インタビュー 外国語スキルを持つスタッフ くらしと仕事

【英語以外もOK】外国語スキルを持つスタッフをご紹介! vol.1

株式会社ニットのサービスのひとつ、オンラインで業務をサポートするHELP YOUには日本国内のみならず世界33カ国(2021年7月現在)で活躍中のスタッフが在籍しています。中には英語以外の言語に堪能なメンバーも。異国の地での暮らしぶり、または帰国後にスキルを維持するコツはどのようなものでしょうか。外国語のエキスパートを紹介する第1回目は、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語のスタッフを紹介します。

ライター

才田 千智
神奈川県横浜市出身、埼玉県さいたま市在住ライター・翻訳家。超個性的な性格を持つ二女の母。ライフワークの語学学習のため、毎年張り切ってNHK語学テキストの4月号を購入するも動詞の活用で挫折する「3カ月坊主」が悩み。人物の魅力を発見する「一隅を照らすライター」を目指し修行中。

休日はインドア・アウトドア両方の活動を満喫中 モレイラ・アンドレさん(ポルトガル語)

広島県厳島を旅行した時のショット

ご夫婦で広島県厳島を旅行した時のショット

緑と海に囲まれたエリアに暮らし、日本文化から知識を吸収

ポルトガル・リスボン郊外のマフラ出身。2011年に短期間のホリデーコースを利用し初来日。日本文化にほれ込んで移住を果たす。生まれ故郷に似た豊かな自然が気に入り、現在は神奈川県の海辺に近い街に住む。ゲームCGデザイナー・テクニカルアーティストとして勤務する傍ら、HELP YOUでは翻訳業務やウェブサイト編集、PPT資料作成などを担当。日本語能力試験N1レベル取得。

趣味はゲーム、旅行、御朱印集め、フットサル、アニメなど。インドア派でありながら、日本各地をアクティブに旅行するアウトドア派な一面も楽しんでいる。

日本語のブラッシュアップには、どのような取り組みをしていますか?

いくつかあるのですが、やはり一番効果的なのは、「日本で生活をすること」です。母国にいた頃と比べると、日本語の習得スピードが圧倒的に早くなりました。24時間、生きた言葉を見たり、聞いたり、話したりしますからね。

また日常生活でも、HELP YOUでのコミュニケーションは日本語ですし、正社員として勤めている会社も日本企業なので、日本語を使うしかない状況です。情報収集や作業で英語も使いますが、コミュニケーションではやはり日本語が不可欠です。マンガや専門分野に関する書籍は、日本語でも読んでいます。

もちろん、趣味のアニメは日本語で見ます。吹き替えで見るのは許せません(笑)。

翻訳の得意分野は、お仕事をされているIT関連でしょうか?

アプリやゲームのUI(ユーザーインターフェイス)要素やマニュアル、映画のレビューサイト、ガイドブック、レンタカーサービスサイト、プライバシーポリシーなど、一般的な内容であれば幅広く対応しています。専門的な内容では、やはり自分の仕事でもあるIT関連が一番翻訳しやすいですね。

得意不得意にかかわらず、翻訳する内容については勉強が必要なので、不得意だったものがそのうち得意になることもあります。どんどん新しい分野へチャレンジして、得意な範囲を広げていきたいと思っています。

日本での余暇の過ごし方を教えてください。

主に観光にハマっていますが、コロナの影響で遠くへ行けず、旅行も控えています。でも湘南の海が近いので、最近はぶらりと散歩に出かける機会が増えました。

この1年は家で過ごす時間が増えたので、食事中などに妻と大好きなアニメを見たりしています。「カードキャプターさくら」や「ハイキュー!!」「黒子のバスケ」など昔のものから最近のものまで、幅広いジャンルの中から選んでいます。

その他の趣味として、野菜と花を育て始めました!ポルトガルにいる家族も畑で作物を作るくらい自然が好きなので、僕も趣味ながらやってみたいと思いました。量も種類も少ないですが、レタス、ミニトマト、オクラ、大葉、イタリアンパセリ、ブロッコリースプラウトなどを試しに育てています。

今年はイタリアンパセリ、ブロッコリースプラウト、レタスはおいしくできましたが、その他はもう少し時間かかりそうです。ミニトマトの花が咲かなくてちょっと困っています。

奈良県・奈良公園にて 旅行の行き先は夫婦で話し合って決め、めったに意見が割れることはないそう

奈良県・奈良公園にて 旅行の行き先は夫婦で話し合って決め、めったに意見が割れることはないそう

日本文化にほれ込みポルトガルから移住!本業でキャリアアップをしながらリモートワークの可能性を探る


ラテン音楽とダンスと外国語をこよなく愛する、情の厚い翻訳家 M.Kさん(スペイン語)

ペルーでの旅行先にて 当時習っていたダンスイベントの会場での一枚

ペルーでの旅行先にて 当時習っていたダンスイベントの会場での一枚

外国語や各国のダンスを学ぶことで幸せを満喫

千葉県出身、神奈川県湘南エリアで、ペルー人の夫と娘の3人暮らし。ヨーロッパとアメリカに合計7年間の留学経験あり。結婚後、約3年半ペルーに住んでいた時にHELP YOUにジョインし、2018年に家族で日本へ引っ越し。ペルー移住前に在宅翻訳者として登録した日本の翻訳会社で、日英翻訳も対応中。

趣味は言語学習とダンス。勉強したことのある言語は6か国語(英語、スペイン語、フランス語、中国語、イタリア語、韓国語)、ダンスはサルサ、ベリーダンス、ペルーの伝統的ダンスであるマリネラも習った経験あり。

スペイン語を始めたのは、ご主人と出会ってからですか?元々勉強していたのですか?

大学にスペイン語圏出身の友人がいたため、スペイン語のクラスを取ったのが最初です。その後何年も経ってから、ラテン音楽と恋に落ち、歌詞の意味を知りたくて独学で少し勉強していました。

日本に帰国後、スペイン語を維持・ブラッシュアップさせるために取り組んでいることはありますか?

意識してスペイン語環境を作ることですね。普段はインターネットラジオ、オーディオブック、動画などをなるべくスペイン語で聞いています。スペイン語のニュースや本も見るようにし、スペイン語ネイティブの人たちには、スペイン語で話しかけるようにしています。

日本に帰国後、ペルー料理店や家電量販店で英語・日本語が話せないスペイン語圏の方々にもよく遭遇しました。そんな時は言いたいことがなかなか伝わらない状況を放っておくことができず、ドキドキしながらも間に入って通訳対応をすることもあります。

ペルーでの暮らしぶりを教えてください。

ペルーの店頭に並んでいた洋服は、カラフルで見た目にも楽しかったのですが、丈が短い、首回りが開きすぎるなど、自分の好みに合ったデザインがあまりありませんでした。そこで、市場で好みの生地を買い、裁縫が得意な義母に教えてもらいながら、簡単なTシャツやワンピースなどを作って着ていました。自分の服の他にも、子どものパジャマや部屋着も作ることに。子どもが「鬼のパンツ」の歌が大好きだったので、トラ柄の生地を買ってきて、Tシャツと短パンを作って着せたこともあります。ハロウィンではすっかりトラの気分で、「ガオガオ」言っていました。

また、妊娠中は香辛料や油を受け付けられなくなりました。無性にさっぱりした和食が食べたくなり、大豆を買って豆乳や豆腐(にがり無しで)を作ったり、うどんを打ったり、黒目豆やレンズ豆であんこを作ったり。ある時は、フムス(※注 ひよこ豆をすりつぶしたペースト状の料理。材料に練りごまを使用するが、ペルーのスーパーなど、一般的なお店では練りごまが入手困難だったそう。)がどうしても食べたくて、ゴマを延々とすりつぶしたものを代用して作ってみたり。今思えばハンドメイドな暮らしを送っていました。

豚肉に塩とビールを振り炭火で焼くchancho al palo(チャンチョ アル パロ)は、ペルーの地方料理のひとつ

豚肉に塩とビールを振り炭火で焼くchancho al palo(チャンチョ アル パロ)は、ペルーの地方料理のひとつ

どこに居ても自分の大好きを貫き通す M.Kさん(イタリア語)

ローマのコロッセオにて撮影

休日、ローマのコロッセオにて撮影

ルネッサンス芸術の中心地で充実したイタリア生活

熊本県山鹿市出身、ピサの斜塔で有名なイタリア・トスカーナ州在住。出版社、デザイン事務所、ゲーム会社勤務を経て、現在はフリーに。HELP YOUではデザイン・コーダー業務で専門分野を担当する傍ら、イタリア語のリサーチなどにも対応

イタリアに移住したきっかけと、イタリアでの楽しみを教えてください

知り合ってパートナーとなった人がたまたまイタリア人でした。イタリアでの楽しみはコッツェ(ムール貝)、カルチョッフィ(アーティチョーク)のフリット、水牛のモッツァレラなど、おいしいものがたくさんあること

気晴らしはヘビーメタル、ラグビー観戦と、イタリアとはまったく関係のない趣味に熱中しています。

まとめ

ポルトガルから日本へと生活拠点を移し、夫婦で楽しみながら日々を過ごしているモレイラさん、結婚のためペルーに移住し現地で妊娠・出産、現在は家族とともに帰国して日本で暮らすKさん、日本を離れイタリアで趣味に仕事に充実した毎日を送るKさんのプロフィールとインタビューをお届けしました。

住んでいる地域・状況はそれぞれ違いますが、言語を習得するコツは、その国の文化を味わい、自分の楽しみとして吸収することではないか、とインタビューを通して感じました。紆余曲折はあったかと思いますが、今回ご登場のみなさんは、まさに“Do what you love and the money will follow you. (好きこそものの上手なれ)”を体現していますね。

次回はドイツ語・オランダ語・韓国語スキルを持ったスタッフを紹介します!