海外生活でもオンラインで仲間とつながるリモートワークのススメ【海外在住ディレクター座談会】
海外でのリモートワークを考える人には、時差もあるから大変じゃない?ひとりで仕事をしていて孤独じゃないの?という疑問がある方も多い。実際はどうなのでしょうか。今日はHELP YOUの海外在住者に、海外でのリモートワークの実情を聞いてみました。
目次
ライター
HELP YOUの海外在住者ってどのくらいいるの?
HELP YOUに登録しているメンバーは、世界33カ国に広がっています。全メンバーの2割、約80名が海外在住者です。時差6時間以上のヨーロッパや、時差12時間を超えて日本と昼夜逆転するアメリカ在住のメンバーも多くいます。
今日の座談会参加メンバーは、HELP YOU歴5年のクロアチア在住、田口桂さん、HELP YOU歴約半年のアメリカ在住、片出麻依子さん、そして同じくアメリカ在住でHELP YOU歴約4年のニイクラ佳代です。3名ともディレクター職でクライアントとメンバーをつなぐ役割を担っています。
HELP YOUのディレクター職とはどんな役割ですか?
HELP YOUには400名を超えるメンバーが在籍していますが、そのうち約1割がディレクター職に就いています。ディレクターは、クライアントの依頼内容に合わせたメンバーのアサインから業務調整などプロジェクト全体を管理します。クライアントが抱える課題を解決して満足していただけるよう、また、働くメンバーが十分に力を発揮できるように最適なチームを作るのが主な仕事です。
リモートワークは孤独じゃない、他のメンバーとつながる機会もたくさん!
海外在住だと言葉の壁もあって友達もできにくく、孤独なのでは?という印象があります。さらにリモートワークで家にこもることが多く、人との接点なく仕事をしていると思う方も多いでしょう。実際はどうなのでしょうか?
リモートワークというと、ひとり黙々とパソコンの前に座って仕事をしている印象があります。話す機会は少ないのでしょうか?
田口さん:以前は2週間に一度チームミーティングがあったんです。その時にニイクラさんとは同じチームだったので、話す機会はありました。今でも話をしていますよね。
片出さん:前はチームミーティングがあったんですか?
ニイクラ:そうなんです。HELP YOUも体制が変わったので、定期的なチームミーティングはなくなったんですよ。ただ仕事の相談やわからないことがあったときに、お互い聞き合っています。
片出さん:時差があると日本のディレクターさんに聞きにくいので、海外ディレクターのつながりがあるといいですね!
ニイクラ:私がチャットを確認した時には、日本時間の日中に出た話は終わっていることが多いのですが、自分がわからないことを海外在住の方に聞けるので、海外在住ディレクターの存在はありがたいですね。
田口さん:チームミーティングがなくなった今でも、ニイクラさんとは時々仕事の話をしたり、お互い住む国の文化やプライベートのことなど色々な話をしているんですよ。
ニイクラ:コロナで外に出る機会も減っているので、こうやってオンラインで話ができる機会があるのはとても嬉しいです。時差があるので、日本の友達と話すのは難しいですしね。
コミュニティ活動も盛んなHELP YOU
HELP YOUにはメンバーが発起人となって作ることができる「コミュニティ」という集まりがあります。スキルアップにつながり、直接仕事に活かせるものから、趣味のもの、身体を鍛えたい人の集まりなどさまざまです。HELP YOUのメンバーは自分の好きなコミュニティに参加することができます。
リモートワークといっても意外に話す機会も多いのですね。他にも何か機会がありますか?
田口さん:HELP YOUはコミュニティも多いですよね。仕事関係から趣味のものまで。
ニイクラ:おふたりはどんなコミュニティに入ってますか?
片出さん:私はディレクターの相談コミュニティと時差ワークメンバーのコミュニティに入っています。自分から発信することは少なくても、他のメンバーさんの投稿で疑問が解決することもあります。
ニイクラ:自分が疑問に思ったことを先に他の人が質問してくれることもあるので、すぐに解決することもありますよね。あと、ライター勉強のコミュニティなどは、実際のお仕事の勉強にもなるし、次の仕事にもつながりやすいですよね。
田口さん:私も片出さんと同じコミュニティに入っています。時差があると、自分がチャットワークを見たときに日本在住のメンバーが出した話題が終わっていることもあるので、時差メンバーでやり取りできると嬉しいです。
ニイクラ:それで田口さんと質問し合ったり…ということがよくありますよね。とてもありがたいです。
田口さん:直接仕事に関係ないコミュニティでも、あとあと仕事につながることもありますよね。
ニイクラ:変わった依頼が来たときに、「〇〇に興味があるってどこかで見た気がする!」とか、「チャットワークでのやり取りがよかった」、ということでお仕事をお願いしたこともあります。
仕事だけではない、オンラインならではのつながり
HELP YOUでは、コロナ前から多くのオンラインイベントが企画・実施されています。任意参加ながらも参加者が多く、普段の仕事では見られないメンバーの一面を見れることもあります。
最近ではオンラインマルシェやオンラインピクニックもありましたよね。
ニイクラ:コロナの影響で家の中にこもりがちなので、オンラインイベントがあると楽しみが増えますね。最近では、好きなところでピクニックしながらオンラインでつながるという、オンラインピクニックもありましたね。私は時間帯が近い片出さんを誘いました。
片出さん:その日はお天気が悪かったので、お互い自宅からでしたが、気持ちだけはピクニック気分で話しましたよ。
田口さん:過去にはお花見や忘年会などのイベントもありましたよね。
片出さん:そんなイベントもあるんですか?
ニイクラ:やる前はオンラインのイベントって楽しいのかな?どうかな?と思っていたけれど、普段やり取りしないメンバーさんや知らないメンバーさんと会うことができるので、いい機会ですよね。
田口さん:準備も楽しいですが、イベントそのものも楽しめますね。普段の仕事では見られないメンバーの一面がみれるのも面白いです。たくさんの人が参加してくれるのもHELP YOUならではだと思います。
片出さん:リモートワークといっても、人と関わる機会がたくさんあるんですね。
クライアントさんやスタッフさんとのコミュニケーションで工夫してることはありますか?
田口さん:ディレクターはクライアントさんと直接お話しする機会もあるので、より人となりがわかると思います。メンバーさんにもクライアントさんはこんな人だよ、ということを伝えるとその後のコミュニケーションがスムーズになると感じます。
片出さん:私は、メンバー間でもオンラインミーティングで話す機会を持つようにしています。話したことがあると親近感が湧くからか、声を掛け合ったり、フォローし合ったりとチームの雰囲気が良くなる気がします。
ニイクラ:それいいですね!
田口さん:チームのメンバーがお互いに知っている人だと、ミスがあった時もフォローしたり励ましたり、チャットワークの雰囲気もよくなって、仕事がしやすいとメンバーさんから喜ばれます。
ニイクラ:リモートワークでも、やはり話すことって大事ですね。私もやってみよう。
時差も活用!海外からのリモートワークの実情
ヨーロッパやアメリカは日本との時差が大きくあり、リモートワークといっても日本との仕事は大変ではないかと心配な方も多いでしょう。どのように仕事を進めているのでしょうか。
いつもどのように仕事をしていますか?
田口さん:クロアチアは日本との時差が-7時間です。早朝にミーティングが入ることもあるのですが、まだ子どもが寝ている時間だと静かなのでいいです。
また、保育園で朝ごはんを食べさせてくれるので、いざとなれば家で朝食を食べずに送り出すこともあります。そういうことはとても助けになりますね。
ニイクラ:アメリカは時差が12時間以上あって日本と昼夜逆転なので、アメリカ時間の早朝にミーティングが入ることはないですね。朝はゆっくりできます。
片出さん:私も朝はゆっくりできるので、逆にスタートダッシュが難しいです。朝にやる仕事を入れることで、パソコンの前に座る時間を決めて規則正しく朝のスタートができるように工夫しています。
田口さん:ヨーロッパ時間の朝は、まだ日本の営業時間内なので午前中が勝負です。いつも午前中に集中してチャットやメールの返信をしています。
ニイクラ:朝からスタートダッシュなんですね。アメリカの朝は日本の夜になるので、一日終わってます。だから、朝急いでやることはないんですよ。油断していたら夕方になって、「あ、そろそろ返信しとかないと!」と焦ることもありますね。
片出さん:メッセージを送る時間には気を遣いますよね。日本が朝になったらアメリカは夜なので、最初の頃はどこで終わろうか……というのが難しかったです。
ニイクラ:確かに、今日の仕事終わり!と思ってパソコンを閉じた瞬間にチャットワークの着信がスマホから鳴ることもありますよね。「もう、〇時になったら終わり!」と、自分に言い聞かせています。
時差があるといってもヨーロッパとアメリカでずいぶん違いますね。時差で困ることはないですか?
田口さん:24時間体制のお仕事もあるので、逆に時差を活用して海外組の方に加わってもらってます。
ニイクラ:日本の日中は日本のメンバーが対応して、ヨーロッパ、アメリカ、とつないでいけば、皆無理なく24時間体制が組めますよね。
田口さん:そうなんです。海外在住の方はなくてはならない存在ですよ。
ニイクラ:私は定期的に、チャットワークのプロフィールに書いてある時差表示などをチェックして同じタイムゾーンの人を探しています(笑)メンバーさんも同じタイムゾーンの人だとやり取りが早いので楽です。時差を活かして、日本が夜のうちに対応して朝提出すると「めちゃくちゃ早くやってくれる!」と喜ばれます。
片出さん:日本時間の夜中がアメリカの日中なので、アメリカ在住のメンバーさんなら無理なく対応できますね。そしてクライアントさんに喜ばれるといいですよね。田口さんは早朝にミーティングが入ることもあると言ってたけど、大変じゃないですか?
田口さん:早朝の方が子どもがまだ寝ているので邪魔されなくていいんですよ。逆に起きてくる時間になると、話したり、幼稚園に行く準備をしたりと大変なんです。早朝の方が助かります。
ニイクラ:時差をうまく活用できてますね!
まとめ
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