つかめ合格! 在宅勤務でサポートする中学受験

私の住んでいる東京都は、中学受験の激戦地域です。2022年度の受験者数は過去最高を更新し、2023年度はその数をさらに上回ると予想されています。そんな2023年、我が子が中学受験本番を迎えます。親としては気が気ではありません。

この記事では、在宅勤務をはじめたことで、子どもの中学受験サポートに思いきり取り組めるようになった経験をご紹介します。

ライター

野木さやか
福島県出身。東京在住。アパレル、商社などを転々とするかたわら、ライター業務に従事。文章を読むことも書くことも好き。子どもをサポートし、拘束時間を柔軟に決められる働き方を求めてHELP YOUにジョイン。

首都圏の特殊な中学受験事情

田舎育ちの親が都会の子どもを育てる

私は東北の田舎で小学生時代を過ごし、中学受験があることさえ知らずに育ちました。山に入ってグミの実を食べ、川で水切りをし、夜はウシガエルのうるさい鳴き声とともに眠るような暮らしです。

自分の進学を機に東京に出て、就職・結婚し、第一子を出産。里帰りもしませんでしたが、何かあったら検索すればいい時代で、困ることはありませんでした。

検索すれば子育て事情がわかる、検索すれば教育に必要なことがわかる……。子どもが小学生になったころ、私ははじめて、東京では「中学受験が当たり前」であることを知りました。

いざ中学受験塾へ

我が子は勉強が好きだったので、「せっかく東京で暮らしているのだし、中学受験に挑戦してみよう」と考えました。

私と同じように、中学受験と無縁の地域で育った方にはにわかには信じられないかもしれませんが、中学受験では年長から受けられる模試があります。さらに小学1年生から中学受験用コースが用意されているのです。

そうはいっても実際のところは、中学受験勉強が本格化する小学4年生からの入塾が多数派です。我が子もそのセオリーにのっとり、3年生の2月から中学受験専門塾の門戸をたたくことになりました。
※東京の中学受験は2月1日にはじまるため、その3年前の2月から入塾するという中学受験界特有の事情があります。

私のキャリアか、子どもの受験か

親がすべきことが多すぎる

「中学受験には親のサポートが必要」と話に聞いており、頭ではもちろんわかっていました。しかし中学受験塾に入ってみると、想像以上に親がするべきことが多く、私は自分の時間の多くを子どものサポートにあてるようになっていきました。

例えばテキスト整理です。我が子の学校のお道具箱の中身はいつもぐちゃぐちゃ。先生からのお便りも私が言わなければなかなか出してくれません。そんな子どもですから、塾から毎週もらってくる何種類ものプリント類を整理整頓するなんて、とうてい無理でした。親が家事・仕事の合間に整頓するしかないのです。

そしてスケジュール管理もあります。毎日・毎週・毎月あるテストを、子ども自身が把握し、その都度復習スケジュールをたてるのは、やはり無理があります。大人ならGoogleカレンダーに登録してリマインドを設定で済むところも、相手はスマホも手帳も持たない小学生です。私のスケジュールアプリは、いつも子どもの塾・テストスケジュールで埋まっています

仕事にも子どものサポートにも集中できない

我が子が小学4・5年生の頃、私は外でパート勤務をしていました。当時はまだ通塾回数が少なかったため、受験のサポートと仕事の両立をなんとかやってこられたのだと思います。

しかし、6年生になると通塾日が増え、テストが増え、やるべき勉強が増え……。先にあげたようなサポートのほか、説明会に行き、志望校を検討し、過去問の分析をし……。受験本番が近づくにつれ、子どもだけでなく私の負担も増えていきました

家事を簡単に済ませ、睡眠時間を削って子どもをサポートする日々。仕事も毎日のルーティンをこなすことが精一杯になり、新しいことにチャレンジする余裕はなくなっていきました

子どもをちゃんと見てあげたい、志望校に合格させてあげたいとも思う一方で、自分のキャリアがなくなっていくような不安にも襲われます。子どもの合格も、自分のキャリアも得ようと思うのは贅沢なことなのだろうか、と私は悩み始めました。

HELP YOUとの出会い

会社の体制変更を機に転職

そんな悩みを抱えていた小学6年生の春、当時の勤務先で体制変更があり、思うところあって退職しました。しかし中学受験は、なにかとお金がかかります。私はすぐに次の仕事を探さなくてはなりませんでした。

職探しの際に優先したキーワードは「できる限り在宅勤務」。受験生が小学生である以上、まだまだ親に見ていてほしいし、頑張りを褒めてほしいはず。子どもと一緒にいる時間を増やし、フィジカル的にもメンタル的にもサポートしたい。そんな転職活動の中で出会ったのが、株式会社ニットの提供するオンラインアウトソーシングサービスHELP YOUです。

得意分野での在宅勤務

HELP YOUでは、子どものそばで働ける環境があることに一番魅力を感じました。HELP YOUであれば、子どもをサポートしながら自分のキャリアも維持できるのではないかと考えたのです。

もともと私は文章を書くことが好きで、ライター業務をしていたこともあります。HELP YOUでもご縁をいただき、自分の能力を活かせるライティングをメインに働いています。

これまでの私は、在宅勤務というと一般的な勤務よりも制限が多く、思うようにお金にならない印象がありました。しかしHELP YOUでは、自分が好きなこと、得意なことを仕事にし、それを報酬につなげられています。

在宅勤務で変わったサポートの質


働き方を変えたことでサポートに対する余裕が生まれました。具体的に変わった点をご紹介します。

ポモドーロテクニックで勉強&在宅勤務

子どもが家で勉強するときは、ポモドーロ・テクニックを使っています。ポモドーロ・テクニックとは「25分作業して5分休憩する」を繰り返すという、効率的な作業のための時間管理術です。

子どもが25分勉強し、私もその間は同じ部屋で働く。子どもが5分休憩している間に、私は終わったテキストを丸付けする。そしてまた次の25分が始まる……という流れです。

これが我が家ではぴったりハマりました。子どものそばにいるので進捗管理ができ、私も一定時間集中して仕事ができます。一緒の時間を過ごすことのできる在宅勤務だからこそのサポートだと感じました。

通勤時間をテキスト管理時間に変換

さらに在宅勤務で通勤時間がなくなった分、サポートに使える時間が増えました。塾の当日にテキストをスキャンし、暗記カードや間違い直しノートづくりをする余裕もできました。

こういったことが全部自分でできるお子さんもいるでしょう。我が子は幼く、とても自分ではテキストもスケジュールも管理できませんでした。私がサポートする時間を確保できるようになり、子どもの負担を減らせたと感じています。

夏休みが終わり、子どもの受験勉強もいよいよラストスパートです。時間を調整しやすい今の働き方なら、受験本番までしっかりと子どもをサポートしていけるのではないかと思っています。

まとめ

働きながらでも子どものサポートをしやすい在宅勤務は、中学受験を控えた立場にはちょうどいい働き方だと感じています。とくに、仕事量や時間配分を自分で決められる部分が多く、中学受験関係の繁忙期と、仕事の繁忙期をずらせるところには、とても助けられています。子どものメンタル管理にもより気を配れるようになり、仕事を続けながらでも以前より子どもに寄り添えるようになりました。

Link

おすすめリンク