働く場所も時間も自由に選ぶ!憧れたフリーランスの生き方

新卒で入社した会社ですぐにタイ赴任となり、リーダー職を任された折笠由女さん。最初は海外で仕事ができることをとても喜んだそうです。ですが次第に、プライベートを楽しむ余裕のない仕事漬けの日々に疲れ、転職を考えることに。そんな時、目にしたのはカフェでパソコンひとつで仕事をする人たちでした。自由に働く場所を選べることに憧れて、折笠さんもリモートワークのフリーランスの世界に飛び込むことに。海外と日本を自由に行き来しながら働く生活、コロナ禍で海外渡航が厳しくなった今だからこそ見えてきた価値観、仕事を選ぶ基準についてお話を伺いました。

ライター

勝村彩子
大阪府出身、ドイツ在住。会社員として勤務する傍ら、フリーランスとして、キャリア・タイムマネージメントに関するライターや講師としても活動。どこに住んでも揺るがない大阪弁の大阪人。座右の銘は「転んでもタダでは起きない」

プライベートも充実させられる働き方を求めて

タイのお洒落なワーキングスペース

これまでのキャリアを教えてください。

大学卒業後、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)企業に入社し、入社直後からタイに赴任していました。一般スタッフから始め、その後すぐにスーパーバイザーになりました。

仕事は、人材会社や通信会社、旅行会社など様々な企業のお客様を相手に、ノンコア業務の委託を受けるというものです。業務内容はお客様のニーズに合わせて様々でした。私はリーダーとしてスタッフの管理やマニュアルやフローの整備、またクライアントとの窓口など、管理面の仕事をしていました。

入社直後からのタイ赴任、その後すぐにリーダー職とはハードでしたね。

はい、精神面でも体調面でもギリギリでやっていました。

大学は外国語大学でしたし、学生の頃から東南アジアには興味がありました。また、海外で仕事がしたいという気持ちが強くあったので、タイ赴任時はとても嬉しかったです。でも、新卒ですぐにリーダー職を任されたのはとても大変でしたね。仕事に取り組む中で、徐々に自分には管理の仕事は向いていないのではないかと思うようになりました。そして、せっかくタイに住んでいるのに、休日は家で休んでいるだけというプライベートとの両立ができない状況が辛くて、転職を考え始めました。

タイに居ながら転職活動をされたのですか?

はい。タイにある日系企業の数社を受けて、内定をいただきました。ですが、転職活動と並行して、フリーランスで働くことへの興味も持ち始めていました。

当時、タイは「ノマドワーカーの聖地」として盛り上がっていて、カフェにお茶をしに行くと、パソコンひとつで仕事をしている人たちがたくさんいたんです。私はそれまで、社会人といえば会社員としてオフィスで働くという固定概念を持っていたのですが、フリーランスとして自分で場所を選んで仕事をする姿を実際に目の前にして、「そういう働き方もあるんだ、いいな」と、強い憧れを持つようになりました。そうして、リモートワークのフリーランスという選択を真剣に考え始めた時に、HELP YOUを見つけて応募し、採用が決まったので、会社員の内定は辞退して、HELP YOUに加入しました。

会社員を辞めて、フリーランスになることに不安はありませんでしたか?

フリーランスは収入が安定しないという点に漠然とした不安はありました。加入したのは2018年10月でコロナ禍の前の話ですから、今までの日本の知り合いでリモートワークをしている人もいなかったですしね。

ただ、私が元々仕事を辞めた理由が、プライベートを充実させたいということだったので、楽しいことをした方が良いだろうと思い、HELP YOUで頑張っていこうと即決しました。

フリーランスになって得た、場所と時間の自由

リモートワークをしながら、オーストラリアを縦断

コロナ禍前はどのような生活をされていましたか?

前職を辞めてからもしばらくタイに住んでいて、基本的にタイと日本を数か月単位で行ったり来たりしていました。タイは親日国ですし、寒い冬が苦手な私には暖かい気候も大きな魅力で、気に入っています。タイの他には隣国のラオス、また1週間かけてオーストラリアを縦断しながら仕事をしていたこともあります。海外と日本を自由に行き来しながら、自分の好きな場所で仕事をしていました。

その生活スタイルにご家族やご友人はどんな反応をしていましたか?

家族は「自由にしたいことをしなさい」という考えなので、私のフリーランスの働き方を尊重してくれています。友人たちも海外で働いている人も多いからか、そんなに珍しがることなく、「そんな働き方があるんだ」とポジティブな反応をしてくれていました。

会社員からフリーランスになって、大きく変わったことはなんですか?

一番大きいのは自分で働く場所を選べるので、必要な時に日本の家族の傍にいられるようになったことですね。昨年、実家で飼っていた犬が亡くなったのですが、その時、自分が日本にいるときで良かったと思いました。大切な存在が苦しい時に、すぐに駆け付けられるというのは大きいと思います。

また、休みの日の時間の使い方が断然充実しました。会社員時代は、休日は家で休むだけになっていたのが、フリーランスになってからは、タイ滞在中にもあちこち観光できるようになりました。さらに、バンコクには世界各国の方がいるので、友人になって会うようになって、英語力も上がりました。

フリーランスになって、場所と時間の自由を得て、求めていたプライベートの充実が手に入ったんですね!当初不安だった収入面はいかがですか?

HELP YOUに所属していれば、仕事が全然なくて収入がなくなるということはないので、収入面で今、不安は感じていません。ですが、もう少し収入を増やしたいとも思っているので、担当案件を増やすことや、単価を上げられるパーソナルのポジションを目指すことも考えています。仕事の幅を広げつつ、さらに収入も増やせるといいなと思っています。

コロナ禍で気づいた自分の価値観

コロナ禍で海外との行き来が難しくなりましたが、現在の生活スタイルを教えてください。

日本にいて、基本的に家で仕事をしています。とはいえ、家の同じ場所でずっと仕事をしていると飽きてきてしまうので、なるべく場所を変える工夫をしています。緊急事態宣言が出ていない時は、気分転換にコワーキングスペースや、静かなカフェで仕事をすることもありました。Go To トラベルをやっていた時は、前から気になっていたホテルの部屋を予約して、ホテルで仕事をしたこともありました。とても快適で良かったですよ!

以前と生活スタイルが変わったからこそ、気づいたことはありますか?

改めて、私にはいつも「変化」が必要だと気づきました。リモートワークだからこそ、色々な場所で仕事をしたいと思っていて、実際、海外に行って滞在する国や都市を変えながら仕事をしていると、仕事がはかどっていました。環境を変えることで、見える景色が変わり、発見や新しい興味につながるので、生活全体のモチベーションも上がっていました。

「環境を変えながら仕事をすること」が私にはとても大事なので、はやくコロナ禍が終息して欲しいですし、また海外と日本を行き来する生活がしたいと思っています。

能力を伸ばせる仕事を自分で選ぶ

仕事をする場所は自由に自分で選ぶ

現在、HELP YOUではどんなお仕事をなさっていますか?

カスタマー対応、WordPress入稿、リサーチ、店舗図面作成など、幅広い分野の業務を行っています。あえて枠組みは決めていません。HELP YOUでのお仕事が7~8割ですが、他にも海外のクライアントを相手にしたアシスタント業務とデザインの仕事もしています。

オールラウンドプレーヤーですね!お仕事を選ぶ時、何を基準にしているのですか?

その業務を通じて能力を伸ばしていけると思うかどうかですね。「チャレンジ精神旺盛に!」というスタンスで仕事をしているので、少し難しいかなと思うものでも、積極的に手を挙げ、アピールするようにしています。HELP YOUは本当に様々な案件があるので、面白くて良いなと思っています。

今まで挑戦した案件の中で印象に残っているものは何ですか?

WordPress入稿の仕事ですね。それまで独学でWEB制作の勉強をしていたのですが、仕事につなげられる機会がなかなか見つかりませんでした。そこで、育成コーディネーターの方との面談や、スキルシートでアピールをするようにしました。すると、ディレクターさんからお声がかかるようになり、今では複数の案件でWordPress入稿や、それらの知識を使う仕事をいただけるようになりました。

勉強してインプットしているだけではなく、仕事としてたくさんアウトプットをしていくことで、知識が深まり、学ぶことが多いです。それと同時に、気になることやわからないことはすぐに調べるようになったので、リサーチ力がかなり身に付いたと思っています。

挑戦してアウトプットすることで、どんどん能力を伸ばしているんですね。能力向上以外では、どんな時に仕事のやりがいを感じますか?

ディレクターさんから「別案件もお願いしたい!」と次につなげられることがあると、モチベーションになります。また、自分が携わった記事やページが無事公開されると達成感があり、嬉しいです。

他には、チームで案件をやり遂げた時にもやりがいを感じます。フリーランスというと、ひとりというイメージがあるかもしれませんが、HELP YOUではチーム制なので心強いですし、協力し合って仕事をするスタイルがとても気に入っています。そしてやっぱり、「ありがとう」と言われると嬉しいですね。

今後、どんな風にキャリアを積んでいきたいですか?

これからもあえて特定の業務に絞らず、様々なクライアント様の幅広い業務をして、できることを増やしていきたいです。色々な経験があるからこそ、色々な角度からの視点を持てると思っています。オールラウンドプレーヤーでいたいので、自分の“武器”を揃えていきたいですね。

働く場所も色々な所で、働く内容も色々な業務を、とおっしゃっていて、このあたりに折笠さんの価値観が見えますね。

言われてみればそうですね。先ほどもお話したように、私にとって「変化」はとても重要なキーワードです。自ら働く場所を選んで、目の前の景色をいつも違うものにしていきたいですし、自ら仕事も選んで、自分の可能性に挑戦していきたい、そう思っています。

HELP YOUで働き始めて2年半が経ちました。実は私は学生時のアルバイトは1年以上続けたものがなく、新卒で入った会社も1年半で退社したので、ここまで同じ環境で働いているのは初めてです。HELP YOUという組織で働くことは変わらなくても、様々な業務を受け持つことができて常に変化があるので、相性が良いんでしょうね。私が目指していた生き方ができていますし、HELP YOUでのお仕事はずっと続けていきたいと思っています。

編集後記

タイのお洒落なカフェで見かけた、パソコンひとつで仕事をする人たちの姿。HELP YOUのメンバーになり、折笠さんは「好きな場所で自由に働きたい」という憧れを実現しました。変化と挑戦を続けながら、場所と時間の自由を手に入れた折笠さんの働き方はとても軽やかに見えます。ですが、インタビューの最後には「自由には責任も伴う」という言葉も。全ては自分次第であるという覚悟をもって、価値観に沿った働き方をしている姿が素敵でした。

あなたは今、どんな価値観を軸に仕事をしていますか。そして、これからどんな価値観を大切にして仕事をしていきたいですか?