スタッフのアサインや案件の進行管理などを行う。

まだ時間の空きもあるので、他の仕事にもチャレンジしてみたい。欲を言えば、カルチャーセンターでは講座紹介の記事を作成していたこともあり、ライティングのお仕事もしてみたい。

とはいえ、講座紹介の記事は型が決まっており、ライティングの経験としてはほぼ未経験に等しいため積極的になれませんでした。

その時、目に留まったのが「くらしと仕事」のライター募集。募集要項を読むと、なんと未経験者も歓迎とのこと!願ったり叶ったりと手を挙げ、今まさにこの記事を書いています。

すごい! 本当にしたいことができるんだ! 「くらしと仕事」で読んでいた通りの世界じゃないか!

感動に身を震わせながら、この記事を書くにあたって、退職してからジョインするまでの日々を振り返ったとき、はたと気が付きました。

「あれ?年齢がネックになった場面はあったっけ」

もちろん、このご時世、年齢について直球でなにか聞かれるわけはないのですが、面接でもお仕事のお話を頂いたミーティングでも、私が今まで経験してきた業務、取得した資格、提出した課題を年齢というフィルターはかけず、そのまま評価していただけた実感がありました。

エントリーから今に至るまで、HELP YOUが私に何度も問いかけていたのは、「今まで何をしてきて、今何に興味があり、これから何がやりたいのか」でした。そう、年齢を気にしていたのは私だけだったのです。

▶︎ 私が年齢コンプレックスを乗り越えるきっかけとなったHELP YOUはこちら

ただ、年齢が理由で弱気になり、HELP YOUへエントリーできずにいた期間を無駄だったとは思いません。その間、しっかり勉強して身につけた知識は、採用を勝ち取ることにも、その後のお仕事にも確実に役立っています。

この記事を読んでいる皆さんの中には、年齢を理由にエントリーをためらっている方がいらっしゃるかもしれません。その方々に対して、心からお伝えしたい。スキルに不安があるなら納得するまで勉強して、その後は自信を持って挑戦してみてください、と。

そして、年齢以外でも、自分は〇〇だからとエントリーをためらっている方にも。その〇〇は、HELP YOUでは特に問題にならないことかもしれません。なんといっても、HELP YOUは、自分に合わせて働き方を選んでいる多彩なメンバーの集まりなのですから。

HELP YOUは横のつながりがしっかりしていて、いざというときにはちゃんと質問できる環境ですが、基本的にHELP YOUのシステム、クライアントのシステムには自分でマニュアルを読んで理解し、自力で対応しなければなりません。

私もこれから先、リモートならでは、また、フリーランスならではの難しさを感じ、心がくじけそうになることもあると思います。でも、HELP YOUが私の年齢を理由にしなかったように、私も年齢を理由にせず、ポジティブに乗り越えて自分にとっての自由な働き方を目指して頑張っていきます。

まとめ

コロナ禍でテレワークを体験しなければ、退職することもなくそのまま仕事を続けていたのかもしれません。家で仕事をすることが可能であると体感できたことは、私にとって大きく価値観が変わるきっかけになりました。

ただ、価値観が変わったところで、現在の自分にどんな選択肢があるのか、私は半信半疑でした。どんなに新しい価値観がうまれて、社会が多様性を認めていこうと変化したところで、やはり暗黙の年齢制限はあるのだろうと考えていたからです。

でも、HELP YOUにはそんな制限はありませんでした。HELP YOUに出会え、自由な選択肢から自分らしい働き方を選べるようになったのは、とても幸せなことだと感じています。

この記事を読まれた方で、エントリーの手前でためらっている同世代の方がいたら、ぜひ一歩目を踏み出して挑戦してみてほしいなと思います。

▶︎ HELP YOUにエントリーする

アイキャッチデザイン:今泉香織

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