フリーから会社員、そしてまたフリーへ。「好き」を仕事にする私の生き方

私は、過労で大好きな司会者の仕事を辞め、ワークライフバランスを重視して会社員になった過去があります。雰囲気が良く働きやすい、素敵な会社でしたが、心のどこかで仕事を楽しめていない自分がいました。

そんな時にコロナ禍が到来し、暇を利用して始めた副業をきっかけに「自分が本当にやりたいこと」を発見。勢いのまま会社を辞め、現在はフリーランスで再び司会者の仕事をしながら、今後は在宅ワークも視野に入れ、WEBクリエイターの勉強をしています。

司会者、営業、ライブ配信者、モデルなど、さまざまな経験をした末に私が見つけた「自分に合った働き方」についてご紹介します。

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ライター

林 佐和子
北海道函館市在住。長男と両親と叔父の5人家族。冠婚葬祭の司会業などを経て、現在は新しい働き方を模索中。演劇とライブ配信とドライブが趣味のシングルマザー。車中泊で旅をしながら働くのが目標。→執筆記事一覧

天職を辞め、安定を求め会社員へ

私は10歳の息子がいるシングルマザーです。

「ママになっても社会に出てたくましく生きる姿を我が子にも見てほしい」という考えの私と「女性は出産したら家庭に入るべき」という保守的な考えのパートナーとは全く意見が合わず、息子が1歳の時に離婚。

仕事については、10代の頃から演劇活動をしていたご縁で、5年ほど前までフリーランスの司会者として働いていました。

劇団の仲間と共に。

「好き」という気持ちに反して訪れた体力の限界

司会者は「おばあちゃんになっても続けたい」大好きな仕事でした。

しかし、軌道に乗り始めた5年目。私はひどい貧血に悩まされるようになっていました。

「たまたま具合が悪いだけ」とやり過ごしていましたが、ある時、仕事中にダウン。病院で検査を受けたところ、命に別状はないけれど治療が必要な病気が見つかりました。

勤務時間が不規則で、体力勝負な仕事に限界を感じた私は、泣く泣く転職を決意しました。会社に所属して、しっかりと保障された立場で働く方が良いと考えたのです。

転職で手に入れたワークライフバランス

転職活動は「残業少なめ」「ボーナス有」「息子と同じ土日祝日お休み」の3点を軸にスタートしました。

当時の年齢は31歳。30代になると、転職先がなかなか決まらないと聞いていたので、私も苦労するだろうと予想していましたが、ありがたいことに1社目で営業の仕事に採用決定!

安堵すると同時に、新しい仕事にチャレンジできることが嬉しく、希望に満ちあふれた再スタートでした。

転職先は最高に働きやすい環境で、子どもが熱を出したときはもちろん、私用があるときにも「お互い様だから休んで良いよ」という雰囲気がありました。長年、ちょっとやそっとじゃ休めない仕事をしていた私にとっては衝撃の世界。

業務内容は難しく、仕事を楽しむ余裕はありませんでしたが、仲間と試行錯誤しながら働き、休日には息子とゆっくりと過ごすことができる充実した日々でした。この会社で定年まで働くつもりでいました。

コロナ禍の副業で見つけた新たな可能性

不況による給料減で副業を検討

転職して3年が経った頃、世界中にコロナがまん延。

思うように営業ができず、苦しい時期が続きました。営業手当も大幅に減らされることになり、生活が困窮し始めました。

毎月の固定費だけで消えてしまう給料。

3年働いているのにもかかわらず、相変わらず理解が難しい仕事。

プライベートでは演劇や旅行ができなくなり、徐々に仕事に対するモチベーションを保てなくなっていました。

「手当が減った分を副業で補えたらいいのに」

副業について漠然と考え始めたのは、この頃からです。

趣味で始めたライブ配信が転機に

しばらくは仕事が暇だったこともあり、私は、活動が止まってしまった劇団をどうするべきか考えていました。

ちょうどその時、ライブ配信アプリのインターネット広告が目に留まり「世界中の人に劇団を知ってもらえるチャンスかもしれない!」と思い、挑戦してみることにしました。

ライブ配信では、専用のアプリを通してリアルタイムで動画を配信できます。配信者が一方的に話すだけではなく、配信者と視聴者が双方向でやりとりできるのが特徴です。視聴者が配信者に対してアイテムを送る仕組みもあります。

アプリ上で開催されるイベントに参加し、上位に勝ち残ると、テレビ出演権などの特典や景品をゲットできます。

思いきって私も参戦してみましたが、結果は散々でした。

しかし、それを機にライバー事務所と契約を交わし、ライブ配信を続けることにしました。
事務所と契約すると、ライブ配信で獲得したアイテムポイントの数パーセントが収入になるのです。今後の働き方のひとつとして選択肢を確保しておくことにしました。

しばらくはマイペースに配信を続けていましたが、配信を始めて1年。
ライバー魂に火が点いた私は決断をしました。

ブライダルコンテスト「ミス・ブーケ」で勝ち残ってランウェイを歩く!

モデルへの挑戦で気が付いた「本当にやりたいこと」

ブライダルコンテスト「ミス・ブーケ」の様子。

たくさんの応援のおかげで「ミス・ブーケ」のグランドファイナリストに選ばれた私は、ちょうど1年前、京都の結婚式場でドレスを着て、夢のような体験をしていました。

この体験を力に、地元の函館に帰ったら気持ちを切り替えて仕事に専念するつもりでしたが・・・逆効果でした。京都で刺激を受けて、どこかでセーブしていた気持ちが一気にあふれ出てしまったのです。

「私はエンターテインメントが大好きだ」

「仕事にやりがいがほしい」

それからは、抜け殻のような気持ちで数か月が経過。

当然ながら世間はそうした私の心情など全くお構いなしで、コロナと共存する傾向が徐々に高まり、仕事は忙しくなっていきました。
気が付くと、自宅と職場の往復だけで体力は限界。大事にしたいはずの、息子と劇団のことが疎かになっていました。また、今まで家事を担ってくれていた母が病気を患い、全てを一人でこなすことに。

私の「やりたい」を実現するリモートワークという働き方

何となく仕事をして、帰宅してから焦って家事をこなし、疲れ果てたまま劇団の稽古へ行く生活に、あと何年耐えられるだろう。

「耐える」というワードにハッとして、また転職した時と同じように時間と体力に余裕のない生活を送ってしまっていることに気が付きました。

「時間に追われている今は通勤時間さえ惜しい気がする」

「働き方が合っていないのでは?」

そこで私はリモートワークに注目し、リサーチを開始!

パソコンは好きで、どんなソフトも習得できる自信はありましたが、高いスキルを武器に活躍しているリモートワーカーの存在を知るほど「この人たちと競合していくのか・・・」と不安になりました。

一方で、新たな働き方への期待から私の心はどんどんリモートワークに向かっていました。

業務内容にこだわらず転職した結果が「働きやすいのになぜか疲れる」だったので、今回はとにかく「好き」という気持ちを優先することに。仕事を探すというよりは「やりたいこと探し」をした結果、動画編集に思い至りました。動画編集スキルを身につけたら劇団の広報活動にも役立つことに加え、今後の需要もありそうです。

そして、何より楽しそう!

思い立ったが吉日、すぐに多くのクリエイターが所属するコミュニティに参加し、同時に定年まで勤めるつもりだった職場を退職をしました。

自由な働き方で自身の選択肢を広げていく

ドライブ先で撮影することが楽しみ。函館市恵山地区にて。

退職してから半年間で、Adobeのソフトを一から学び、動画編集やロゴデザインなどに挑戦してきました。

今後さらに仕事の幅を広げていくためにはどうすればいいだろうと考えていたところ、フリーランス&フルリモートで活躍中の友人にHELP YOUを勧められました。

▼ 私にHELP YOUを紹介してくれた友人のインタビュー記事はこちら

フリーランスで食べていくには? 月収70万のパラレルワーカーに聞いた、実績と報酬の増やし方

話を聞くと、HELP YOUで働くメンバーは全員フルリモートワークをしており、9割以上がフリーランスとのこと。バックオフィス系の業務から、クリエイティブ系の業務まで幅広い案件を扱っており、これからさまざまなことに挑戦しようと考えている私にぴったりの場所だと感じました。

▶︎ 未経験からさまざまな業務に挑戦できる! HELP YOUについて詳しく見る

リモートワークに対して孤独な働き方というイメージを持っていましたが、HELP YOUにジョインして仲間の存在を身近に感じられる環境に驚いています。テキストでのやりとりがメインですが、お仕事を始める際など、必要に応じてビデオ通話でコミュニケーションをとる機会もあります。フリーランスでありながら、組織に所属している安心感が得られることは、私がHELP YOUに対して感じている魅力の一つです。

今後は、大好きだった司会の仕事も無理のない範囲で増やしていきたいと考えています。会社から離れたのでライブ配信もやりたい放題。誰にも遠慮せず、好きな仕事を選べる現状にわくわくしています。

最近、ホームページ作成の勉強もスタートし、いろいろなことに挑戦しながらどの分野を主にして働いていくのかを考え中です。どれも仕事と劇団、両方に役立つスキルだと思うので頑張ります。

リモートワークに慣れたら、たまには息子と車中泊の旅を楽しみながら、場所を選ばずに働いてみたいです。

まとめ

趣味も満足に楽しめず、仕事に追われたとき、私は「避けられないものなら全部楽しみたい!」と思いました。勇気をもって行動を起こしてみると、可能性が無限大に広がっていることに気が付きます。
この記事が「一歩踏み出したい」と思っている方の勇気になれば幸いです。

▶︎ 私がフリーランスとして新たな一歩を踏み出したHELP YOUはこちら

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