退職後の空白期間をどう過ごす?自分らしく過ごしたらキャリアが広がった話
家庭の事情などで退職を考えているけれど、辞めた後どうしよう?
フルタイム勤務、時短、派遣、アルバイト、専業主婦……?
「次の会社を見つけてから退職」といわれる中、私は進路を決められませんでした。
そこで仕事探しは後にして、退職後の時間を「やりたかったことをやってみる」時間に充ててみました。
その中でキャリアを冷静に見直すことができ、当初全く考えもしていなかったフリーランスの道を選ぶことに。
現在は育児と仕事を両立しながら、充実した日々を送っています。
キャリアの空白が不安な方に、私の経験が少しでも参考になると嬉しいです。
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目次
ライター
キャリアの空白期間を受け入れてポジティブに過ごす
我が家は全国転勤のある夫と、5歳の娘との3人で東京に住んでいました。
子どもは繊細で環境の変化に弱く、今後の夫の転勤に合わせて転校することは考えていませんでした。
そのため、子どもの就学を見据え、夫は仕事のある東京に残り、母子で夫の地元である札幌へ移住することを決めました。
一方、私は東京で企画などの業務に就いていましたが、転勤やリモートなどで働き続けることができない会社だったため、退職することになりました。
すぐに仕事を探すつもりで、有休消化中に札幌に移住したものの、母子2人の新生活、ワンオペ、保育園から幼稚園への転園といった生活の変化が重なって、働き方をイメージできず、転職活動ができないまま退職日が近づいていました。
そこで「しばらくゆっくりして、これまでできなかったけれどやりたかったことをやろう」とキャリアの空白期間を人生で初めて取ることにしたのです。
空白期間の過ごし方①子どもと生活の安定

旅行で訪れた別府温泉
環境の変化に弱い子どもの転園も不安でしたが、これまで夜まで保育園で過ごしていた生活から変わって「毎日ママと一緒にいられる」と喜び、落ち着いて幼稚園入園を迎えることができました。
親子で過ごす時間をゆっくりと取ることで、子どもは新しい環境に安心して飛び込むことができ、私自身も空白期間を有意義に過ごすための準備期間になりました。
空白期間の過ごし方②スキルの習得

この機会にyoutubeやブログなどを参考に、興味のあることを学んでみました。
学んだことは:
- マクロ
- ライティング
- マーケティング
- デザイン
- webツール(google workspace、notion、canvaなど)
まとまった時間で体系的に知識を身に付けることができました。
また、マーケティングからSEOライティングへといった形で興味を隣接分野へ広げることもできました。
この期間で得たスキルは現在役立っているものもあれば、そうでないものもあります。
しかしこれまでのキャリアを自分なりに消化、整理するにあたって、課題と感じていた部分を放置せずクリアできたことは、一つの区切りになったかと思います。
空白期間が教えてくれた新しい働き方
新生活を過ごす中で「フルタイムや出社勤務は今の自分には難しい」と実感しました。
「フルリモート」や「午前中のみ」の仕事も探しましたが、この時は「雇用されて働く」以外の選択肢は、頭にありませんでした。
フリーランスという働き方との出会い
時間や環境の制約がある中で、40歳以降のキャリアを冷静に考えたいと思った私は、キャリアコンサルティングを受けました。
理想とする働き方、生活、仕事内容を掘り下げて、自分のキャリアプランを考える中で、初めてフリーランスという選択肢を知ります。
これまで、フリーランスはコンサルティングなど高度な知識を持つ専門家しかなれないものと思っていました。
バックオフィスや秘書などの仕事も多く、時間や場所にとらわれずに活躍できると聞き、驚いたのを覚えています。
しかし、前職ではいわゆるコア業務に携わりサポートしてもらうことが多かった私が、きめ細かに人をサポートするバックオフィスや秘書業務をやり遂げられるか自信がなく、躊躇していました。
そんなときにトレーナーの方から、
「コア業務を長くやっていた人こそ、やるべきノンコア業務が分かる事が多い」
「集中したいから、周りにこれをやっておいてほしいと思ったことはありませんか? それを実行すればいいんです」
とのアドバイスをもらいます。その言葉で前向きになり検索を始め、オンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」に出会いました。
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制約のある働き方でも活躍できる環境へ
「働く時間や場所に制約があっても、スキルをいかしながら、さらに成長していける働き方をしたい」と思っていた私に、HELP YOUのミッションである「未来を自分で選択できる社会をつくる」の言葉は自然と入ってきました。
そのままスタッフ職に応募し、ジョイン。ここで約3カ月のキャリアの空白期間は終了しました。
研修や面談、OJTなどのフォローも手厚く、安心してフリーランスとして一歩を踏み出すことができています。
空白期間を過ごすうえでの注意点
職歴の空白期間を過ごした中で、気を付けた方がいいこともありました。
メンタルを保つ
仕事が決まらないことへの焦りや、毎月減っていく口座の額に不安を感じることもあると思います。
そんな時はアウトプット(勉強に使ったノートや練習で作成したデザイン)を見返すことで、「スキルや学びは前進している」と自信を持つことができました。
この期間の取組を改めて振り返ってみると、着実にスキルアップしていることを実感して不安が解消され、将来のキャリアイメージがより明確になると思います。
保育園の継続手続き
私の転居先は保育園に空きがなかったため、幼稚園に転入し、長期休みなどは預かり保育を利用しています。
保育園を継続したい場合や、幼稚園・こども園で預かり保育の利用料補助を受けたい場合は、自治体へ2号認定や新2号認定を申し込む必要があります。
キャリアが定まっていなくても、自治体によっては「求職中」として数か月間認定される場合があるので、申請しておくことをおすすめします。
資金計画をイメージしておく

収入や払い方にもよりますが、数十万円の支出になるので、あらかじめ生活費と別に確保しておくことが大切です。
そうでないと大きな額の支出に焦ってしまい、空白期間を安心して過ごせません。
私はこのことを完全に失念し、納入通知書が届いて初めて気づくという失敗をしました。
空白期間を安心して有意義に過ごすためには、心のケアや子どもの環境、そして資金面を整えておくことが重要です。
これらを押さえておくことで、次のキャリアに向けて前向きに過ごすことができます。
まとめ
退職前は引継もあり、次のことを考える余裕もないかもしれません。
もし、退職やキャリアチェンジを考えているけれど次の道が見つからないという方は、事前の準備はおさえておきつつ、一度立ち止まって見ることも一つの方法です。
長年働いてきた自分へのご褒美として好きなことをしたり、やり残したことに挑戦して充実することで、これまで見えてこなかった道が自然と開けてくるかもしれません。
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