来年から海外移住!仕事が自由になれば人生はもっと自由になる 夫婦で実現する余白ある働き方
オンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)サービス「HELP YOU」でマネージャーとしてチームビルディング・チームマネージメントを担当する東剛史さん。「HELP YOU」の仕事をスタートする前から、フリーランスでコンサルタントや事業経営を行ってきたそう。共働きで4歳と1歳のお子さんを持つイクメンでもある東さんに、「働く」ことへのスタンスやご夫婦での仕事に対する理解などについてお聞きしました。
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インタビュイー
ライター
海外移住のために「HELP YOU」の時間と場所にしばられない働き方を選択 子どもたちをグローバルな環境で育てたい
「HELP YOU」の仕事を始められたきっかけは?
僕は10年前から、「いずれは海外で生活したい」と思っていて。来年、家族でマレーシアに移住する予定です。そのために場所を選ばずにできる仕事があれば良いと思って、インターネットで「HELP YOU」を見つけました。会社のビジョンが自分の考えに近いこともありマネージャー職の求人に応募しました。「HELP YOU」で仕事をするようになって、半年が経ったところです。
10年前から海外への移住を考えていたとのことですが、どういう理由があったのですか?
最初に勤めた会社が結構大変で、学んだことも多かったんですけど「自分はどういう生活をしたいんだろう」と考えるようになりました。それを起点に会社や仕事を選ぶようになったと思います。
子どもたちが将来自由に生き方を選択できるように、グローバルな視野でいろいろ体験した方がいい。そのためには海外の環境の中で子育てした方が良いのでは?と。妻は英語が堪能なこともあり、海外移住に賛成してくれています。
何より、きれいな景色を見て、おいしい料理を食べて。そういう体験は、たとえ僕がいなくなっても子どもたちの中に残ります。自分にとって軸になるのは、「家族」なんですよね。
未来の話ですけど、子どもたちが巣立って孫ができた時に、自発的に僕たち両親のもとへ遊びに帰ってきてくれたらいい。そうなったら、僕はいちばん幸せを感じるんじゃないかと思います。
「HELP YOU」で仕事をすることで、場所的制限を受けることなく自分の好きな環境で子どもを育てることができる、その意義は大きいと考えています。
マネージャーという責任のあるポジションで、クライアント、メンバーとのやり取りも多いと思います。最初からフルリモートワークで仕事を始められて、支障はありませんでしたか?
特にありませんでしたね。メンバーの皆さんもリモートでの業務に慣れていて、コミュニケーション能力が高いので。ただ、フィードバックの面では配慮が必要な場合もあります。チャットなどのテキストで伝えると、相手に冷たいな、と受け取られてしまう可能性が。ですからそういう話は、極力1対1の面談の時に伝えるように心がけています。
到達点を目指す積み上げ式のキャリア形成ではない 大切なのは、点と点がつながって線になるキャリアの形
現在「HELP YOU」の他にもお仕事をされているそうですが、具体的にどういったことですか?
脱毛サロンを2店舗経営しています。これまでにいろいろな事業をやってきたんですけど、脱毛サロンであれば僕に専門知識がなくても、現場のスタッフに任せて順調に回していけるのではないか、と思ったんです。僕が携わっているのはスタッフの給与など経営面のことと、何か新しいことをやるという時ですね。それと、以前から友達の店のウェブマーケティングや税務関係などの相談に乗っているので、そのコンサルティング業務です。
それぞれのお仕事にかけている東さんのリソースは?
現在は「HELP YOU」の仕事に一番リソースを割いています。「HELP YOU」とサロン経営と友人の手伝いで、6:3:1ぐらいの感覚でしょうか。
「HELP YOU」での仕事は、スキル面での成長につながっていたり、東さんのキャリアのプラスになっていると思いますか?
「HELP YOU」ではこれまで僕が携わったことのない業界のクライアントや依頼内容が来るので、勉強になっていると思います。
キャリアで言うと、実はあまり「キャリアのために」という考え方をしていなくて。自分の価値発揮ができる分野であったり、自分がこうすればもっと事業がうまくいくだろうというものを積み重ねていくことが重要だと思っています。もともとキャリアは目標を決め、目標に目指して進んでいくという思考でしたが、最初の会社で「計画された偶発性」、プランドハプンスタンスというキャリア理論を知って、今はそちらの考えが近いかなと思います。いろんな経験が結びついて、最終的にキャリアの形成につながっていくという。
働き続けることを選んでいる妻 女性の働き方にも選択肢の幅がある時代
東さんは、HELP YOUの前にはどういったお仕事をされてきたのですか?
企業向けに教育研修・採用コンサルティングを行う会社に新卒で入り、営業・人事を担当しました。次に移った会社でも、顧客のコストダウンのためのコンサル部門に入り、分析から市場調査、効率化、マニュアル化などを担当しました。それからフリーランスに転向し、コンサルティングをしながら、自分でも事業を興し、今に至ります。
フリーランスになったのは、ご結婚されてからですか?ご家族の反対はなかった?
いえ、結婚前ですね。会社を辞めた時やフリーランスになった時に、妻から反対されたことはないです。「貯金してあるから、しばらくは大丈夫」と言ってくれました。
妻とは就職活動中に同じコンサルティング業界を志望していて知り合いました。僕は関西の大学から就職で上京したのですが、妻も同じ大学で同じ東京の会社を受けていて、そこで意気投合したんです。結婚・出産後も妻はずっと働きたいと言っていて、産休育休を2回取得しましたが、退職せず復帰しました。
ブランクを空けずに復職されて、仕事を続けられたのですね。
極端な話、僕に何かあっても自分の収入で子どもたちを支えていけるようにという気持ちで、普段から仕事をしているようです。
今の時代は、結婚・出産後も働く女性が増えてきましたね。
「HELP YOU」のような在宅の働き方もあるのだから、もし結婚後や出産後も仕事をしたいという人は、できることから少しずつでもやった方がいいと思いますね。そうすればブランクにならないし、履歴書にも書くことができますから。おそらく昔と比較すると生き方を多様に選択できる時代になったことで、結婚後に仕事をすることや離婚することも増えたのかなと感じています。色々な選択肢があるからこそ、自分の人生を自由に選ぶために、男女問わず仕事をしていた方が良いのではないかな、と個人的には思います。
東さんのようにフリーランスで仕事をしながら家事・育児を分担している男性は、まだまだ少数派ではないかと思います。それに関しては、どう思いますか?
たまに自分のことも自分でやらない旦那さんの話を聞くと、「どうしてやらないんだろう?」と思いますね。うちは妻が神奈川の自宅から東京まで1時間以上かけて通勤しているので、それこそ始発電車が動くような早朝に起きなくてはいけないので大変そうだな、と思います。妻は週に2回在宅勤務をしていてその時は多少家のことをやる余裕があり、僕だけが家事・育児をしているわけではありません。割合的には僕が多いので、「もう少しやってほしいな」と思うこともありますけど(笑)
僕の両親は共働きで、協力して家のことをやっていました。父も家じゅうの掃除をしたり、僕の学生服にアイロンがけをしてくれたりと普通に家事をする姿を見てきたので、抵抗がないのかもしれません。一般的に、男性は会社勤めをして女性が専業主婦で家のことをするのが理想の家庭像という思い込みがあるような気がしますね。
夫婦ともに余白のある働き方ができている 互いが仕事に打ち込むには歩み寄りが大切
どちらかが仕事に全力投球するために、もう一方が完全サポートに回るという家庭の話も聞きます。東さん夫婦のように、良いバランスでお互いが仕事に取り組める秘訣は?
僕たち夫婦が、ある程度、仕事の時間・場所に調整ができる働き方をしているからでしょうか。妻も週2回のテレワークをしていますから、例えば夜お客さんが来るような時は子どもをみてくれたりと、お互いにお互いのサポートをしています。テレワークをする曜日も、僕の仕事のスケジュールに合わせて調整することができます。
ご夫婦のどちらも、働き方に調整可能な余白があってフォローし合えるということですね。
だからうまくいっているんじゃないかな、と思います。どちらか一方に合わせようとすると、無理が生じますよね。こういった場所や時間に融通がきく働き方は、一般企業にも広がってきていると思います。
取材後記
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