「どこにいても働ける」は本当?旅行先でフルリモートワークを実践【ワーケーション体験記①】

テレワーク可、ただしコロナ禍収束後は原則出社。在宅勤務OK、ただし週2回程度。

条件付きのリモートワークではなく「フルリモートワーク」がしたい。場所や時間にとらわれず働きたい。そうした理想を抱きながら、日々リモート求人を検索している人も少なくないのでは。

オンラインアウトソーシング(※)「HELP YOU」では、500人のメンバー全員がフルリモートワークを実践中です。

とはいえ、本当にどこにいても働けるのか? そんな疑問にお答えすべく、この特集「ワーケーション体験記」をスタート。「どこにいても」が事実なら、旅行先でも仕事ができるはず。

第1回では、正社員フリーランス雇用形態が異なる2人がワーケーションの様子をレポートします。

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※ オンラインアウトソーシングとは在宅でインターネットを活用し、業務サポートを行うサービス。

小学3年生と北海道2人旅!メリハリつけて働き、遊ぶ

学校の長期休暇中、子どもに楽しい思い出をつくってあげたい。でも仕事は長く休めない。フルリモートワークなら、仕事をしながら子どもとの旅行を楽しむことができます。

トップバッターは、HELP YOUのヒューマンサクセスを担当する梶川美輪さんです。HELP YOUで働くフリーランスメンバーの育成や、キャリア構築のサポートに取り組んでいます。

梶川さんは、フリーランスが大半を占めるHELP YOUにおいて数少ない正社員の一人です。社員でも場所を問わず働けるのか、ご注目ください。

・書き手:梶川美輪さん
・HELP YOUでの雇用形態:正社員
・HELP YOUでの役割:ヒューマンサクセス、ディレクター
・居住地:東京都
・旅行先:北海道ニセコ町

母はホテルで仕事、娘はひと足先にサマーキャンプへ

HELP YOUにジョインして丸5年が過ぎました。ジョイン当初はフィリピンで生活をしていましたが、今は東京都に住んでいます。パソコンさえあればどこでも仕事ができるこの働き方にとても満足しています。

今年は子どものサマーキャンプの付き添いで北海道ニセコ町に1週間滞在しました。子どもがサマーキャンプ中の3日間は仕事をして、2日間は仕事を休んで一緒にキャンプに参加しました。

残念ながら雲で羊蹄山は見えませんでしたが、人気のフォトスポットでパチリ。

 

ワーケーションに必須のITセキュリティ対策

旅行先で仕事をする場合、最も大切なのはインターネット環境です。

事前にホテルの部屋にWi-Fiがついているか確認はしましたが、別でポケットWi-Fiをレンタルして持っていきました。ホテルのWi-Fiは安全性が心配なので仕事ではポケットWi-Fiを使うようにしています。

せっかくの旅行なので、景色のいい場所やおしゃれなカフェで仕事をしたい、と思う人もいるかもしれません。そんなときはパソコンに覗き見防止の液晶保護フィルムを貼ってしっかりセキュリティ対策を。それさえ万全にしておけば、あとは旅先を満喫するのみです。

子どもに「仕事をしている感じで撮って〜」とリクエストして撮ってもらいました。なかなか迫力のある一枚。

 

東京では連日36〜37度の猛暑続きでしたが、ニセコは昼でも28〜29度。散歩をしながら近くのカフェやパン屋さんに行ったり、広い空を見ながら思いっきり深呼吸をしたりするだけでリフレッシュできます。

空き時間にはGoogleマップでレストランやジェラート屋さんのレビューを見たり、フォトスポットを調べたり。

ランチの帰り道。右も左も山で緑がいっぱい。「また午後も仕事を頑張るかー」と自然と気合が入る。

 

海のように大きな洞爺湖。

 

キャンプ場で娘と合流するも、大雨のハプニングに遭遇

そんな感じで3日間のワーケーションを終え、いよいよ私もサマーキャンプに合流です。車でさまざまな場所を観光しつつ、キャンプ場へ向かいました。

観光中は晴天だったのに、キャンプ場に着くとあいにくの大雨。ビショビショになりテントを組み立てたのも良い思い出となりました。

ただ、防水のはずのスマートフォンが大雨で一時期不安定になった時は焦りました。ひたすら乾燥させ無事に直りましたが防水対策大事……と実感しました。

川の近くでキャンプ。子どもたちは雨でもお構いなしで川遊びをしてました。

 

キャンプではみんなと一緒にご飯を食べ、子どもたちの楽しそうなシーンを集めたハイライト動画を鑑賞し、虫の声を聴きながらテントで一晩を過ごし、サマーキャンプは終了です。

札幌在住メンバーと初対面。各地に仲間がいる面白さ

今回の北海道旅行では、HELP YOUメンバーにも会ってきました。何度も一緒に仕事をした仲ですが、直接会うのは初めてでした。HELP YOUメンバーは国内外で約500名います。なかなか顔を合わせる機会がないメンバーと旅先で直接会えるのもHELP YOUならではの楽しみです。

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キャンプ場でシフト業務!?家族旅行と仕事を両立

梶川さんは仕事とプライベートを分け、ホテルで仕事をした後に休みをとってキャンプを楽しみましたが、中にはキャンプ場で仕事をした強者もいます。

石橋知那美さんは、フリーランスとしてHELP YOUに関わっているメンバーです。HELP YOUでは、時間に縛られない働き方が基本ですが、中には決まった時刻に働くシフト制の案件もあります。

想定外のことが起こりやすい旅行先、しかも屋外でフルリモートでのシフト業務はできるのでしょうか?

・書き手:石橋知那美さん
・HELP YOUでの雇用形態:業務委託
・HELP YOUでの役割:ディレクター
・居住地:岩手県
・旅行先:秋田県にかほ市

夫とスケジュールを合わせ、平日に家族キャンプ

波の音と焚火で最高にリラックスできるキャンプ場。

 

秋田県にかほ市の「象潟海水浴場キャンプ場」で、キャンプとワーケーションを初めて経験しました。普段は岩手県に住んでいる私が、このキャンプ場を選んだ理由は、岩手から近くてアクセスが良いことと、岩牡蠣のシーズンに合わせて新鮮な海の幸を楽しみたかったからです。キャンプと海水浴の両方が楽しめる、まさに理想的な場所でした。

食べて、遊んで、お昼寝。

 

キャンプに訪れたのは平日だったため、キャンプ場も海水浴場もほぼ貸し切り状態。ぜい沢な空間で、家族全員がリラックスしながら過ごせました。

特に、夫の仕事の関係で家族での1泊旅行が貴重なこともあり、子どもたちがとても嬉しそうでした。

海での砂遊びや、岩牡蠣、サザエなどの新鮮な海の幸を堪能しながら、初めてのキャンプに挑戦。家族全員が協力し合い、絆を深める良い機会となりました。

電源確保は万全、1日3度のシフト業務を完遂

その日、10時、11時、17時にシフト業務がありましたが、キャンプ場での仕事環境は意外にも快適で、スムーズに行えました。子どもたちは近くで松ぼっくりを集めるなど、楽しそうに過ごしており、その姿を横目に仕事に集中することができました。

仕事中の私の横で松ぼっくりを集めて遊ぶ子どもたち。

 

パソコンでの仕事のため、電源の確保は事前に準備済みで、車のシガーソケットに接続できるコンセントアダプターを持参したおかげで安心して業務を行えました。このような対策があったおかげで、仕事とキャンプを両立することができ、充実した時間を過ごすことができました。

自然の中でのワーケーションは仕事に好影響!

松尾芭蕉も「象潟や 雨に西施が ねぶの花」と詠んだ名勝象潟の海岸。(参考:山形県立大学HP「芭蕉db─奥の細道象潟」2024年9月19日閲覧)

 

今回のキャンプとワーケーションは、自然の中でリフレッシュしながらも仕事を効率的にこなせる素敵な体験でした。今後もこのような機会を増やしていき、仕事とプライベートのバランスをさらに良くしながら、さまざまな環境でのインスピレーションを得ていきたいと思います。自然の中でのリフレッシュが仕事の質を向上させることを実感し、これからも積極的にアウトドアでの活動を取り入れていくつもりです。


▼ 次回の記事

フルリモートワークをしながら子連れ旅に挑戦!意外とハードな現実【ワーケーション体験記②】

まとめ

本当にどこにいても働けるのか? 今回登場した2人は、旅行先のホテルやキャンプ場など、普段の仕事場とは異なる場所でもスムーズに業務ができたようです。

安全なインターネット環境や電源の確保など、出先だからこその準備は必要ですが、それさえできればワーケーションを楽しむことができます。

正社員とフリーランス、雇用形態に応じてワーケーションのスタイルには違いがありましたが、いずれも家族とのバカンスを満喫できたようでした。

場所にとらわれず働きたい。そんな思いを叶える環境が、HELP YOUにはあります。

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編集/三代知香

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