引っ越しをポジティブに! 家族と各地を楽しむ転勤妻の暮らし くらしと仕事

引っ越しをポジティブに! 家族と各地を楽しむ転勤妻の暮らし

転勤族の妻として、慣れない場所で暮らすことに戸惑っていた新婚時代。しかし、引っ越し先での生活は長い旅行のようなものでは? と考えることで、住む場所の変化に少し前向きになれました。その土地にいるうちに風土や食、行事、人との関わりを楽しまなくては損! 人見知りの私がそう思えるようになった経緯をご紹介します。さまざまな理由で引っ越しに直面し、憂うつになっている方の心が少しでも軽くなれば幸いです。

ライター

村山菜穂子
情報システム課員として5年勤務後、転勤族のパートナーと結婚し、4回の引っ越しを経験する。最短11カ月で転居したことから、次はいつどこに行くのだろうとおびえて暮らす。男の子2人の成長をなるべく近くで見たい、引っ越しても仕事を続けたいという思いからHELP YOUにジョイン。→執筆記事一覧

実家暮らしから一変、知らない場所への引っ越し

独身時代は実家に住んでおり、ほとんど毎日のように母や祖母が用意してくれた料理を食べ、ぬくぬくと過ごしていました。しかし、転勤族の夫との結婚を機にこの状況が一変。慣れない土地での生活がスタートしました。

相談できる相手がいない寂しさ

新天地での生活と、ほぼ初めての自炊生活が同時に始まり、日々をこなすだけで悪戦苦闘。当初は、夕食作りになんと3時間もかかっていました。自分のダメさ加減に落ち込む日もありましたが、身近に相談できる友人はいません。親には心配をかけたくないという思いから「うまくやっている」と言い、本音を隠しながら寂しさに耐えていました。

職業訓練校で得た新たな出会い

とにかく近くで何でも話せる知り合いが欲しいと思った私は、職業訓練校へ行くことにしました。そこでは資格を取ることもできましたが、友人ができたことが一番の喜びでした。地元に詳しい友人が、おすすめの場所や料理を教えてくれました。家族ぐるみで出かけるようになり、その町がだんだん好きになりました。それから10年経ち、家族が増えて住む場所がバラバラになってしまった今でも交流が続いています。

引っ越し先での生活は長い旅行のようなものでは?

新しい生活を楽しめるようになり、地元のフリーペーパーなどから情報を得て、夫婦でも気になる場所やイベントへ行ってみるように。新しい場所に出かける楽しさは旅行のようですが、短い日数の旅行と違って拠点があるため、もっとディープにその土地を知ることができました。地元の方とじっくりお話しする機会もあります。ここでは、特に心に残ったものをご紹介します。

佐賀県唐津市の「唐津くんち」

ユネスコの無形文化遺産に登録されている大祭「唐津くんちの曳山行事(ひきやまぎょうじ)」では、迫力のある14台の曳山が町を廻ります。期間中は「三月倒れ(3カ月分の収入を使う)」といわれるほど豪華な食事が一般のご家庭で用意されていて、100人以上のお客様が入れ代わり立ち代わり訪れ、おもてなしを受けるそうです。私も以前お世話になっていた取引先の方にお誘いいただき、家族でごちそうになったのですが、お料理の量と豪華さに驚きました。

佐賀県唐津市の唐津くんち くらしと仕事

曳山の一つ「鯛」の帽子が可愛かったので思わず購入。友人や親戚を招いて、3日連続でくんちへ出かけたのもいい思い出です。

鹿児島県枕崎市の鰹料理

枕崎には鰹節工場がたくさんあり、町を歩いていると鰹節の良い香りがしてきます。また、鰹を使った美味しい郷土料理がたくさんあります。例えば頭を丸々使った煮込み料理「ビンタ」はビジュアル面でとてもインパクトがあります。学校の先生が枕崎の小中学校に着任すると、お祝いで振る舞われるそうです。

「枕崎鰹船人めし」は鰹の切り身や鰹節、薬味などをご飯にのせ、枕崎産の鰹節と昆布の合わせだしをかけて食べるというもの。鰹せんべいがトッピングされていたり、それぞれのお店でアレンジが違うので、食べ比べが楽しい料理です。出産を控え、つわりで食欲がないときでも、お茶漬け感覚で食べることができ、大変お世話になりました。

スーパーには鰹の腹皮という部分が安価で売られており、煮つけや竜田揚げにしてよく食べていました。

鹿児島県枕崎市の鰹料理 くらしと仕事

お魚祭り

各地の漁港で行われており、模擬競りの体験ができる場所も多くあります。海の幸や水産業への興味・理解を促すことを目的とした企画で、もともと魚大好きな我が家にはぴったり! 子どもは魚のつかみ取り体験もできます。

お魚祭り

模擬競りでは、たくさんの魚介類が用意されており、格安で落札することができます。子どもや派手な格好でアピールしている人が有利です。ちなみに、この量で100円です!

だがしかし、仕事の悩みはどこへ行っても付きまとう

このように各地を満喫している私ですが、ずっと悩んでいたことがあります。それは仕事についてです。毎度辞めることを前提に、いつ引っ越すのか分からないなか働いたり働かなかったり、とても不安定なのです。それに加え、数年前に母が亡くなってからは、長期休暇は子どもと共に実家に帰り、残された父や祖母と過ごしています。

どこにいても働ける「HELP YOU」との出会い

どこにいても安定して仕事を続けたい。そうした思いから在宅ワークを検討し、オンラインアウトソーシング(※)「HELP YOU」にジョイン。世界各国・全国各地のメンバーがフルリモートで活躍しているHELP YOUなら、私の望む働き方ができると考えました。

※オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス

HELP YOUでは、メンバーがそれぞれの経験やスキルを生かしながら、営業事務や経理、秘書、デザインなど、さまざまな分野で各クライアントをサポートしています。私はこれまで、情報システム課、市役所の臨時職員、在宅でテープ起こし、小学校で支援員と、多様な仕事をしてきましたが、現在は未経験のライター業に挑戦中です。違う分野を経験することは刺激も学びも多く、自分のできることや苦手なことも分かってきました。

転勤に左右されない、オンラインでの継続的なつながり

ワークスタイルを軸にHELP YOUで働くことを選びましたが、実際にジョインしてみて思わぬメリットに気が付きました。それは、仕事仲間とオンラインで継続的な関係を築けることです。

地域での出会いはかけがえのないものですが、引っ越しを境に関係が希薄になってしまうこともあります。新天地で寂しさを全く感じないといえば嘘になるでしょう。そんなとき、長く一緒に働き続けられる仲間がいるのは、大変頼もしいことです。

まだジョインしたばかりですが、オンライン会議で優しくアドバイスしてもらったり、チャットでこまめにコミュニケーションがとれることに、居心地の良さを感じています。自分自身、サポートをして役に立つことに喜びを感じるタイプなので、人と関わりながら在宅で仕事ができる環境は理想的です。ただ、環境が整っていてもうまくいくかどうかは自分のがんばり次第。強みを生かしてスキルアップし、楽しく働き続けていきたいです。

まとめ

興味を持って調べると、未知の場所はわくわくする場所へ変わります。我が家の場合はお祭りや、美味しいもの、お得なイベントを探しがちですが、皆さんに合った楽しいことがきっと見つかるはずです。

正直、パートナーの転勤は毎回ショックですが、要は気の持ちよう。子どもの転校はかわいそうですし、友だちと離れる寂しさは避けられません。でも、なるべく明るい気持ちになってほしいので、色んな場所に友だちがいるってすごい! と前向きなマインドになる声掛けをして、オンラインゲームや年賀状などでつながれるようサポートしています。

長年の悩みだった仕事についても解決できるよう、HELP YOUで自分に合った働き方を模索したいです。

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