産後も完全在宅ワークで仕事を継続!家庭も仕事も大切にできる働き方とは

ここ数年、世の中に定着しつつある「在宅ワーク」。気にはなっているものの、いまいち実態がつかめず、一歩踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか。

「専門スキルがないと難しい?」
「家事育児と両立できる?」
「まとまった時間働けないのでは?」

在宅ワークに対する疑問は尽きません。そうした皆さんのモヤモヤを解消すべく、2017年からHELP YOUで完全在宅ワークを実践している2児の母、加減佳奈さんにお話を伺いました。

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ライター

田中麻耶
大阪府岸和田市在住。長年、子育て支援関係や子どもに関わる仕事に従事。自然や土に触れることで人を元気にしたいという思いから、家業である農業を仕事にする。様々なアイディアや視野を広げるために、農業以外でも在宅で働ける柔軟な仕事を求め、2022年5月HELP YOUにジョイン。→執筆記事一覧

結婚・妊娠・出産を経て完全在宅ワークをスタート

6歳、3歳の子どもたち 片道4kmの距離を往復1時間かけて送迎している

HELP YOUに入るまではどんなお仕事をしていましたか?

ハウスメーカーで営業職を経験した後、派遣会社で派遣コーディネーターとして勤務しました。前職は、職場の雰囲気もよく上司にも恵まれた環境でしたが、今後子育てをしていく上で土日は家族との時間をしっかり確保したい、プライベートと仕事を分けたいという理由から結婚を機に退職しました。

退職後にすぐHELP YOUにジョインしたのですか?

結婚後、勤務先が近くてやりがいのある仕事を探していたのですが、ありがたいことにすぐに子どもを授かり、求職活動はいったん休止しました。妊娠中は切迫早産で動ける状態ではなかったからです。産後から間もない時期は慣れない子育てに追われ、家にずっといる毎日でした。

長男はそんなに手がかからず、育児に余裕が出てきた頃から求職活動を再開しました。自宅で家事育児だけをしていると社会に置いていかれたような気持ちになり…。とにかく社会に出て働きたいと思ったことも、また仕事を探し始めた大きな理由です。

最初はクラウドワークスなどでリサーチや記事作成の仕事を経験しました。社会とつながっている感覚は得られたものの単価が低く、3時間リサーチするようなボリュームの仕事でも500〜600円の収入。なかなか次につながらず、他の在宅ワーク求人を探していたところ、HELP YOUに出会いました。

HELP YOUのオウンドメディア「くらしと仕事」でHELP YOUで働く人のインタビュー記事を拝見し、温かみや人間らしさを感じました。口コミからもそうした雰囲気を感じとることができ、「ここなら自分にあっている」とピンときたんです。他には目もくれず、HELP YOU一択で応募しました。

2017年当時は、今ほど在宅ワークの求人は多くなかったと思います。できる仕事が限定されているなかで、あえてこの働き方を選んだのはなぜでしょう?

そうですね。確かにオフィス出社を前提とした働き方の方が、仕事の幅は広がると思います。しかし、子どもが3歳になるくらいまでは一緒にいてあげたいという思いが強く、在宅ワークを選択しました。

当時は扶養内で働けたらいいなと思っていたので、今のようにフルタイムで働くことは全く想像していませんでした。

実践を通してスキルアップ!事務仕事への苦手意識を克服

HELP YOUでは、どんなお仕事からスタートしましたか?

最初は、当時のリーダー(※)から声をかけてもらい、記事の誤字脱字をチェックする案件を半年ほど担当しました。

とにかく仕事をしたいという思いが強く、依頼されたら全て引き受けるくらいの勢いで、ひたすら件数をこなす日々でした。

その後もリーダーからお声がけしてもらったり、挑戦したい仕事に自ら挙手したりして、営業事務を中心とした案件をいくつか掛け持ちしました。

※ 現在のディレクターにあたるポジション。ディレクターとは、クライアントと実務を担当するスタッフとの間に入り、業務のとりまとめを行う役割を指す。

事務系職種のご経験がないなかで、苦労もあったのではないでしょうか。

はい、営業時代は「事務レベル0」と同僚に呆れられるほど事務仕事ができなくて、HELP YOUに入ってからも苦労した記憶があります(笑)。

しかし、いつまでもその頃のままではいられないと思い、必死にキャッチアップしました。ただ目の前の仕事をこなすだけではなく、プラスアルファでクライアント企業について検索したり、ワード・エクセル・パワーポイントなどを使いこなすコツを調べたり。仕事と並行して勉強を進めるうちに、だんだんと苦手意識がなくなっていきました。

第2子出産後もパートナーと協力して仕事を継続

フットワークの軽さと地道な努力で、周囲からの信頼を勝ちとっていったのですね。HELP YOUに入ってから2人目のお子さんをご懐妊されたそうですが、仕事のペースはそのままでしたか?

第2子の妊娠がわかってからは仕事をセーブして扶養の範囲で働いていました。切迫早産になりやすい体質ということもあり、無理は禁物だと判断したからです。

産前産後で2ヶ月間のお休みを経て仕事に復帰し、次男が1歳を過ぎた頃からフルタイムで働き始めました。

フルタイムに切り替えたことで仕事の内容は変わりましたか?

仕事量は増えましたが業務内容は変わらず、現在は月曜日から金曜日まで主に営業事務の仕事をしています。

在宅だと妊娠中も出産後もご自身の体調やお子さんの状態を考えながら働けますね。

はい、オフィス勤務だと子どもが体調を崩した際には会社を休まないといけませんが、在宅ワークなら子どもが体調不良でも様子を見ながら仕事ができます。自分の体調が悪くても無理しない程度であれば働けるので、そういった点ではありがたいですね

▶︎ 子どもの急な体調不良にも柔軟に対応できる!HELP YOUでの働き方について詳しく見る

仕事をするうえで、家族に協力してもらっていることはありますか?

フルタイムで働き始める前に夫婦会議を開き、平日も家事を分担することに決めました。仕事も育児も長距離走。1人で何もかも背負い込んでいたら、いつか息切れすると思ったからです。

ただ、2人体制とはいえ働きながら平日に全て家事をこなすのは大変なので、土日に食事を作り置きしておくなど、平日に余裕を持って過ごすための工夫はしています。

作り置きおかず。最初は時間がかかっていたが、最近は手早く作れるようになったそう

どんなスケジュールで仕事と家事を両立していますか?

・6:00 起床、自分の身支度
・6:30 子どもが起床、朝食を食べさせる
・7:00 夫の出社と同時に子どもたちを保育園へ送る
・8:00 帰宅後、朝食
・8:30-17:00 仕事(12:00-13:00お昼休憩)
・17:30 保育園へお迎え
・18:30 帰宅後、入浴
・19:30 夫が帰宅し家族で夕飯、家族団らん
・20:30 子どもの寝かしつけ
・21:30 自由時間

出社を前提とした働き方だと体力が追いつきそうにありませんが、在宅だから自分の時間も確保しながら働けます。

私が担当しているシフト業務は働いた時間に対して報酬が発生するものなので、勤務時間中は仕事に集中していますが、トイレ休憩などのついでに炊飯器やお風呂のスイッチを押すなど、ちょっとしたことはできるので、そこもメリットの一つです。

完全在宅ワークで意識したい2つのポイント

平日はしっかり仕事をし、休日は家族の時間をしっかり確保

仕事と家庭のバランスがとれていて、まさに理想の働き方ですね。加減さんのお話を伺うと、在宅ワークは良いこと尽くしのような気がしますが、一緒に働く仲間の顔が見えないからこその難しさもあるのではないでしょうか。

確かに、毎日オフィスで仲間と顔を合わせていた頃とは勝手が異なるので、最初は戸惑うこともありました。そこで、互いに在宅ワークでも円滑にコミュニケーションをとるために意識していることが2つあります。

自分が置かれた状況をシェアする

プライベートなことも含め、自分が今どんな状況かを仲間には伝えるようにしています。オフィス勤務なら、互いの顔色を見て察することができますが、在宅ワークだとそうはいきませんよね。

だからこそ、相手が察してくれるのを待つのではなく、自ら積極的に発信していくことが重要です。業務を進めるにあたって気がかりなことや困っていること、わからないことはきちんと伝えています。

「わざわざテキストで送るようなことではない」とコミュニケーションをためらってしまうと、ふとした瞬間に誤解や認識のずれが生まれ、それが大きなミスの原因になりかねません。クライアントに迷惑をかけないためにも、いっときの恥は捨てるべきなのです。

相手の立場に立って考える

互いの顔が見えないからこそ、相手への気遣いはオフィス勤務の時以上に大切にしています。

新しく入ったメンバーに対しては、相手の不安や緊張が少しでも和らぐように、温かい雰囲気が伝わる言葉選びを意識しています。ギスギスした雰囲気の職場では、新人はわからないことがあっても質問しにくく、曖昧な理解のまま仕事を進めてミスをしてしまう可能性があります。

「いつでも何でも質問して大丈夫」という空気感をつくることがミスを減らすのです。そして、仮に相手がミスをしてしまったとしても、淡々と指摘をするのではなく、どうすれば同じことを繰り返さずに済むかを一緒に考えるようにしています。

ディレクターに対しては、スタッフの立場に甘えて指示を待つのではなく、自ら積極的に提案するようにしています。一から十まで指示してください、という受け身な姿勢は、ディレクターの負担になってしまうからです。

アドミンとして、クライアントとのやりとりや業務の進行管理を担当するようになってからは、より一層その意識が強くなりました。

HELP YOU歴6年のメンバーが思う職場の魅力とは?

ディレクターとスタッフとの間にいるパイプ役として、皆さんが働きやすい環境をつくっているのですね。

やはり働く環境は大事ですよね。HELP YOUで働く魅力の一つはメンバーの人柄だと感じます。スタッフもディレクターも運営も、とにかくいいです。

2017年から約6年間、HELP YOUに長く携わってきた加減さんだからこそ思う、HELP YOUで働く魅力は何でしょう?

魅力はたくさんあるのですが大きく挙げると4つあります。

1. 子育て中の人が多いのでお互い様で支え合える
急な欠勤も起こり得ることだからお互い様だと思える環境をつくることは大切ですね。

2. ディレクターに相談したら解決してくれる
ディレクターという頼れる存在がいるので、業務で困ったときに一人で抱え込まなくても大丈夫です。

3. やりたいことに挑戦できる
未経験でもやりたいことに挑戦できるチャンスがあります。他の会社だとここまでは難しいと思います。

4. キャリアアップできる
単発の仕事だけでなく今後のキャリアにつながるような仕事もできるのがHELP YOUです。

今後、どのように働いていきたいですか?

新しく入ったメンバーへのレクチャーやフォローなどを通して、チームの皆さんがスムーズに業務を進められる環境をつくっていきたいです。それが、クライアントへの価値提供につながると信じています。

スタッフだから、パーソナルだから、ディレクターだからという立ち位置や役割に関係なく、自分にできることは何かを常に考え、行動していきたいと思っています。

実は、以前はディレクターにも興味があったのですが、アドミンの仕事をするうちに、一つの会社と深く関わるスタイルが私には合っていると感じました。

HELP YOUは、一つのスタイルに縛られず柔軟に働き方を選べる環境です。さまざまな案件を経験をするなかで自分の働きやすいスタイルを見つけて仕事ができればいいと思います。

まとめ

仕事も家族との時間も大切にしているからこそ、加減さんは完全在宅ワークという働き方を選択しました。
在宅ワークと聞くと、一人で淡々と仕事をし、人との温かい触れ合いが少ないように感じる方もいるかもしれません。しかし、加減さんをはじめとした多くのHELP YOUのメンバーは、顔が見えないからこそ働く仲間を気遣い、コミュニケーションをとっています。

互いに支え合うだけでなく、スキルアップも目指せることがHELP YOUで働く魅力です。

自身のライフステージに合った働き方でキャリアアップを目指したい人は、ぜひ一緒に働きませんか?

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