仕事とプライベートのバランスや今後のキャリアについて悩む人は少なくありません。
今回お話を伺った、池田朋史さんもその一人。現在は、オンラインアウトソーシング(※)「HELP YOU」で、1名専属プラン(※)のスタッフとして働きながら、経理に特化した新しいサービス「経理プレミアムサービス」のユニットリーダーとして活躍しています。
池田さんが、会社員からフリーランスへの転身を決断した背景から、現在の仕事、ライフスタイルについてご紹介します。
※ オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス
※ 専属スタッフとは、HELP YOUメンバー向けプランのひとつ。クライアントに対して1名の専属スタッフが業務対応をする。
▶ 時間と場所にとらわれずに、強みをいかして働く！HELP YOUの採用サイト
インタビュイー
池田朋史さん
埼玉県生まれ東京在住。妻と犬の3人家族。新卒でフィットネスクラブを運営する企業に入社し、トレーナーとして3年間勤務した後、本部へ異動。経理全般、人事・採用や経営企画など幅広いバックオフィス業務に約7年携わる。2023年11月に「HELP YOU」にジョインしてからは、1名専属プランのスタッフとして働きながら、経理のプロフェッショナルが集まる経理ユニットのリーダーとして活躍中。
インタビュアー
伊藤 尚
函館市在住。夫と小学生娘の3人家族。学生時代にイベントの企画・広報にはまり、新卒で公共施設管理財団の広報課に就職。結婚を機にコワーキングスペースに転職するも、フリーランスにあこがれ退職。2015年から「HELP YOU」に所属し、現在はディレクターを務めるほか、ライター、函館新聞社スタッフ記者などとして活動中。
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ライター
こまこ
福岡県在住。大学卒業後、接客業・経理事務を経て、2022年にHELP YOUにスタッフとしてジョイン。
転勤族の夫と4年半の遠距離生活を経て、現在は夫と娘の3人暮らし。フリーランスとして主に事務の代行に携わる。
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会社員からフリーランスへ！ 思い切ってキャリアチェンジした理由とは？
元フィットネストレーナーで体を動かすことが好きな池田さん。現在も、隙間時間をうまく活用してトレーニングしているそう。今後は、マラソンやトライアスロンといった新しい趣味を始めることも計画中。
仕事は充実していましたが、次第に忙しくなり、家族との時間や自分の時間を取ることが難しくなってきたことが大きな理由です。帰りが遅くなる日が多くなり、妻と一緒に夜ご飯を食べることもできませんでした。「このままでいいのだろうか」と悩むようになり、新しいことにチャレンジするなら、30歳を過ぎた今がそのタイミングだと感じました。また、「自分のスキルや経験がどこまで通用するのか試してみたい」という気持ちもありました。それまで会社員として、「こうあるべきだ」という考えが強かったのですが、一度自分の思うように動いてもいいのではないか、という気持ちになったのです。
──自分を信じて、思い切った決断をされたのですね！様々な選択肢がある中で、なぜHELP YOUに？
コロナ禍でもずっと出社が必要だったので、リモートワークに漠然とした憧れを抱いていました。リモートワークで仕事を探している内に、「くらしと仕事」の記事を見つけたのが、HELP YOUとの出会いです。さまざまな方の記事を読んで、正直に言うと、「こんな風に働いている人がいるんだ！」と衝撃を受けました。「もし自分がやってみたらどうなるんだろう」とワクワクしたのを覚えています。
──確かにHELP YOUには、ホテル暮らしであったり、旅先で仕事をする「ワーケーション」を楽しんだりと、自由な働き方をしているメンバーが何人もいます。フルリモートかつフリーランスならではの働き方かもしれませんね。
元々旅行が好きなのですが、会社勤めでは、特に長期休暇は取るのが難しいこともあります。そこで、思い切ってフリーランスかつフルリモートワークに挑戦してみることにしたのです。
「どこにいても働ける」は本当？旅行先でフルリモートワークを実践【ワーケーション体験記①】
高い専門性と幅広い経験、どちらも強い武器になっている
自宅のワークスペース。旅行先で購入したステッカーがお気に入り。
1対1で深くクライアントと関わる「1名専属プラン」のスタッフとは？
──具体的にはどのようなお仕事をされているのでしょう？
私は、1名専属プランのスタッフとして、クライアント様の経理業務を担当しています。一口に「経理」と言っても、入出金管理といった日常的に発生する業務から、資金繰り表の更新、税理士の先生とのやりとり、経営会議用の資料作成など業務は多岐に渡ります。経理のデータを見て、経営分析のお手伝いをさせていただくこともありますね。
──「経理」というと、ルーティンワークが多いイメージですが、池田さんのお仕事は少し違うようです。
私の場合、前職では1人で経理全般を担当し、そのほかにも人事・採用や経営企画など様々な業務を経験させてもらいました。数字から読み取れることだけではなく、そこまでの過程や背景など数字には表れない部分からも見えてくるものがあると思っています。これまでの経験がすべて、今の仕事にいきていると感じています。
──リモートワークは初めてとのことで、戸惑うことはありませんでしたか？
実は前職ではチャットを使ったことすらなかったのですが、研修資料が充実していて、分からないことはすぐにサポートいただける環境が整っていたので、とても助かりました。
──クライアント様と信頼関係を築くために心がけていることはありますか？
顔が見えないリモートだからこそ、安心感を持ってもらうためにも、まずは、「自分はこういう人間です」としっかりと伝えるようにしています。また、基本的なことですが、すぐに返信する、テキストコミュニケーションでは適度に絵文字を使って親しみやすくするなど、クライアント様が心地良く感じるようなコミュニケーションを意識しています。「この人に任せれば大丈夫」と思っていただけるのが目標です。
──他に、仕事をする上で、大切にしていることはありますか？
常に「クライアント様の目線に立ち、+αの提案をすること」を心がけています。依頼を受けた際は、ただ機械的に作業を始めるのではなく、その背景にある意図を、クライアント様の立場で考えるようにしています。単に業務の人手が足りていないのか、実は改善提案をしてほしいのかなど依頼の意図を考えた上で、「こうしてみたらどうですか」と提案することもあります。会社員時代に、社内にノウハウがない問題に対して、自分で課題を整理しながら試行錯誤し、なんとか解決してきた経験が、今役立っているかもしれません。
クライアント様から、「そういうやり方があったんですね！」や「業務がすごく楽になりました！」というお声をいただくと励みにもなりますし、とても嬉しい気持ちになります。
──クライアント様の喜びの声が直に聞けるのは、1名専属プランのスタッフならではかもしれません。他に気をつけていることはありますか？
1名専属で担当していますので、万が一自分が急に仕事ができなくなり、全ての作業が止まってしまうとクライアント様にご迷惑をおかけしてしまいます。そのため、日頃から業務内容を整理したり、マニュアルを作り込んだりして、万が一の場合にもスムーズに引き継ぎができるようにしています。
自分らしい働き方で仕事に熱中。都内在住の正社員が在宅フリーランスへ転身した理由
経理業務ならまるっとお任せ！お客様に寄り添う経理のプロ集団「経理ユニット」とは？
──池田さんは、クライアントワークの他に、経理プレミアムサービスを提供する「経理ユニット」のリーダーも務められているとか。まず、「経理ユニット」とはどんな組織なのでしょう？
クライアント様が依頼する業務内容は、仕訳の入力や経費精算といった一般的な経理業務から、経営判断の相談、予実管理のサポートなどの専門性が高い業務まで様々です。業務が多様化している現代では、マニュアルに沿ったルーティンワークだけでは、クライアント様の悩みを解決することが難しい場合もあります。
──経理のプロフェッショナル集団ということですね。クライアント様にとっては、「一人経理」をアウトソーシングできるようなものでしょうか。池田さんはリーダーとして、どのようなお仕事をされているのでしょうか？
クライアント様から依頼があった際のメンバーのアサインや、研修資料の作成、予実管理など経理ユニット全体の統括を担当しています。リーダーになってからは、事業責任者や営業担当、サポートスタッフの方々との打ち合わせや、経理ユニットのメンバーとの面談など、フルリモートではありますが、色々な人とコミュニケーションを取る機会も増えました。
──クライアントワークもあるので、大忙しですね！
そうですね。1名専属プランのスタッフとしてもまとまった時間で稼働していますし、経理ユニットのリーダーとしてもやるべきこと、やりたいことがたくさんあります。経理ユニットとしては、今までの経理スキル・経験をいかしてさらにキャリアアップできるような仕組みを作っていきたいと考えています。まだできたばかりではありますが、クライアント様から支持され続けるよう、組織をしっかりと作り上げていきたいですね。
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フルリモートが今後の人生の選択肢を広げた
ハワイ旅行での一枚。綺麗な海で心身ともにリフレッシュ。
大きく変わりました。前職時代は毎日2時間近く通勤で使っていたので、それがなくなったのは非常に大きいです。今は妻と一緒にご飯を食べたり、犬の散歩に行ったりしています。生活リズムをお互いに合わせられるようになり、会話も増えましたね。
──今はどのようなスケジュールで毎日働かれているのでしょうか？
ジョインしてから3、4ヶ月は色々と試行錯誤しましたが、朝型なので、朝7時位から働き始めるリズムに落ち着きました。フルリモートだと、どうしても家にこもりがちになるので、仕事から意識を切り離すためにも外に出かけるように心がけています。朝と夕方に、妻と犬の散歩に出かけるのが良いリフレッシュになっています。
──冒頭で、旅行好きとのお話がありました。
土日を挟んで3日間お休みをいただいて、6月にハワイ旅行へ行きました。「旅行しながら、仕事をする」、というのに憧れがありまして、実は今回、実際にパソコンも持っていって仕事をしてみたんです。
──実際やってみて、いかがでしたか？
今後の人生の選択肢が広がると感じました。次は2週間滞在とか長期で考えてもいいな、と思っています。自分でスケジュールを組んで働くことができるフルリモートかつフリーランスならではの働き方だと思います。
これまでの経験をいかすだけでなく、さらなるキャリアアップも叶える体制を目指して
元々旅行好きの池田さん。「いつか旅をしながら働いてみたい」と思っていたそう。
自分では基本的で当たり前のことだと思っていたスキルや経験が、他の方にとっては価値があり喜ばれるかもしれない。私がHELP YOUで学んだことの一つです。ご自身の希望や適性にあった案件にアサインされますので、これまでの経験やスキルをアピールして、まずはチャレンジしていただきたいです。
今までの経理経験を活かしてクライアント様の課題解決をサポートしたい、という前向きな思いを持った方は、きっとHELP YOUでのお仕事にやりがいを感じることができると思います。様々な経理スキル・経験・バックグラウンドを持った方と一緒に働けることを楽しみにしています。
まとめ
思い切ったキャリアチェンジを経て、自由な働き方を実践しつつ、理想のキャリアの実現に向けて行動を続ける池田さん。まさに、「未来を自分で選択する」というHELP YOUを運営する株式会社ニットの理念を体現していると感じました。
また、池田さんが活躍する1名専属プランは、
基本的に案件ごとに固定報酬制を採用しており、安定した収入を得やすいのが特徴です。収入面でフリーランスに不安を感じている方にもおすすめです。
仕事とプライベートは切っても切り離せないものです。もし働く場所や時間から自由になれば、やってみたいことは何でしょうか？ 思い切って挑戦してみることで、新しい世界が開けるかもしれません。
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